2008 Vsug Leaders Summit Lightning Talks Kataoka

情報管理について

片岡　真二（ぺがらぼ）

VSUG Leaders Summit 2008



　　近年、インターネットの普及や輸送インフラ整備などにより、情報はどこからでも手に入り易くなりました。それによって、もたらされた恩恵は計り知れないと思います。

　　しかし、逆に言えば、必要な情報が見つかりにくくなったとも言えます。

　　「情報管理」というキーワードでグーグル検索すると、約 230 万件ヒットしました。



　　かなりのヒット数だというのが解ると思いますが、これは単 ( ひとえ ) に情報を管理する方法に世間はどれだけ考え悩んでいる。と云うことだと思われます。

　　なぜ、此度 ( こたび ) のセッションでこの「情報管理」をテーマにしたかと申しますと、現在、私が関わっている、とある常駐先で、この情報管理を徹底すべきでは無いのか？と感じたからです。



　特に気になったことを例にあげると、• システムのバージョンアップ情報などの

連絡事項はメールを使っている。• システムに関する資料がどこにあるか判

りずらい。• 同じような情報が色々なところに点在し

ている。• 納品したシステムのバージョンを把握し

ているのは現場だけ。



• コーディング方法が統一されていない。（開発会社が違う為に発生している）

• VisualStudio2005 で作成したソースをSVN で管理しているが、プロジェクトファイルをリポジトリに入れていない。もしくは、管理していない。

　など、例をあげればキリが無い程、情報管理がズサンでした。



　　という訳で、私なりに先ほどあげた例についてだけでも、解決方法が無いかと考えたり、探してみました。



システムのバージョンアップ情報などの連絡事項はメールを使っている。

グループウェアを使うと云うのがおそらく無難な回答だと思います。しかし、問題があります。

1.意外とコストがかかる2.設定が面倒3.使い方が複雑　　



　　といったデメリットがあります。とりあえず、上記の問題点ぐらいは解決したツールを紹介させていただきます。　　

メガポート株式会社製　「Ｗｅｂ版　Ｑ＆Ａシステム」詳しい説明などについては、今回省かせていただきます。以下のアドレスにてご確認ください。



　　 http://www.mega-port.jp/QASystem_Megaport.htm



システムに関する資料がどこにあるか判りずらい。

同じような情報が色々なところに点在している。

これはみなさん御存じの、Microsoft SharePoint シリーズを使うのがいいのではないでしょうか。http://www.microsoft.com/japan/sharepoint/default.mspx



納品したシステムのバージョンを把握しているのは現場だけ。

現場ＳＥにホウレンソウ（報告・連絡・相談）を徹底させ、上司がしっかり情報を管理することだと思います。こういった問題を抱えている会社の管理職は、危機管理能力に欠けている傾向があります。とにかく、管理職も数回にわたって現場ＳＥと同じ作業をやってみるべきだと思います。そうすることで、どのように管理したら良いの



かといったアイデアが生まれ、建設的な情報管理ができるようになると思います。



コーディング方法が統一されていない。（開発会社が違う為に発生している）

ＣＶＳの概念を徹底させるなどで、統一したコーディングで実現可能になるはずです。



結論情報管理方法について※組織としては

コストをかけてでも考慮すべきファイルやフォルダの命名定義を徹底させる

※個人的にはデスクトップを整理するバックアップは日付管理して保存する

　といった具合にアイデアを出し、実行してみてはいかがでしょうか

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