動作範囲( RJ50 D-SUB )、振動(5 g)、衝撃( NI …€¢ ±25 mV/V...

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データシート NI 9237 4 AI±25 mV/V24 ビット、50 kS/s/ch(同時、ブリッジ構成) 4 チャンネル、50 kS/s(各チャンネル)同時 AI ±25 mV/V 入力レンジ、24 ビット分解能 プログラム可能なハーフ/フルブリッジ構 成、最大 10 V の内部励起 60 VDCCategory I バンク絶縁 RJ50 または D-SUB 接続オプション 動作範囲(-4070)、振動(5 g)、衝撃(50 gCompactDAQ および CompactRIO と使用する NI 9237 同時ブリッジモジュールは、最 4 つのブリッジセンサの同時測定および電源供給に必要な信号調節機能を備えてい ます。4 つの RJ50 ジャックにより、大部分のトルクまたはロードセルとの直接接続が 可能で、最小のツールでカスタム仕様のケーブルを設置できます。NI 9237 の高サンプ ルレートと帯域幅により、チャンネル間の位相遅延がない高品質の高速歪みまたは負 荷測定システムを提供できます。NI 9237 は、60 VDC の絶縁と 1,000 Vrms の過渡絶縁 機能を装備し、高コモンモードノイズ除去とオペレータやテストシステム用に強化さ れた安全対策を備えています。 シャントキャリブレーションやリモートセンスに加えて、NI 9237 ではオフセット/ルが実行できるため、このモジュールは歪み計測やブリッジ計測に最適です。 クォータブリッジセンサと使用するアクセサリとして、NI 9944 および NI 9945 が提供 されています。これらのアクセサリは、一端に RJ50 メスコネクタ、もう一端にはネジ 留め式端子を備えています。

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データシート

NI 92374 AI、±25 mV/V、24ビット、50 kS/s/ch(同時、ブリッジ構成)

• 4チャンネル、50 kS/s(各チャンネル)同時AI

• ±25 mV/V 入力レンジ、24ビット分解能• プログラム可能なハーフ/フルブリッジ構

成、最大 10 Vの内部励起• 60 VDC、Category I バンク絶縁• RJ50または D-SUB接続オプション• 動作範囲(-40~70)、振動(5 g)、衝撃(50

g)

CompactDAQおよび CompactRIOと使用する NI 9237同時ブリッジモジュールは、最大 4つのブリッジセンサの同時測定および電源供給に必要な信号調節機能を備えています。4つの RJ50ジャックにより、大部分のトルクまたはロードセルとの直接接続が可能で、最小のツールでカスタム仕様のケーブルを設置できます。NI 9237の高サンプルレートと帯域幅により、チャンネル間の位相遅延がない高品質の高速歪みまたは負荷測定システムを提供できます。NI 9237は、60 VDCの絶縁と 1,000 Vrmsの過渡絶縁機能を装備し、高コモンモードノイズ除去とオペレータやテストシステム用に強化された安全対策を備えています。

シャントキャリブレーションやリモートセンスに加えて、NI 9237ではオフセット/ヌルが実行できるため、このモジュールは歪み計測やブリッジ計測に最適です。

クォータブリッジセンサと使用するアクセサリとして、NI 9944および NI 9945が提供されています。これらのアクセサリは、一端に RJ50メスコネクタ、もう一端にはネジ留め式端子を備えています。

Cシリーズ同時ブリッジモジュールの比較

モデル チャンネルサンプルレート

分解能 接続同時対応ブリッジ

NI 9218

NI 9219

NI 9235

NI 9236

NI 9237

51.2 kS/s/ch

100 S/s/ch

10 kS/s/ch

10 kS/s/ch

50 kS/s/ch

24ビット

24ビット

24ビット

24ビット

24ビット

クォータ、ハーフ、フル

クォータ、ハーフ、フル

120 Ωクォータブリッジ

350 Ωクォータブリッジ

クォータ、ハーフ、フル

LEMO、9ピンDSUB

バネ端子

RJ-50、DSUB

2

4

8

8

4

バネ端子

バネ端子

NI Cシリーズの概要

NIは、測定、制御、および通信アプリケーション用に、100種類を超える Cシリーズモジュールを提供しています。Cシリーズモジュールは任意のセンサまたはバスに接続可能で、上級データ収集および制御アプリケーションのニーズに対応する高確度の測定を可能にします。• あらゆるセンサや信号に接続するための計測に特化した信号調節• バンク間、チャンネル間、チャンネル/アース間などの絶縁オプション• さまざまなアプリケーションや環境のニーズに対応する-40~70の温度範囲• ホットスワップ可能Cシリーズモジュールのほとんどは CompactRIOおよび CompactDAQプラットフォームの両方をサポートしており、モジュールを別のプラットフォームに移す際に修正を行う必要はありません。

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CompactRIO

CompactRIOは、コンパクトサイズと堅牢性を持つオープンな組込アーキテクチャを、NI LabVIEW再構成可能 I/O(RIO)アーキテクチャで電源供給されるプラットフォーム上の Cシリーズモジュールと組み合わせます。各システムには、組込アプリケーションの要件を満たすためのカスタムタイミング、トリガ、および使用可能な広範囲のモジュール式 I/Oの処理が含まれます。

CompactDAQ

CompactDAQは、接続性、データ収集、および直接センサまたは信号と通信するモジュール式 I/Oへの信号調整を統合する、持ち運び可能な耐久性のあるデータ収集プラットフォームです。CompactDAQを LabVIEWと使用することで、測定データを集録、解析、表示、および管理する方法を簡単にカスタマイズできます。

ソフトウェアWindows用 LabVIEWプロフェッショナル開発システム

• 大規模プロジェクトの開発に上級ソフトウェアツールを使用• DAQアシスタントおよび計測器 I/Oアシスタントを使用して

自動的にコードを生成• 高度な計測解析およびデジタル信号処理を使用• DLL、ActiveX、.NETオブジェクトとのオープンな接続性を活用• DLL、実行ファイル、MSIインストーラをビルド

NI 9237 データシート | © National Instruments | 3

NI LabVIEW FPGAモジュール • NI RIOハードウェア用の FPGAアプリケーションを設計

• デスクトップおよびリアルタイムアプリケーションと同じグラフィカル環境でプログラミング

• 最大 300 MHzのループレートで制御アルゴリズムを実行• カスタムタイミング/トリガロジック、デジタルプロトコル、お

よび DSPアルゴリズムを実装• 既存の HDLコードと Xilinx IPジェネレータの機能を含む他社製

IPを統合• LabVIEW Embedded Control and Monitoring Suiteの一部として

購入可能

NI LabVIEW Real‐Timeモジュール • LabVIEWグラフィカルプログラミングで確定的なリアル

タイムアプリケーションを設計• 信頼性の高い実行と豊富な I/Oの選択に NIまたは他社製

ハードウェアへダウンロード• 組込 PID制御、信号処理、および解析関数を活用• マルチコア CPUのメリットを自動的に活用、またはプロ

セッサ親和性を手動で設定• リアルタイム OS、開発およびデバッグサポート、および

ボードサポートを活用• 単体、または LabVIEW Suiteの一部として購入可能

回路NI 9237の各チャンネルは独立した 24ビット ADCおよび入力アンプを装備しているため、全 4チャンネル同時に信号をサンプルすることが可能です。

NI 9237はアースから絶縁されています。しかし、個々のチャンネルはお互いに絶縁されていません。EX+、EX-信号、および T-信号は、すべてのチャンネルで共通です。NI 9237は、NI 9237のアースを基準とした除去範囲内の電圧でバイアスされているデバイスに接続することができます。

4 | ni.com | NI 9237 データシート

図 1. NI 9237の 1チャンネル上の入力回路

+ –AI+

EX+

RS+基準

入力AI–

EX–

RS–

SC

SCNI 9237

抵抗誤差を修正するための接続オプション抵抗を配線することによりブリッジ回路で誤差が生じることがあります。NI 9237では、このような誤差を修正するリモートセンスとシャントキャリブレーションという2つの方法があります。

リモートセンスリモートセンスは励起リード線の誤差を常時自動的に修正します。基本的にはハーフブリッジとフルブリッジの誤差修正に最適です。長いワイヤおよび小さいゲージのワイヤでは抵抗が大きくなるため、ゲイン誤差が発生することがあります。励起電圧をブリッジに接続するワイヤの抵抗で電圧降下が発生し、ゲイン誤差の原因となります。NI 9237はこのゲイン誤差を補正するリモートセンスを装備しています。リモートセンスワイヤは、励起電圧ワイヤがブリッジ回路に接続する場所につないでください。リモートセンスワイヤを NI 9237に接続する方法は、以下の図を参照してください。

図 2. リモートセンスワイヤを NI 9237に接続する

EX+

EX–

RS+

RS–

Rブリッジ

Rリード

Rリード

Rブリッジ Rブリッジ

Rブリッジ

NI 9237

AI–AI+

実際のブリッジ励起電圧は EX+および EX-リードでの電圧より小さくなります。実際のブリッジ電圧のリモートセンスを使用しない場合、その結果生じるゲイン誤差は以下の通りです。

NI 9237 データシート | © National Instruments | 5

リードブリッジ

ハーフブリッジセンサの場合2 ⋅ リード

ブリッジフルブリッジセンサの場合

リモートセンス信号を直接ブリッジ抵抗に接続すると、NI 9237は実際のブリッジ電圧を検出して EX+および EX-リードの抵抗によって生じたゲイン誤差を除去します。

シャントキャリブレーションシャントキャリブレーションは、励起配線とブリッジの個々の抵抗での配線の両方の抵抗による誤差を修正することができます。リモートセンスは NI 9237の EXピンからセンサまでの抵抗を修正し、シャントキャリブレーションはこのような誤差に加えてブリッジのアーム上のワイヤ抵抗によって生じた誤差を修正します。ブリッジのアクティブな抵抗への配線で大きな抵抗が生じることがあるため、シャントキャリブレーションはクォータブリッジセンサで最も有効です。NI 9237シャントキャリブレーション回路は、精密抵抗とソフトウェア制御スイッチから構成されています。NI 9237でシャントキャリブレーションスイッチを有効にする情報は、ソフトウェアのヘルプを参照してください。シャントキャリブレーションは、ブリッジのアーム上の抵抗をある所定の量変更して歪み入力のシミュレーションを実行します。これを実行するには、ブリッジの 1アームに並列に所定値の大きな抵抗を接続(シャント)して、本来歪みによって発生する既知の抵抗値の変化を起こします。そして、ブリッジの出力を測定し予測される電圧値と比較することができます。その結果は、測定パス全体でのゲイン誤差を修正することや、単に一般的な操作を検証して設定を確認することに使用されます。負荷が与えられていない安定した信号は、まずシャントキャリブレーションスイッチが OFFの状態で使用され、次に ONの状態で使用されます。これらの 2つの測定値の差異は、ワイヤ抵抗からのゲイン誤差を表します。その後は、読み取り値に対してこのゲイン誤差を修正するようにソフトウェアアプリケーションを設計することができます。

励起電圧NI 9237を 2.5 V、3.3 V、5 V、または 10 Vの励起電圧を供給するようにプログラムできます。内部励起の最大励起電力は 150 mWです。

メモ 外部の励起電圧を供給しない限り、NIは合計電力が 150 mW以下を保つように励起電圧値を設定することを推奨します。NI 9237は、合計電力が150 mW以下を保つように必要に応じて内部の励起電圧を自動的に削減します。

単一ブリッジの電力は、次の式で計算できます。

= 26 | ni.com | NI 9237 データシート

ここで R はブリッジの合計抵抗を示します。

クォータまたはハーフブリッジでは、R は各要素の抵抗の 2倍になります。フルブリッジでは、R は各要素の抵抗と同じになります。

150 mW制限では、以下のようにハーフおよびフルブリッジに電力を供給することができます。• 4つの 350Ωハーフブリッジ(5.0 V)• 4つの 350Ωフルブリッジ(3.3 V)• 4つの 120Ωハーフブリッジ(2.5 V)

外部励起ブリッジ全体で 150 mW以上を放熱する励起電圧が必要な場合は、外部励起電圧ソースを NI 9237に接続できます。

図 3. 外部励起電圧ソースを NI 9237に接続する

Vex+

Vex-

NI 9237(DSUB付き)

+

–外部励起

電圧ソース

EX+

EX-

NI 9237(RJ50付き)

+

–外部励起

電圧ソース

メモ NI 9237(RJ-50付き)では、4端子外部励起電圧コネクタ上の 2つの EX+および EX-端子を使用して、1つの外部励起ソースに接続します。

コネクタで追加の EX+および EX-端子を使用して、複数の NI 9237モジュールを一緒にデイジーチェーンで接続することができます。

フィルタ処理NI 9237は、アナログとデジタルフィルタの組み合わせを用いて帯域外の信号を除去し、帯域内の信号を可能な限り再現します。フィルタは、信号の周波数範囲または帯域幅に基づいて信号を区別します。考慮すべき 3つの重要な帯域幅は、パスバンド、ストップバンド、およびアンチイメージング帯域幅です。NI 9237は、パスバンドリプルや非線形位相による影響を受けた後に量子化され、信号のパスバンド帯域部分を表現します。エイリアスフリー帯域幅に表示されるすべての信号は、非エイリアスの信号またはストップバンド除去でフィルタ処理された信号です。

パスバンドパスバンド内の信号には、周波数によって異なるゲインや減衰があります。周波数に対するゲインの微細な変化は、パスバンドフラットネスと呼ばれます。NI 9237のデジタルフィルタは、データレートによってパスバンドの周波数範囲を調節します。そのため、任意の周波数でのゲインまたは減衰の量はデータレートにより異なります。

NI 9237 データシート | © National Instruments | 7

図 4. NI 9237の一般的なパスバンドフラットネス

周波数/データレート

0.50.4

0.025

0.000

–0.025

–0.0500.30.20.10

ゲイン

(dB

)

ストップバンドフィルタは、ストップバンド周波数以上のすべての信号を大きく減衰します。フィルタの主要な目的はエイリアスを防ぐことです。そのため、ストップバンド周波数はデータレートに比例します。ストップバンド除去は、信号のストップバンド内の周波数成分すべてに対してフィルタが適用する最小減衰量です。

エイリアスフリー帯域幅エイリアスフリー帯域幅にみられる信号は、より高い周波数成分から得られたエイリアス成分を含みません。エイリアスフリー帯域幅は、ストップバンド周波数を超える周波数を除去するフィルタの能力によって定義されます。エイリアスフリー帯域幅は、データレートからストップバンド周波数を引いた値と同じです。

データレートマスタタイムベース(fM)の周波数は、NI 9237のデータレート(fs)を制御します。NI 9237には周波数が 12.8 MHzの内部マスタタイムベースがありますが、モジュールは外部マスタタイムベースを受け入れたり、内部マスタタイムベースをエクスポートすることもできます。NI 9237のデータレートをサンプリングの制御にマスタタイムベースを使用する他のモジュールと同期するには、すべてのモジュールが 1つのマスタタイムベースソースを共有する必要があります。以下の式は、NI 9237で利用可能なデータレートの値を示します。

= ÷ 256ここで、nは 1~31のいずれかの整数を表します。

ただし、データレートは適切なデータレート範囲内である必要があります。12.8 MHzの内部マスタタイムベースを使用している場合、nの値によって、結果のデータは 50

8 | ni.com | NI 9237 データシート

kS/s、25 kS/s、16.667 kS/sなどから最低 1.613 kS/sまでとなります。12.8 MHz以外の周波数で外部タイムベースを使用している場合は、NI 9237は異なる組み合わせのデータレートで構成可能になります。

メモ NI 9151 Rシリーズ拡張シャーシは、モジュール間でのタイムベースの共有をサポートしていません。

NI 9237 仕様以下の仕様は、特に記載がない限り-40~70の環境下におけるものです。

注意 このドキュメントに記載されている以外の方法で NI 9237を動作させないでください。製品の使用を誤ると危険です。また、破損した製品を使用した場合には、製品に組み込まれている安全保護機能が保証できません。製品が破損している場合は、修理のためにナショナルインスツルメンツに返送してください。

入力特性チャンネル数 4アナログ入力チャンネルブリッジ構成

ハーフおよびフル 内部クォータ 外部

ADC分解能 24ビットADCタイプ デルタシグマ(アナログプレフィルタ付き)サンプルモード 同時内部マスタタイムベース(ƒM)

周波数 12.8 MHz

確度 ±100 ppm(最大)データレート範囲(ƒs)、内部マスタタイムベース使用

最小 1.613 kS/s

最大 50 kS/s

データレート範囲(ƒs)、外部マスタタイムベース使用最小 391 S/s

最大 51.36 kS/s

データレート(ƒs) (ƒM ÷ 256) ÷ n、ここで n = 1, 2, …, 31

標準入力レンジ ±25 mV/V

NI 9237 データシート | © National Instruments | 9

スケール係数 LSBにつき 2.9802 nV/V

過電圧保護(あらゆる 2つのピン間) ±30 V

表 1. 確度

測定条件 1 読み取り値の割合(ゲイン誤差 2)

レンジの割合 3(オフセット誤差)

キャリブレーション済み 標準(25、±5) 0.05% 0.05%

最大(– 40~70) 0.20% 0.25%

未キャリブレーション 4 標準(25、±5) 0.20% 0.10%

最大(– 40~70) 0.55% 0.35%

ゲインドリフト 10 ppm/(最大)オフセットドリフト

2.5 V励起 0.6 µV/V/

3.3 V励起 0.5 µV/V/

5 V励起 0.3 µV/V/

10 V励起 0.2 µV/V/

ハーフブリッジ構成許容値 ±1200 µV/V(最大)ドリフト 1.5 µV/V/

1 オフセットヌルまたはシャントキャリブレーション前。2 データレート 50 kS/sで適用。これより低いデータレートではゲイン誤差を 0.20%余計に読み取ります。

3 レンジ = 25 mV/V。4 未キャリブレーション確度は、モジュールに保存されたキャリブレーション定数がデータに適用されない、未処理または未スケールモードでの集録時に取得された確度のことを指します。

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表 2. チャンネル間マッチ(キャリブレーション)

入力信号周波数(ƒin) ゲイン 位相

標準 最大 最大 0~1 kHz 0.15% 0.3%

0.125°/kHz · ƒin1~20 kHz 0.4% 1.1%

非線形位相ƒin = 0~1 kHz <0.001°

ƒin = 0~20 kHz ±0.1°

入力遅延 (40 + 5/512)/ƒs + 4.5 µs

パスバンド周波数 0.45 · ƒs

フラットネス 0.1 dB(最大)ストップバンド

周波数 0.55 · ƒs

除去 100 dB

エイリアスフリー帯域幅 0.45 · ƒs

オーバーサンプルレート 64 · ƒs

オーバーサンプルレートでの除去 5

ƒs = 10 kS/s 60 dB(640 kHz時)ƒs = 50 kS/s 90 dB(3.2 MHz)

コモンモード電圧、すべての信号/アース間

±60 VDC

コモンモード電圧レンジ、EX-を基準 励起電圧の中央値から±1 V

5 アナログプレフィルタによるオーバーサンプルレートでの信号周波数の除去。

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CMRR

アースに対して 6(ƒin = 0~60 Hz) 140 dB

EX–に対して(ƒin = 0~1 kHz) 85 dB

SFDR (1 kHz、-60 dBFS) 115 dB

全高調波歪み(THD)1 kHz、-20 dBFS -95 dB

8 kHz、-20 dBFS -95 dB

表 3. 入力ノイズ

励起電圧 密度、(nV/Vrms)/1Hz 合計、ƒin = 0~1 kHz(nV/

Vrms)合計、ƒin = 0~25 kHz(µV/Vrms)

フルブリッジ フルブリッジ フルブリッジ ハーフブリッジ 2.5 V 8 250 1.3 1.6

3.3 V 6 190 1.0 1.2

5 V 4 130 0.6 0.8

10 V 2 65 0.3 0.5

励起ノイズ 100 µVrms

クロストーク(ケーブルの影響は含まず)ƒin = 1 kHz 110 dB

ƒin = 10 kHz 100 dB

励起内部電圧 2.5 V、3.3 V、5.0 V、10.0 V

内部電源 150 mW(最大)外部電圧 2 V~10 V

シャントキャリブレーション抵抗 100 kΩ

6 NI 9237(RJ-50付き)ではバランスケーブルで、NI 9237(DSUB付き)ではケーブルなしで測定。ツイストペアでないシールドケーブルは極めて不安定な場合があり、CMRRのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。シールドケーブルのバランスを向上するために、NIは AI+/AI-ペア、RS+/RS-ペア、および EX+/EX-ペアを寄り合わせることを推奨します。

12 | ni.com | NI 9237 データシート

抵抗の確度25 ±110 Ω

-40~70 ±200 Ω

MTBF

NI 9237(RJ-50付き) 603,359時間(25時)、Bellcore Issue 2、Method 1、Case 3、Limited Part StressMethod

NI 9237(DSUB付き) 704,148時間(25時)、Bellcore Issue 2、Method 1、Case 3、Limited Part StressMethod

所要電力シャーシからの消費電力

アクティブモード 740 mW(最大)スリープモード 25 µW(最大)

放熱(70時)アクティブモード 740 mW(最大)スリープモード 25 µW(最大)

物理特性モジュールを掃除する必要がある場合は、乾いた布で拭いてください。

ヒント Cシリーズモジュールおよびコネクタの二次元図と三次元モデルを参照するには、ni.com/dimensions(英語)でモジュール番号を使用して検索してください。

安全電圧必ず以下の制限内の電圧のみを接続してください。

任意の 2つのピン間 ±30 V(最大)絶縁、チャンネル間 なし絶縁、チャンネル/アース間

最大 3,000 m

連続 60 VDC、Measurement Category I

耐電圧 1,000 Vrms、5秒間絶縁耐圧試験で認証済み

NI 9237 データシート | © National Instruments | 13

最大 5,000 m

連続 60 VDC、Measurement Category I

耐電圧 860 Vrms、5秒間絶縁耐圧試験で認証済み

Measurement Category Iは、MAINS電圧と呼ばれる配電システムに直接接続されていない回路上で実行される測定用です。MAINSは、装置に電力を供給する危険活電電源供給システムです。このカテゴリは、特別に保護された 2次回路からの電圧の測定用です。そのような電圧測定には、信号レベル、特別装置、エネルギー制限された装置部分、安定化低電圧ソースから電力供給される回路、および電子装置が含まれます。

注意 NI 9237をMeasurement Category II、III、または IVの信号に接続したり、その測定に使用したりしないでください。

メモ 測定カテゴリの CAT Iおよび CAT Oは同じものです。これらのテスト/

測定の回路は、Measurement Category CAT II、CAT III、または CAT IVのMAINS

設置建造物に直接接続することを想定していません。

危険箇所での設置U.S.(UL) Class I, Division 2, Groups A, B, C, D, T4、

Class I, Zone 2、AEx nA IIC T4

カナダ(C-UL) Class I, Division 2, Groups A, B, C, D, T4、Class I, Zone 2、Ex nA IIC T4

欧州(ATEX)および 国際(IECEx) Ex nA IIC T4 Gc

安全および危険箇所での設置の基準この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の安全規格要件を満たすように設計されています。• IEC 61010-1、EN 61010-1

• UL 61010-1、CSA 61010-1

• EN 60079-0:2012、EN 60079-15:2010

• IEC 60079-0: Ed 6、IEC 60079-15: Ed 4

• UL 60079-0: Ed 5、UL 60079-15: Ed 3

• CSA 60079-0:2011、CSA 60079-15:2012

メモ ULおよびその他の安全保証については、製品ラベルまたは「オンライン製品認証」セクションを参照してください。

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電磁両立性この製品は、計測、制御、実験に使用される高感度電気装置に関する以下の EMC規格の必要条件を満たします。• EN 61326-2-1 (IEC 61326-2-1): Class Aエミッション、工業イミュニティ• EN 55011 (CISPR 11): Group 1、Class Aエミッション• AS/NZS CISPR 11: Group 1、Class Aエミッション• FCC 47 CFR Part 15B: Class Aエミッション• ICES-001: Class Aエミッション

メモ 米国では(FCC 47 CFRに従って)、Class A機器は商業、軽工業、および重工業の設備内での使用を目的としています。欧州、カナダ、オーストラリア、およびニュージーランドでは(CISPR 11に従って)、Class A機器は重工業の設備内のみでの使用を目的としています。

メモ Group 1機器とは(CISPR 11に従って)材料の処理または検査/分析の目的で無線周波数エネルギーを意図的に生成しない工業用、科学、または医療向け機器のことです。

メモ EMC宣言および認証については、「オンライン製品認証」セクションを参照してください。

CEマーク準拠この製品は、該当する EC理事会指令による基本的要件に適合しています。• 2014/35/EU、低電圧指令(安全性)• 2014/30/EC、電磁両立性指令(EMC)• 94/9/EC、潜在的な爆発性雰囲気(ATEX)

オンライン製品認証この製品のその他の適合規格については、この製品の適合宣言(DoC)をご覧ください。この製品の製品認証および適合宣言を入手するには、ni.com/certificationにアクセスして型番または製品ラインで検索し、保証の欄の該当するリンクをクリックしてください。

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耐衝撃/振動この要件を満たすには、システムをパネルに取り付ける必要があります。

動作時振動ランダム(IEC 60068-2-64) 5 grms、10 Hz~500 Hz

正弦(IEC 60068-2-6) 5 g、10 Hz~500 Hz

動作時衝撃(IEC 60068-2-27) 30 g(11 ms半正弦)、50 g(3 ms半正弦)、18回:6方向

環境この要件を満たす条件についての詳細は、ご使用のシャーシのマニュアルを参照してください。

動作温度(IEC 60068-2-1、IEC 60068-2-2)

-40~70

保管温度(IEC 60068-2-1、IEC 60068-2-2)

-40~85

保護構造NI 9237(RJ-50付き) IP30

NI 9237(DSUB付き) IP40

動作時の相対湿度(IEC 60068-2-78) 10% RH~90% RH(結露なきこと)保管時の相対湿度(IEC 60068-2-78) 5% RH~95% RH(結露なきこと)汚染度 2

最大使用高度 5,000 m

室内使用のみ。

環境管理ナショナルインスツルメンツは、環境に優しい製品の設計および製造に努めています。NIは、製品から特定の有害物質を除外することが、環境および NIのお客様にとって有益であると考えています。環境に関する詳細は、ni.com/environmentからアクセス可能な「Minimize OurEnvironmental Impact」ページ(英語)を参照してください。このページには、ナショナルインスツルメンツが準拠する環境規制および指令、およびこのドキュメントに含まれていないその他の環境に関する情報が記載されています。

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廃電気電子機器(WEEE)欧州のお客様へ 製品寿命を過ぎたすべての NI製品は、お住まいの地域の規定および条例に従って廃棄処分してください。お住まいの地域における NI

製品のリサイクル方法の詳細については、ni.com/environment/weeeを参照してください。

电子信息产品污染控制管理办法(中国 RoHS)中国客户 National Instruments 符合中国电子信息产品中限制使用某些有害物

质指令(RoHS)。关于 National Instruments 中国 RoHS 合规性信息,请登录

ni.com/environment/rohs_china。(For information about China RoHScompliance, go to ni.com/environment/rohs_china.)

キャリブレーションNI 9237の Calibration Certificate(英語)とキャリブレーションサービスに関する情報は、ni.com/calibrationから入手できます。

キャリブレーション間隔 1年

NI 9237 データシート | © National Instruments | 17

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374186A-0212 2015年 11月