201 7~201 8 年度 年次総会 プログラム...CBT(Computer Based Testing)制度の導入...

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ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会 Page: 1 ISACA (情報システムコントロール協会) 東京支部 2017~2018 年度 年次総会 プログラム 2018 年 6 月 28 日(木) 18:15~20:15 日本教育会館 一ツ橋ホール 開場・受付 18:00 第1部 年次総会 18:15~19:15 1. 開 会 2. 資料確認 3. 議長選出 4. 来賓ご紹介 5. 議 題 5-1 2017-2018 年 東京支部活動報告 全体総括 (添付資料1) 委員会活動 (添付資料1) 国際本部報告 (添付資料 2) 5-2 2017 年支部会計報告および監査報告 (添付資料 3) 5-3 功労者等表彰 (添付資料 4) 5-4 その他 (添付資料 4) 6. 新年度支部運営会議メンバーおよび理事選挙結果報告 (添付資料 5) 7. 閉 会 第2部 基調講演 19:15~20:15 講師: 名古屋大学 大学院 情報学研究科 教授 山本 修一郎氏 テーマ: ITマネジメントと関連トピック(IT management and related concepts講演概要:IT マネジメントに関連する最近の話題として,IT マネジメント関連知識,成熟度モデルと改善 サイクル,IT マネジメント評価指標,エンタープライズアーキテクチャモデルによるイノベーシ ョンマネジメントについて解説する 第3部 懇親会 20:15~21:30 ※参加には事前申込が必要です。 場所: 日本教育会館 9階 光琳

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ISACA (情報システムコントロール協会) 東京支部

2017~2018 年度 年次総会 プログラム

2018 年 6 月 28 日(木) 18:15~20:15

日本教育会館 一ツ橋ホール

開場・受付 18:00

第 1 部 年次総会 18:15~19:15

1. 開 会

2. 資料確認

3. 議長選出

4. 来賓ご紹介

5. 議 題

5-1 2017-2018 年 東京支部活動報告

全体総括 (添付資料1)

委員会活動 (添付資料1)

国際本部報告 (添付資料 2)

5-2 2017 年支部会計報告および監査報告 (添付資料 3)

5-3 功労者等表彰 (添付資料 4)

5-4 その他 (添付資料 4)

6. 新年度支部運営会議メンバーおよび理事選挙結果報告 (添付資料 5)

7. 閉 会

第 2 部 基調講演 19:15~20:15

講師: 名古屋大学 大学院 情報学研究科 教授 山本 修一郎氏

テーマ: ITマネジメントと関連トピック(IT management and related concepts)

講演概要:IT マネジメントに関連する最近の話題として,IT マネジメント関連知識,成熟度モデルと改善

サイクル,IT マネジメント評価指標,エンタープライズアーキテクチャモデルによるイノベーシ

ョンマネジメントについて解説する

第 3 部 懇親会 20:15~21:30

※参加には事前申込が必要です。

場所: 日本教育会館 9階 光琳

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(添付資料1)

2017-2018 年 東京支部活動報告

1. 全体総括 2. 委員会活動

2‐1 法務委員会 2‐2 CISA 委員会 2‐3 CISM 委員会 2-4 CGEIT 委員会 2-5 CRISC 委員会 2‐6 広報委員会 2‐7 調査研究委員会 2‐8 教育委員会 2‐9 基準委員会 2‐10 メンバーシップ委員会 2-11 総務委員会

(文中、敬称略)

1. 全体総括

2018 年 5 月に欧州で GDPR が施行される一方で、サイバー空間には革新的な IT サービスが次々と現れ

ています。IT 技術と統制はともに進化のスピードを上げていきますが、他方では高度化した IT アーキテク

チャのコントロール(セキュリティ、リスク管理や品質保証、さらには俯瞰的視点からの IT ガバナンス)を担う

べき人材の不足や専門的能力維持の難しさがより深刻な問題となって浮上してまいりました。

このような時代の要請に対応すべく、ISACA 国際本部では 2017 年度より CBT(Computer Based Testing)

と通年受験制度を導入し、受験機会の多様化に取り組んでおります。また、東京支部では 2017 年 12 月よ

りビデオ配信サービスを開始し、平日業後に時間が取れない、または、遠隔地にお住まいの会員の方々に

も継続教育を受けられる機会を提供できるようになりました。

支部会員の皆様が今後も十分な専門能力を備えて IT 社会の健全な発展を支えていかれることを願って

おります。

(1) 2017-2018 年度を振り返って

①会員動向

年度開始時期(2017 年 7 月)から約 3,200 名の会員が在籍し、2018 年 1 月に会員数は 3,500 名

を超えました。本年 4 月末のメンバーシップ更新後、会員数は減少して年度開始時期と同水準の約

3,200 名になりました。一方で、東京支部はたいへん高い会員継続率(92%)を達成しております。

②主要な取り組み

今年度は、会員の皆さまへの価値の提供と資格の普及に重点を置き、「各種資格のプロモーション」

と「会員の CPE獲得機会の拡大」を中心に取り組みました。

■ CBT(Computer Based Testing)制度の導入

2017 年に国際本部は CBT(Computer Based Testing)制度を導入し、受験機会の多様化と認定の

迅速化を実現しました。受験者はテストセンターで PC と対面して試験問題を解きます。試験終了直

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後に合否結果が画面表示され、スコアカードは 10営業日後を目途に送付されてきます。数ケ月単位

でひとつの受験期間が構成され、受験者はこの期間の中から都合の良い日を受験日として選べます。

これにより受験者はより柔軟な学習計画を立てられるようになりました。東京支部は CBT 移行に際し

て受験者から寄せられた質問やトラブル等に対処し、問題点の改善案を国際本部に提出しました。

■ ビデオ配信サービスの開始

2017 年 12 月よりビデオ配信サービスを開始しました。講義を聴講した後に受講証明が

メール送信されてくる仕組みも導入されています。このサービスを利用すれば、毎日多忙を極めて業

後に時間を取れない、あるいは、遠隔地にお住まいの会員の方々も継続教育を受けることが可能と

なります。また、本サービスは日本国内の他支部にも展開されておりますので、他支部で開催された

セミナー等をオンライン受講して CPE を取得することもできます。継続教育に関してこれまで時間的

または地理的制約に悩まれていた方々はぜひご活用ください。

■ ISACA の重要なコンテンツの日本語化

国際本部は日本語を最重要言語のひとつと位置づけました。その結果、本部予算で多くの書籍を

邦訳するイニシアティブが始動しています。今年度は、東京支部有志の協力により、以下の書籍の

査読作業を行いました。

� Relating the COSO Internal Control Integrated Framework and COBIT

� The Cyberresilient Entreprise: What the Board of Directors Needs to Ask

� Cybercrime Audit/Assurance Program

■ 知識の付与と CPE獲得機会の拡大

今年度は、以下のイベントプログラムを実施しました。

A) ISACA 東京カンファレンス

実施日時: 2017 年 12 月 9 日(土) 13:30 – 17:40

支部会員による実務研究の「成果の紹介、問題提起」と「会員相互の情報共有、意見交換」の場と

してのイベントとして、第 6回目を実施しました。支部委員による選考を経て講演者を確定し、各登

壇者が日頃から取り組んでいる研究テーマ(クラウドビジネスセキュリティ、AI監査、暗号技術の将

来像)について発表いただきました。また、支部派遣による海外カンファレンス参加者および国際

本部 VP からの報告もありました。カンファレンスは秋葉原 UDX において開催され、約 200 名の

方々が参加されました。

B) 試験問題開発ワークショップ

実施日時: 2018 年 2 月 16 日(金)、2018 年 3 月 16 日(金) (計 2回)

試験問題開発 Workshop は、東京支部会員が、ISACA の意図するプロフェッショナルな知識を向

上させ、さらに理解を深めることと、この活動を通じて支部会員に CPE 獲得機会を増進する目的

で、2014 年から年間 2回のペースで実施しております。座学で講義を聞くだけではなく、実際に参

加者が作問を体験できることを目指し、少人数の Workshop 形式を採用しています。支部会員の

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関心は高く、毎回募集人数がすぐに埋まる好評ぶりで、これまでの 10 回の開催で、500 名近い支

部会員が参加されました。今後も、要望に応えられるよう、プログラムの内容を改善するとともに、

価値ある Workshop として、年に 2回以上の開催を実施していきます。

C) 情報セキュリティマネージャーISACAカンファレンス in Tokyo

実施日時: 2018 年 1 月 6 日(土) 13:30 – 17:30

CISM 資格やセキュリティに関心のある方々を対象として、毎年多方面から参加者を集めておりま

す。情報セキュリティ・マネジメントを実践していく上で重要なトピックや課題を発信する場としてす

っかり定着し、今年で 6 回目を迎えることができました。また、この場を借りて CISM 資格のプロモ

ーション活動も積極的に行っております。今年度は一橋大学の一橋講堂を会場に選び、“「デジタ

ル・トランスフォーメーション」時代におけるサイバーセキュリティ“ をテーマとして取り上げました。

第一線でご活躍の専門家の方々にご登壇いただき、サイバーセキュリティに係るリスクと対応策に

ついての洞察を深めることができました。お正月早々でありながらも 300 名を超える方々にお集り

いただき、本テーマへの関心の高さをうかがい知ることができます。本イベントは、今後も開催する

予定でおります。

D) 調査研究カンファレンス

実施日時: 2017 年 7 月 8 日(土) 13:10-17:15

調査研究委員会の研究会活動の日頃の成果を発表する場、また、東京支部会員に研究会活動

について広く認知していただく機会を提供する場として毎年実施されております。今回で第 3回を

数えます。今年度は、それぞれの研究会が 3つのグループに分かれて、3 本立ての講演を行いま

した。クラウド、監査、そして AI に至るまで幅広い分野での研究結果が発表されました。また、

Q&A セッションを通じで参加者との自由な意見交換も行われました。参加者の方が調査研究会活

動について理解を深めていただき、その存在をより身近に感じていただけたことを願っております。

③国際本部との連携

■ 本部主催会議への派遣

今年度は以下の会議へ参加いたしました。

� 2017 年 9 月 オセアニア CACS (オーストラリア キャンベラ) 赤塚 CISA 委員長を派遣

� 2017 年 11 月 Asia Pacific CACS (アラブ首長国連邦 ドバイ)

田中会長, 稲垣副会長, 妻川メンバーシップ委員長を派遣

五島理事(国際本部理事として参加)

� 2017 年 12 月 Asia Leadership Meeting (アラブ首長国連邦 ドバイ)

田中会長, 稲垣副会長, 妻川メンバーシップ委員長を派遣

五島理事 (国際本部役員として参加)

■ 本部組織への人材の輩出

2017-2018 年におきまして、以下の東京支部役員が本部機構で活躍しております。

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� 五島理事: International Board of Directors (2017-2018 年)

� 田中会長: CGEIT Certification Working Group (2018 年)

� 誉田 CGEIT 委員長: CGEIT Certification Working Group (2017 年 12 月任期満了)

� 福田基準副委員長: K.Wayne Snipes Award Judging Working Group (2017 年)

Awards Working Group (2017-2018 年)

Learning Solutions for Organization (2018 年)

� 天野メンバーシップ副委員長: CGEIT Item Development Working Group (2018 年)

本部に貢献し、かつ、世界へ発信力を高めるためこの取組みは一層強化していく所存です。

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2. 委員会活動

2-1 法務委員会

委員 : 喜多理(委員長)、大杉肇(副委員長)、酒井浩一(委員)、奈古雅之(委員)、成田和弘(委員)、

[6 名] 横田一(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 月例会等講演会のビデオ配信に伴う講演者との確認書(同意書)の検討

月例会等講演会、研修会等のビデオ配信を開始するにあたり、講演者との配信許諾の確認書(同意

書)の検討を行いました。

(2) 契約書の内容確認及び支部内規等の確認

支部が本部、委託先および外部と締結する契約書、およびその他書面の内容確認(リーガルチェック)

を、支部運営会議メンバー(該当契約を所管する委員会)の依頼に応じて行いました。

また、ISACA以外の団体の各種イベントを東京支部の皆様に案内するルール「他団体主催イベント

案内内規 」の確認、ISACA東京支部として法人番号の取得要否等の確認を行いました。

(3) 登録商標状況の確認

CRISC等の登録商標の日本国内での登録状況の確認を行いました。

(4) 法務委員会の運営

① 当期、法務委員会では2回の委員会を開催しました。

2017年10月25日、2018年1月29日

また、上記以外に2017年10月10日に顧問弁護士である牧野総合法律事務所を法務委員4名で

訪問し、上記(1)の確認書の相談等を実施しました。

② 委員全員での委員会開催以外はメールベースでの運営を基本とし、適時確認を実施しました。

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2-2 CISA(公認情報システム監査人)委員会

委員 : 赤塚正幸(委員長)、牧野路加(副委員長)、徳山成一(副委員長)、

[38 名] 阿子島隆(常任委員)、高田智己(委員)、三戸基(委員)、瀬戸山明仁(委員)、遠藤剛(委員)、

松本照吾(委員)、野村忠司(委員)、鳥越真理子(委員)、隅田健太郎(委員)、北川潤子(委員)、

金子優美(委員)、藤野祐邦(委員)、竹花真理子(委員)、寺澤健(委員)、藏谷なほみ(委員)、

笹木徹生(委員)、小林敏夫(委員)、白井充(委員)、三村義樹(委員)、中嶋寛(委員)、

長谷川文子(委員)、武井義樹(委員)、環貫佑介(委員)、福田重遠(委員)、石川絵理(委員)、

斎藤雄也(委員)、布川雅彦(委員)、牧野博文(委員)、久保美香(委員)、久保誉(委員)、

清水京子(委員)、中島野人(委員)、森田茂(委員)、三浦卓(委員)、石川敏夫(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 全般

CISA資格者の増加と相互の研鑽を主たる目的として、CISA試験対策コースの開催、Webを通じた案

内・広報、受験者サポート、試験教材の翻訳査読などを定例の活動として実施しました。

東京地区では2017年8-9月、同11-12月、2018年2-5月に試験が実施されました。また、同6-9月の試

験期間が継続中です。

特に、2017年から試験方式が前年までの紙ベースからCBTへ変更となり、さらに2018年からほぼ通年

で受験が可能となったことから、各種説明会やメールによる照会などを通じて、案内・広報活動に努め

ました。

(2) CISA に関する広報活動

講演、関連団体との連携、東京支部WebサイトのCISAページ(http://www.isaca.gr.jp/cisa/)への掲

載などを通じ、さまざまな案内や広報の活動を行いました。

【主な広報活動内容】

■ 2017 年 7 月及び 2018 年 1 月に受験者説明会、及び 2018 年 5 月に受験者・合格者の合同説

明会を開催(会場: 日本教育会館)

■ 企業や受験者等へのCISA試験に関する情報提供や支援活動

[email protected]に寄せられる照会事項への回答(必要に応じISACA国際本部及びISACA東京

支部の他委員会と連携)

■ 2017年7月〜2018年6月にかけて、上記CISAページの内容を随時更新

■ 2017年10月に他社と情報交換を実施

■ 2018年1月に他社との協賛により、同社にてISACAの組織及びCISA他ISACA資格の概要・メリット

に関する説明会を開催

(3) CISA 試験対策コースの開催(会場:TKP 浜松町 CC及び AP 浜松町)

CISA試験受験予定者を対象として、下記のとおり対策コースを実施しました。

■ 2017 年 10 月 21 日(土)、22 日(日)(参加者 13 名)

■ 2018 年 5 月 12 日(土)、13 日(日)(参加者 19 名)

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(4) CISA 試験教材の翻訳査読

国際本部にて翻訳された CISA試験関連マテリアルの査読を、下記のとおり実施しました。

【主な翻訳査読内容】

■ 2017 年 8 月(CISA 委員 3 名)、同 11 月(同 2 名)および 2018 年 3 月(同 3 名)に、CISA試験問

題の査読レビューを実施しました。

■ 2018 年 3-4 月に ISACA試験受験者情報ガイド(2018 年用)のレビューを実施しました。(CISA 委

員 4 名にて担当)

(5) 合格者説明会の開催(会場: 日本教育会館)

■ 2017 年 8 月、2017 年 11 月、2018 年 3 月に、それぞれ 2017 年 5-6 月、2017 年 8-9 月及び 2017

年 11-12 月試験の合格者を対象に、「合格者説明会」を開催しました。

■ 上記(2)にてご説明したとおり、2018 年 5 月に受験者・合格者の「合同説明会」を開催しました。こ

れは、CBT により合格通知までの期間が短縮され、また通年での受験が可能となったことに伴い、

説明会の要領を見直したことによるものです。これにより、受験者の皆様へ、受験と資格申請の手

続きを同時に説明することができ、資格取得までの期間短縮を図れるように配慮しました。

■ さらに、各説明会の終了後、ISACA 東京支部運営メンバーを交えて懇親会を行いました。

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2-3 CISM(公認情報セキュリティマネージャー)委員会

委員 : 工藤長生(委員長)、斉藤孝明(副委員長)、木村晴雄(副委員長)

[26 名] 関和正(委員)、長久浩三(委員)、尾上全利(委員)、増田佳正(委員)、黒須豊(委員)、

斎藤知明(委員)、小梶顯義(委員)、松浦一郎(委員)、玉木誠(委員)、押部幹生(委員)、

荒木粧子(委員)、岩田彩子(委員)、上山隆(委員)、冀徳才(委員)、小林清志(委員)、

佐伯満(委員)、増田智一(委員)、村上映子(委員)、村田実(委員)、津野香代子(委員)、

池辺弘(委員)、永尾典子(委員)、五島浩徳(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 活動の概要

CISM資格の普及と相互の研鑽を主たる目的として、CISM関係書籍の翻訳・査読、CISM試験レビュー

コースの開催、CISM資格のプロモーション活動などを行いました。2017年秋に越後湯沢で開催され

た、「情報セキュリティワークショップin越後湯沢 2017」では開催側スタッフ(実行委員)としてCISM委員

会から委員が参加するとともに、スポンサーとして資金面からバックアップしています。更にはCISM資

格プロモーションと有資格者の研鑽のための 「第6回 情報セキュリティマネージャーISACAカンファ

レンス in Tokyo」を開催しました。

(2) CISM レビューコースの開催

CISM試験受験予定者を対象として、学習のための情報提供を目的とするCISM試験レビューコースを

2017年7月8日(土)/9日(日)、 9月23日(土)/24日(日)に日本教育会館にて、2018年3月17日(土)/18日

(日)に、一橋大学一橋講堂にて、計3回6日間開催しました。参加者はそれぞれ15名、9名、28名でし

た。

(3) CISM 関係書籍の翻訳・査読

① CISM レビューマニュアル第 15 版 : 翻訳・査読完了、2017 年 8 月販売開始

(4) 本試験問題の翻訳・査読

2017年11月25日(土)、2018年4月21日(土)に本試験問題のレビューを行いました。

(5) 「第6回 情報セキュリティマネージャー ISACA カンファレンス in Tokyo」 開催

2018年1月6日(土)に、神保町の一橋大学一橋講堂にて講演会を開催しました。

東京電機大学の佐々木良一様、伊藤忠商事の佐藤元彦様、ソフトバンク・テクノロジーの辻伸弘様、

JC3の坂明様に御講演を頂き、会員、非会員合わせて約300名にご参加頂きました。

(6) 「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢 2017」への参加

ISACA 東京支部として本ワークショップのスポンサーとなると共に 2017 年 10 月 6 日〜7 日にかけて

CISM 委員会よりスタッフ(実行委員)として 7 名が参加しました。会場では CISM資格のプロモーション

活動も併せて行いました。

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(7) 受験者/合格者説明会を他の委員会と共同で開催

① 受験者説明会: 2017 年 7 月 27 日/2018 年 1 月 23 日

② 合格者説明会:2017 年 8 月 22 日/11 月 21 日/2018 年 3 月 8 日

③ 受験者/合格者説明会: 2018 年 5 月 22 日

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2-4 CGEIT(公認 IT ガバナンス専門家)委員会

委員 : 誉田勝巳(委員長)、増田佳正(副委員長)、檜垣元朗(副委員長)

[9 名] 水野勉(委員)、天野八重子(委員)、内山勝弘(委員)、黒木敏英(委員)、関戸浩治(委員)、

五島浩徳(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 全般

CGEIT資格の価値を高め、資格本来のメリットを享受出来るようにすること、さらに CGEIT資格者を増

やすことを重要課題と位置付け、活動を行っています。

(2) CGEIT レビューマニュアルを読み解く会

「CGEIT Review Manual 7th Edition」日本語版を題材として、事業体の IT ガバナンスに関する知見

と理解を会員相互に深めることを目的とした研究会を継続的に実施しています。2018 年からは会の名

称を読み解く会に改称し、約 30 名の応募いただいたメンバー及びCGEIT 委員により、毎回重点事項

の読み合わせと活発な議論を行っています。

2017 年 7 月 10 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 4 章 リスクの最適化

2017 年 9 月 11 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 5 章 資源最適化

2018 年 2 月 19 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 1 章 IT ガバナンスのフレームワーク

2018 年 3 月 19 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 2 章 戦略管理

2018 年 4 月 16 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 3 章 効果の実現

2018 年 5 月 21 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 4 章 リスクの最適化

2018 年 6 月 18 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館 第 5 章 資源最適化

(3) CGEIT 有資格者の集い

CGEIT資格保有者を対象としたセミナーを開催しました。

日時・場所: 2017 年 10 月 7 日(土) 14:00-17:00 TKP九段下神保町ビジネスセンター

講師: 名古屋大学大学院 山本修一郎教授

テーマ: ITマネジメント準備能力評価指標と CGEIT資格

(4) その他

① CGEIT 委員会を 2回開催しました。

2017 年 7 月 3 日(月) 19:00-21:00 日本教育会館

2017 年 12 月 12 日(火) 19:00-21:00 日本教育会館

② 受験者説明会、合格者説明会に参加しました。

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2‐5 CRISC委員会

委員 : 中村彰子(委員長)、出本圭介(副委員長)

[9 名] 横山悟(委員)、舘岡忠彦(委員)、永井和彦(委員)、永島昌和(委員)、五十嵐秀子(委員)、

栗原恵美子(委員)、山内哲也(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下のとおりです。

(1) CRISC 委員会の開催

・日時: 2017 年 7 月 20 日(木) 19:00-21:00 場所:日本教育会館 小会議室 ・日時: 2017 年 10 月 26 日(木) 19:00-21:00 場所:日本教育会館 小会議室 ・日時: 2017 年 12 月 26 日(火) 19:00-21:00 場所:日本教育会館 小会議室 ・日時: 2018 年 2 月 1日 (木) 19:00-21:00 場所:日本教育会館 小会議室 ・日時: 2018 年 5 月 18 日(金) 19:00-21:00 場所:日本教育会館 小会議室

(2) CRISC 委員会の活動内容

① CRISC レビューマニュアルを読み解く会

2016 年度に CRISC Review Manual 6th Edition (以下、CRISC-RM)の日本語翻訳が終了し、内容

を深堀するために「CRISC レビューマニュアルを読み解く会」を開催いたしました。CRISC のドメイン

毎に 5回実施いたしました。

第 1回 2017 年 8 月 7 日 19:00-21:00 IT リスクマネジメントの概要

第 2回 2017 年 10 月 2 日 19:00-21:00 1 章 IT リスクの特定

第 3回 2017 年 12 月 4 日 19:00-21:00 2 章 IT リスクアセスメント

第 4回 2018 年 2 月 5 日 19:00-21:00 3 章 リスク対応および軽減

第 5回 2018 年 4 月 2 日 19:00-21:00 4 章 リスクおよびコントロールのモニタリング

② CRISC 資格者への価値の提供

CRISC資格者が資格を持つことの価値を確認できるように、有資格者のイベントを検討いたしまし

た。今年度 9 月実施を予定として計画中です。また、CRISC 資格の日本での普及のために日本

語呼称の検討を進めています。

③ 「CRISC レビューマニュアルを読み解く会」の開催予定

昨年 8 月より「CRISC レビューマニュアルを読み解く会」を開催し 4 月に終了しましたが、今年度後

半から、2回目を開催することを計画中です。

④ その他

受験者説明会、合格者説明会に参加いたしました。

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2-6 広報委員会

委員 : 岡部淳一(委員長)、川真田健二(副委員長)、荒川卓也(副委員長)

[10 名] 永尾典子(委員)、阿部幹成(委員)、田口裕也(委員)、澤井義春(委員)、

甲斐靖(委員)、清水涼子(委員)、吉岡英了(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 電子メール媒体による会員向け広報誌(eCC)の発行

①電子メール版 Control Community (eCC)を、隔月で計 6号配信し、会員へのタイムリー

な情報提供に努めました。eCC は、大阪支部、名古屋支部、福岡支部の会員に対して

も、それぞれの支部経由で配信しています。

② 2017-2018 期の eCC 配信状況は以下の通りです。

号数 配信日 巻頭言執筆者、主なテーマ

2017 年

Vol.4

2017 年 7 月 25 日 巻頭言:各支部会長(東京・大阪・名古屋・福岡)

各支部の総会・会議報告

2017 年

Vol.5

2017 年 9 月 26 日 巻頭言:大阪支部・理事(ISACA 大阪支部 常務理事・前会長)

石井 秀明 様

2017 年

Vol.6

2017 年 11 月 28 日 巻頭言:東京支部・理事(ISACA 東京支部・理事・元会長)

堀越 繁明 様

2018 年

Vol.1

2018 年 1 月 30 日 巻頭言:日本 IT ガバナンス協会 理事長 喜入 博 様

2018 年

Vol.2

2018 年 3 月 27 日 巻頭言:日本 ITガバナンス協会 理事 宮沢 修二 様

2018 年

Vol.3

2018 年 5 月 30 日 巻頭言:日本 IT ガバナンス協会 理事 吉田 春樹 様

(2) 支部 Website の更新等について

①Web サイトへ最新情報、CYBERSECURITY NEXUS™ (CSX)の告知等について努めました。

②東京支部公式 Facebookへ講演会やセミナー等について告知し運用しています。

(3) ISACA パンフレットの継続的改訂・検討

①ISACA の日本語版パンフレットは、今期は 2回改訂し、引き続き現状に合わせて随時改訂、配布

を検討しています。

(4) 外部他団体との連携

①外部他団体が開催している講演会やセミナー等について、東京支部として会員にとって有

益であると判断されるものについて、これまでと同様に後援等を実施し、メールやWeb

サイトで広報しました。特定非営利活動法人 日本システム監査人協会(SAAJ)様とは、団

体間で様々な連携を教育委員会と共同で行ない、担当者による定期的な会合を実施してい

ます。

(5) eCC の配信方法等の検討

①eCC の配信方法、記載内容等の検討を実施しました。引き続き、継続的に検討していきま

す。

(6) 多数の東京支部会員による会員限定 ID、パスワードの問合せ対応

①「東京支部会員限定」ページへの ID、パスワード失念の問合せ対応を実施してきました。

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 14

2‐7 調査研究委員会

委員 : 荒木弘二(委員長)、石川陽一(副委員長)、正田洋平(副委員長)

[21 名] 秋山秀三(委員)、印藤晃(委員)、大坪正晴(委員)、岡村和久(委員)、神橋基博(委員)、

栗原恵美子(委員)、柴崎正道(委員)、鈴木隆二(委員)、妻川和佳(委員)、出本圭介(委員)、

長岡聡子(委員)、長久保昌信(委員)、中村政美(委員)、野山英郎(委員)、福田重遠(委員)、

三浦貢造(委員)、宮崎真人(委員)、横山直樹(委員)、

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 調査研究委員会活動報告

①調査研究委員会ホームページ、eCCおよび合格者説明会の懇親会により、研究会の入会を促進

しました。

②調査研究委員会主催の新しいイベントの検討し、複数研究会による合同研究会を試験的に実施

しました(継続検討)。

③新規研究会の立ち上げ(システム監査制度研究会)を実施しました。

(2) 研究会の活動報告

①各研究会の活動をeCCにて会員へ報告しました。以下に各研究会のミーティング実施月を報告し

ます。各月のミーティングの会場、テーマ等の実施概要は配信済みeCCを参照ください。(2017年5

月~2018年4月)

[No. 研究会名 (実施年/実施月)]

1 ISACA Journalを読む会 (2017/5、6、7、8、10、11、2018/1、2、3、4)

2 情報セキュリティ研究会 (2017/5、6、7、8、9、10、11、12、2018/1、2、3、4)

3 COBIT 研究会 (2017/5、6、8、9、10、11、12、2018/1、2、3、4)

4 IFRS 研究会 (2017/5、6、7、9、10、11、12、2018/1、2、4)

5 プロジェクトマネジメント研究会 (2017/5、6、7、8、11、2018/1、2、4)

6 ERM と IT ガバナンス研究会 (2017/5、6、7、8、9、10、11、2018/1、2、3、4)

7 内部監査におけるシステム監査研究会 (2017/5、7、9、11、2018/1、3)

8 クラウド利用研究会 (2017/5、6、7、8、9、10、11、12、2018/1、2、3、4)

9 AI 研究会 (2017/6、7、8、9、2018/1、2、3、4)

10 システム監査制度研究会 (2017/4)

11 合同研究会 (2017/11)

(3) 第三回調査研究委員会セミナーを開催

開催日:2017/7/8(土)午後

開催場所:秋葉原 UDX4F UDX GALLERY NEXT1(UDXギャラリーネクスト 1)

セミナー後に会場付近で懇親会を実施

次回、第四回調査研究委員会セミナーおよび懇親会は、2018/7/7(土)午後、秋葉原 UDX4F

GALLERY TYPE S(ギャラリータイプ S)で開催予定

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 15

2-8 教育委員会

委員 : 近藤 正人(委員長)、木田 律子(副委員長)、伊集院 正(副委員長)

[9 名] 藤田 泰嗣(委員)、小林 敏夫(委員)、須之内 伸恵(委員)、白川 里至(委員)、大坪 正晴(委員)、

土井 俊明(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) 月例会の開催

月例会を2017年の7月から計11回開催しました。英語セミナーを1回開催しました。

開催概要は、以下の通りです。

※6月月例会は、総会を開催する為に休会致しました。

(2) 英語セミナーの開催

2018年4月7日に国際ボードメンバー3名を講師に迎え、英語セミナーを開催しました。

1) COBIT5 Primer by Director Tichaona Zororo , the current president of ISACA South Africa

Chapter

2) AUDITING THE DIGITAL ENTERPRISE by Director R.V. Raghu, immediate past president of

the ISACA Bangalore Chapter

3) Navigating the Path to Leadership by Chair Theresa Grafenstine

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 16

2‐9 基準委員会

委員 : 神橋基博(委員長)、福田重遠(副委員長)、米川弘幸(副委員長)、

[30 名] 岩下廣美(委員)、楠正彦(委員)、小宮隆(委員)、檜垣元朗(委員)、成田和弘(委員)、

気賀健司(委員)、稲葉裕一(委員)、中田淳平(委員)、中島尚幸(委員)、萩原太(委員)、

古賀秀和(委員)、上山隆(委員)、森岡聡一郎(委員)、田中浩之(委員)、松澤直之(委員)、

佐藤要太郎(委員)、三堀直純(委員)、岡田真純(委員)、大山誠(委員)、野嶽俊一(委員)、

坂川克己(委員)、中村政美(委員)、中島野人(委員)、立入健太郎(委員)、高橋泰正(委員)、

押部幹生(委員)、芳賀健治(委員)

報告事項:

今期活動内容は、以下の通りです。

(1) COBIT 5 関連書籍の日本語翻訳レビュー

① 他委員会・他支部の協力の下、推進中

Risk Scenarios: Using COBIT 5 for Risk

Advanced Persistent Threats: How to Manage the Risk to Your Business

Getting Started With GEIT: A Primer for Implementation Governance of Enterprise IT

Bring Your Own Device (BYOD) Security Audit/Assurance Program

Change Management Audit/Assurance Program

Cloud Computing Management Audit/Assurance Program

IT Risk Management Audit/Assurance Program Implementation NIST Cybersecurity Framework

(2) COBIT 5 普及策の企画・推進

① 支部会員向けのセミナー等

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 17

2‐10 メンバーシップ委員会

委員 :妻川和佳(委員長)、天野八重子 (副委員長)

[6 名] 出雲 東峰(委員)、 高橋英之(委員)、一原盛悟(委員)、成田和弘(委員)

報告事項:

(1) 年次会員推移*

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

2,689 2,689 2,690 2,803 2,874 2,888 2,941 2,999 3,174 3,305

※各年度 5 月末時点

(2) 活動報告

①東京支部会員からの要望、問い合わせについて、国際本部への確認と依頼をすると共に東京支

部会員へのサポートを実施しています。

②ISACA認定資格受験者説明会・ISACA認定資格合格者説明会にて、入会のメリットやISACAの活

動等についてのプロモーションを実施しました。

③会員資格の更新を行なっていない会員に更新の案内を実施しました。

④5月下旬から6月初旬に会員満足度調査を実施しました。ご協力いただきありがとうございます。

(3) 今後の課題

①会員サービスレベル向上のための具体的なプランの策定及び実施

②ISACA の活動拡大に向け、マーケティング対応を引き続き検討、実施

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 18

2‐11 総務委員会

委員 : 浅見竜彦(委員長)、三戸基(委員)、鈴木智之(委員)

[3 名]

報告事項:

総務委員会の具体的な活動内容は、理事会、支部運営会議、アドバイザリーコミッティ、総会等の支部内の

各種会議の開催に係る準備・招集・運営記録等です。

今期は、月例会等のビデオ配信開始に伴う事務委託先への委託契約見直しに関して、業務総括副会長や

関係委員会と連携し、実施しました。

その他、事務局宛への問合せ対応を適宜行いました。

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 19

(添付資料 2)

国際本部報告

1. 2017-2018 年度国際本部理事

五島 浩徳(理事)

� 概要

� 2017~2018 年度の国際本部理事に就任いたしました。就任式は6月のシカゴでの年次総会で行われ

ました。添付が全理事と CEO の集合写真です。年4回基本的にアメリカで行われる理事会とほぼ毎月

の電話会議で様々な事柄を話し合います。 理事会には理事と Executive Group と呼ばれている

CEO,CIO,CFO、CHO やマーケティング、セールスの責任者や CMMI の CEO も参加します。理事会

での議題は、現状の Project の状況、セールスの状況、予算の承認、将来の Project の承認や意見な

ど多岐に渡ります。2日間朝8時から夕方5時までの会議はかなり盛りだくさんでした。未だに公表され

ていない事柄も多くありますが、50周年行事の計画、CBT の改善、会員への新しいサービス、支部へ

のサポートの強化など前向きな物が多くありました。 東京から参加した理事の一人として、リージョンプ

ランや、多くの Project の日本語化、将来の国際会議の開催などについても積極的に参加できたと思い

ます。 今後も様々な形で本部の活動に関与し、より良い会員サービスを目指して行きたいと思います。

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 20

2. ASIA PACIFIC CACS 及び Asia Leadership Conference出席報告

妻川 和佳(メンバーシップ委員長)

� 支部出席者: 五島国際本部理事、田中会長、稲垣副会長、妻川 (国内 3 支部からも参加)

� 概要

� アラブ首長国連邦の Dubai で、2017 年 11 月 29 日、30 日に ASIA PACIFIC CACS、続けて 12 月 1

日、2 日に開催された Asia Leadership Conference に出席して参りました。

ASIA PACIFIC CACS では、全参加者に対して行われる Presentation と、IS Audit & Assurance, GRC,

Security/Cybersecurity, Compliance/Privacy という 4 分野について、参加者が興味ある Session に参

加するというスタイルで、監査のあり方等古くて新しい問題や、最新のセキュリティやEUの個人情報保

護法(GDPR)の適用問題等、多岐に渡る分野の発表や参加者とのディスカッションが行われました。

Asia Leadership Conference には、アジアの 19 支部(日本の 4 支部を含む)から合計約 70 名の参加者

でした。国際本部の取り組みと、各支部での活動について、活発な議論がなされました。

東京 Chapter は月例会の動画配信サービスの開始についてプレゼンを行いました。他の Chapter でも

月例会の開催方法には試行錯誤されているようで、大変興味を持って頂きました。

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

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3. Oceania CACS参加報告

赤塚 正幸(CISA委員長)

� 概要

2017 年 9 月 11 日~12 日(2 日間)に、キャンベラで開催された Oceania CACS に参加しました。キャ

ンベラはオーストラリアの首都で、政府と役所、大学等の研究施設を中心に成り立っています。参加者

は約 200 名で、基調講演 5 件、パネルディスカッション 5 件、個別セッション 24 件、と活発な意見交換

が行われました。特に、サイバーセキュリティと政府情報のデジタル化が興味深い話題でした。

サイバーセキュリティは、講演の発言者から、政府・金融を中心に待ったなしの危機感が感じられまし

た。ご存知のとおり、ハッキング技術の向上から入口対策だけに頼ることは出来ず、キーワードである

「レジリエンス(回復力)」が示す通り、仮に侵入が発生しても、経営者と現場が一体となり、事態に対応

することが問われています。一方、組織単独で出来ることには限界があり、政府主導でルールやフレ

ームワークを掲げ、組織間の情報連携が重要であると強調されていました。

次に、政府情報のデジタル化は、オーストラリア国立公文書館の取り組みが紹介されました。国連が

策定した政府情報公開のイニシアティブ「Open Government Partnership」に基づき、デジタル化を 2020

年に実現するポリシーを定めています。全省庁の統一を目指して、ビジョンやポリシーと共に、アプロ

ーチ手順も具体化しています。ビッグデータや AI などのデータ活用はホットな話題ですが、活用でき

るデータを整備していく地道な作業は、政府レベルだけでなく、民間企業においても注目されるべき

であると感じられました。

(写真はパネルディスカッションの一コマ、女性パネラーが多数参加しています)

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

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(添付資料 3)

2017 年支部会計報告および監査報告

ISACA東京支部 2017 年度(2017 年 1 月 1日~2017 年 12 月 31日) 決算書

1.収支計算書 (単位:円)

会計区分 収支区分 収支区分 2017年度予算 2017年度実績 予算差異

一般会計 収入 会費収入 18,975,000 18,613,278 -361,722

月例会収入 286,000 417,000 131,000

会員交流会収入 771,000 816,000 45,000

セミナー収入 3,826,001 3,161,559 -664,442

本部収入 870,000 757,952 -112,048

受取利息 10,000 2,329 -7,671

広告収入 0 0 0

寄付金 0 0 0

雑収入 0 0 0

収入合計 24,738,001 23,768,118 -969,883

支出 会場費 8,428,108 8,048,456 -379,652

講師謝礼 1,253,500 995,000 -258,500

普及・販促費 2,518,640 225,123 -2,293,517

広報費 120,000 71,657 -48,343

購入図書費 330,000 143,066 -186,934

郵送費 90,684 110,860 20,176

印刷コピー代 651,280 341,212 -310,068

会議参加費 0 68,392 68,392

海外旅費交通費 1,550,000 1,168,281 -381,719

国内旅費交通費 2,703,000 2,114,338 -588,662

会議費 987,912 859,612 -128,300

交際費 0 0 0

備品消耗品費 874,720 580,093 -294,627

外部委託費 1,531,200 408,240 -1,122,960

事務委託費 7,110,720 7,063,200 -47,520

雑費 300,000 4,437 -295,563

翻訳費 205,000 176,450 -28,550

支払手数料 562,353 504,002 -58,351

調査研究費 220,000 0 -220,000

支部連絡費 680,000 680,000 0

支出合計 30,117,117 23,562,419 -6,554,698

-5,379,116 205,699 5,584,815

特別会計 収入 *セミナー収入 0 0 0

雑収入 0 1,364 1,364

計 0 1,364 1,364

支出 *会場費 0 0 0

*普及・販促費 1,800,000 1,640,909 -159,091

*印刷コピー代 0 0 0

*会議費 0 0 0

*国内旅費交通費 0 0 0

*翻訳費 578,000 0 -578,000

*事務委託費 0 0 0

支払利息 0 0 0

支部連絡費 900,000 0 -900,000

雑損失 10,000 0 -10,000

計 3,288,000 1,640,909 -1,647,091

-3,288,000 -1,639,545 1,648,455

合計 24,738,001 23,769,482 -968,519

33,405,117 25,203,328 -8,201,789

-8,667,116 -1,433,846 7,233,270

収支差額

収支差額

収入合計

支出合計

収支差額

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 23

2018 年 6 月 20 日

以上のとおり、報告いたします。

ISACA 東京支部 会 長 田中 秀幸

財務総括副会長 稲垣 敦夫

ISACA東京支部 2017年度(2017年1月1日~2017年12月31日)決算書

2.貸借対照表 (単位:円)

区分 科目 2017年度実績 差異 2016年度実績

資産 普通預金 11,356,510 -25,519,163 36,875,673

定期預金 50,000,000 25,000,000 25,000,000

未収入金 66,000 -1,437 67,437

前払費用 973,188 -51,192 1,024,380

資産計 62,395,698 -571,792 62,967,490

負債および剰余金 未払費用 3,388,954 1,317,277 2,071,677

前受金 5,011,037 -455,223 5,466,260

剰余金 53,995,707 -1,433,846 55,429,553

純資産の部合計 62,395,698 -571,792 62,967,490

(注記) 貸借対照表 科目明細 (単位:円)

科目 金額 明細

預金 2,379,446 三菱東京UFJ銀行普通預金(出金用)

8,836,430 三菱東京UFJ銀行普通預金(入金用)

70,465 みずほ銀行普通預金(利息入金用)

70,169 三井住友銀行普通預金(利息入金用)

20,000,000 みずほ銀行浜松町支店   定期預金

20,000,000 三井住友銀行浜松町支店 定期預金

10,000,000 三菱東京UFJ銀行      定期預金

未収入金 66,000 12月時点国際本部からの入金待ち

前払費用 973,188 2017年度会場費前払分

未払費用 3,388,954 12月発生分諸経費(事務委託費、交通費等)

前受金 5,011,037 2017年度会費(本部より前受分)

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 24

2018 年 3 月 13 日

ISACA 東京支部

理事会 殿

監査報告書

ISACA 東京支部

監査委員会

委員 堀越 繁明

委員 内山 勝弘

委員 木村 拓

委員 高浦 孝次

監査補助者

吉田 春樹

我々は、ISACA 東京支部定款第 17 条および第 36 条に基づき、ISACA 東京支部の 2017 年 1

月 1 日から 2017 年 12 月 31 日までの第 32 期会計年度の貸借対照表および収支計算書について

監査した。

この監査にあたり、我々は一般に公正妥当と認められる監査基準に準拠し、通常実施すべき監

査手続を実施した。

監査の結果、我々は、貸借対照表および収支計算書が、ISACA 東京支部の 2017 年 12 月 31

日現在の財政状態および同日をもって終了する会計年度の収支を適正に表示しているものと認め

る。

以 上

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 25

(添付資料4)

功労者等表彰・他

1. 功労者等表彰

今期は、功労に対する個人およびグループを対象とする表彰となります。

永年表彰 理事 木村 拓氏

2005 年に東京支部メンバーシップ委員会に参加されました。以後、同委員会委員長、同支部副会長(業務総

括)、同支部理事(監査委員)などの要職を歴任され、東京支部の運営に貢献されました。貴殿からの過去 14

年間にわたる支部運営への力強いご支援とご尽力に感謝いたします。

プロジェクト表彰 国際本部書籍翻訳プロジェクト

(メンバー:福田重遠氏、赤塚正幸氏、稲葉裕一氏、押部幹生氏、環貫祐介氏、木村晴雄氏、久保美香氏、

工藤長生氏、五島浩徳氏、斉藤孝明氏、斎藤雄也氏、佐伯満氏、笹木徹生氏、佐藤要太郎氏、

三戸基氏、三堀直純氏、清水京子氏、隅田健太郎氏、竹花真理子氏、玉木誠氏、出本圭介氏、

長谷川文子氏、檜垣元朗氏、布川雅彦氏、松澤直之氏、森岡聡一郎氏)

国際本部が出版している以下の 6 つの書籍の日本語訳査読を実施するために東京支部より、CISA 委員会、

CISM 委員会、基準委員会、調査研究委員会などから有志が集い、日本語訳版を発行することができました。

1. COBIT5 for Information Security

2. COBIT for SOX 3rd edition

3. Relating the COSO Internal Control Integrated Framework and COBIT

4. CSX Cybersecurity Fundamentals Study Guide

5. The Cyberresilient Entreprise: What the Board of Directors Needs to Ask

6. Cybercrime Audit/Assurance Program

COBIT をはじめとして多様な書籍の日本語訳が実現に向けて尽力されたことに感謝いたします。

プロジェクト表彰 ビデオ配信サービス導入プロジェクト

(メンバー:近藤正人氏、稲垣敦夫氏、大坪正博氏、岡村和久氏、神橋基博氏、木村晴雄氏、五島浩徳氏、

酒井浩一氏、本川祐治氏)

2017 年初頭に東京支部有志が集い、支部主催のカンファレンスやセミナー、月例会等のビデオ配信サービ

スを実現するプロジェクトが発足しました。そして、2017 年 12 月に成果物が導入されました。コンテンツは支部

会員専用ページよりオンデマンド形式で閲覧可能となりました。これにより、時間的制約に悩む会員および遠

隔地にお住まいの会員の方々に継続教育機会を提供することに成功しました。

2. その他

ISACA 東京支部として、以下のイベントに、共催団体として参加しました。

・情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢 2017 年 10 月

「守るセキュリティからつなげるセキュリティへ」

・ITGI Japan カンファレンス 2017 2017 年 11月

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 26

「デジタル・トランスフォーメーション時代における IT ガバナンスのありかた」

ISACA 東京支部として、以下のイベントを後援しました。

・公益財団法人ハイパーネットワーク研究所

「平成 29 年度情報モラル啓発セミナー・シンポジウム」 2017 年 9 月

・情報システム・ユーザ会連盟 「第 38回システム監査講演会」 2017 年 10 月

・システム監査学会 「第 30回公開シンポジウム」

「AI 時代のシステム監査 System Audit of IA era」 2017 年 10 月

・特定非営利活動法人 itSMF Japan

「第 13回 itSMF Japan コンファレンス/itSMF Japan EXPO」 2017 年 11 月

・特定非営利活動法人デジタル・フォレンジック研究会

「第 14回 デジタル・フォレンジック・コミュニティ 2017 in TOKYO」 2017 年 12 月

・日本セキュリティ・マネジメント学会 第 30回学術講演会 2017 年 11 月

「WannaCryで評価するセキュリティ・マネジメントの現状と課題」

・サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム実行委員会 第 22回 サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム

「若者とサイバー犯罪:被害者・加害者・傍観者」 2018 年 5 月

・システム監査学会 「第 32回研究大会」

「新システム監査制度とシステム監査」 2018 年 6 月

ISACA 東京支部として、以下のイベントに協力しました。

・情報セキュリティシンポジウム道後 2018

「Society 5.0(超スマート社会)の到来とサイバーセキュリティ」 2018 年 3 月

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

Page: 27

(添付資料 5)

新年度支部運営会議メンバーおよび理事選挙結果報告

2018 年 5 月 28 日

ISACA 東京支部

理事会 殿

ISACA 東京支部

選挙管理者

喜入 博

満塩 尚史

吉田 春樹

2018年-2019年ISACA東京支部

理事および支部運営会議メンバー選挙に関する報告

ISACA 東京支部選挙管理者は、ISACA 東京支部定款に従い、2018 年-2019 年 ISACA 東京支部理事およ

び支部運営会議メンバー選挙に関する選挙結果は、下記の通りとなりました。これを理事会に報告するとともに、

付託された選挙手続きに関わる全ての業務が 5 月 28 日をもって終了しましたことを報告致します。

理事会選挙結果 支部運営会議メンバー選挙結果

選挙人数

総投票数

有効投票数

無効投票数

選挙結果

異議なし

3,239名

467票

466票

1票

信任

465票

選挙人数

総投票数

有効投票数

無効投票数

選挙結果

異議なし

3,239名

467票

465票

2票

信任

464票

従って、すべての被選挙人は、信任票が有効投票数の過半数を超えていますので、全員選任されたものと

認めます。

以 上

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

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(添付資料 6)

ISACA 東京支部 2018-2019年理事会メンバー

理事 堀越 繁明 デロイトトーマツリスクサービス株式会社

理事/指名委員 柴田 昭 日本情報産業株式会社

理事/指名委員 坂本 正徳

理事 五島 浩徳 ファイブ・アイ(有)

理事/監査委員 内山 勝弘 TPR株式会社

理事/監査委員 高浦 孝次 株式会社日立製作所

理事/監査委員 坂川 克己 財形住宅金融株式会社

理事 水野 勉

理事/指名委員 田中 秀幸 ドイツ証券株式会社

理事 赤塚 正幸

理事 横山 悟 トランコム ITS株式会社

理事 本川 祐治 株式会社日立システムズ

ISACA 東京支部 2018-2019年運営会議メンバー

会長 田中 秀幸 ドイツ証券株式会社

副会長(財務総括) 赤塚 正幸

副会長(業務総括) 横山 悟 トランコム ITS株式会社

副会長 本川 祐治 株式会社日立システムズ

副会長(総務委員会担当) 三戸 基 TDK株式会社

副会長 誉田 勝巳 株式会社 あおぞら銀行

CISA 委員会 委員長 牧野 路加 日立キャピタル株式会社

CISA 委員会 副委員長 徳山 成一 キッコーマン株式会社

CISA 委員会 副委員長 松本 照吾 アマゾンウェブサービスジャパン株式会社

CISM 委員会 委員長 木村 晴雄

CISM 委員会 副委員長 斉藤 孝明 斉藤システムサービス

CISM 委員会 副委員長 荒木 粧子 株式会社ソリトンシステムズ

広報委員会 委員長 岡部 淳一 H2R コンサルティング株式会社

広報委員会 副委員長 荒川 卓也 KPMG コンサルティング株式会社

広報委員会 副委員長 田口 裕也 日本オラクル株式会社

調査研究委員会 委員長 荒木 弘二

調査研究委員会 副委員長 正田 洋平 PwCあらた有限責任監査法人

ISACA 東京支部 2017-2018 年次総会

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調査研究委員会 副委員長 石川 陽一 カブドットコム証券株式会社

教育委員会 委員長 近藤 正人 帝人(株)

教育委員会 副委員長 伊集院 正 KPMG コンサルティング株式会社

基準委員会 委員長 神橋 基博 株式会社三井住友フィナンシャルグループ

基準委員会 副委員長 福田 重遠 EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社

基準委員会 副委員長 米川 弘幸 SMBC 日興証券株式会社

メンバーシップ委員会 委員長 妻川 和佳

メンバーシップ委員会 副委員長

天野 八重子

法務委員会 委員長 喜多 理 三井住友海上火災保険株式会社

法務委員会 副委員長 酒井 浩一 フェリング・ファーマ株式会社

CGEIT 委員会 委員長 檜垣 元朗 プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社

CGEIT委員会 副委員長 増田 佳正. カーネギーメロン大学院

CRISC 委員会 委員長 中村 彰子

CRISC 委員会 副委員長 出本 圭介 グローバルセキュリティエキスパート株式会社