アンパンマントロッコ&ゆうゆうアンパンマンカークリスマ … 10 30.pdf「アンパンマントロッコ&ゆうゆうアンパンマンカークリスマスツアー」の発売について
1/f ゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
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Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
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1/f 1/f 1/f 1/f 1/f ゆらぎを用いたシークエンス評価の研究ゆらぎを用いたシークエンス評価の研究ゆらぎを用いたシークエンス評価の研究ゆらぎを用いたシークエンス評価の研究ゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
A Study on Evaluating Visual Sequence of Space by 1/f Fluctuation
g96d010-1
池下 潤池下 潤池下 潤池下 潤池下 潤
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■目次
第0章 序論 ・・・3 0-1. はじめに 0-2. 研究目的 0-3. 研究背景
第1章 ゆらぎ ・・・7 1-1. ゆらぎ 1-2. ゆらぎの解析方法 1-3. ゆらぎの手法 1-4. 1/fゆらぎ 1-5. 音楽におけるゆらぎと心理状態
第2章 研究方法 ・・・14 2-1. 「ゆらぎ」の定義 2-2. ゆらぎの手法 2-3. 桂離宮「全体」 2-4. 桂離宮「各区間」 2-5. 早稲田大学大久保キャンパス中庭 2-6. 横浜美術館 第3章 研究結果 ・・・21 3-1. 桂離宮「全体」 3-2. 桂離宮「各区間」 3-3. 早稲田大学大久保キャンパス中庭 3-4. 横浜美術館 3-5. 桂離宮・早稲田大学大久保キャンパス中庭・横浜美術館の比較 3-6. 桂離宮「各要素」の比較 3-7. 桂離宮「各区間」の比較 第4章 考察 ・・・59 4-1. 桂離宮・早稲田大学大久保キャンパス中庭・横浜美術館の 比較からの考察 4-2. 桂離宮のシークエンス考察 4-3. 考察まとめ ■ 終わりに ・・・63 ■ 参考文献・参考論文・解析に使用したソフトウェア ・・・64 ■ 付録 ・・・65
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第第第第第 00000 章章章章章
序論序論序論序論序論
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0-1.はじめに
「空間のシークエンスにおける心理状態を、音楽の音の流れのように表現できないか。」
これが、この研究に至る発端である。心理状態を楽譜のように表現できたら、面白いと思ったの
である。
そこで、まず音楽の本を読んでいたのだが、その時に「1/fゆらぎ」という言葉に出会った
のである。若干、最初の動機とは異なったが、これは空間のシークエンスに応用できると考えた。
それでは、1/fゆらぎの世界へ案内しよう。
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0-2.研究目的
空間内でのシークエンスにおいて、ゆらぎ特性を示す視覚的要素等を解析することで、人間の
移動に伴う心理状態を評価し、それをもとにシークエンス評価の可能性を探る。
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0-3.研究背景
昨今、建築は、「機能」、「形態」等様々な角度から考えられ、建てられている。しかし、これか
らの時代に最も必要な建築は、それを扱う人々が快適や満足等と思えるものではなかろうか。そ
れには、建築空間内における人間の心理状態を知る必要がある。
ところで、人間の心理を理解するうえで、1つの有益な方法として「ゆらぎの手法」というも
のがある。
このゆらぎの手法は音楽においては、その1要素である、周波数や強弱などを解析することに
よって、人間の心理状態を評価する1つの手段であることが知られている。
ところで、空間のシークエンスにも、ゆらいでいる視覚的要素等が存在している。この要素を
解析することで、空間内の人間の心理変化を評価することはできないだろうか。
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第第第第第 11111 章章章章章
ゆらぎゆらぎゆらぎゆらぎゆらぎ
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1-1.1-1.1-1.1-1.1-1. ゆらぎゆらぎゆらぎゆらぎゆらぎ
ゆらぎとは、ある平均的な値からのズレ、を意味し、時間とともに平均値からプラス(+)に
ずれては、もどり、今度はマイナス(-)にずれてはもどるという、ということをかなり不規則に
繰り返すような現象を時間的ゆらぎ現象、または時系列ゆらぎ現象、などと呼ぶ。
例えば、気温の長期変動は、昨年と今年の夏とでは最高温度は同じ、ということはほとんどあ
りえないだろう。しかし、やがて秋になり、冬になれば北半球では必ず、気温が下がり、最低温
度を記録するだろう。だが、今年の最低気温と昨年の最低気温が同じ値ということはまずあり得
ない。そして、また春がくれば値は逆転していく。つまり、気温は時間とともに、長期的にはゆ
らいでいるのである。
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1-2.1-2.1-2.1-2.1-2. ゆらぎの解析方法ゆらぎの解析方法ゆらぎの解析方法ゆらぎの解析方法ゆらぎの解析方法
時間的ゆらぎは、数学的な周期は存在しないが、周期性は存在しているので、波動の一種と考
えることが出来る。工学の世界では、このような現象に対して、その変動がどのような性質を持っ
ているのかを調べる方法が二つある。
■自己相関法自己相関法自己相関法自己相関法自己相関法
現在の状態と、時間的に少し離れた時点の状態がどのくらい似ているか、を調べていく方法
で、自己相関(auto correlation)法と呼び、時経過とともにそれを追っていく関数を、自己相関
関数(auto correlation function)と呼ぶ。
■パワースペクトル法パワースペクトル法パワースペクトル法パワースペクトル法パワースペクトル法
変動を波動と捉え、波のパワースペクトル密度との関係を調べる方法である。
そして、波のパワースペクトルの周波数依存性を示す、パワースペクトル密度関数(power
spectruam desity function)はゆらぎのような現象の場合、ウィーナー・ヒンチンの定理によって、
自己相関関数と表裏一体の関係が成り立つことが知られている。
これら方法を導入すると、ゆらぎのように時間に対して、複雑に変化していく現象でも、その
変化の様子を分類したり、波動としての性格や意味などを解析することが可能になってくる。
要するに、その時間的な変化が、あるいは波動としての性格が、いかなる”情報”としての意
味を持つか、を調べることが可能になるのである。
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1-3.1-3.1-3.1-3.1-3. ゆらぎの手法ゆらぎの手法ゆらぎの手法ゆらぎの手法ゆらぎの手法
一般的に、ゆらぎ現象を解析する際には、パワースペクトル法を用いる。従って、この論文を
製作する過程においても、パワースペクトル法を採用した。
ところで、ゆらぎ現象のように、全く不規則に確率的に変化する関数f(t)の形を求めることは、
不可能であるし、意味もないことが多い。
しかし、このようなf(t)に対して、時間的に一定か否か、時間変化-図1-3-1のギザギザの細か
さ-が速いかどうかという特性は知ることが出来る。そのための有効な方法の1つがフーリエ解
析である。
f(t)のフーリエ変換した式をF(ω)とすると、そのパワースペクトルP(ω)は、P(ω)=¦F(ω)¦2で表
せる。
1/fとはパワースペクトル密度関数の周波数依存性に関し、周波数とパワースペクトルが逆
比例の関係を示す特性を持つことを意味している。
ただし、周波数はゆらぎに含まれている大小さまざまな波動成分を、1つ1つの正弦波に分析
したときの各々の周波数で、フーリエ周波数(Fourier frequency)と呼ばれる。
自然界に普遍的に存在する、と言われる1/fゆらぎ現象に関して、次のような関係を考える。
P(ω)=1/fx ∴ logP(ω)=-CXlogf
ただし、P(ω)はパワースペクトル密度、fはフーリエ周波数、Cは定数である。
パワースペクトル密度が1/fXに比例する関数関係を考え、Xの値によって変わるかを調べる特
性関数とするわけである。この特性関数で表される状態は図1-3-2のようになる。
図1-3-2. パワースペクトル 特性関数図
図1-3-1.時系列ゆらぎの例
f(t)
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1 - 4 .1 - 4 .1 - 4 .1 - 4 .1 - 4 . 1/fゆらぎ1/fゆらぎ1/fゆらぎ1/fゆらぎ1/fゆらぎ
1925年、アメリカのJ・B・ジョンソンは、真空管の発する雑音に、周波数が低くなる程強く
なる不思議な現象が存在することを発見した。
この現象は、ジョンソンノイズ、または1/fノイズ、と呼ばれた。fは周波数(Frequency)の意
味であり、雑音の強さは周波数が大きくなる程、逆比例して減少する特性を示した。
1/fノイズは、当時電気工学の専門領域の話題であったが、この現象は同領域の研究者に
よって、次々と電気現象の中から発見されていった。それは、主に自然界に存在する存在する素
材が持っている熱雑音のゆらぎが示すものであり、単なる局部的な電気現象の世界をはるかに越
えた現象であることが次第に分かってきた。
そして、ジョンソンの発見から40年以上経った頃になってから、その現象の研究は思わない方
向に飛び火していったのである。
今まで、電気工学の1専門領域の研究であったのが、広く物理学や天文学などの自然科学の興
味を呼ぶことになってきたのである。
例えば、先に挙げた地球上の気温の長期変動ばかりでなく、年間の雨量の違い、海底の水流の
動き、太陽の黒点の活動周期、地軸の変化、宇宙線の強度変化、などに見られる各種ゆらぎが1
/f型を示すことが次々と発見されていった。古代の記録から調べた、ナイル河の水位の変化な
ども、1/f型のゆらぎを示していたことが発見されている。
このようにして、電気雑音の1/fノイズの研究は、地球的規模の、あるいは全宇宙的規模の
研究の話題となり、私達が通常は意識していない宇宙的規模の記憶系の存在までが論じられるよ
うに至ったのである。
さらに、大自然を環境として、その中に発生し、進化し、生き
てきた生物は、当然の帰結として、その影響を受けているはずで
ある。
1960 年代から 1970 年代にかけては、生物の生命活動の中に、
1/f型ゆらぎ現象が存在することが、発見されはじめた。
例えば、心臓の拍動の間隔のばらつき(図1-4-1)、有随神経線
維の膜電位の変化、神経軸索上を伝わる活動電位のパルス列の間
隔のばらつき、1点を凝視している時の眼球の揺れ、直立してい
る時の身体の揺れ、脳波のα波周波数の変動、などなど。
こうして、1/fゆらぎ現象は、現在もなお、新しい分野で研究されているものなのである。
図1-4-1. 心臓の拍動の間隔のばらつきに みられる1/f依存性
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1-5.1-5.1-5.1-5.1-5. 音楽におけるゆらぎと心理状態音楽におけるゆらぎと心理状態音楽におけるゆらぎと心理状態音楽におけるゆらぎと心理状態音楽におけるゆらぎと心理状態
音楽においては、図1-3-2の特性関数図によって、心理状態が分かる。それは以下のように場
合分けできる。
■Xの値が、X=0となるようなパワースペクトルを示す場合、1/f0特性とも呼ばれ、フーリ
エ周波数がいかなる値でもパワースペクトル密度は同じ値になるような状態であることを示す。1
/ f0の状態では周期性は0である。
その状態は、スペクトルとしては何の特徴もない特性であり、光のスペクトルであれば、白色
であることから、白色雑音(white noize)とも呼ばれる。
白色雑音は雑音以外の何ものでもないから、脳神経は最初音を意識しても、意識の集中化は生じ
ない。そして、間もなく意識さえされなくなってしまう。
例えば、TVの放送が深夜に終了した後に、全くばらばらな点が全面を覆った画面となり、そ
こからは絵や情報らしいものは何も得られない状態となる。音の方も、「ザーッ」といった音に
なって、そこからは何か意味のありそうな響きはまったく聴きだすことは出来ない。これが、白
色雑音の正体である。
■Xの値が0より少し1に近寄り、かつ0に近いスペクトルのゆらぎがが耳に入ると、脳神経は
そのスペクトルの中に含まれるわずかな情報を探ろうと、意識を集中させるが、なかなかその意
味が掴めず、次第にイラ立ってくる。
脳神経の状態としては、興奮状態が高まることを意味し、刺激としては強いものであることを
物語っている。
音楽では、ロックなどがこれに当たる。
■X=2になるような、パワースペクトル密度を示す特性のゆらぎは、変化が非常に緩慢で、同じ
繰り返しの多い波動であることを意味している。
1/f2型のゆらぎは、刺激としては緩慢であり、同じ繰り返しが多くなるために、脳神経は
馴れ、飽きを生じやすい性格を持っている。馴れて、飽きてしまえば、脳神経は脳神経の意識の
集中力は当然失われてしまう。
意識水準から見れば、この状態は覚醒レベルが保てなくなり、眠くなってしまう、ということ
になり、1/f2型のゆらぎを持った音や、音楽は眠気を促すので子守り唄に適した構造である
ことが分かる。
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■X=1という両極端の性格のちょうど中間には、両者の性格を半分ずつ持った状態があるはずで
ある。
その状態が1/f1型ゆらぎであり、いわゆる1/fゆらぎと呼ばれるものである。
両者の性質を半分ずつ持っており、中庸的で、バランスのとれた状態であることを意味している。
パワースペクトル密度関数から見ると、特性としては、図1-3-1の45度の傾斜で、周波数の増加
に逆比例してパワーが減少する傾向を示す。
生体の刺激としての性質を考えてみると、1/fゆらぎは、強すぎもせず、また緩慢で弱すぎ
もしない、ちょうどよくバランスのとれた刺激となる。また、脳神経に対しては唐突で奇をてら
すような分裂的刺激ではなく、また、飽き飽きするような緩慢な刺激でもないために覚醒状態で
ありながら最も精神が落ち着いた状態に導く作用がある刺激である、と言える。
つまり、1/fゆらぎの刺激に対応して、適度な情動が得られることは、覚醒状態でありなが
ら最も安定な精神状態が得られることになるからである。
音楽では、下に挙げた図のように、クラシックや、川のせせらぎや海の波の音といった自然に
関わる音が主に1/fゆらぎを示す。
図1-5-1.海の波の音のゆらぎ パワースペクトル
図1-5-2.モーツアルト トルコ行進曲の周波数 ゆらぎパワースペクトル
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第2章第2章第2章第2章第2章
研究方法研究方法研究方法研究方法研究方法
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2-1.ゆらぎの定義
論文を作成するにあったって、「ゆらぎ」を次のように定義する。
「時間または距離に関して、要素の数量変化に、数学的な厳密な周期は存在しないが、周期性は存
在し、不規則に変化する現象」
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2-2.ゆらぎの手法
1)心理に影響がでそうな空間と、そのシークエンスに含まれる人間の心理に影響を与えそうな
要素の決定
2)要素を、決定した建築において、決定した動線上で測定※
3)縦軸に要素の数量、横軸に動線に沿って距離または時間をとった「変化プロフィールグラフ」
の作成 (以下、Mathematica 使用)
4)3 のグラフをフーリエ変換し、その後、縦軸成分のみ2乗して、縦軸にパワースペクトル密
度、横軸にフーリエ周波数をとったグラフの作成後、グラフの両軸に常用対数をとり、「パワー
スペクトルグラフ」を作成
5)4 のグラフの傾きを最小2 乗法によって測定、考察
傾きが1に近いとき、1/fゆらぎと言われる。
※測定上の問題
測定の際、問題となるのが、その間隔である。
フーリエ解析においては、その問題を解決する「サンプリングの定理」というものがある。
音楽の場合、人間が聞き取れる周波数が明らかであるので、サンプリングの定理を用いて、そ
の間隔が求められる。
しかし、空間のシークエンスの場合、その周波数というものが不明である、と言うか、場所や
要素により異なると考えられる。すなわち、波形がある程度明らかになっていないと、間隔が分
からないのである。
したがって、桂離宮のように波形が出ている場合は、サンプリングの定理を用いて、約3歩
(約1.5m)おきに測定し、その他は、不明であるので、作業効率を考え、6歩(3m)おきに測定
した。
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2-3.桂離宮「全体」
要素:水面、樹木、空、苑路面、地表面、石面、建物 (立体角比の百分率)
標高
大野隆造氏等による「廻遊式庭園のシークエンスに関する研究」より、桂離宮の資料の中から、
8種類のグラフを取り出して、解析した。
この論文において、要素は次のように決められている。
主要な苑路において、1歩ごと(50cm)間隔で、進行方向に写る画僧を分析し、それにより、
13種類の要素に分ける。その後、建物や樹木等の見える量を、その立体角比を百分率で示した
変化プロフィールグラフを作成。
その作成されたグラフを拡大コピーし、サンプリングの定理に基づいて、後のMathematicaで
の解析をしやすいように、3.125歩おきに測定し、ゆらぎの手法で解析した。
START
GOAL
図2-3-2.桂離宮「全体」 動線図2-3-1.「廻遊式シークエンスに関する研究」 より要素の変化プロフィール
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2-4.桂離宮「各区間」
要素:2-3と同様
2-3終了後、図3-4-1のように、橋により苑路を区間1~5に分け、要素ごとに再度測定、解析。
区間1
区間2
区間3
区間4区間5
図2-4-1.桂離宮「各区間」 動線
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2-5.早稲田大学大久保キャンパス中庭
要素:樹木、空、建物、地面
早稲田大学大久保キャンパス中庭(以下、理工中庭)において、下図2-5-1のように、2つの
動線において、6歩ごとにデジタルカメラによって撮影後、画像に写る要素の量をPhotoshopで
分析し、その後、ゆらぎの手法を用いて解析した。
56号館57号館 65号館
55号館
研究棟
理工学総合研究センター棟
54号館53号館52号館
51号館
正門
59号館
58号館
60号館
動線1
動線2
図2-5-1.理工中庭 動線1,2
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2-.6横浜美術館
要素:水面、空、地面、建物
理工中庭と同様に、下図2-6-1のように動線をとった。
シークエンスに樹木の影響が出ないように、樹木が写らないように行った。
図2-6-1. 横浜美術館 動線
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第3章第3章第3章第3章第3章
研究結果研究結果研究結果研究結果研究結果
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傾き:-0.8918
図 3-1-2. 桂離宮「全体」_水面のゆらぎパワースペクトル
図3-1-1. 桂離宮「全体」_水面の変化プロフィール
3-1.桂離宮「全体」 水面
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傾き:-0.9666
図 3-1-4. 桂離宮「全体」_樹木のゆらぎパワースペクトル
図3-1-3. 桂離宮「全体」_樹木図の変化プロフィール
樹木
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空
傾き:-0.9588
図3-1-6.桂離宮「全体」_空のゆらぎパワースペクトル
図3-1-5. 桂離宮「全体」_空の変化プロフィール
空
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傾き:-0.8606
図 3-1-8. 桂離宮「全体」_苑路面のゆらぎパワースペクトル
図3-1-7. 桂離宮「全体」_苑路面の変化プロフィール
苑路面
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傾き:-0.9954
図 3-1-10.桂離宮「全体」_地表面のゆらぎパワースペクトル
図3-1-9. 桂離宮「全体」_地表面の変化プロフィール
地表面
WASEDA UNIV
27
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-0.9173
図 3-1-12.桂離宮「全体」_石面のゆらぎパワースペクトル
図3-1-11.桂離宮「全体」_石面の変化プロフィール
石面
WASEDA UNIV
28
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-0.9208
図 3-1-14.桂離宮「全体」_建物のゆらぎパワースペクトル
図3-1-13.桂離宮「全体」_建物の変化プロフィール
建物
WASEDA UNIV
29
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.1214
図 3-1-16.桂離宮「全体」_標高のゆらぎパワースペクトル
図3-1-15.桂離宮「全体」_標高の変化プロフィール
標高
WASEDA UNIV
30
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-1.桂離宮「区間1」_水面の 変化プロフィール
図3-2-3.桂離宮「区間3」_水面の 変化プロフィール
図3-2-5.桂離宮「区間5」_水面の 変化プロフィール
図3-2-2. 桂離宮「区間2」_水面の 変化プロフィール
図3-2-4. 桂離宮「区間4」_水面の 変化プロフィール
3-2.桂離宮「各区間」 水面
WASEDA UNIV
31
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-0.8543
傾き:-0.7941
傾き:-0.4919
傾き:-1.0295
傾き:-1.1281
図 3-2-6. 桂離宮「区間1」_水面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-8. 桂離宮「区間3」_水面の ゆらぎパワースペクトル
図3-1-10.桂離宮「区間5」_水面の ゆらぎパワースペクトル
図3-1-7.桂離宮「区間2」_水面の ゆらぎパワースペクトル
図3-1-9.桂離宮「区間4」_水面の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
32
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-11.桂離宮「区間1」_樹木の 変化プロフィール
図3-2-15.桂離宮「区間5」_樹木の 変化プロフィール
図3-2-13.桂離宮「区間3」_樹木の 変化プロフィール
図3-2-12.桂離宮「区間2」_樹木の 変化プロフィール
図3-2-14.桂離宮「区間4」_樹木の 変化プロフィール
樹木
WASEDA UNIV
33
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.6951
傾き:-1.2176
傾き:-0.9207
傾き:-1.3729
傾き:-1.4969
図 3-2-16.桂離宮「区間1」_樹木の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-18.桂離宮「区間3」_樹木の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-20.桂離宮「区間5」_樹木の ゆらぎ パワースペクトル
図3-2-17.桂離宮「区間2」_樹木の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-19.桂離宮「区間4」_樹木の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
34
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-21.桂離宮「区間1」_空の 変化プロフィール
図3-2-23.桂離宮「区間3」_空の 変化プロフィール
図3-2-25.桂離宮「区間5」_空の 変化プロフィール
図3-2-22.桂離宮「区間2」_空の 変化プロフィール
図3-2-24.桂離宮「区間4」_空の 変化プロフィール
空
WASEDA UNIV
35
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.5255
傾き:-1.1497
傾き:-1.3825
傾き:-1.4442
傾き:-1.0918
図 3-2-26.桂離宮「区間1」_空の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-28.桂離宮「区間3」_空の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-30.桂離宮「区間5」_空の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-27.桂離宮「区間2」_空の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-29.桂離宮「区間4」_空の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
36
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-31.桂離宮「区間1」_苑路面の 変化プロフィール
図3-2-33.桂離宮「区間3」_苑路面の 変化プロフィール
図3-2-35.桂離宮「区間5」_苑路面の 変化プロフィール
図3-2-32.桂離宮「区間2」_苑路面の 変化プロフィール
図3-2-34.桂離宮「区間4」_苑路面の 変化プロフィール
苑路面
WASEDA UNIV
37
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.1836
傾き:-1.3269
傾き:-1.2467
傾き:-1.5141
傾き:-1.2569
図 3-2-36.桂離宮「区間1」_苑路面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-38.桂離宮「区間3」_苑路面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-40.桂離宮「区間5」_苑路面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-37.桂離宮「区間2」_苑路面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-39.桂離宮「区間4」_苑路面の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
38
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-41.桂離宮「区間1」_地表面の
変化プロフィール
図3-2-43.桂離宮「区間3」_地表面の 変化プロフィール
図3-2-45.桂離宮「区間5」_地表面の 変化プロフィール
図3-2-42.桂離宮「区間2」_地表面の 変化プロフィール
図3-2-44.桂離宮「区間4」_地表面の 変化プロフィール
地表面
WASEDA UNIV
39
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.6347
傾き:-1.0605
傾き:-1.3599
傾き:-1.372
傾き:-1.2521
図 3-2-46.桂離宮「区間1」_地表面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-48.桂離宮「区間3」_地表面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-50.桂離宮「区間5」_地表面の ゆらぎ パワースペクトル
図3-2-47.桂離宮「区間2」_地表面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-49.桂離宮「区間4」_地表面の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
40
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-51.桂離宮「区間1」_石面の 変化プロフィール
図3-2-55.桂離宮「区間5」_石面の 変化プロフィール
図3-2-53.桂離宮「区間3」_石面の 変化プロフィール
図3-2-52.桂離宮「区間2」_石面の 変化プロフィール
図3-2-54.桂離宮「区間4」_石面の 変化プロフィール
石面
WASEDA UNIV
41
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
区間4,5は測定不能
傾き:-1.2323傾き:-0.3739
傾き:-0.7052
図 3-2-56.桂離宮「区間1」_石面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-58.桂離宮「区間3」_石面の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-57.桂離宮「区間2」_石面の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
42
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-59.桂離宮「区間1」_建物の 変化プロフィール
図3-2-61.桂離宮「区間3」_建物の 変化プロフィール
図3-2-63.桂離宮「区間5」_建物の 変化プロフィール
図3-2-60.桂離宮「区間2」_建物の 変化プロフィール
図3-2-62.桂離宮「区間4」_建物の 変化プロフィール
建物
WASEDA UNIV
43
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.0355
傾き:-1.134
傾き:-1.1306
傾き:-0.455
傾き:-1.2426
図 3-2-64.桂離宮「区間1」_建物の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-66.桂離宮「区間3」_建物の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-68.桂離宮「区間5」_建物の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-65.桂離宮「区間2」_建物の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-67.桂離宮「区間4」_建物の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
44
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
図3-2-69.桂離宮「区間1」_標高の 変化プロフィール
図3-2-71.桂離宮「区間3」_標高の 変化プロフィール
図3-2-73.桂離宮「区間5」_標高の 変化プロフィール
図3-2-70.桂離宮「区間2」_標高の 変化プロフィール
図3-2-72.桂離宮「区間4」_標高の 変化プロフィール
標高
WASEDA UNIV
45
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-8.1169
傾き:-1.454
傾き:-1.6937
傾き:-8.3737
傾き:-1.5188
図 3-2-74.桂離宮「区間1」_標高の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-76.桂離宮「区間3」_標高の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-78.桂離宮「区間5」_標高の ゆらぎ パワースペクトル
図3-2-75.桂離宮「区間2」_標高の ゆらぎパワースペクトル
図3-2-77.桂離宮「区間4」_標高の ゆらぎパワースペクトル
WASEDA UNIV
46
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.3701
傾き:-0.8955
図3-3-2.理工中庭動線1_樹木のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-4.理工中庭動線2_樹木のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-1.理工中庭動線1_樹木の 変化プロフィール
図3-3-3.理工中庭動線2_樹木の 変化プロフィール
3-3.早稲田大学大久保キャンパス中庭
樹木
WASEDA UNIV
47
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-0.9855
傾き:-0.9396
図3-3-6.理工中庭動線1_空のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-8.理工中庭動線2_空のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-5.理工中庭動線1_空の 変化プロフィール
図3-3-7.理工中庭動線2_空の 変化プロフィール
空
WASEDA UNIV
48
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.0242
傾き:-1.0659
図3-3-10.理工中庭動線1_地面のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-12.理工中庭動線2_地面のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-9.理工中庭動線1_地面の 変化プロフィール
図3-3-11.理工中庭動線2_地面の 変化プロフィール
地面
WASEDA UNIV
49
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.1625
傾き:-1.163
図3-3-14.理工中庭動線1_建物のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-16.理工中庭動線2_建物のゆらぎ パワースペクトル
図3-3-13.理工中庭動線1_建物の 変化プロフィール
図3-3-15.理工中庭動線2_建物の 変化プロフィール
建物
WASEDA UNIV
50
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.4747
図3-4-2.横浜美術館_水面のゆらぎパワースペクトル
図3-4-1.横浜美術館_水面の 変化プロフィール
3-4.横浜美術館
水面
WASEDA UNIV
51
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.2054
図 3-4-4.横浜美術館_空のゆらぎパワースペクトル
図3-4-3. 横浜美術館_空の 変化プロフィール
空
WASEDA UNIV
52
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.134
図3-4-6.横浜美術館_地面のゆらぎパワースペクトル
図3-4-5. 横浜美術館_地面の 変化プロフィール
地面
WASEDA UNIV
53
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
傾き:-1.1297
図3-4-8.横浜美術館_建物のゆらぎパワースペクトル
図3-4-7. 横浜美術館_建物の 変化プロフィール
建物
WASEDA UNIV
54
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
桂離宮「全体」理工中庭動線1理工中庭動線2横浜美術館樹木 -0.9666 -1.3701 -0.8955空 -0.9588 -0.9855 -0.9396 -1.2054地面 -0.9566 -1.0659 -1.0242 -1.134建物 -0.9208 -1.1625 -1.163 -1.1297水面 -0.8918 -1.4747
※2 桂離宮において、地面=苑路面+地表面 として再度計算した(付録参照)。
3-5.桂離宮・早稲田大学大久保キャンパス中庭・横浜美術館の比較
以降、傾きの値により、便宜上、以下のように名称をつけ※1、色分けする。
図3-5-3は、桂離宮が他の空間に比べ、全要素が1/fゆらぎに近いことを示している。
傾き 名称 色
0≦X<0.9 0型
0.9≦X≦1.1 1/fゆらぎ
1.1<X 2型
表3-5-1.傾きによる場合分け
※1 第1章で挙げた、1/f0型は傾きが0の場合のみであるが、X≒0時の名称がないため、このように した。
表3-5-2. 桂離宮・理工中庭・横浜美術館の比較
※2
図3-5-3.桂離宮・早稲田大学大久保キャンパス中庭・横浜美術館の比較
-1.5
- 1
-0.5樹木
空
地面建物
水面桂離宮「全体」
理工中庭動線1
理工中庭動線2
横浜美術館
WASEDA UNIV
55
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
3-6.桂離宮「各要素」の比較
- 2
-1.8
-1.6
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 水面
「各区間」水面
- 2
-1.8
-1.6
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 空
「各区間」空
表3-6-1.「全体」と「各区間」の 水面の傾き
表3-6-3.「全体」と「各区間」の 樹木の傾き
表3-6-5.「全体」と「各区間」の 空の傾き
図3-6-2.「全体」と「各区間」の水面の傾き比較
図3-6-4.「全体」と「各区間」の樹木の傾き比較
図3-6-6.「全体」と「各区間」の空の傾き比較
水面においては、傾きは緩急をくり返し、最後には1/fゆらぎを示している。そして、全体
でも、ほぼ1/fゆらぎを示している。
樹木は区間4までは2型を示すが、区間5で1/fゆらぎを示す。また、全体でも1/fゆら
ぎを示す。
空においては、区間1~3までは2型、区間4で1/fゆらぎを示し、区間5でまた、2型に
戻った。全体では1/ fゆらぎを示した。
水面
全体 -0.8918
区間1 -0.4919区間2 -1.1281区間3 -0.7941区間4 -1.0295区間5 -0.8543
樹木
全体 -0.9666
区間1 -1.6951区間2 -1.3729区間3 -1.2176区間4 -1.4969区間5 -0.9207
空
全体 -0.9588
区間1 -1.5255区間2 -1.4442区間3 -1.1497区間4 -1.0918区間5 -1.3825
- 2
-1.8
-1.6
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 樹木
「各要素」樹木
WASEDA UNIV
56
Diploma 1999 1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究1/fゆらぎを用いたシークエンス評価の研究
HITOSHI WATANEBE LAB
-1.6
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 苑路面
「各区間」苑路面
- 2
-1.8
-1.6
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 地表面
「各区間」地表面
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 石面
「各区間」石面
図3-6-8.「全体」と「各区間」の苑路面の傾き比較
図3-6-10.「全体」と「各区間」の地表面の傾き比較
図3-6-12.「全体」と「各区間」の石面の傾き比較
表3-6-7.「全体」と「各区間」の 苑路面の傾き
表3-6-9.「全体」と「各区間」の 地表面の傾き
表3-6-11.「全体」と「各区間」の 石面の傾き
苑路面は、各区間では全て2型を示すのに、全体では1型を示した。
地表面は、前半は2型、区間3で1/fゆらぎを示し、後半は再び2型を示した。全体では1
/ fゆらぎを示した。
石面は0型、2型を交互にくり返し、全体では1/ fゆらぎを示した。
苑路面
全体 -0.8606
区間1 -1.1836区間2 -1.5141区間3 -1.3269区間4 -1.2569区間5 -1.2467
地表面
全体 -0.9954
区間1 -1.6347区間2 -1.372区間3 -1.0605区間4 -1.2521区間5 -1.3599
石面
全体 -0.9173
区間1 -0.3739区間2 -1.2323区間3 -0.7052区間4区間5
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- 2
-1.8
-1.6
-1.4
-1.2
- 1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 建物
「各区間」建物
図3-6-14.「全体」と「各区間」の建物の傾き比較
図3-6-16.「全体」と「各区間」の標高の傾き比較
表3-6-13.「全体」と「各区間」の 建物の傾き
表3-6-15.「全体」と「各区間」の 標高の傾き
標高において、庭園の中では、桂離宮は比較的に標高差のある方だと思われるが、この程度の
変化ではまだ乏しく、2型を示している。
建物においては、区間2が0型を示す以外は、他の区間は全て、2型を示した。全体では1/
fゆらぎを示した。
標高を除く全ての要素が、各区間だけを見ると、1/ fゆらぎから外れていることが多いが、
全体としては、1/ fゆらぎになっていた。
建物
全体 -0.9208
区間1 -1.0355区間2 -0.455区間3 -1.134区間4 -1.2426区間5 -1.1306
標高
全体 -1.2114
区間1 -8.1169区間2 -8.3737区間3 -1.454区間4 -1.5188区間5 -1.6937
- 9
- 8
- 7
- 6
- 5
- 4
- 3
- 2
- 1
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5
「全体」 標高
「各区間」標高
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図3-5-1. 桂離宮「各区間」比較
-2
-1.8
-1.6
-1.4
-1.2
-1
-0.8
-0.6
-0.4
-0.2
0
区間1 区間2 区間3 区間4 区間5水面
樹木
空
苑路面
地表面
石面
建物
標高
3-7.桂離宮「各区間」の比較
各要素は全体的に、区間1や2では1/fゆらぎから大きく外れているが、区間4、5になると
1/fゆらぎに近づいている。
また、各要素の動きには、統一性というものは感じられないが、ある要素の刺激が減っている
時は、他の要素の刺激が増えている。
苑路面と地表面は区間3の場合を除いて、片方の刺激が増えると、もう一方は減るというのこ
とを、バランスよく繰り返しながら、共に1/fゆらぎに近づいている。
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第4章第4章第4章第4章第4章
考察考察考察考察考察
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4-1. 桂離宮・早稲田大学大久保キャンパス中庭・横浜美術館の比較からの考察
・各空間において、傾きの差は予想以上には出なかった。空間のシークエンスにおいては音楽の
時ほど傾きの差は顕著に出てこないのであろう。
このため、傾きの値Xに対して0.8≦X≦1.2を1/ fゆらぎとする説もあるが、空間のシー
クエンスでは0.9 ≦X≦ 1.1 を1/ fゆらぎと定義した。
空間のシークエンスにおいては、若干の差が、大きな心理状態の違いにつながるのかどうかは
明らかではないが、視覚的要素だけでは、心理状態に大きな違いがないと判断した方が妥当であ
る。
その理由として、まず第一に、聴覚で処理する情報には直ちに「快、不快」の間の感情にさせ
るだけの即効性があるのに対し、視覚で処理する情報にはそこまでの即効性がないことや、そし
て第二に、音楽のように単純に要素に分けることが出来ない情報の複雑さがある、ということが
挙げられる。要するに、聴覚の方が視覚に比べ、心理に訴えるところが大きいと言われているか
らである。
また、シークエンスには視覚的要素だけでなく、聴覚的要素や行動に関わる要素が存在し、こ
れらを合わせると、より大きな差となって表れると思われる。
・桂離宮が分析した空間の中で、全要素が1/fゆらぎに近くなっている。このことから、要素
に1/fゆらぎが多く、またどの要素も1/fゆらぎに近い程、快適な空間である、すなわち、桂
離宮が、この中では最も落ち着く空間であるということが、言えそうである。
逆に、もし仮に桂離宮がこの中で最も落ち着く空間であるということが一般的に言えるなら、
それは樹木の値に顕著に出ている。言い換えると、空間のシークエンスは、樹木の刺激の変化に
大きく左右されると思われる。
また、樹木を撮影しなかった横浜美術館においては、全ての要素が2型を示し、樹木のある理
工中庭の2つの動線では。どちらも1/fゆらぎを示すものが2つある。
これは、樹木自体がフラクタル図形で、移動に伴い、他の要素を隠したり見えるようにするこ
とで、その要素量が複雑に変化するからで、それ故、樹木が他の要素に及ぼす影響は大きく、心
理にも大きく影響を及ぼすのではないだろうか。
以上をまとめると、樹木が1/fゆらぎを示すときは、他の要素も1/fゆらぎに近づき、そ
れにより、リラックスできるということであろう。
したがって、樹木を比較することが、シークエンスを評価するのに得策だと思われる。
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4-2. 桂離宮のシークエンス考察
・廻遊式庭園における美的体験については、「まわりの環境からの感覚情報の変化は何らかのリズ
ムをもって変化している」と言われている。桂離宮においても、区間1~5はそれを示している。
桂離宮「全体」と他の空間を比較するよりも、桂離宮「区間」同士を比較したほうが、傾きの差
は顕著である。桂離宮だからこそ、ここまで差が出たのかどうかは、定かではないが、ゆらぎの
手法は、空間のシークエンスにおいて、こちらの方が得意なのかもしれない。
・標高を除いた全要素は1/fゆらぎを示しているが、各区間においては1/fゆらぎを示してい
ないことが多い。これは、桂離宮が廻遊式庭園として、全体で計画され、一周しなければ意味が
ないということを示している。
・桂離宮において、最も注目すべき要素は、水面である。水面は、若干1/fゆらぎから外れて
いるが、傾きが区間で緩急をくり返し、最後には1/fゆらぎを示す、という動きを示し、この
動きは、例えると、「起承転結」と言えるだろう。これは、シークエンスの理想と言えないだろう
か。
これにより、庭園の中心に位置する複雑な形状をした池が、いかに重要な存在であるかが理解
できる。
・次に重要と思われるのが、4-1でも挙げたが、樹木と思われる。樹木は区間1では、多くの樹木
があり、庭園内部を隠している。したがって、ここを通る人は、中を見たいという興奮状態にな
ると言われている。しかし、区間1において樹木は2型を示し、4-1の考察に反しているが、
これは、庭園の中心的存在と思われる池(水面)に反映されており、水面は0型を示している。
その後、樹木は徐々1/fゆらぎに近づいている。
すなわち、樹木は池を引き立たせるための、非常に重要な存在と言えるのではないだろうか。
・他の要素についても、区間1、2にでは、1/fゆらぎを大きく外れた0型、もしくは2型を示
すが、区間4、5になると、1/fゆらぎに近づく。しかし、水面ほど理想的には、近づいてい
ない。これは、池が庭園の中心的存在であり、他の要素は、池を引き立てるための脇役でしか、
ないことの証明であろう。
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4-3. 考察まとめ
1/fゆらぎによるシークエンス評価は 複数の空間を評価することも、個々のシークエンス
を評価することも可能であることが分かった。
複数の空間を評価する時は、1/fゆらぎを示す要素が多くある程、快適な空間であると言え
る傾向にある。また、要素の中でも、樹木は、心理に与える影響が特に大きいということが分かっ
た。
また、個々のシークエンスを評価する場合は、区間ごとに要素の傾きに注目することで、可能
である。
いずれにせよ、選ぶ要素は重要であり、心理に作用すると思われる要素を抽出しなければなら
ない。桂離宮の標高は、桂離宮のシークエンス評価にまでは至っていないが、高層ビルのような
建築空間内では、反映される可能性がある。この要素の抽出を間違わなければ、シークエンスを
正しく評価できると思われる。
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■終わりに
今回、建築の分野に1/fゆらぎというものを導入するに当たって、悪戦苦闘することが、非
常に多かったが、1/fゆらぎというものの素晴らしさを実感することが出来た。数学の苦手な
私にとっては、ほとんど手探りであまり自信のない結果になってしまって、今度は数学の得意な
人にこれを受け継いでもらいたい、というところが正直な感想である。
もし、1/fゆらぎを研究したいという人がいるのなら、建築空間内を解析すればいいのでは
ないだろうか。要素はこの論文とは同じようにすることは出来ないが、色や照度といったもので
解析すればいいと思う。
何より、そういった人にこの論文がお役に立てれば、光栄である。
そして、私に関わって頂いた多くの方々に、記してお礼申し上げる。
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■参考文献
渡辺茂夫:「ストレス時代を生き抜くために『健康と音楽』」 (株)誠文堂新光社
吉田正廣・松浦武信:「物理・工学のためのフーリエ変換とデルタ関数」 東海大学出版会
小出昭一郎:「物理現象のフーリエ解析」 東京大学出版会
宮本健次:「桂離宮 隠された三つの謎」 彰国社
奥田健策 「写真集 桂離宮」 毎日新聞社
■参考論文
袁逸倩・近藤美紀他「廻遊式庭園のシークエンスに関する研究(その1)」
日本建築学会大会学術講演梗概集 1993年
近藤美紀・大野隆造「廻遊式庭園のシークエンスに関する研究(その2)」
日本建築学会大会学術講演梗概集 1993年
■解析に使用したソフトウェア Wolffarm Reseach Mathematica 3.0
Adobe Photoshop 5.0J
NIH Image 1.61
Microsoft Excel 98
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■付録
3-5.の桂離宮において、他の空間と比較するために、
地面=苑路面+地表面
とした時の地面のパワースペクトルグラフは下のようになる。
図5-1.桂離宮「全体」_地面のゆらぎパワースペクトル
傾き:-0.9566