0208 ioddプレイベント発表資料案 20140203
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Transcript of 0208 ioddプレイベント発表資料案 20140203
オープンデータ流通推進コンソーシアムの紹介と
総務省オープンデータ実証実験で提供されている公共データについて
2014.02.08
オープンデータ流通推進コンソーシアム事務局(三菱総合研究所 主席研究員)
村上 文洋
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オープンデータ流通推進コンソーシアムについて
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1.設立の目的
本コンソーシアムは、
「産官学共同でオープンデータを推進」
することを目的として設立された団体です
http://opendata.gr.jp/
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2.会員数
● 法人会員 :139団体
● 自治体会員 :12団体
● 個人会員 :5名(有識者)
(2013年11月29日現在)
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3.体制(1)
会長 小宮山 宏(三菱総合研究所理事長)
顧問
坂村 健(東京大学大学院情報学環教授)
徳田 英幸(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長)
村井 純(慶應義塾大学環境情報学部長)
内山田 竹志(日本経済団体連合会副会長・情報通信委員長)
理事
越塚 登(会長代理)(東京大学大学院情報学環教授)
井上 由里子(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)
中村 伊知哉(慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授)
オブザーバー総務省、内閣官房、経済産業省、農林水産省、国土交通省、日本経済団体連合会、ASP・SaaS・クラウド コンソーシアム等
事務局 三菱総合研究所
(敬称略)
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3.体制(2)
理事会
※会長及び3名の理事により構成。
コンソーシアムの運営に関する事項などを協議・決定。
技術委員会
オープンデータ推進に必要な標準技術仕様の在り方等について検討。
データガバナンス委員会
オープンデータ推進に必要なライセンスの在り方等について検討。
利活用・普及委員会
オープンデータに関する情報発信、普及・啓発イベント開催、オープンデータ活用ビジネスの検討など。
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4.オープンデータ・アプリコンテスト
・主催:総務省、オープンデータ流通推進コンソーシアム・平成25年度オープンデータ実証実験(総務省)で提供されている公共データを活用した
アプリケーション開発コンテストです。・コンテストの応募締切は、2/17(月)正午ですが、データ提供は3月下旬まで継続されるの
で、2/22(土)のインターナショナルオープンデータディでも活用可能です。
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総務省オープンデータ実証実験で提供されている公共データについて
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1.総務省オープンデータ実証実験とは
総務省では、分野を超えたデータの流通・連携・利活用を効果的に行うために必要となる、
(1) 情報流通連携基盤共通API(標準データ規格(データモデル、データフォーマット、共通ボキャブラリ)及び標準API規格)の確立・国際標準化
(2) データの2次利用に関するルール(データガバナンス方式)の策定(3) オープンデータ化のメリットの可視化等
のための実証実験を実施しています。
平成25年度は「1.自治体行政情報」「2.社会資本」「3.観光」「4.防災」「5.公共交通」「6.統計情報・データカタログ」「7.花粉症関連情報」の7つのテーマで実証実験が行われています。
各実証実験の概要と、提供されている公共データは次頁以降のとおりです。また、各実証実験では、開発者への情報提供等、サポートするための開発者サイトを開設しています。
2/22のインターナショナル オープン データ ディ において、これらのデータを活用していただくことが可能です。詳しくは、こちらのサイトを御覧ください。
平成25年度オープンデータ実証実験の概要(オープンデータ・アプリコンテストサイト内)http://www.opendata.gr.jp/2013contest/apis/index.html
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2.実証実験のテーマと概要
テーマ 協力団体 概要
1.自治体行政情報実証
横浜市、鯖江市
自治体が保有する様々な行政情報について、オープンデータ化すべきものを、利活用ニーズの高さ等の観点から調査により特定し、オープンデータ化可能なものについては、データ規格の構築を行い、基盤システムに実装してオープンデータ化を実施する。また、ポータルサイトの構築もあわせて実施する。この際、広く地方公共団体に普及展開できるモデルの構築を目指すため、基盤システムは簡易なシステム設計にするとともに、設計思想・手順のドキュメント化、自治体職員向けのデータ変換ツールやマニュアル等を1つのパッケージとして整備する。
2.社会資本実証
佐賀県、福岡市、一般財団法人日本建設情報総合センター
地方自治体等が保有している社会資本情報や工事実績情報、入札情報等を組み合わせ、関係業者や地域住民等に対し公共事業に関するマーケティング情報、図面(諸元等)データ情報及び通学路における交通安全情報の提供を実現。
3.観光実証 京都市 等
地方自治体等が保有するモビリティ情報、観光情報、防災情報を組み合わせ、目的の観光スポットまでの最適ルート案内、目的地までの渋滞等の最新交通状況及び現在地から避難所までの避難経路情報等、高度なナビゲーションの提供を実現。
4.防災実証茨城県、京都府等
行政機関やライフライン事業者等が保有している防災・災害情報、被害・復旧情報等を組み合わせ、企業BCPの精緻化、行政機関や民間企業等の防災・減災対策への利活用、地域住民に対する防災関連情報の提供を実現。
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2.実証実験のテーマと概要
テーマ 協力団体 概要
5.公共交通実証
公共交通オープンデータ研究会(東京地域の公共交通事業者13社局ほか)
平成24年度に実施した実証実験をより多くの公共交通機関に展開し、広範囲の公共交通機関の運行情報、駅・停留所の公共交通施設情報等をリアルタイムで提供するとともに、混雑・事故・災害等が発生した緊急時に公共交通機関の利用に不自由をきたしている交通困難者や、地域の公共交通機関利用者に対して、的確な路線選択の支援、公共交通施設内での避難誘導等の機能を提供する。また、その際に問題となる、公共交通情報提供者の権利・責任分界点及び情報利用者が公共交通情報を利用する際の留意事項等の整理も実施する。
6.統計情報・データカタログ実証
内閣官房、総務省統計局、独立行政法人統計センター
ニーズが高く、多様な利活用が想定される統計情報や政府データカタログサイト(試行版)に掲載される各種データについて、同一のAPIで横断的に利用可能となるよう基盤システムを整備するとともに、その他のデータとマッシュアップが可能となる環境を実現する。また、統計情報については、従来は統計表ごとに検索していた、複数の統計表に対する統計情報検索を、情報流通連携基盤共通APIを1回呼び出すことで実現させることにより、統計情報の取得を簡素化することを目指す。
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2.実証実験のテーマと概要
テーマ 協力団体 概要
7.花粉症関連情報実証
千葉大学大学院医学研究院、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、財団法人気象業務支援センター 等
国民病とも言われている花粉症の発症や症状の重症度には、花粉飛散量だけではなく、気象状況、大気汚染物質の状況、患者の体調など複合的な要因が影響を与えており、複数の花粉症関連情報の公開や積極的な利活用が花粉症対策に寄与すると期待される。このため、様々な機関が独立して収集・公開している花粉飛散情報、気象情報、大気汚染情報、患者の統計データなどをパッケージとしてオープンデータ化することで、個人・地域に合わせたより精密な花粉症情報の配信を行うことを可能とする。また、その際、プライバシーに関わる花粉症患者症状情報は、花粉症患者本人の同意を得た上で、統計情報としてオープンデータ化を行うこととし、その方法等についても検証する。
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3.実証実験で提供されている公共データ
テーマ 主な提供データデータ提供
期間
1.自治体行政情報実証
・イベント情報、医療機関情報、バス停情報、Wi-Fi設置場所情報、AED設置場所情報、子育て情報、避難所位置情報 等
平成26年3月20日(木)まで
2.社会資本実証
・工事実績情報(工事件名、工期、施工場所、工法等・社会資本情報(名称、工法、幅員、建設年次、図面データ、入札情報データ等)
・苦情・問い合わせ情報(発生日時、発生場所、発生内容等)
・ソーシャルメディア情報(ソーシャルメディアに発信された社会資本に関する情報)
平成26年3月20日(木)まで
3.観光実証
・モビリティ情報(公共交通路線情報、公共交通時刻表情報、公共交通停留所情報、駐車場の満空情報、バス平均移動時間、タクシー平均移動時間 等)
・観光情報(公共施設情報、旅館情報、物産店情報、観光施設情報 等)
・防災情報(避難所情報、防災拠点情報、帰宅支援ステージョン情報 等)
平成26年3月20日(木)まで
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3.実証実験で提供されている公共データ
テーマ 主な提供データデータ提供
期間
4.防災実証
【茨城フィールド】・地震予測データ、液状化データ(プレート境界型茨城県南部地震、南海トラフ巨大地震)
・津波シミュレーションデータ(南海トラフ巨大地震)・揺れやすさデータ、建物危険度データ、急傾斜地崩壊危険区域データ、避難所データ(水戸市)
【京都フィールド】・避難所情報、避難所開設情報、地震被害想定調査マップ、XRAIN雨量データ画像
平成26年3月28日(金)まで
5.公共交通実証・列車時刻表、在線情報、駅時刻表、運行情報、駅構内地物情報、国土数値情報(駅・バス停、バスルート等)
平成26年3月20日(木)まで
6.統計情報・データカタログ実証
・国勢調査(小地域集計、地域メッシュ統計(予定))・データカタログサイト(試行版)掲載のデータセットのメタデータ
平成26年3月20日(木)まで
7.花粉症関連情報実証
・センサー情報(センサー属性、設置場所、観測値情報)・症状日記情報(花粉症患者に支給した端末から入力された、日付、入力場所、患者属性、症状、服用薬 等)
平成26年3月31日(月)まで
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4.開発者サイトの公開
・各オープンデータ実証実験では、実証実験期間中、開発者サイトを開設し、データ活用に関する情報提供や問い合わせ対応を行っています。
図 開発者サイトの例
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