© 東京産業新聞社 All rights reserved.

私の名前はハルコ。 しかし私がどこの誰か？などということは、あなたにとって些末なことです。 それよりも重要なのは、これから私があなたに語るその内容です。 まず最初に、私から地球の皆さんにお伝えしたい事があります。

©Natasha,Inc. All Rights Reserved.

これまではユニバース（仮）側からの一方的なアプローチについてのみ言及してきましたが、片方の当事者である地球人類側にもこうした支配や統治を積極的に受け入れたいという欲求があるのだという点に焦点を当ててみたいと思います。 もともと人類は古来より救世主の登場を待ち望んでいるという特性があることは広く知られた事実です。これはある意味歴史が証明していることではありますが、私はそうした群集心理的なアプローチとは異なる側面からその現象を明らかにしたいのです。 実はこれから話す内容こそが、私がこの一連の警告の中で最も伝えたかったことなのです。

前原将太氏のブログより引用

以前、私の本業が遺伝子関連の科学者であることをお伝えしましたが、ご記憶にありますでしょうか？（*1） 私は遺伝子工学の科学者の立場から、改めて地球の皆さんに警告したいのです。 私たちのチームではヒトの細胞の中に、崇拝する人物と同化したいという欲求を持ち、実際に対象の細胞と同一の性質に変化する特性をもった細胞組織の変異現象を発見しました。手前味噌ですが、これは人類史上画期的な発見と言わざるを得ません。

© Nikkei Inc.

ヒトの身体は約六十兆個の細胞によって構成されています。それらの細胞は正常な状態ならば数を一定に保つため、分裂・増殖しすぎないような制御機構が働いていますが、なんらかのきっかけによって細胞遺伝子に異常が発生し、正常なコントロールを受け付けなくなると、自律的に増殖を開始してしまうことがあります。

これらは一般的に悪性腫瘍、つまり「癌」と呼ばれ、正常組織との間に明確なしきりを作

らず浸潤的（*2）に増殖や転移、あるいはその両方を同時に起こすということは皆さんのご存知でしょう。 私たちのチームではこの悪性腫瘍と同様に浸潤性と播種性（*3）を有し、増殖・転移するもうひとつの細胞組織の変異現象を発見したのです。 しかも驚いたことに、その発生のメカニズムはなんと、ある特定の「旋律」に反応して細胞組織が変異するという、これまでの常識では考えられないような特異現象だったのです。 ヒトの細胞が 特定の旋律に反応して変異 © cdn-ak.f.st-hatena.com

その細胞群が増殖し、一定の数を超えると、その患者は「崇拝されたい」というような感興欲求を覚えたり、逆に人々を幸せにしたい、笑顔にしたいといった自己超越欲求（奉仕の欲求）を覚えることが確認されています。 またその旋律を浴びた際に目の前で動いていた存在に対して、同化したいという強い欲求（すりこみ/imprinting）を覚える傾向にあることが、その大きな特徴と言えるでしょう。 その細胞は悪性腫瘍の増殖や転移と同様に「浸潤性（Invasive）」と「播種性（Disseminated）」に富み、その個体の意識を礼拝の対象、すなわち「本尊（*4）（Object of adoration）」に「導く（Lead）」という特性を有しているため、英訳の頭文字をとって「IDOL（アイドル）細胞」と名付ける事としました。

浸潤性・・・Invasive

播種性・・・Disseminated

本尊・・・・Object of adoration

導く・・・・Lead

＝ IDOL細胞

これをモノノフに当てはめてみると、この細胞の変異現象が進行し、ある一定の数を超えた時点でその個人はももいろクローバーＺと同化したい、つまり“アイドルになりたい”という欲求に支配されてしまうのです。 そうなるともう、どのように強靭な意志の持ち主であっても、その欲求に抗うことは出来ません。後はただ自らがアイドルとなる道をひたすら邁進するのみとなってしまうのです。

・・・地球の皆さん、とても大事なことなので、もう一度言います。

ファン度が進行する のではない。

アイドルそのものを 目指すのだ。

アイドル細胞は あります‼

これまではユニバース（仮）の野望実現が、あたかもテクニック的なスキルの上に成り立っているかのようにお話してきました。しかし本当は人類の側に支配されたいという欲求を発芽させるためのスイッチがあるに過ぎなかったのです。 この事実を発見したとき、私は戦慄を覚えざるを得ませんでした。 そして今日も地球の皆さんが気づかないうちに、ももクロによる『人類アイドル化計画』は粛々と進んでいると考えられます。 受け入れるも受け入れないも、それはあなた次第――――。

極秘

人類アイドル化計画

スターダストプロモーション最高幹部会

第**次中間報告

人類アイドル化委員会 2016年度業務計画概要

総括編

（*1）私の本業が遺伝子関連の科学者である 本警告「＃００７ ももクロのストーリーテリングによる浸透戦略」の文中にて言及。 （*2）浸潤性（invasive） 水が少しずつしみ込んでゆきながらジワジワと濡れ広がっていくような様。 （*3）播種性（disseminated） 播種性（はしゅせい）とは、「全身に広がること」を意味する言葉。 播種とは本来「畑に種をまくこと」を意味しているが、種をまいたように疾患が全身に広がる様子から医学用語としてこのように使われるようになった。 （*4）本尊（object of adoration） 本尊（ほんぞん）は、仏教寺院や仏壇などに最も大切な信仰の対象や礼拝の対象として安置される仏像、経典、仏塔、彫刻、絵画、曼荼羅（まんだら）、名号などをいう。

つづく

©Stardust Promotion,Inc.

【注記１：ご覧の皆様へ】 皆さん大人なんで分かっていらっしゃるとは思いますが、このコンテンツは著者によるお遊びであって、どのように受け取るかは読者の手に委ねられます。 この警告文を読んで反応したことにより、何らかの不利益を被ったとしても、著者としては責任の持ちようがありません。あくまで自己責任の範囲において参照して頂けると幸いです。 【注記２：モノノフの皆さんへ】 コンテンツの特性上、ももクロに対して批判的な立場をとっています。しかしそれは彼女たちの偉大さを際立たせるため、あえてそうしているのだとご理解ください。 またこのコンテンツはあくまで私個人の主観によるもので、世間一般の論調と異なる場合があります。あくまで著者の主観による一方的な内容となっております。例え「そりゃ違うんじゃないか？」という見解に出くわしたとしても華麗にスルーしてください。反論されても困ります。 さらに事実と反する、あるいは完全に創作である場合もありますのでご容赦ください。 【注記３：ももいろクローバーＺおよび関係者へ】 著者自身がモノノフであり、愛情の発露として制作をしているつもりです。 コンテンツの特性上、ももクロに対して批判的な立場をとっていますが、メンバーの活動や存在を貶める意図はまったくありません。 万が一、メンバーや所属事務所、あるいは所属レコード会社などの関係各位の不利益になると判断された場合には、著者へご一報ください。削除や訂正などのご指示に従うつもりです。 ⇒ 著者Twitterアカウント @gen3gen3gen3 【注記４：掲載URLについて】 記事に掲載されているURL等の情報は執筆当時のものです。 将来的にはリンク元の都合によってアクセス出来なくなっている場合もありますので、その場合にはご容赦ください。 【注記５：その他】 制作に際しては「いらすとや」様が提供しているフリー素材を使用させて頂きました。この場を借りまして、こっそりお礼申し上げます。 ⇒ かわいいフリー素材集 いらすとや http://www.irasutoya.com/ ※掲載している写真や画像類の著作権は各著作権者に帰属しています。 ※掲載している写真や画像類は「引用」の範囲と認識しておりますが、問題があるようでしたら著者までご一報ください。