03.パートタイム組織論
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パートタイム組織論
本日のアウトライン
• 自己紹介
• パートタイム組織論
• むすび
1.自己紹介
自分のこと
• 81年10月1日生まれ
• 朝鮮学校(小→大)→2年間ニート
• →モルガン・スタンレー&早稲田
• →プライベート・エクイティファンド
• その他、執筆、トライアスロン、読書など
「全ての人に、チャンスを」
• Living in Peaceは2007年10月28日スタート
• 完全パートタイムNPO、50人以上が参加
• 日本初のマイクロファイナンスファンド企画
• 児童養護施設支援プログラム策定
途上国に金融サービスを
• マイクロファイナンスとは
• マイクロファイナンス機関への投資ファンド
• 今まで3件、6000万円以上の投資案件
すべての子どもにチャンスを
• 貧困、虐待、親の不幸により親と引き離されて暮らす子どもの数は3万人
• 全国の施設数は570
• 慢性的な人手不足
大学進学率で5倍
高校中退率で3倍(3年なら9倍)
何が問題なのか?
• 「モノ」ではなく「ココロ」の問題
• ココロを育むケア職員は圧倒的に不足
• 養育環境の改善もココロの成長に必要
• 長期では政策変更が必要、短期では状況改善
施設新設のメリット
毎年職員
4人分の人件費
(2400万円)
+
10倍近くの資金効率
しかも
• 施設の資金調達は満期20年、無利子で可能!
• 1億2千万円/20年=毎年600万円→毎月50万円
Chance Maker
• 月千円から始められるプログラム
• 決済手数料以外の大部分が施設に直接届く
• 寄付状況は毎月レポートを送付
• 児童養護施設のスタディツアーなども企画
• 小口寄付を通じた関心の高まり
Coming Soon
• 児童養護施設の書籍(7月頃)
• ソーシャルファイナンスの書籍(9月頃)
• 組織関連の書籍(早ければ年内)
2.パートタイム組織論
「スーツを着ながらでも 世界は変えられる」
パートタイム組織を可能とするもの
• ITの進歩 •雇用形態の変化
ITの進歩
• ムーアの法則:Face to Faceで集めなければいけなかった情報がPC上で可能に→Skype、Gmail、Facebook、Twitter、etc
• 時間と空間の制約が減り、世界的な協業が可能となった→世界のどこでも参加可能、夜と週末を使って事業を作れるようになった
雇用形態の変化
• 背景の一つはグローバル企業の増加
• 終身雇用も減少
• 「会社に所属すること」ではなく、「仕事」に対して報酬が支払われるように→「24時間全て会社のもの」ではなくなった
• 例:コンサルティング会社のプロボノ活動
21世紀はパートタイム 組織の時代ではないか (と勝手に言ってみる)
アクションのはじめ方
①本業を大事にする
• 給料泥棒でなくなって初めて他人のことを
• 社会での理解を得るためにも
②ちょっとしたことから
• あまり無理をしない
• 最初は講演会参加、TwitterのRT、メールの転送
③誰かに交じる
• とりあえずやってみて雰囲気を掴む
• オススメの団体は詳しい人に聞いてみる
④自分で始める
• 自由で楽しいが、けっこう大変
自分で始める場合に気をつけること
①存在意義を見出す
②事業領域をよく選ぶ
③走りながら考える
④多様な仲間を集める
⑤コアメンバーを増やす
⑥言いだしっぺ は
逃げない
6つのポイントのまとめ
• マーケティング:顧客との価値交換の最適化
• ガバナンス:課題解決に向けてのPDCAの促進のためのエンゲージメント
③お金・名声など
組織
顧客
①製品・サービスの提供
価値の交換
②ニーズ の充足
(そう、これが
欲しかったの!)
↓ ④業績の向上、成長
マーケティングは、 組織が顧客と行う価値の交換を最適化
すること。
課題解決のPDCAサイクル
ガバナンスのサイクル
プレーヤー
マネージャー
・創造的な アイディア ・よりよい判断 ・実行促進
レビュー責任 結果責任
説明責任 実行責任 随時交代
問題の発見 目標明確化 解決策実行 モニター・成果把握
環境づくり 目標提示 フォロー 評価
組織の課題解決のPDCAサイクルが回る仕組み
揉め事マネジメント
•悪い人が入らない仕組みづくり •揉めそうなところは予め文書化しておく •オープンさとフェアさは命 •理と情の相反するもののバランス
3.まとめ