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56
1 0 解題 梧 窓 詩 話 二 卷 〓 披 林 瑜 著 林 瑜 、 字 は 孚 尹 、〓 坡 、 又 は 蘭 坡 と 號 す 、 通 稱 は 周 輔 加 賀 藩 の 儒 官 と なり 、 大 に 藩 内 士 民 文 學 の 氣 風 を 鼓 吹 せり 、 其 の 少 き や 、 曾 て 江 戸 に 遊 び 昌平 黌 に 學 び たり と い ふ 、 天 保 七 年 七 月 歿 す 、 年 五 十 六 。 此 書 は 「 泛 く 唐 宋 元 明 清 の 詩 を 論 じ 、 特 に 宋 詩 を學 ぶ も の 、 多 く は温 雅 麗 密 を 好 ま ず し て 、 奇 字 僻 典 を 用 ふ る を 好 む は 、 下 劣の 詩 魔なり と し 、 以 て 僞 宋 詩 を 排 撃 せ り 、 其 の 他 、 詩 語 を擧 げ 攷 證 す る 所 、 皆 精 緻 を 極 む 、 大 窪 詩 佛 の 序 に 、 學 問 之 博 、 考 證 之 精 、 云 々 と い ひ 、 以 て 此 れ を 稱 揚 し た る は 、 蓋 過 褒 に 非 る な り 。 解 題 一
Transcript of 之 法 ↓林 君 揉 披 加 賀 儒 官 也 、其10 解題 梧 窓 詩 話 二 卷 披 林 瑜...
10
解題
梧
窓詩
話
二卷
〓披
林
瑜
著
林
瑜、字
は
孚
尹、〓坡、又
は
蘭
坡
と
號
す、通
稱
は
周
輔
加
賀
藩
の
儒
官
と
なり
、大
に
藩
内
士
民
文
學
の
氣
風
を
鼓
吹
せり
、其
の
少
き
や、曾
て
江
戸
に
遊
び
昌平
黌
に
學
び
たり
と
い
ふ、天
保
七
年
七
月
歿
す、年
五
十
六。
此
書
は「泛
く
唐
宋
元
明
清
の
詩
を
論
じ、特
に
宋
詩
を學
ぶ
も
の、多
く
は温
雅
麗
密
を
好
まず
し
て、奇
字
僻
典
を
用
ふ
る
を
好
む
は、下
劣の
詩
魔なり
と
し、以
て
僞
宋
詩
を
排
撃
せ
り、其
の他、詩
語
を擧
げ
攷
證
す
る
所、皆
精
緻
を
極
む、大
窪
詩
佛
の
序
に、學
問
之
博、考
證
之
精、云
々
と
い
ひ、以
て
此
れ
を
稱
揚
し
た
る
は、蓋
過
褒
に
非
る
な
り。
解
題
一
10
梧
窓
詩
話
叙
ゴ ン
フ ひ ハ ノ
多
作
多
改
多
讃
多
講
之
外、別
無二學詩
之
法↓林
君
揉
披
加
賀
儒
官
也、其
ルヤ と ご テ テ リ
ス ネ チ フ コ ハ スレメ
ガ
在二江
戸唖經
業
之
暇、數
以財詩
來
示、字
羅二珠
玉つ音
協
二宮
商
{或
一二
摘二之
疵
ラ
トシテ
キ
メテ メ
ゆ
テ お
タリ チ
ヂ
ゆロ
瑕
勣
欣
然
而
退、必
改
而
後
叉
來、其
多
作
多
改、余
嘗
巳
見
レ之
矣、及二其
歸
ツ
コ
セ
ノ
ハス
サア
ム
エ
テ
テ
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ゲテ
國
也、寄
所
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梧
窓
詩
話
二
卷ハ索二予
題
言ハ予
披
而
閲γ之、悉
皆
舉
二古
人
之
サア ロス ヲ テ ユ ゆ テ
詩
論
γ之、學
問
之
博
、考
證
之
精、予
於
レ是
乎、又
知
其
多
讀
多
講
積
日
之
功
噌
スゆコチ
リテ
チ
リ
チ
テ
チ
リ
テ
テ
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ラ
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矣
、比
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世
之
釆
二今
人
之
詩
一爲
二詩
集
ハ論
3今
之
八
詩
爲
二詩
話
嚇以
衒
γ名
射
y利
のり
しヶン
ニシテ
ぜハ
リ
ヘル
ムハ
ぬア
ル
メニ
ノ
シテ
プ
まハ
ユア
ト
コノ
ル
マ
ぬア
者
一豈
可
向
日
而
論
哉
、古
人
有
y言
、黐轡苔
非
爲
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也
、而
學
γ詩
不
γ可
γ不
7讀
レ書
、
テや ぱ
予
於轟此
編
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云、壬
申
夏
日。
詩
佛
老
入
大
窪
行
題
梅
屋
松
井
元
輔
書
踟
梧
窓
詩
話
叙
一
梧窓詩話目次
卷
一
古人苦吟
暗合
心聲
學
宋詩
脱換之妙
横陳
緑拗見
錦歩障 錦洞天
顧藉 慰藉
無藉
在
熟字拆用
世講
傳生 傳坐
梅月
撒
豆驅
鬼
一通
倒載
案酒
明字
近人好用
奇宇
論
詩如
品
花木
董玄宰論v書
陸楊同押
尖字
軟脚酒 軟脚局
初七 上九
猜拳
團蒲
淮南 小宰羊
雪花菜
生書
麻沙 麻沙板
靉靆
惜
花人 別
花人
卷二
一川
捉迷藏
行由 來由
土産 歸遺
無窮有
兩義
掃晴娘
居士
繪馬
方空 輕容
陶九成約語
握
月擔
風
詩本 書本
村字
紅字
水精霞 素雨
雪佛碑詩
咏物最難
桃笙
含風瀦
凉傘樹
風花
買笑錢 買笑花
萩花 天竺花 斷腸
花 海棠
婪尾春
飲茶詩
中酒 中興
誤馬
端陽 重午
人事 意氣
家林
百衲琴 百衲本 百
衲碑
〓膊
破字
取次
〓虚
耳視 目食 眼語
目笑
寄邊
衣
詩
花箭
一字不
工冷作喪
工本邦人佳句
作
詩用
思
摸倣唐夢
妙在
自然
西山公詩
感觸有
由來
目次
終
船
梧
窓
詩
話
卷
一
孫
披
林
瑜
孚
尹著
賈
浪
仙
詩
云、兩
句
三
年
得、一吟
雙
涙
流、知
音
若
不レ賞、歸
臥
故
山
秋、又
金
門
歳
節
載、買
島
以"
歳
除
取
"一年
所v得
詩
n以v酒
酪v之、可v見
古
人
用
心如γ此、叉
能
自
矜
重、老
杜
爲y人
性
癖
耽佳
句曲
語
不γ驚v人
死
不v休、孟
東
野
夜
吟
曉
不v休、苦
吟
鬼
神
愁、慮
延
遜
險
覓
天
應v悶、狂
搜
海
亦
枯、叉
如昌僭
貫
休
得v句
先
呈7佛、亦
浪
仙
之
類
也蓋
詩
能
爲
昌苦
吟n則
何
語
不v妙、今
人
作v詩、多
以齢敏
捷
一
爲'能
事蒼
卒
苟
且
之
間、連
篇
累
章、而
讀v之
淺
跚
薄
無レ味、唯
使
"人
頭
岑
岑
而
自
日
思廿睡、更
無
昌足
梧
窓
詩
話
卷
一
賈浪仙が詩に云ふ↓兩句三年
に得、}吟雙涙流る、知昔若
し賞ぜすんぱ、歸り臥
せん故山
の秋㌧と、叉、金門歳節に載
す、賈辞、歳除を以て
一年に得
る所の詩を
取り、酒を以て
之ル酵
ずと、見
る可
し古人
の心を用ふる
此の如し、叉
能く自ら矜竄す、老杜が「人と爲り性癖
にして佳句に耽
る、語、人を驚かさすんば死すとも休ますe孟東野が「夜吟
曉まで休ます、苦吟鬼神愁ふ、」盧延遜が「險覓大應に悶ふ
ぺし、狂搜海亦枯る、』叉僣貫休が「句を得て先づ佛に呈す」
が如き、亦浪仙の類なり、蓋、詩能く苦吟を爲せば、則何の
語か妙なら
ざらん、今人の詩を作る、多くは敏捷
を以て
能事と爲す、倉卒苟且の間、蓮篇累章、而して之を讀むに
淺薄にして昧無し、唯人頭をし
て岑岑として白日に睡を
思はしむ、更に道ふに足る者無し、是れ心を
用ひざるの
故を以てなリノ、古人言ふ有り、疾行に善迹無しと、實
に然
一
謝10
日
本
詩
話
叢
書
γ道責
是
以画丕
用γ心
之
故一也、古
入
有v言、疾
行
無'
善
迹髄矣、實
然。
權
徳
輿
詩、巫
山
雲
雨
洛
川
紳、珠
…攀
香
腰
穩
稱…
.身、惆悵
粧
成
君
不v見、含v情
起
立
間昌傍
人嚇結
意
極
読昌婦
女
之
情
状h象
想
逼v眞、而
叉
多
與レ之
相
類
者、朱
慶
餘
詩、洞
房
昨
夜
停昌紅
燭嚇待v嶢
堂
前
拜出舅
姑嚇粧
罷
低
聾
問"夫
婿肉書
眉
深
淺
入γ時
無、
韓
催
詩、學レ梳呂嬋
鬢試
"新
裙h悄
息
佳
期
在唱此
春嚇
爲憂
好
多
心
轉
惑偏
將"宜
聾
問隅傍
ム
唐
伯
虎
詩、春
困
無v端
懸昌黛
眉「梳昌成
鬆
鬢劬出γ簾
遲、手
拈昌
茉
莉
猩
紅
朶h欲γ挿
逢v人
問昌可
宜叫此
數
作、意
趣
同
歸、唯
造
語
之
淺
深、自
有"長
短葺
、自y古
詩
人
構y思、不γ出昌于
人
情
常
況
之
外開是
以
其
暗
合
往
往
如「此、所レ謂
閉レ戸
造γ車出
レ門
合レ轍
矣、
少
.
二
權徳輿が詩
に、「巫山の雲耐洛川の紳、珠健香腰穩に身に
稱ふ、惆悵ず粧成て升見えす、情を含んで起立して傍人
に問ふ」と、結意極めて婦女の情歌を読く、象想眞に逼る.
而して又多く之と相類する者は、朱慶餘が詩に、「洞房昨
夜紅燭を停む、曉を待ちて堂前に舅姑を拜す、緋罷で低
聾に夫婿に問ふ、書眉深淺
時に入るや無やしと、韓睡が詩
に「蝿鬢を梳るを學んで新裾を試む、漕…息佳期此春に在
り、愛好多きが爲めに
心轉た惑
ふ、偏に宜稱を將て傍人
に問ふ、」唐伯虎が詩
に、「春困端無く黛眉を鎚す、鬆鬢を梳
り成して簾を出ること
遲し、手
ダ茉莉の猩紅朶を
拈し.
挿まんと欲して人に逢ふて可宜を問ふ、」此の數作、意趣
同歸.唯ミ造語の淺深、自ら長短有るのみ、古より詩人思を
構ふ、人情常況の外に出です、是を以て其曙合
すること
往々此の如し、謂はゆる戸を閉ぢて車を造り、門を幽で
て轍
に合ふものなり。
10脇
詩
者
言
之
永
也、言
者
心
之
聲、言
不γ可邑苟
吐嚇苟
吐レ之
爲"薗
欺著
也。作γ詩
豈
可畠容
易嚊哉。
今
人
言γ學粂
詩著
、多
不レ好昌温
雅
麗
密n妄
自
用昌
己
意種
種
造
出、大
抵
非窟搏y奇
拈レ僻
爲昌骨
董
語「
定
必
卑
庸
陋
俗、都
瞳鯰于
胡
釘
餃
案
皆塁此
二
者
眞
所v謂
下
劣
詩
魔
也、然
皆
自
謂昌宋
詩
正
脈在7
此、豈
惟
令昌楊
陸
輩
攅τ眉、亦
當レ笑d破
具
眼
者
之
旦前
輩
語、一經昌自
家
咀
嚼{語
意
融
變、如下自。肺
腑
申一流
出い更
覺二
層
新
致嚇是
詩
家
好
手
段、清
人
有呂當v面
青
山
皆
客
路
之
句一胎7出
山
當蔭人
面一起、
客
路
青
山
外
二
句亠而
合
用v之、脱
換
之
工、至昌于
此嚇方
纔
爲ジ妙。
王
介
甫
云、日
高
青
女
徇
横
陳、叉
云、水
歸
洲
渚
梧
窓
詩話
卷
一
詩は言
の永きなり、君は心の聲なり、言は
苟も吐く可か
らす・苟も之を吐くは自ら欺
くことを
爲す者なり、詩を
作る豈容易にす可んや。
今人宋詩を學
ぶと云ふ者、多くは温雅麗密を妊ます、妄
に自ら己
が意を用ひ、種
々造出す、大低奇を摶り僻
〃拈
り骨董語を爲すに非すんぼ、定めて必.卑庸陋
伶、都
r胡
釘鋏案皆
に堕つ、此の二者眞
に謂は
ゆる
下劣の詩魔
な
り、然も皆自ら宋詩
の正脈此に在りと謂ふ、豈惟、、楊陸輩
に眉存攅ぜしむるのみならんや、亦當に具眼者の口を笑
破すべし。
前輩の語、一たび自家の咀嚼
を經て、語意融變し、肺腑中
より流出するが如き、更に
一暦の新致を覺ふ、是れ詩家
の好亭段、清へ
面に當る青山皆客路」の句有り.「山は人面
に當て起り、」「客路青山の外しの二句に胎出して、合せて之
を用
ゆ、蛻換の工、此に至りて、方
に纔に妙と爲す。
王介甫云ふ、「日高くして青女徇横陳ず、」叉嚢ふ、「水歸て
三
跚10
日本
詩
話叢
書
得昌横
陳「用卞楞
嚴
於.横
陳
時嚇味
如昌嚼
臘一事の唐
李
義
山
小
邂
玉
體
横
阪
夜、巳
報邑周
師
入昌晉
陽嚇唐
張
薦
靈
怪
集
束
蔡
女
鬼
與蓑
紹
祺詩
云、横
陳
君
不v御、惟
知
思
不γ絶、漢
魏
文
章
宋
玉
諷
賦
主
入
之
女
歌
日、内
悌
暢
兮
狙主
牀一横
自
陳
兮
君
之
旁、横
陳
蓋
本目於
此h出糒猗
覺
寮
雜
記h按
横
陳
臥
在
之
意、叉
無畠竝
列
之
義嚇宋
玉
賦、義
自
分
明、
中
洲
集
載、任
詢
亘
然
山
寺
詩、孤
楼
山
作"碧
螺
髫門漫
散
水
成諡蒼
玉
鱗「野
寺
荒
凉
人
不v到、水
光
山
影
正
横
陳、亦
是
竝
列
臥
在
之
意、叉
王
鑄
海
岳
樓
詩、有脇物
色
横
陳
詩
卷
裡、雲
濤
飛
動
酒
杯
申
之
句嚇可"參
毀
明
唐
時
升
詠昌落
花門簾
外
翩
躔
皐雌妙
舞嚇枕
邊
宛
轉
學昌横
陳嚇亦
用昌宋
玉
句
意圃
李
笠
翕
養v苔
、詩、汲「水
培r苔
淺.邸
池「鄰
翕
拍『手
四
洲渚横陳を得たり、」楞嚴、横陳
の時に於て、味、嚼臘の如し
の事を用ふ、唐の李義山か
「小蓮玉體横陳の夜、己に周師
の晉陽に入るを報す、」唐の張薦が靈怪集に東蔡女鬼
の
裴紹組に與ふる詩に云ふ、「…横陳
君御せす、惟知る思絶え
す、」漢魏文章、宋玉諷賦主人の女歌
に曰く.「内怖として玉
牀に徂く.横りて自ら陳す君の旁ら」と、横陳は、蓋、此に本
く、…猗覺寮雜記に出づ、按に、検陳
は臥在の意、叉、竝列の義
を象ぬ、宋玉が賦、義自ら分明、中洲集に載す、任詢の互然
山寺の詩、「孤 殍山は碧螺髻を作
す、漫散水は蒼玉鱗を成
す、野寺荒凉人到らす、水光山影
正に横陳C亦是れ竝列臥
在の意、又王耨の海岳樓
の詩に
「物色横陳す詩卷の襌、雲
濤飛動す酒杯の中」の句有り、參考す可し、明の唐時升の
落花を詠するに、「簾外翩韆妙舞
を呈し、枕邊宛驢横陳を
墨ぶ、」と.亦宋玉の句意を用ゆ。
李笠翕の苔を養ふ詩に「水を汲み苔を培ふて池を清郤
10瓣
笑戯人
癡「未v成昌斑
蘚一渾
難ン待、繞
v砌
頻
呼
緑
拗
兒、
余
始
不v知囂緑
拗
兒
爲昌何
物嚇後
閲.花
更嚇載
王
彦
章
葺
.園
亭h疉v壇
種v花、急
欲8苔
蘚
少
助駆野
意嚇而
經
年
不γ猛、顧5弟
子"日、匝v耐
這
緑
拗
兒、乃
知囂緑
拗
兒
指昌苔
蘚n笠
翕
本島于
此刈
花
.更
云、陳
芸
叟
嘗
難糾種
異
襲
圍副繞
亭
樹嚇散一歩
花
間納霞
雪
掩
映
.日、此
我
家
錦
歩
障
也、李
後
主
毎驫春
盛
時↓梁
棟
窓
壁、柱
拱
楷
砌、竝
作酋隔
筒嚇挿昌
雜
花嚇榜
日昌錦
洞
天∵余
謂
共
是
風
流
佳
事、蘇・㍉㌶
爲ガ詩
家
典
故刈
更
逹
耐
詞、雨
前
穰
杏
禽
秤
停、風
裏
殘
梅
無礑顧
藉嚇周
端
臣
詞、梅
梢
徇
留
顧
藉、滯翻東
風
未6肯
雪
輕
飄n案、顧
藉
糟且俗
語
日菖照
顧嚇有昌愛
護
之
意↓韓
交
不驫啻
鵡7棄鷭涕
唾h無織一分
顧
藉
意h又
金
路
中
籍憲
塒
諾卷
圃
す、鄰翕子を拍て人の癡を笑ふ、未だ斑蘚を成さ亠丁渾て
待ち報し、砌を鐃て頻に呼ぶ緑拗兒と、」余始め緑拗兒の
何物たるを鋪らす、後.花史を閲
するに、載
ず、王彦章、園亭
を葺す、壇を疊み花を種ゑ急に苔蘚の少く野意を助けん
ことを欲す、而して經年生ぜす、弟子を麒みて曰く、耐
へ
巨し這の緑拗兒と、乃、緑拗児は苔蘚を指すを知る、笠翁、
此に本つく。
花史に云ぷ、陳芸叟嘗て異花を雑
へ種ゑて、亭謝を圍繞
し花聞に散歩す、霞雪掩映す、臼く、此れ我が家の錦
ル障
なりと、李後主、春の盛時毎に、梁棟窓壁、柱拱増砌、竝に隔
筒を作し、雜花を挿み、榜して錦
洞天と日ふ、余謂ふ共に
是れ風流佳憲.、以て詩家の典故と爲す可し。
史達魍が詞に、「雨前の穰杏徇秤停す、風裏
の殘梅顧藉無
し、」周端臣が詞に、「梅梢徇留て顧藉す、東風を滯して.未
だ肯て雪鄭飄せす、」案するに、顧藉は獪ほ俗語に照.顧と
日ふがごとし、愛護の意有り、韓
文、管涕唾を棄
つるが如
きのみなら・ず、一分顧藉の意無
し、叉、金の路中顯が母終
滋
跚節
～㏄
日
本
詩
話
叢
書
顯
母
臨γ繆、勅
昌申
顯
之
子
宣
叔
一日、汝
極
諌
直
言、
天
子
明
聖、特
鏨
有γ所レ瀞、計
他
日
必
復
起
、汝
前
事
須
轟再
言h勿v有v所篇顧
籍
一也、叉
有
昌慰
藉
掌{輿
顧̀
藉輸義
不昌大
異
h范
石
湖
詩、荷
風
拂v箪
照3蘇
我円竹
月
篩v窗
慰叫藉
君嚇沈
石
田
詩、山
疑
相
慰
藉、逐
逐
険
供
玩、羅
洪
先
昭
君
詞、多
謝
監
宮
頻
慰
籍、得
ヴ恩何
似昌得γ歸
難剛後
漢
書
隗
鷺
傳、報
以昌殊
禮h言
稱v字、用昌敵
國
之
儀h所馴以
慰昌藉
之良
厚、注、慰γ安
也、籍
薦
也、言
安
慰
而
薦島籍
之
一也
、叉
陸
游
詩、多
使副用
無
藉
在「眞
険
形
骸
無籍
在
本
自
陽
狂
無.
藉
在「醉
舞
盃
盤
無6藉
在h狂
吟
風
月
不昌枝
梧h詩
酒
本
來
無昌藉
在嚇形
骸
況
復
不昌枝
梧n杜
少
陵
詩.
自
頭
無籍
在h朱
紋
有昌哀
蟻
注
引昌千
金
翼
論
云、
老
人
之
性
必
恃昌其
老嚇無γ有昌藉
在n査
綱̀
目
集
覽粕
六
に臨み中顯の子宣叔を勅
めて曰く、汝極諌直言せよ、天
子明聖、特に鏨く蔽ふ所有り、計るに他日必復起ん、汝が
前事須く再言すべし
顧、籍する所有る勿と、叉慰籍の字
有り、顧藉と義大に異ならす、范石湖が詩に、「荷風簟を沸
つて我を照蘇し、竹月窗に篩して君を慰籍す」、沈石田の
詩に、、山は疑ふ相慰藉するかと、逐
々険
て供玩す」と、羅洪
先か昭君の詞に「多謝す監宮の頻
に慰籍するを、恩を得
るは何ぞ錨を得るの難きに似
ん」と、後漢書隗捻傳に、報
するに殊禮を以す、言、字を稱し、敵國の儀を用ふ、之を慰
藉する所以、良に厚しと、注に慰は安なり、藉は薦なbノ、言
は之を安慰して薦籍すと、叉陸游
の詩に、多く無藉在を
使用す、「眞に嘆
ふ形骸藉在無し、」「本と
自ら陽狂藉在無
し、し、醉舞盃盤藉在無
し、狂吟
風月枝摺せす、㌔詩酒本來藉
在無し、形骸況復枝梧せす、し杜少陵
の詩に、「白頭籍耗無し、
朱絨哀憐有り、』注に千金翼論を引て云ふ、老人の性必す
其老を恃み.籍在有ること無しと、綱目集覽を査するに、
身の依る所を
藉と日ふと、案するに無藉在は、依頼する
斯無きを謂ふなり、帥、縱放肄逸の意、楊萬里句有り、「風は
病顛に似て籍在無し、花は中酒の如く惺鬆ならす」と。
10謝
身
之
駈貿依
日γ藉、案、無
藉
在.、謂γ無『所昌依
頼
也
、即
縱
放
薙
逸
之
意、楊
萬
里
有γ句.風
似
昌病
巓一無"藉
在
門花
如論中
酒
騨不爲惺
鬆叩
詩
中
間
有7拆轟連
熟
字
"而
用・之、然
如昌明
顧
清
城
西
門
掩
夕
陽
柴
、剥
啄
尋
常
不y用脆排
之
句嚇拆昌柴
門
字
幅而
倒
押レ之、可レ爲昌尤
資
矣。
顧
清
詩
題
引
云、朿
園
餞
別、太
守
酒
酣
劇
論
、至昌
於
得
失
寵
辱
之
際一聽v之
灑
然、是
夕
被v酒、齒
痛
不v寐.輙
用7蘇
長
公
過昌清
虚
掌
韻い歌
以
揚γ之、卒
章
頌
言
爲出將
來
世
講
之
張
本嚇世
講
帥
世
交
之
謂
也、童
蒙
訓
云、同
僚
之
契
、交
承
之
分、有昌兄
弟
之
義一至嚇其
子
孫嚇亦
世
講レ之、世
講
所y本、蓋
此、原
詩
長
篇
今
不γ贅。
顧
清.乙
亥
元
日
次副韻
師
邵
之
詩
後
句
云、茗
盤
梧
窓
詩
話
卷
一
詩中間匙逹熟字を拆て
之を用ふる有り、然も明の顧清が
『城西門は掩
ふ夕陽の柴、劒啄蕁常排くことを
用ぴす
』の
句の如き、柴門の字を拆
て倒に之
を押す、尤も奇と爲す
可し。
顧清が詩
の題引に
云ふ、東園に餞別す、太守酒酣にして
劇論し、得失寵辱の際に至て、之を聽て灑然たり、是の夕
酒を被り、齒痛して寐ねられす、輙ち蘇長公の清虚堂に
過る韻を用ぴ、歌
ふて以て之を揚ぐ、卒章
の頌晶賁は將來
世語ゆ張本み爲すと、世講…とは躑世交の謂ひなり、童蒙
訓に云ぷ、同僚の契、交承の分「兄弟の養∵有b'、其子孫に至
ても亦世
ミ之を講すと、世講夲つく所.葢此なり、原詩は
長篇、今贅せ・ず。
顧清、乙亥元日師邵之に次韻
する詩の後句に云ふ、「茗盥
七
踟10
口
本
詩
話
叢
書
酒
盃
皆
可レ意、好
將=許
歳
隔作薗儺
生嚇注
云、唐
人
歳
首
飮v酒
名昌傳
生嚇案、南
部
新
書、長
安
風
俗、元
日
以
後
遞
作昌飮
食n相
邀、號昌傳
坐肉本
邦
風
俗
與γ此
寔
同、乃
亦
可v日"簿
坐
唖
黄
梅
之
候、謂轟之
梅
月嚇僧
貫
休
詩、梅
月
多
開v戸、
衣
裳
潤
欲y滴、楊
萬
里
詩、梅
月
如
何
休副得
雨
h麥
秋
却
是
要昌他
晴
n袁
仲
郎
詩、好
事
毎
供
梅
月
水、
清
齋
長
試
穀
前
茶、是
也。
本
邦
俗、立
春
夜
有
翼撒v豆
驪v鬼
之
事ツ即
謂昌之
儺旧
明
楊
循
吉
除
夜
雜
詠、有"撒γ豆
所邑兒
疾嚇之
句ハ是
與.今
研"爲
正
同。
華
人
謂戯書
札
一用齲一札・一行・一封
宇嚇本
邦
俗
謂盤
之
一邁=
邁
孚
出
後̀
漢
書嚇崔
寔
論
"當
世
便
事
數
十
條嚇名
日鄲政
論嚇仲
長
統
日、凡
爲面入
主門宜写寫。
八
酒盃皆意に可なり.好し新歳を將
て傳生を作さん」と、注
に云ふ、唐人歳首酒を飲む傳生と名つく.案するに、南部
薮書に長安の風俗、元日以後遞
ひに飮食を作して、相邀
へて傳坐と號す、本邦風俗此と
寔に同じ、乃亦傅坐
と日
ふ可し。
費梅の候、之を梅月と謂ふ、倫貫休の詩に馬梅月多く戸を
開き、衣裳潤ふで滴らんと欲す、し楊寓里の詩
に、梅月如何
ぞ雨を休し得ん、麥秋却て是れ他の陦を要す」と、袁仲郎
の詩に「好事毎に供す梅月の水、清齋長く試む穀前の茶」、
と、是れなり。
本邦の俗、立春の夜.豆を撒き鬼を驅るの
事有り、帥之を
儺と謂ふ、明の楊循害の除蒋雜詠
に「豆を撒し
兒疾を所
る』の句有り、是れ今の爲す所と正
に同鶉、
華人.書札を謂つて
噸札
剛行
一封の
宇を用ふ、本邦
の俗
之を
一通と謂ふ、一通の字、後漢書
に禺づ.雀寔.當世の便
事數十條を論す、名けて政論と目ふ、仲長統日、凡そ人主
と爲る、宜く
一通を寫して之を坐側に置くべしと.又、典
蹄
一逋"置.Z
坐
側父
典
略
載、臨
溝
侯
植
與昌楊
修一
r訥
書
云、今
往
僕
少
小
所v著
詞
譜
一通、相
輿、詩
中
用
者、陸
龜
蒙
爲
著
西
齋
譜
一通、陸
游
地
偏
日
永
聞
無v事、擬v著
珍
蔬
譜
一通、皆
與.今
所7言
少
異、書
首
尾
全
日v邇、獪レ言昌剛部晒而
竝
無賢言昌書
札
一
者ハ明
周
鼎
授昌沐
陽
典
史「沐
陽
師
次昌杭
州嚇四
明
章
文
仲
來
謁
日、聞
幕
下
有昌周
鼎
奇
才肋願
與γ之
角、沐
陽
出
昌南
征
百
韻
詩ハ朗
誦
一過、各
書昌一通
鹽
上γ之、不v遺二
字
一云、是
短
篇
亦
爲
昌一通友
嘗
讀。
明
王
龍
谿
全
集
其
書
内
當レ言昌某
論
幾
篇嚇皆
作。
幾
涌嚇據v此
今
謂"一札
一爲昌一
逋嚇亦
爲
'當。
老
學
庵
筆
記
云、沈
醉
謂昌之
倒
轂肉晉
山
簡
爲昌荊
州
牧門毎ン倒、酣
唱
而
歸
、人
歌
日、鵬
翕
住昌何
處↓來
往
高
陽
池、H
夕
倒∵載
歸、酩
酊
無γ所γ知、余
案、倒
梧
窓
詩
話
卷
一
略
に哉す、臨惱侯植、陽修に與
ふる書に云ふい今往僕少小
著す所
の詞譜
一涌、相齟ハにすと、詩中用ふる者、陸龜蒙の
「爲めに著す西齋
の譜
}通」、陸游の「地偏
に日永くして閲
にして事無し、著さんと擬す珍蔬
の譜
一通」と、皆今の言
ふ所と少しく異なり、書の首尾全きを
通と日ふ、獪
一部
と
言ふがごとし、竝に書札を言ふ者無し、明の周鼎.沐陽
の典皮を
授く、沐陽の師杭州
に次す、四明章丈仲來謁し
て曰く、聞く幕下に周鼎奇才有り、願くば之と角はんと、
沐陽、南征百韻の詩を出だす、朗誦
一邇、各
一通を書し之
を上ぐ、一字を遺さすと云ふ、是れ短篇
にし
て亦
一通と
飛すと、叉嘗て
明の王龍谿全集を讃むに、其書内當に某
論幾篇と言ふべし、皆幾通
に作る、既に據れば今、一札を
謂て
周通と爲す.亦當れりと爲す。
老學庵筆記に云ふ、沈醇、之を倒載と謂ふ、晉の山簡、荊州
の牧と爲る、出る毎に、附唱して歸る、人歌て曰く、「山翕何
の處に佳す、來往す高陽池、日夕倒載して麟る、酩酊して
知る所無し』と、余案するに倒載の字は樂記に干戈を倒
九
日
本
詩
話
叢
齟書
瀰
載
字
本弔於
樂
記
倒訓載
干
戈一包ゾ之
以鵠虎
皮乏
語ハ
叩
車
上
醉
倒
之
講馬
紹
詩、興
洽
杯
停
晩、方
邏
鍵
載y車、是
可γ證、其
他
戴
叔
倫
詩、當
時
不鱈敢
辭昌先
醉「誤
逐群
公一倒
載
館、張
登
詩、且
同轟山
簡
醉門倒
載
莫γ窶y帷、陳
悲
詩、將
軍
奏
罷
蔕
西
捷、邏
許
山
翕
倒
載
蹄.陳
緝
詩、山
簡
歸
時
應倒
轂叫條
侯
醉
後
碕
談v兵、數
句
皆
同v義
。
梅
蕘
臣
詩、樵
童
野
犬
迎v人
後、山
葛
棠
梨
案・酒
時、案
酒
字
驚
奇
、獪v言翻下
物嚇俗
語
謂"之
下
酒一陸
機
草
木
疏
云、丱行
接
余
也、臼
華
紫
赤、圓
徑
寸
餘、
淨轟水
上門根
左昌水
鹿嚇輿v水
深
淺、莖
大
如躋釵
股門上
青
下
自、煮母共
臼
莖
嚇以δ苦
酒'浸γ之、脆
美
可
昌案
酒「
蕘
臣
用v此。
杜
少
陵
有5臼
鳥
虫
邊
明
之
句"妙
趣
在昌於
一明
一〇
載して之を包むに虎皮を以す
の語に本く、車上醉倒の謂
なり、馬紹
の詩
に、「興洽くして杯
の停ること晩し、方に邏
て倒に車に載
す」と、是れ證す可し、其他戴敍倫の詩に『當
時敢て先づ醉ふを辭せず、誤
て羣公を逐ふて倒載して歸
る」と、張登の詩に、「且ら
《山簡
の醉に同じくし、倒載して
帷を裹ること莫れ』と、陳基の詩
に、「將軍奏し罷む甼西の
捷.還た許す山翕
の倒載して歸るを」と、陳緝の詩に、勹山簡
歸る時應
に倒載すべし、條侯
蘚後術兵を談す」と、數句皆
義を同うす。
梅
堯
臣
の詩
に、「樵
童
野
犬
人を
迎
ふ後、山葛
棠
梨
酒
を
案
す
る
時」と案
酒
の字
新
奇
な
り
、獪
、下物
と
言
ふ
がご
と
し、俗
語
に
之を
下
酒
と
謂
ふ、陸
機
の草
木疏
に'云
ふ、特
は
接余
な
h、
白莖
紫
赤
、圓
徑寸
除、水
あに淨
び、根
は
水底
に在
り、水
と
深
淺
す
、莖
の大
さ釵
股
の如
し.上青
く下
白
し.其
白
莖
を
煮
て、
苦
酒
を
以
て之
を浸
せ
ば、脆
美
にし
て案
酒す
可
し
と.尭
臣
此
卆.用
ゆ
。
杜少陵に「白鳥去漫明なり』の句有り.妙趣、一の朋の字舵
10謂
字h後
人
多"襲踏
于
典
煮
宋
人
鷺
詩、飛
入昌臼
で苔
渾
不レ辨.碧
山
横
處
忽
分
明、奠
山
民
詩
、潤
暗
只
聞
泉
滴
瀝、山
青
縢
見
鷺…分
明
、金
党
懐
英
避レ人
白
鳥
忽
驚
去、雙
影
飛
飜
明昌翠
崟
三
作
構
意
典
同、唯
党
造
句
頗
渉
淺
拙n最
爲昌下
等
凶矣。
近
入
好
用昌奇
字h蓋
六
如
老
衲
爲昌之
張
本肉是
學昌
宋
詩
一者
之
弊
病
也、奇
字
固
不v可ゾ不γ知、而
又
不
可昌妄
用ワ之、卆
常
多
見
以
蓄昌之
胸
裡肉常冨其
寫副状
景
物一之
時い而
不v覺
融
出、不v期
昌於
奇
險肉而
自
奇
險、語
意
渾
然
無昌斧
鑿
可"求、則
奇
字
雖γ多、亦
何
所v妨、近
人
不v然、作
意
欲v奇、特
潯副捨
字
画
以
爲
粧
飾嚇是
以
或
首
尾
淺
易
中、唐
突
携
入
而
更
覺盤
語
脈
支
離噌獪7是
補昌木
綿
敝
衣
以
ゆ錦
段n全
具
不
相
穩嚇語
轂、錬v字
不レ如v錬
y句、錬
y句
不γ如v錬「意、錬
梧
窓
詩
話
卷
一
在
り}後
人
此
を
襲
鱈
す
る音
勿
し、宋
气鷺
の詩
に適飛
で白奚
に入
り
て渾
て辨
ぜす
、碧
山
横
は
る處
忽
ち
分
明、」眞
山
民
の
ガぷつ
詩
に
「澗
暗
く
し
て
只聞
く
泉滴
瀝、山
青
く
し
て
瞶
さ
へ見
る
鷺
分
明」と、金
の党
懐
英
の「人
を
迸
る白
鳥
餓驚
き
去
る、雙
影
飛
飜
て
翆嵐、に明
な
り、」と
三作
構
意共
に同
じ、唯
党
が造
勾
頗
る
淺
拙
に渉
る、最
も
下等
と爲
す
と。
近人好んで奇字を用ふ、蓋、六如老衲、之れが張本を爲す
是れ宋詩を學
ぶ者
の弊病なり、奇字は固より知らざる可
からす、而して叉妄に之を用ゆ可からす、平常多く
見て
以て之を胸裡に蓄
く、共景物を寫歌するの時に當で、覺
えす融出し.奇險を期せすして、自ら奇險、語煎渾然とし
て斧鑿の求む可き無し、則奇字多しと雖も、亦何の妨ぐ
る所ならん、近人は然らす、作意、奇を欲し、特に字面を樽
…摺し、以て粧飾を爲す、是を以て或は首尾淺易中、唐突攬
入して更に語脈の支雛を覺ゆ、獪、是れ木綿敝
衣
を
補ふ
に、錦段を以てするがごとし、全具相稱はす、語に云ふ、字
を錬るは句を錬るに如かず、句を錬るは
意を錬るに
如
かすと、意を錬れば期字句皆妙にして、痕跡
の見る可き無
一一
躍10
口
本
詩
話
叢
書
v意
則
字
句
皆
妙、無"痕
跡
可ツ見。
古
人
云、論
v詩
如レ晶畠花
木門牡
丹
萄
藥、下
邃昂苦
棟
刺
桐∵皆
有昌天
然
一種
風
韻∵今
之
學レ杜
者、紙
牡
丹
苟
藥
耳、寔
可レ謂.的
論舶
董
玄
宰
論
γ書
、晉
入
取v韻、唐
人
取γ法、宋
人
取γ意、
此
言
雖昌書
溢
嚇亦
是
與昌詩
家
一同
鳳關
紐、大
概
如
ド此。
陸
游
詩、殘
花
滿γ地
無儡餘
萼嚇新
筍
掀v泥
巳
露γ尖、
楊
孟
載
詩、小
雨
邃ヴ花
青
見
7萼、輕
雷
催
レ笋
碧
抽
v尖、ご作
同
押
、用
意
一…轍、蒲
陸
則
直
而
乏昌景
趣肉
楊
則
曲
而
有
亀興
致
噌詩
人
須艇參
考n則
思
過v孚矣
。」
勞昌遠
歸
者置
v酒
謂
昌之
軟
脚
酒冤
昌束
坡
詩
逡
來
須v置鵬軟
脚
酒噌爲
"君
鑿ゾ鼓
行"金
樽嚇注
云、郭
子
儀
自a同
州
歸
、代
宗
貂矢
臣
就
v宅
作瓠軟
脚
局州人
出慍
一二
し。古入云ふを論ずるは花木を品す
る
が如
し、牡丹芍
藥、下、苦揀刺桐に逮
ぶまで、皆天然
一種の風韻有り、今の
杜を學ぶ者は、紙牡丹芍藥のみと.建に的論と
謂ふ可し
董玄宰、書を論ず、晉人ぱ韻を取り、唐人は法を取り、宋人
は意を取る.此の言は書道なりと雖略.亦是れ詩家と
同
】關紐、大概此の如し。
陸…蝣の詩に「殘花地に滿ち餘蕚無く.新筍泥を掀…て巳に
尖夕露すe揚
孟載の詩に、『小雨花を
逶りて青・蕚を見る、
輕雷笋を催して碧・尖を抽く、」二作同押、用意
一轍、而して
陸は則直にして号趣に乏し、楊
は則曲にして興致有り、
詩人は須らく參考す
べし、則思孚に過ぎん。
遽歸の者を螢して酒を置く、之
を軟脚酒と謂ふ、束披の
詩に見ゆ「遺り來て須らく
軟脚酒を置くべし、君が爲
め
に鼓を撃ちて
金樽を行らんしと、注に云ふ、郭子儀同州よ
り歸る、代宗大臣に詔して咤に就き軟脚局を作P、人ご
跚
三
千門案
慥
謂7養
劃歇
行
脚
之
疲
一令.和
軟嘉爲轟軟
脚叫
又
不曝必
言驕遠
歸門金
李
獻
能
玉
華
谷
同臨希
顔
之
一
行
韻
詩
云、玉
龍
落γ陝
噴昌飛
流"空
翠
霏
霏
晩
不
分、軟
脚
由
堂
一壼
酒
、暮
凉
閑
野
雨
峰
秋
叉、高
次鋒
副韻
楊
孟
載
早
春
見ツ寄、古
詩
後
四
句
云、范
莊
紅
杏
…幾
株
在
、好
待昌開
時一同
折
撚、…對γ花
憂
患
不レ須v言、剩
喚二
盃
供雄脚
軟"倒
用
義
同。
叢
殘
小
語
云、朱
竹
沱
詞、下
九
同
嬉
.戯、用昌古
樂
府
初
七
及
下
九、嬉
戲
莫鵠相
忘㌦也、九
爲
昌陽
數殉吉
人
以昌二
十
九
日細爲ゴ上
九嚇初
九
日
爲
昌中
九{十
九
臼
爲昌下
九門毎
月
下
九
置
酒
爲
"婦
女
之
…歡n名
日邑
陽
會
朔蓋
女
子
陰
也、得v陽
以
成、此
説
見
昌瑯
環
記肉
第
不v知且初
七
更
作路何
義
一耳、今
按、方
秋
圧
詩、上
ギ
日
爲y人、雲
蒸
澗
壑
春
ゴ疋稱
昌人
日一爲の上
七り初
梧
窓
詩
話
卷
一
とに三千を出さしむ、案するに是れ行脚の疲を養歇して
和軟ならしむるを謂つて軟脚と爲す、又必すしも遠歸を
言はす、金の李獻能玉華谷に希
顔之と同じく分韻する詩
に云ふ、「玉龍峽に落ちて飛流を噴く、塞翠霏
々晩に牧ま
らす、軟脚山堂
一壷
の酒.暮凉閑
に封す兩峰の秋」と、又高
啓の揚孟載
が早潔に寄せらるに次韻する古詩
の後四句
に云ふ、「范莊の紅杏幾株か在る、好し開時を待ちて同く
折撚せん、花に對して憂患言ふを須ひす、剩
へ一盃を
喚
んで脚軟に供せん」と、倒用義同じ。
叢殘小語に羹ふ、朱竹培が詞に、「下九同く嬉戯す」と、古樂
府
の「初七及び下九、嬉戲相忘る芝莫れ」を用ふるなり、九
は陽數たり・、占人、二十九日を以て上九と爲し、初九臼を
中丸と爲し、争九日を下九と爲す、毎月下九には
置酒し
て婦女の歡を爲す、名づけて陽會と日ふ、蓋、女子は陰汽
り、陽を得て以て成す、此詮は瑯環記に見ゆ、第.靭七の更
に何の義を作すを
知らざるのみ、今按するに、方秋匿が
詩に「上七日人と爲す、雲は蒸す澗壑の春」と、是れ人日を
稱して上七と爲す、初七は即ち
上七なり、王棠
の知新日
録
にも亦秋錘が詩を引く、云
ふ、「吾郡人日を烹七と稱す
一鴛
跚B
日
本
詩
話
叢
書
七
帥
上
七
也、王
棠
知
新
日
録
亦
引昌秋
圧
詩
駟云、
吾
郡
入
日
稱描上
七嚇叉
云、正
月
初
九
謂艦之
上
九闘
而
引"古
樂
府諮
唱來
黶
則
上
九
與目前
諱
不γ同、不
レ知昌孰爲7是
也。
俗
謬
有猜
拳
字∵詩中
用
者、元
姚
文
興
詩、曉
凉
船
過
柳
洲
束、荷
花
香
裡
偶
相
逢、剥副將
蓮
子
猗昌
拳
子肉玉
手
雙
開
不v賭v室、東
皐
雜
記
云、城
頭
椎
『鼓
擲昌花
枝
肉廊
上
摶
v擧
握昌松
子n摶
、音
屯、非
v搏
也、
・即
今
猜
拳
出鰌知
新
日
録嚇按、明
顧
瑛
有昌分v曹
賭
酒詩
爲y倉、狎
坐
猜v花
手
作v鬮
之
句嚇亦
日昌猜
擧嚇
ノ
古
稱昌之
迷
鬮h韓
渥
詩、陶レ草
當γ更レ僕、迷
闡
誤
達
γ晨是
也、猜、即
隱
度
占
射
之
義、明
寧
獻
王
宮
詞
云、薪
畢
昭
儀進
レ御
豪、女
官
爭
簇
上"李
毒{宮
中
未γ識
他
名
姓、都
把鵠花
名筰
驫字
猜哨構
意
在翻猜
字
一四
と
.又云ふ正月初九之
を、充
と謂ふ、古樂府を引て來歴
を證す、則ち上九、前読と同じからす、孰れか是と爲すを
知らざるなり。
俗語に猜拳の字有り、詩中に用ふる者、元の姚文興の詩
に、「曉凉の船は過ぐ柳洲の東、荷花香裡偶.相逢ふ、建子
を剥き將て拳子を猜す、玉手雙開して筌を賭せす
、と、東
皐
雜記に云ふ、「城頭鼓.を椎して花枝を傳
盛、廊上拳を簿
して松子を握る」と、搏.音屯
搏に非るなり、帥今の猜拳は
知新臼録
に出づ、按するに、明の顧瑛
「曹を分ち酒を賭し
て詩、令を爲す、狎坐花を猜して手鬮を作す」の句有り、亦
猜奉を日ふ、古之を迷鬮と稱す、韓倔が詩に、、草を鬪
ばす
當に濮を脚ふべし、迷鬮誤て農
に達す」と、是れなり、警
即隱度面射の義、明の寧獻王の宮詞に云ふ、「薪に昭儀を
選んで御に進み來る、女官争ひ簇
つて甼臺に上る、宮中
未だ識らす他の名姫、都て花名を把て字猜を作すと、構
意猜字の上
κ在て工を著く、薪奇喜
ぶ可廴.故に
併せて
此に載す。
臨
上著レエ、漸
奇
可レ喜、故
俳
載自予
些
蒲
團
宇
往
往
倒
置
用v之、蘇
東
坡
詩、擁γ禍
坐睡
依臨團
蒲
門黄
山
谷
曲
几
團
蒲
聽v煮レ湯、又
團
蒲
日
靜
鳥
吟時、韓
駒
茅
齋
紙帳
施昌團
蒲
方岳竹
庵
絡
日
輔團
蒲、孫
贊
凝レ紳
坐
忘
隱昌團
蒲納數
句竝
言昌蒲
團
也、然
金
劉
仲
尹
有木
出
詩嚇好
詩讀
罷
倚昌團
蒲門喞
喞
銅
餅
沸彑地
爐嚇天
氣
稍
寒
吾
不v出、
氈
毬
分レ坐
與昌狸
奴h據y此
團
蒲
未盖必
概
爲昌蒲
團嚇
又
或
有レ別、不μ然
則
此
詩
下
句
用幽氈
毬葡
上
叉
書昌蒲
團h於v理
不レ當、虜
兆
隆
天
香
樓
偶
得
云、團
蒲
即
蒲
團、是
也、然
亦
有y別、佛
家
趺
坐
者
爲昌團
蒲肺此
則
牀
帳
中
憑
倚
之
鬪
枕
也、用昌細
絹"包
裹
日昌隱
爨苡
y蒲
爲y之
日"團
蒲h劉
仲
尹
所び用、蓋
言
諮
γ此
也。
梧
窓
詩
話
卷
一
蒲團の掌往往倒置して之を肘ゆ」蘇東坡の詩に、「禍を搬
して坐睡し團蒲に依る、」黄山谷か「曲几團蒲湯ウ煮るを
聽
《、」父「團蒲日齢なり鳥吟の時
ρ韓駒が「茅齋紙帳團蒲
を施す、」方岳が「竹庵絡日
}團蒲.」孫萱
が「棘を凝らして
坐忘團蒲に隱る.』數句竝に蒲團を畧ふなの、然ども金劉
仲尹、不出の詩有り、「好詩讀み罷
んで團蒲
に倚る、喞
々と
して銅耕地爐に沸く、天氣稍寒くして吾出です、號毬
坐
を分て狸奴に與ふ」と此に據れば團蒲未だ必し臥概して
蒲團と爲さず.又或は別有らん、然らずんぱ
則此の詩
の
下句斷鷂を用ふ、而して上
又蒲
團を言ふ、理に於て當ら
す、霙兆隆の天香褸偶得に云ふ、蒲囲は即蒲團、是れなり
き、然
航ども亦90あり、佛家に
趺坐する者を蒲圏と13す
既れ邸牀優中隷
倚の圓枕なり、細絹を川ひ包裹するを
隱嚢と口ふ、蒲を以て之を
爲るを團蒲と日ふ、劉仲劈の
用ふる所、蓋。此を言ふなり。
一狂
跚潟
日本
詩
話叢
書
明
孫
大
雅
作雄菽
乳
詩」日、豆
腐
本
漢
潅
南
王
安
所y作、惜齢其
名
不ワ雅、余
爲
改囗今
名円因
賦鵡此
詩門淮
南
信
佳
士、思レ仙
築昌高
臺「八
老
變昼童
顔嚇鴻
寶
枕
中
開、異
方
營畠齊
味嚇數
度
眞
碕
塊
作レ羮
傳。世
人n
令磁我
憶瓢蓬
莢「茹レ輩
厭昌葱
韮h此
物
乃
呈レ才、戎
菽
來出南
山「清
游
浣轟淨
埃n轉
身
一旋
磨、流
膏
入齲盆
罍旧大
釜
氣
淨
浮、小
眼
湯
洞
洞、頃
得
晴
浪
翻、坐
見
雪
花
艦,青
鹽
化昌液
滷h絳
蝋
竄轟煙
煤n霍
霍
磨昼
昆
吾嚇自
玉
大
片
裁、烹
煎
適"吾
ロ一不v畏
老
齒
摧、
蒸
豚
亦
何
爲、人
乳
聖
所v哀、萬
錢
同
一飽、斯
言
匪・俳
詼n新
篇
入v題
句
亦
佳
矣、豆
腐
一名
昂小
宰
羊n清
異
録
云、時
餓
爲"青
陽
丞h潔レ己
勤v民、肉
昧
不γ給、日市昌豆
腐
數
箇嚇邑
人
呼昌豆
腐爲
昌小
宰
羊嚇
叉
花
史.豆
經唱磨
腐h其
屑
荷
可"作躯蔬、持
齋
者
號
戸六
明の孫大雅菽乳の詩を作りて曰く.豆腐は本と漢の淮南
王安が作る所、其名
の雅ならざ
るを惜む、余爲に今の名
に改む.因て此詩を賦す、「淮南信に佳士、仙を思ふて高臺
を築く、八老童顏に變す、鴻寶枕中に開く、異方齊味を營
み、數度眞
に碕塊、羮を作して世
人に傳ふ、我をして蓬莱
を憶はしむ、輩を茹ふて葱韮を厭ふ、此物乃ち才を呈す、
戎菽南山に來る、清潴淨埃を浣す、轉身
一旋磨、流一貧盆蠱
に入る、大釜氣淨々、小眼湯洞
々、頃得る晴浪の翻るを、坐
して見る
雪花の皚きを、青鹽液滷に化し.絳蝋煙煤を
竄
す、霍々昆吾を磨し、白玉大片
に裁す、烹煎吾ロに適す、畏
れす老齒の摧るを、蒸豚亦何か爲
ん、人乳は聖の哀む所、
萬錢同
一飽す、斯言俳詼に匪す」と、薪篇題に入りて句も
亦佳なり、豆腐
鳳に小宰羊と名つく、清異録に嚢ふ、時殿
青陽丞と爲り、己を潔して民を勤む、肉味給せす、日に豆
腐數箇を市ふ、邑人豆腐を呼て
小宰羊と爲す、又花史に
豆、磨腐を經て、其屑術蔬と作す可し、持齋者號して雪花
菓と爲す、楊萬里、樂畢縣を過ぐ詩
に云ふ、「笋蕨都て無く
して且則休す、薺、牛葉無くして也た差るに堪
へたり、滿
城都て費る雪花茱、昨日の愁人未だ呈れ愁ひすもと、獨.旺
に用ふ。
8脚
爲"雪
花
楽嚇楊
萬
里
過"樂
蔕
縣一詩
云、笋
蕨
都
無
且
則
休、薺
無"孚
葉一也
堪γ差、滿
城
都
賈
雪
花
蘂、
昨
日
愁
人
未"是
愁「獨
用昌于
此叩
杜
苟
鶴
詩、出
爲昌覊
孤一煢昌糲
食曲歸
同昌弟
姪一讀昌生
書「生
書
字
新.生
熟
之
生、巳
讀
之
書
謂昌之
熟
書嚇
・生
書
帥
謂め未
讀
之
書㌦也。
劉
伸
尹
夏
日
詩、牀
頭
書
冊
聚
麻
沙、病
起
經v旬
不γ煮"茶、更
爲轟炎
蒸一設昌方
略h細
烹鷁山
蜜破
昌松
花嚇
簸
沙
字
用
爲昌婆
娑
之
義内老
學
庵
筆
記、載。痲
沙
・
飯
事厩
沙
與γ之
不レ両、蓋
書
坊
之
名、方
輿
勝
覽
云、崇
安
痲
沙
二
坊
之
書
行滬于
天
下嚇帥
是
也。
清
田
艨
詩、花
飛
兩
目
苦轟昏
矇h把v卷
惟
宜v坐"日
申靉
靆
一雙
新
上勧
、挑v燈
獪
作驫蠧
書
蟲曳
田
融脉詩李冠石自陽
山以
畠眼
競
寄
惠
賦
謝
云、靉
靆
梧
窓
時
話
卷
一
杜苟鶴の詩に.「幽でて覊孤と爲ゆて糲食を營む.歸りて
弟姪と同じく生書を讀む』と、生書の字新なり'、生熟
の生、
なり、巳に讀む
の書。之を熟書と謂ふ、生書は帥
未讀の書
を謂ふなり。
劉仲尹の夏日の詩に、「牀頭書
冊聚て麻沙たり.病起を旬
經て茶を煮す、更に炎蒸の爲め
に方略を設く、細に
山蜜
を烹て松花を破すしと、痲沙
の字用ひて婆娑の義と爲す.
老學庵筆記に.麻沙板の事を載ず、麻沙は之れと
同じか
らす、蓋、書坊の名ならん、方輿
勝覽
に云ふ、崇安麻沙二坊
の書、天下に行はると、即是れなり。
清の田賑の詩
に、花飛で爾目昏曚を苦む.卷を把て惟.宜
く日甲に勺.すべし.靉靆
一雙薪
に額に上る、燈を
挑げて
獪ほ蠧書蟲と作る♂叉田艨か李冠石か
陽山より
胆…鏡を
以て寄せ惠む賦して謝するに云
か、「靉靆將ち來る
萬里
"七
,
鋤8
爲
本
詩
話
叢
書
將
來
萬
里
程、昏
昏
老
眼
得冖董
噛明嚇故
入
知望我
添昌
新
恙崩不昌是
心
盲
一是
目
盲、六
如
葛
原
詩
話
載昌此
詩n靉
靆
即
眼
鏡
也、牧
入蟄詩
語肋爲ジ所昌罕
見
也
、嘗
闘
愼
懋
官
華
夷
花
木
考
轂
昌靉
靆h共
言
具
備
竝
{録蟹于
此『提
學
副
使
潮
陽
林
公
有巨二
物肖如昌大
錢嚇
形
質
薄
慮
透
明、如昌硝
子
石嚇如昌琉
璃
色
茹
昌雲
母嚇
毎
見"交
章
=目
力
昏
倦、不レ辨自細
書粕以
掩
レ目、精
憩
不レ澂、筆
畫
倍
明、中
用"綾
絹門聯v之
縛昌于
腦
後h人
皆
不v識
、擧
以
問v余、撫
日、此
靉
靆
也、出
轟于
西
域
滿
刺
加
闘ハ或
聞
公
得γ自娼南
海
賈
胡嚇必
是
無v疑
矣
,後
見・張
公
方
洲
雜
鋒
與レ此
正
向、云、見.宣
廟
賜・胡
宗
伯
一物ハ即
此
以
昌金
相
輪
哺廓.而
衍γ之
爲レ柄、
紐
制
瓰其
末嚇合
則
爲ゼ嗣、岐
則
爲v二、如昌市
肆
申
等
子
匣「蓋
靉
靆
乃
輕
雲、貌
如7輕
雲
之
籠"日
月一不・
購八
程、昏
々老眼重明を得たり、故人我が薪恙を添ゆるを知
る、是れ心盲ならす是れ目盲
なの、」六如が葛原詩話に此
詩を載す、靉靆は即ち眼鏡なり、牧
めて詩語
に入る、罕に
見る所と爲す、嘗て愼懋官が華夷花木考を
閲するに、靉
靆
を載す
其言具
に備
ぼる、竝に此に録す.提墨副使潮陽
蹼編酔獄錺醗蟹贈製恥編麺酷肋
昏倦して細書を辨ぜす、以て目を掩
へげ、精神散ぜす、筆
橘齶矯鋤鷺鑼鯑饗碗贈糠鑠囀け冖
西域滿刺加國に出づ、或は聞く公、南海賈胡より得と、必
是疑ひ無し、後に張公か方洲
雜録を見るに、此と正に同
じと云ふ、宣廟の胡宗信に賜
ふ物を見るに、即此九金相
輪を以て廓して之を衍し柄と爲す、紐、共末を制し、合せ
鑷翫鴈螺覊
繧膿肺騨騨蟾紳愚
・
ざ
る
が
如
し、若
し曖
腿
に作
る
も
亦
可な
り
。
掩
菖其
明
鰤也
、若
作
齲曖
㎎
一亦
可
。
毒
木
考
載5恰レ花
人・別y花
入
之
二
篇嚇極
説
ロ愛v花
之
情
駅嚇交
意
雅
逸、頗
可昌愛
誦円可v知
古
人
襟
抱
風
流
有γ餘
也,惜γ花
人
篇
日、種v花
而
弗y愛、獪v弗
レ種
也、愛ド花
廁
弗v惜、獪レ弗v愛
也
、愛
有昌貧
情門惜
兼"
痛
意嚇辟昌諸
學嚇知
不γ如γ好、好
不γ如レ樂
也、古
之
括
香
使・司
花
女・移
春
鑑・選
勝
亭
買昌之
千
金一賜昌Z
九
錫一無γ非昌愛
之
深
一耳、懸昌金
鈴
騨燒昌紅
燭『付篇酒
盞
籍
温枕
幃一武
仲
不γ啓レ關、子
美
不γ掃v徑、無レ非昌惜
之
至'耳、韓
子
云、直
把〃春
償
γ酒、都
將γ命
乞v花、隙
家
所レ謂
觸
縁レ受、受
縁v愛、愛
縁
y取、有
生
老
死
十
ご
因
縁
不v能昌解
脱"者、此
也、籵
子
美
云、一片
花
飛
減
昌却
春肉花
飄
"萬
點
輌正
愁v人
所v謂
從v愛
生レ憂
者
謝 也、叉
云、且
看
欲v蠱
花
經
レ眼
莫v厭
傷レ多
酒
入蟹唇
梧
窓
詩
話
卷
鰍
花木考に花を惜む人、花に別
る入の二篇を載
ず、極て花
を愛するの情駅を
諡く.丈意雅逸、頗る、愛誦すべし、知る
可し古人襟抱風流餘有るなり、花を蜷む人の篇に曰く花
を櫨ゑて愛せざるは、獪ほ種ゑざ
るがごときなり、花を
愛して惜まざるは、獪は愛せざるが如きなり、愛に貪情
有り.惜に痛意を兼ぬ、之を學
に・辟ふるに、知は好むに如
かす、好むぼ樂む
r如かす、古
の括香使、司花女、移春襤.選
勝亭之〃千
金に買ひ、之に九錫を賜ふ、愛の深きに非る
無し、金鈴を懸け、紅燭を燒き、酒盞に付し、枕幃に藉く、武
仲關を啓かす、子美徑を描はす、惜
に至に非る無し、韓ナ
云ふ、直ちに春を把て酒に償
ふ、都で命を将て花を乞ふ。
武家の謂はゆ
る觸は受
に縁り、受は愛に縁る、愛は取に
縁る、有生老死十二因縁.解脱する能
はざる者は此れな
り、杜子美云ふ、ご
片花飛
ぶも春を減却す、花は萬點を飄
して正に人を懲
へしむ』と、謂
はゆる愛より憂を生する
者なり、又云ふ、「且つ看よ盤んと欲して花・眼を經、厭ふ莫
れ多を傷て、酒唇に入る」と、謂
貫ゆる憂により愛を生す
る者なり、綺憲紛
々として奈
何
ともす可き無し、花と命
を爲す者に非んは、叉狗ぞ以
て之を知るに足んや、印子
一九
、鵬9
ロ
本
詩
話
叢
書
所v謂
從レ憂
生v愛
者
也、綺
窗
紛
紛
無v可彪奈
何↓非唱
與v花
爲v命
者嚇叉
何
足"以
知芝
也
哉、甲
子
暮
三
月
六
日、香
宇
薔
薇
十
二
屏
花
開
甚
盛
、黄
昏
風
雨
大
作、無γ策
巴蔽
覆嚇勉
強
就γ枕、子
茲
趣8田
子
一起
日、爭
忽驫群
芳
落
莫
一耶、亟
宜レ秉v燭、往
探驅夲
安
輌也、
至
則
紅
愁
緑
慘、俛レ首
垂
泣、若y訴
若y怨、不レ忽"相
見
著
、田
子
方
太
息
、而
子
茲
忽
輾
然
大
笑
、田
子
日、何
謂
也、子
茲
日、獨
不F念昌蘇
子
之
詩
一乎、日
蘇
＼子
詩
云り何、因
長
吟
日、東
風
陳
陳
泛醇寒
光一大
雨
沈
沈
水
滿γ廊、只
恐
夜
深
花
褪
去、故
燒昌高
燭
一照"
-紅
粧肉子
藝
不ン覺
抵
掌
絶
倒、持
燭
翻
滅、俳
徊
竚
職"惜
岩
久『之、慰"寒
不y能y反、且
日、此
大
佳
話
也
、不
レ可y無γ紀、遽
P
占
一篇
一絹
慰唾花
紳
,云
耳,雨
過
三
臼
便
爲7霖、何
况
春
來
爾
月
陰、撫γ景
忽
悪
燒
燭
二〇
春三月六日.香宇薔薇十二屏花開く
甚盛なり噂黄昏風附
大に作る、蔽覆ずるに策無し.勉強して枕に就く、子鞍.田
子を趣かし起しめて日.爭でか群芳
の落莫
に忽びんや、
亟に宜く燭を秉るべし.往て李安を
探らんき、至れば則
紅愁緑慘、首を俛て垂泣す、訴
るが若く
怨むが醜.寒
、相見
るに忍びす、田子.方に太息す、子鞍惣ち輾然
として大鐃
す、田子曰く、何の諤そや。子玻
日く.獨、蘇子の詩を念はす
や、曰く、蘇子が詩に何んと云
ふ.因て長吟して曰く魂東風
陳
々寒光を泛ぶ、大雨沈々水、廊に滿つ、只恐る夜深くし
て花の褪玄するを、故
に高
燭
を
燒いて紅粧を照らす、
と』子藝覺えす
掌を抵て絶倒
し、持燭翻滅せり、徘桐竚惜
する者久し、寒を忽んで反る差能はや'、且つ日,・.此れ大
佳話なり、紀する無かる可からすと途に
一篇を口占して
用て花紳を
慰むと云ふのみ、「雨過て
三日便ち霖を爲す
何ぞ況んや
森來兩月陰る、景を撫し
て忽ち思ふ燒燭の
味.賜らす重て起つ花を惜む心、紅粧冷落燈光濕ふ、犁屋
淋漓夜色深し.病を扶けて細君能く嘉を解す、當年誰か復
8.
溜
味、不v眠
重
趨
惜〃花
心、紅
粧
冷
落
燈
光
濕、翆
屋
淋
漓
夜
色
深、扶病
細
君
能
解レ事、當
年
誰
復
俘
"
知
晋嚇噫
亦
庶
幾
不"負
賞
v花
者矣
、褪
、呑
梱
切、上
聲
、水
流v物
去
也、其
去
聲
即
爲v褪、蓋
方
言
也、今
案、東
坡
詩
、諸
本
所ゾ載
與γ此
不レ同、起
承
句、作F東
風
渺
渺
泛凱崇
光嚇香
霧
塞
濛
月
轉う廊
、褪
去
叉
作唱
睡
去嚇異
同
何
由
如レ此
可v疑
矣、東
風
大
雨
二
句、
語
意
淺
近、不v如嚏香
霧
筌
濛
爲昌幽
麗
稍
麌
且
花
木
考
所y載、於凶褪
虫
字
上
一最
著"眼、而
比。之
睡
去門
却
欠
昌景
情ハ諸
本
燐v作、鴬昌以
爲
7正
矣、雖γ然
花
大
考
亦
有
唱据
依嚇褪
字
用
從亀上
聲嚇所レ未轟曾
見
嚇也、備
可躯以
爲
。後
來
噛證嚇別v花
人
篇
日、惜v花
入
固
難
『得、而別γ花
人
亦
難γ得、未y有出能
別y花
而
不γ惜γ花
者門今
俗
人
不.惟
不"種v花、雖
輔好
箏
種τ之、彼
亦
不
梧
窓
詩
器
卷
一
知音に拌ぽん.」噫亦庶幾くば花を賞ずる者に負かざら
ん、褪は呑の切.上欝、水、物を流し去るなり、其去聲は即褪
と爲す、蓋方言なり、今案
ずるに、束坡が詩、諸本載する所
此と同じからす、起承の句↓策風渺
々として娯光泛ふ、香
霧察濛月廊に轉す」に作る、褪去、又、睡去に作る、異同何に
由りて此如きや、疑ふ可し、東風大雨の二句、語煮淺近、香
霧塞濛の幽麗稍優れりと爲すに如かす、且花木考載する
所.褪去の字の上に於て
最恨を著く、而して之を睡去に
比すれば却て
景惰を欠く、諸本作る所、當に以て正と爲
すぺし、然と雖、花木考も亦据依有らん、褪字用て上聲に
從ふ、未ガ曾て見ざる
所なり、備
て以て後來の
一證と爲
↑可し、花に芻るゝ人の篇
に口ぐ.花を惜む人固より得
難し、霧に別∴人亦得難し、未だ能く
花に別て花を惜ま
ざる者有らず、今俗人惟亀花を種ゑざるのみならす、好事
之を龝うると雖も彼亦其名を知らす、之を親ること凡草
の如く、之を郡むこと悪木の如し、眞に殺風景なり、古人
の花に別る入を得難しと謂
へる灰以なり、夫れ紫薇蕎薇
慟二
3438
疑
本
詩
話
霞
書
γ知噂其名嚇覦y之
如恩凡
草
↓邸γ之
如鷂惡
木h眞
殺
風
景
也、斫朗以
吉
人
謂▼難γ得置別"花
人嚇夫
紫
薇
薔
薇、特
常
植
耳、而
臼
樂
天
獪
惜レ之、故
其
詩
日、除
一却
微
之
一見γ應v愛、世
間
少v有
昌別v花
人嚇又
云、移
γ他
到γ此
須γ爲レ圭、不呂別v花
人
一莫γ使v看、是
則
太
傅
可v謂昼之
別y花
主嚇而
微
之
可レ謂組之
別y花
人一矣
、然
古
之
文
人、亦
有昌極
殺
風
景
褻
蓋
折γ花
極
俗
人
悪
事
也、
而
蘇
子
瞻
・歐
陽
永
叔
亦
嘗
犯レ之
.子
瞻
在島東
武
南
禪
資
蔵
寺
嚇大
會
.賓
餮
剪
昌芍
葉
七
千
餘
朶
證
幽
瓶
盥
中n供ヴ佛
賞
翫、永
叔
在昌楊
州一會v客、取昌荷
花
千
朶
嚇挿昌書
盆
中
嚇圍副繞
坐
席肉命膨客
傳v花、人
摘
二
葉嚇盡
處
飮v酒、此
皆
忽
心
人
也、惜v花
之
情
安
在
、
・余
嘗
于爵花
開
日門大引書
粉
牌門懸昼諸
花
間門日
名
花
獪"美
人崗也、可v翫
而
不v可v褻
、可γ愛
而
不γ可v折、襭d
ニニ
は特
に常植のみ.而して自樂天獪之を惜む.故に其詩に
曰く、「微之を除却して應に愛す
べきを見る、世間花に別
る人有る少し、し又云ふ.「他を移して此に到て須らく主と
爲るべし画花に別るゝ人にあらすんぱ蓉せしむる莫れ』と
是れ則太傅之を花に別る主と謂ふ可し、而して微之は之
を花に別る人と
謂ふ可し.然れ
ども古の文人、亦極めて
殺風景の事有り、蓋、花を折るは
極て俗入悪事なり.而し
て蘇子瞻、歐陽永叔も亦嘗て之
を犯す、子瞻.東武の南禪
資輻寺に在り、大に賓客を會す、芍藥七千餘朶を剪り、瓶
疂中に置き.佛
に供して賞戳す、永叔楊州に在て客を會
して荷花千朶を取り、豊盆中に挿み、坐席を圍繞す、客に
命じて花を傳
へ、人ぞ一葉を摘
む、毳る處酒を飮む、此皆忽
心の人なり、花を惜むの惰安にか在る、余、嘗、花の開く
日
に于て、粉牌に大書し、諸を花聞に懸く、曰く名花は、獪、美
人のごとし、戳ぶ可くして褻
る可からす、愛す可くして
折る可からす、葉
一辨を襭する者は、是れ美人の裳を裂
くなり、花
一痕を指む者は、是れ美人の膚を撓ますなり
8
W 葉
一瓣
噛者、是
裂
"美
人
之
裳
嚇也、揩"花
一痕
著
、是
拂
輪美
人
之
膚
也
、拗
鵬花
一枝嚇者、是
折6美
人
之
肱
一
也、以v酒
噴レ花
者、是
唾昌美
人
之
画
也、以v香
觸"花、
是
薫
"美
人
之
目一也、解y衣
對v花、狼
藉
可γ厭
者
、是
與
。美
人
一程
裸
相
逐
也、近
而
觀
者
謂亀之
盲嚇屈
而
嗅謂"之
饒
肉語
日、寧
逢δ悪
狼
一莫画殺
風
景嚇諡
而
不γ
省
誓
不"再
請叫鳴
呼
此
雖
"戯
詞↓無v非
脚憐
り芳
菲
而
惜.香
艷
亀耳、余
亦
甚
愛v花、園
庭
種a衆
花
木『毎驫盛
開嚇書畠此
語以
爲
.花
前
甲
令4
花
一枝を
拗る者は、是れ美人の肱を
折るなり、酒を以て
花に噴く者
は、是れ美人の面に唾くなり、香を以て花に觸
る、是れ美人の目を薫するなり、衣を解いて花に對し、狼
藉厭ふ可き者は、是れ美人と裡裸相逐ふな少、近いて観ふ
者は之を盲と謂ふ、屈して嗅ぐ之を雛と謂ふ、語に曰く、
寧、黒壙に逢ふも殺風景すること莫れ、論して省せず、誓
て再び請はす、鳴呼此れ
戯詞と雖も、芳菲を憐ん
て香黷
を惜むに非ざること
無きのみ、余も亦芙花
を愛し
園庭
に衆花木を種ゑ、盛んに開く毎
に、此の語を書し、以て花
前の甲令と爲す。
緇
梧
窓
詩
話
卷
一
二三
日
本
詩
話
叢
書
二四
謝8
梧窓
詩
話卷
一繆
段
梧
窓詩
話
卷
二
孫
波
林
瑜孚
尹著
謝
一川
豊
年
意、比
屋
鬧。難
犬n柴
荊
鬧桃
李叫冥
冥
一川
花、雪
詩、天
工
妙
莊
嚴、施昌此
一川
雪ハ范
石
湖
句
也、乞轟與
豊
工
團
勗
本嚇青
林
紅
樹
一川
秋、
陸
放
翕
句
也、霜
紅
孚
臉
金
嬰
子、雪
白
一川
蕎
麥
花、暎
出
一川
桃
李
好、只
淌
外
面
矮
青
山、一
川
黄
犢
朝
朝
飽、岸
草
何
曾
減昌寸
青嚇楊
誠
齋
句
也、又
金
軈
鑄
詩、四
面
雲
山
玉
作γ園、剛川
霜
樹
錦
爲γ衣、元
廠
革
詩、一翔
風
雨
獨
柴
荊、葛
原
詩
話
解二
州
字門爲"一面
之
鬘
載昌釋
蕉
中
設(査
證
牽
強、頗
渉ロ杜
撰嚇三
國
志
胡
昭
傳
云.孫
猿
等
爲降
梧窓
詩
謡卷
二
「[川豊年の意、比屋難犬鬧し、丶柴荊桃杢・げ鬧しく、冥々
一川の花、」審の詩.h天工妙莊嚴な少、此
一川の雪を施す、し
茫
看湖が句なり、「書工に團扇
の本を乞與す.青林紅樹
一
川の秋、」陸放翕が句なり^霜は紅なり牛臉金嬰子、雪は白
し
一川蕎麥の花、」「暎し出だす
一川桃李の好きを、只淌ゆ
外面矮青
の山、丶一川黄糟朝
々飽く、岸草何ぞ曾て寸青
を減ぜん、」楊誠齋か句なり、叉金の廱鑄が詩に、「四面の雲
山王、圍を作す、一川の霜樹錦.衣を爲す、」元の麻革が詩
に、『一川の風雨、獨、柴荊しと、葛
原詩話に
一川の字を解し
て
一面の意と爲す、釋蕉中が設を載す.査證牽強、頗る杜
撰に渉る、三國志朗昭が簿に武ふ、孫狼等叛蹴を
爲す、遨
に南.鼬粥、に附く、粥印を授け兵を給し、遐て賊寇を総す
一
魏8
日
本
詩
話
叢
霤
叛,亂
鞠途
南
附盤關
勿触勿
授γ印
給γ兵、還
爲島賊
冦門到邑、
陸
南
長
樂
亭鞠自
約
誓
.言、胡
居
士
賢
者
也、一
不
γ得『犯邑其部
落コ
川
,頼v昭、成
無昌艫
暢「方
知
一川
語、古
昔
已
有、今
案
.獪v日"一村
一郷嚇又
山
中
一
夕
話、有"一川
官
語嚇朱
子
語
類
有
=
川
信
宇嚇亦
皆
同
義、據
7此、詩
句
所v用、解
爲昌村
郷
之
義
嚇句
意
薗
到
然、古
人
解v書
失。之
目
睫
.者、閉
不v尠。
元
槇
詩、憶
得
雙
交
籠
月
下、小
樓
前
後
捉
迷
藏、
是
用.明
皇
之
事嚇致
盧
閣
雜
爼
云、唐
明
皇
與
"玉
眞
脚恆
於嘩皎
月
之
下嚇以.錦
粕
'裹レ目、在
昌方
丈
之
閉嚇
互
相
捉
戲
、謂
麟之
捉
迷
藏h又
有竃單
言5迷
藏
高
啓
戲嬰躅隨v人貪作図
避珪
昌迷髣
是別駈
非γ言昌捉
迷
藏「而
後
人
誤
爲
"同
事
門案、本
邦
兒
=拌
相
聚、各
處
躱
藏、而
一人
追γ踪
探副伺
之嚇有v所扉探
二
陸南の長樂亭に到り、自ら約
誓して言ふ、胡居士は賢者
なり、一も其部落を犯すを得す、一川昭に頼て、成悌暢無
しと、方に知る
日川の語、古昔
より己に有るを、今案ずる
に獪ほ
一村
一郷と
日ふがごとし。又山中
一夕話に、一川
官の語有り、朱子語類
に一川曾
の字有り、亦皆同義、此に
據るに、詩句用ふる所、解して村郷の義と爲さば、句意自
ら判然たり、古人書を解するに之を目睫に失する者、間・
尠からす。
元槇が詩に「憶ひ得たり、雙文籬月の下、小樓前後促迷藏
と、是れ明皇の事を用ゆ、致盧閣雜爼に云ふ、唐の明皇玉
眞と恆に皎月の下に於て、錦粕
を以て目を裹
か、方丈の
間に在り、互に相捉戯す、之を捉沫藏と謂ふ叉單に迷藏
と言ふ有り、高啓が戯嬰
の圖に高人に隨ひ貪て劇を作す、
拌を迸けて迷藏を擧ぶ、」乃是れ
別事、捉迷藏を言ふに非
す、而して後人誤りて同事と爲す、案するに本邦兒拌相
聚り、各處に躱蔵し、而して
一人踪を追ひ之を探伺す・探
り得る所有れば、復其れをして代9て探伺者と爲らしむ
ること初の如し、以て嬉戯を爲す、迷藏、恐くは此の如き
8謝
得嚇復
令竃其
代
爲。探
伺
者如
γ初、以
爲β嬉
戲門迷
藏
恐
如v此
之
類、明
徐
燉
和鵬廣
續
匳「詩、有F咏唱迷
藏噛
云、檻
外
深
潛
砌
外
藏、輕
紗
微
濕
露
薄γ香、隔v花
女
伜
窺昌雙
影門覓劇得
儂一時
也
得v郎、乃
可γ證、高
啓
避y件句、亦
言y此
也、叉黄
山
谷
次且韻
文
潛
同
遯己
王
舍
人
園一詩
句
云、移レ竹
淇
園
下、買膨花
洛
水
陽、
風
煙
二
十
年、花
竹
可昌迷
藏h袁
仲
郎
雌
雷
方
喚
醒
女
魃
乍
迷
藏、二
作
共
用昌迷
藏h但
爲昌隱
藏
之
養
迷
與"迷
鬮
之
迷向
、過
庭
録
所v載
題昌勗
上
小
兒
迷
藏軸詩、誰
剪輕
飢一巧
織v絲、春
深
庭
院
作魑兜
嬉嚇路
郎
有γ意
嘲昌輕
脱門只
有昌迷
藏
不Ψ入γ詩、以蕊迷
藏'爲己捉
迷
藏h誤
矣、
張
籍
寒
食
内
宴
詩
後
四
句
云、千
官
霪
醉
獪
敏
7坐、百戲
皆
呈
未y放レ牧、共
喜
拝レ恩
侵γ夜
出、金
吾
梧
窓詩
話
卷
二
の類ならん、明の徐渤
の廣癬匳
に和する詩に、迷藏を
咏
する有り云ふ、「檻外深く潛み砌外に藏る、輕紗微く濕ふ
て露、香を淳す、花を隔
つる女
伴、雙影を窺ふ、儂を霓め得
ま
る時也た郎を得だり」と、乃ち證す可し、高啓
の拌を避る
の句も、亦此を言ふなり、又、黄山谷、文潛が同じく王舍人
の園に遊ぶに
次韻する詩の句
に巽ふ、「竹を移す洪園の
下、花を買
ふ洛水の陽、風煙二十年、花竹迷藏す可し」と、袁
仲郎が、「雌雷方に喚び醒す、女魃乍ち迷藏す」と、二作共に
迷藏を用ひて、但.隱蔵
の義と爲す、迷は迷鬮の迷と同じ、
過庭録に載する所、搨上小兒
の迷藏に題する詩に、勹誰か
輕紋を
仙530て巧に絲を織る、春深くして庭院兒嬉を作
す、路郎意有り輕脱を嘲る、只迷藏の詩に入らざる有りし
と、迷藏を以て捉迷藏と爲すは誤れり。
張籍が寒食内宴の詩
の後四句
に云ふ、「千官盡く醉ふて
獪坐せしむ、百戯皆呈して未だ牧ることを放さす、共に
喜ぶ恩を拜して夜を侵して出
るを、金吾敢て行由を問は
三
脚8
日夲
詩話叢
書
不凱敢
問"行
由嚇自
濫
易
春
生
詩、先
遘臨和
風
報繍滑
息噛續
敬滋帰
鳥
詮醇家
由嚇行
歯・來
由、入『詩
共
薪。
遠
行
者
齎γ物
來
以
遐レ人、今
名
日"土
産嚇華
人
言"
之
歸
遺嚇東
坡
詩、掻γ首
凄
凉
十
年
事、傳
柑
歸
遺
滿昌朝
蒸
叉
張
宛
丘
詩、到財舍
將レ何
作昌歸
遺h江
山
收
得
一嚢
詩、是
也、本下于
東
方
朔
傳、歸
遺昌細
君
之
語畠叉
金
朱
自
牧
詩
云、三
年
官
業
無邑毫
髪n萬
里
裝
嚢
更
蕭
瑟、歸
來
何
以
謝昌郷
閭門細
読昌艱
難.
爲昌土
物嚇土
物
即
與"土
産縢同、土
産
字
牧
入昌詩
語内
亦
可。
無
窮
字
有"爾
義嚇大
抵
如昌思
無レ窮・興
無v窮・身
世
兩
無v窮・三
千
世
界
本
無7窮
之
類,皆
無5極
毳乏
謂
也、唐
李
盆
詩、洞
庭
一夜
無
窮
鴈、不財待昌天
明"
盡
北
飛、劉
禹
錫
詩、長
安
陌
上
無
窮
樹、唯
有量垂
四
す」と、白居易春生の詩に馬先づ
和風をして漕息を報ぜし
め、績いで喃鳥をして來歯を読かしむ』と.行由。來掬、詩に
入る、共
に薪激り。
みやげ
遠行者、物を齎し楽て以て人に遺る、今名けて
±産と日
ふ、華人之を歸遺
と言ふ、東披
の詩に「首を掻いて凄凉十
年
の事、憾柑歸漫朝衣に滿ろ、」又張宛丘が詩に、「舍,に到っ
て何を將て歸遺と作さん.江山牧め得たり
二霾の拙討』と.
是なり、東方朔が傳
に、歸つて細君に遺るの語に本つぐ.
叉金の朱自牧が詩
に云ふ、「三年官業毫髪無し、萬里裝嚢
更
87蕭、瑟、歸り來て何を以てか郷閭に謝
せん、細
に艱難
を説いて土物と爲す、」土物は即ち士産と同じ、土産の字
牧めて詩語に入るも亦可なり。
無窮の宇に兩義有りh大抵、思窮り無し、興窮り無し、身世
兩ながら窮り無し、三千世界本窮り
無しの如きの類、皆
極り蠱
曳る無きを之れ謂ふなり、唐の李釜が詩に、「洞庭
一夜無窮の鴈、天明を待たすし
て毳く北に飛ぶ、」劉禺錫
が詩
に、「長安陌上無窮の樹、唯.貢楊の別離を
管する有
10蹴
楊
管昌別
離門此
無
窮、獪レ言"無
數一也。
明
蜀
成
王
宮
詞、君
王
翌
日
宴萇
奏
霖
雨
迷
漫
濘昌土
塵門特
令。滿
宮
來
壓
止コ
時
懸
挂
掃
暗
人、
帥
謂昌掃
睛
娘齟也、帝
京
景
物
略
云、雨
久
以昌臼
紙噸
作轟婦
人
首嚇剪昌紅緑
紙一衣v之、以恥召帚
苗一縛"小
帚門
令レ携v之、竿
懸衄檐
際嚇日昌掃
晴
娘ハ即
A、東
土
勾
欄
中
女
兒
亦
爲"似F此
者叩
居
士
之
稱、本
出昌于
禮
記
及
韓
非
子謂
鵑邁
藝
處
士一也、而
婦
人
亦
有卞稱…昌居
圭"者n明
陳
孟
賢
有当寺
姫「辨
慧
知v書、號
日盈梅
花
居
丈
孟
賢
苦
吟
忽
忽
多γ所"遺
忘嚇姫
輒
能
記レ之
云。
本
邦
之
俗、畫昌善
馬
美
女
及
古
戰
之
圖ロ懸昌之
祠
廟
堂
よ
名
日椰繪
長
華
俗
亦
然、丹
鉛
録
云、呉
太
伯
祠
在5閭
門
之
東肖毎轟春
教
市
人
相
牽
牲
醴、多
梧
窓
詩
話
卷
二
り∂此の無窮は獪ほ無數と言ふがごとし。
明の蜀成王が宮詞に、「君王翌日長春に宴す、霖雨迷漫士
塵を濘す、特に滿宮をして來り
て壓止せしむ、】時懸挂
す掃暗人」と、邸ち掃晴娘を謂ふなり、帝京景物略に云ふ、
雨久し
ければ白紙を以て婦人
の首夕作り、紅線
紙を剪
り之に衣ぜ、蓍帚苗を以て
小帚を縛し、之を攜
へしめ、竿
して擔際に懸く、掃疇娘と日ふ.帥今東土勾欄中の女兜
亦此に似たる者を爲る。
居士の稱、本は禮記及び韓非子に出でて、満.藝
の處士を
謂ふな夢、而して婦人も亦居士と稱する者有り明の陳孟
瞥.侍姫有む、辧慧にして書を
知る、號して梅花居士と日
ふ、孟賢苦吟勲
々遺忘する所多し、姫輙ち能く之袈
記す
と云ふ。
本邦の俗、善馬
美女
及び古戰
の圖を畫き、之を祠廟堂上
に懸け、名づけて繪馬と日ふ、華
俗亦然り、丹鉛録に云ふ
臭の太伯祠は
閣門の東に在り、春秋毎に、市人相率て牲
醴し、多ぐ善馬緑輿美女を
圖し以て之を獻・ず、詩中に之
五
辧10
日
本
詩
話
叢
書
圖昌善
馬
綵
輿
美
女
聯以
獻v之、詩
中
或γ道v之、陸
放
翕
梅
市
道
中、廟
垣
新
畫v馬、村
笛
遠
呼v牛、是
也、
知
新
日F録、古
者
祭
祀
用昌牲
幤一秦
俗
牲
用レ馬、淫、
昶
浸
繁、始
用昌禺
馬嚇唐
玄
宗
漬邑於
鬼
紳嚇王
瑛
以
・楮爲y幤、今
紙
用γ馬
以
祀昌鬼
紳蓋
用6書
馬赤
古
之
逡
意
也。
王
安
石
詩、春
衫
樹
未v著昌方
察一案、方
室
見昌後
漢
書嚇注
云、筌、孔
也、方
察、謂昌方
目
紗賻也、元
張
憲
詩、
方
室
越
臼
承v恩
厚、叉
紗
之
至
輕
者
日昌輕
窒
唐
王
建
宮
詞、嫌v羅
不γ著
愛輕
容嚇李
賀
詩、峡
雨
潤"
輕
容嚇唐
類
苑
云、輕.容
無
花
薄
紗
也。
余
甚
愛陶
九
成
約
語嚇智
懐
瀟
洒、千
載
之
後、可巳
想
見蠅也、特
拈尉出
之曲以
爲"風
流
儒
雅
之
公
案「約
語
日、百
歳
光
陰、萬
物
乃
天
地
邀
放、四
時
行
樂、
六
を道ふ或り、陸放翕が梅市道中に褫廟垣新に馬を聲き、村
笛遠く牛を呼ぶ、L是れなり、知新
日録
に、古者祭祀、嚢幤
を用ゆ、秦俗、牲に馬を用ゆ、淫祀浸、、繁く、始めて禺馬
を
用ゆ、唐玄宗は鬼紳に漬る、王瑛楮を以て幤と爲す、今、紙
にて馬を用ひ、以て鬼紳を祀ると、蓋晝馬を用ゆるも、亦
古
の遺意なり。
王安石が詩に弓春衫術未だ方室を著げす」と、案するに、方
室は後漢書に見ゆ、注に云ふ、室は孔なり.方室は
方目紗
を謂ふなbノ、元の張憲が詩に「方室越白恩を
承くること
厚し、」父紗の至て輕き者を輕容と日ふ、唐の王建が宮詞
に、「羅を嫌ふて著けす輕容を愛す、」李賀が詩に「陜雨、輕
容を潤す、」唐黐苑に云ふ、輕容は無花の薄紗なり。
余、甚、陶九成が約語を愛す、智懐瀟酒ギ
載の後.想見す可
きなり、特に之を拈出し、以て風流儒雅の公案と爲す、約
語に口く↓百歳の光陰、萬物は乃天地の逆旅、四時の行樂、
我輩も亦風月主人、幸に居は泗水の濱に同じ、況や地は
10跚
我
輩
亦
風
月
主
人、幸
居
同昌泗
水
之
濱n況
地
接驫
九
山
之
勝藍
可鳳傍レ花
隨7柳、庶
幾
遊v目
騁レ懐、節
序
駸
駸莫
v負
芒
鞋
竹
杖「杯
盤
草
草、何
慚昌野
蔬
山
肴噌雖己立
餉
之
情
懽n亦
是
百
年
之
嘉
話、敢
煩。
同
志嚇互
作鶴遨
頭ハ慨"元
黏
之
耆
英h衣
冠
還
矣、集脇
永
和
之
少
長{觴
詠
依
然、訂
約
既
…勒、践
言
弗y替、
按、風
月
主
人
之
句、原
歐
陽
彬
之
語、彬
爲昌嘉
州
刺
史一喜
日、青
山
緑
水
中
爲昌二
千
石n作γ詩
飮v酒
爲昌風
月
主
人「豈
不v佳
哉。
虞
松
方レ春
謂、握γ月
擔v風、且
留薗後
日h呑v花
臥γ酒、
不γ可γ遏γ時、造
語
有嵐
鰹
殊
可レ愛。
謂自詩
册"爲"詩
本h明
鑰
績
白
題昌詩
本一云、幼
小
工・
刺
綉「極
知
箴
綫
難、紙
縁昌花
樣
古「不レ耐唱入y時
看嚇
白
居
易
袖
中
呉
郡
新
詩
本
句、共
謂昌詩
冊葡
陸
梧
窓
詩話
卷
二
九山の勝に接す、儘.花に働ひ柳に隨ふ可し、庶幾くば
目
を游ばし懐を騁
す、節序駸々、芒鞋竹杖に負くこと莫れ、
杯盤草々、何ぞ野蔬山肴を慚ん、立餉
の惰懽と雖、亦是百
年の嘉話、敢て同志を煩す、互に遨頭を作
ぜ、元詰の耆英
に慨ふ、衣冠遠し、永和の少長を集め觴
詠依然たり、訂約
既に勒し、踐言替らすと、」案すんで、風月主人の句、原と歐
陽彬の語、彬、嘉州刺史と爲る、喜
んで曰く、青山緑水中に
二千石と爲る、詩を作り酒を飮
み風月主人と
爲る、豈佳
ならざらんやと。
虞訟、毒に方て請ふ魂月を握り風
を擔ふは、且らく後日に
留め、花に春み酒に臥すは、時を過ごす可からす、」と造語
風趣有9、殊に愛す可し。
詩冊を謂て詩本と爲す、明の餾績自ら詩本に題するに云
ふ、『幼小刺綉にエなり、極めて知る箴綫
の難きを、祗、、花
様の古きに縁りて、時に入て看
るに耐
へす♂白居易の「袖
申呉郡の新詩本しの句、共に詩冊を謂ふ、而して陸游間、詩
七
日
本
詩
話
叢
書
蹴
游
聞
用昌詩
本
孛旧吾
行
在
處
皆
詩
本、錦
段
難・裁
試昌剪
裁「天
輿昌詩
人一邃"詩
本=
隻
黄
蝶
弄鎚秋
花嚇
10嫌9
又
嵜昌周
浩
道脚詩、牛
生
篷
艇
弄諡烟
波h最
愛
三
湘
欸
乃
歌、擬レ作
此̀
行
一公
勿y怪、胸
中
詩
本
漸
無v多、
此
詩
本
皆
非v謂臨詩
柵「本
種
根
之
義、獪レ言昌酒
本・
菊
本門眼
前
景
物
可鑑取
爲嵩詩
用肉謂昌之
詩
本↓有卞言"
畫
本
一者ハ亦
從昌用
璽
義
不ヴ同、洪
貫
宮
詞、聽
得
當
家
宣"盡
本哨君
王
要v按昌美
人
圖冖李
流
芳
江
月
山
花
還
趁シ君、詩
嚢
書
本
留
貽レ我、二
作
謂
柵誰
卷
一也、
党
懐
英
秋
容
澄
明
納昌萬
象噛畫
本
寂
默
横膨雙
眸触
叉
江
村
清
曉
皆
書
本、此
本
字
亦
當v樫昌種
根
之
義n又
陸
游
乞呂與
畫
工
團
扇
本n青
林
紅
樹
一川
秋、尤
爲"新
奇n又
謂昌丹
青
杢
湖
村
野
興
去、山
色
室
濛
雨
點
微、醉
中
不γ覺
濕昌蓑
衣n何
妨
乞"興
丹
八
・本の字を用ゆ、「吾が行在處皆詩本、錦段裁し難きも勢裁
を試む、」「天、詩人に與
へて詩本を途る、一雙の黄媒秋花を
弄す、」又、周浩道に寄する詩に、「牛生篷艇烟波を弄す、最
庵愛す『湘欺乃の歌、㌦此行を作んと擬す公怪む勿れ、胸
申の詩本漸く多き無し、」此の詩
本は皆詩鷽を
謂
ふに非
す、本は種根の義、獪ほ酒本菊本と言ふがごと廴、眼前景
物.取て詩用と爲す可き
之を詩本と謂ふ、盡本と言ふ者
あり、亦摺處に從て、義同からす、洪貫が宮詞に、聽き得た
り當家書本を宣す、君王、美人の膕を按ぜんと
要す、李流
芳が「江月山花遠く君を趁ふ、詩嚢讖本留て我に貽る、」二
作盡卷を謂ふなり、党懐英が「秋容澄明萬象を納る、叢本
寂默雙眸に横はる、』叉「江村の清曉皆書本」と、此本の字亦
當に種根の義に從ふべし、又陸游が「書工、團勗
の本に乞
與す、青林紅樹
一川の秋」と、尤、新奇と爲す、夊丹青本と謂
ふ、潮村野興に云ふ、「山色奉濛
として雨點微なり、醉中覺
えす蓑衣を濕す、"ぞ妨げん丹青の本を
乞與するを、剛
棹横に翠靄を衝いて歸るe陸游
の此の詩、鄭谷が「江上晩
來書くに…堪へたる處、漁人、一蓑を披き得て歸る」の句
よ
り、鍛錬し出だし來る、故を以て新と爲すの法なり。
10跳
青
杢
一樟
横
衝昌翆
靄
蹄陸
游
此
詩、自郵
谷
江
上
晩
來
堪財畫
處、漁
人
披訓得
一蓑一歸
之
句い鍛
練
出
家、以v故
爲v新
之
法
也。
村
字
有爲
離賤
陋
之
義'而
押
者ハ楊
萬
里
山
居
睡
後
起
弄v花
云、浸周得
荷
花一水
一盆、將
來
洗γ面
漱"
牙
根嚇凉U生昌鬚
髯"香
生y顛
況
麝
龍
涎
却
是
村、是
也、與昌村
風
村
情
之
村義
較
相
似、奇
格
可v存。
楊
萬
里
詩、翦
翦
輕
風
未娼是
輕一獪
吹昌花
片輛作昌紅
聲「新
致
更
佳
矣、清
人
有鵬香
花
林
裡
犬
聲
紅
之
句嚇又
諏昌一等湘
明
張
亨
父
名v雲
爲唱水
精
霞嚇陸
鼎
儀
三
月
三
日
大
雪、同"亨
父茨
隅前
韻一云、樓
前
寒
蝶
過藁
家
階
下
春
江
走亀自
渉旧静
裡
移v燈
疑v有v影、酒
邊
吹レ臼
孚
無レ花、深
隨昌柳
色軸添嵩芳
絮「巧
與噌詩
入一鬪"髯
華嚇
梧窓
詩
話
卷
ご
村の字は賤陋の義と爲して押する者有り.楊萬里山居睡
後起て花を弄するに云ふ、「荷花を浸し得る水
一盆、將ち
來て面を洗ふて牙根に漱ぐ、凉.鬚髪に生じ、香.頬に生
す、沈麝龍涎却て是れ村」と、是れなり、村風村情の村と、義
較、相似たり、奇格存す可し。
楊萬里が詩に、「翦
々たる輕風未だ是れ輕からす.獪花片
を吹いて紅聲と作す、」新致更に佳なり、清人、「杏花林裡犬
聲紅なり」の句あり、叉
「等を加ふ。
明の張亨父髯を名けて水精霞
と爲す、陸鼎儀が三月三日
大雲、亨父と同く前韻に次ぐ、云ふ、「樓前の寒蝶東冢を過
ぐ、階下の春江白沙を
走らす、静裡、燈を移して影有るか
と疑ひ、酒邊、良を吹いて牛は花無し、深く柳色に隨ふ
て
芳絮を添
へ、餌.に詩人と髦華
を鬪はす、老顛雫生素雨を
九
躅10
日本
詩
話叢書
老
眼
夲
生
貪
素̀
雨肉不v知
更
有昌水
精
霞嚇素
雨.水
精
霞、佳
名、恰
好、詩
人
未多
用.之。
程
本
立
雪
佛
碑
詩、蠱
篇
頗
佳、標
出昌于
此コ不、天
花
陰
墜v空.夲
地
忽
三
尺、異
哉
西
方
紳、現
此
水
精
域、胎
非v託昌摩
耶嚇意
回v勞昌刻
書肉乃
瞻
臼
玉
相、
安
用
黄
金
飾、一洗
熟
惱
心、悉
依昌清
淨
力嚇紅
日
起昌扶
桑n終
焉
化
無y跡、其
無
本
非V室、其
有
亦
非
色、君看
東
逝
波、槍
海
不レ可γ測、我
來
鳳
皇
溪、古
レ寺
久
荊
棘、摩
娑
雪
佛
碑、碑
斷
宇
莫v識
金
石
亦
己
壊、況
非"金
石
質嚇萬
事
等5幻
影∵鳳v之
三
歎
息。」
咏
物
最
難
矣
.欲昌形
模
明
備肉則
拘
泥
而
近γ俗、欲昌
象
似
婉
典
則
乖
離
而
遠v眞、明
唐
時
升
有賢咏昌雁
や字一數
首劫能
超◎脱
拘
泥
乖
離
之
二
病冖而
風
情
殊
佳、爲.頗
得
咏̀
物
工
夫陶者翼
詩
云、嚢
葭
白
露
早
一〇
貪る、す知ら更に水精霞あるを」と、素雨・水精霞、佳名.恰
も好し、詩人未だ多く之を用ひす。
程本立の雪佛碑の詩、全篇頗る佳なり、標して此に出だ
す、云ふ、「天花陰塞より墜ち、卆地忽ち三尺、異なるかな西
方の紳、現す此の水精域、胎は摩耶に託するに非す、意は
刻畫を勞し巨し、乃ち瞻る白
玉
の相、安ぞ用ひん黄金の
飾、}洗す熱惱の心、悉く清淨の力に依る、紅日。殃桑に起
り、絡焉化して跡無し、其の無本と筌に非す、其の有亦色
に非す君看よ東逝の波、槍海測る可からす、我來る鳳皇
溪、古寺久しく荊棘、摩娑す雪佛碑、碑斷えて字識る莫し
金石も亦己に壌る、况んや金石の質
に非るをや、萬事幻
影に等し、之を感じて三び歎息
す。」
咏物最難し、形模明備を欲すれば、則拘泥して俗に近し、
象似婉曲を欲すれば、則乖離して
眞に遠かる、明の唐時
升、雁字を脉する數首有り、能
く拘泥乖離の二病を
超脱
して、風情殊に佳なり、頗る咏物工夫を得る者πり、其詩
に云ふ《蒸葭白露早く紛
々、上下參差意象分る、朔漠南來
…宀～絣
紛
紛、上
下
參
差
意
象
分、朔
漠
南
來
應レ累ヒ譯、衡
陽
北
望
盡
同
文、方
思
坐
臥
觀5三
旦
又
見
紆
廻
作昌五、雲= 一総
成.龍
鳳
質嚇可y敢遮容
易
換属鵝
羣嚇
叉
翩
翩
六
翩
破昌寒
煙嚇初
月
繊
繊
列
宿
連、雨
後
糢
糊
濃
淡
墨、風
前
斷
續
短
長
篇、綵
霞
淨
拭
紅
絲
硯、銀
漢
夲
鋪
臼
地
牋.自γ罷昌結
繩一書
契
起、憐
君
長
在細
羅
邊翼
他
如7蘆
洲
掩
暎
成駆飛
負
竹
塢
廻
翔
欲昌殺
青一影.過。丞・嬪一如
書̀
壁嚇聲
落"前
汀一
似昌叩
泥{空
裡
作ド書
皆
咄
咄、日
來
多
暇
不鵬匆
璽
元
常
法
備
皆
三
折、阿
買
詩
成
寫.八
分ハ皆
可γ謂邑
警
句明
朱
之
才
詩、葵
勗
風
未y來、桃
笙
汗
初
浹、劉
勳
秋
凉
詩、桃
笙
乘v勢
獻昌微
凉嚇親
勗
無v功
遒露暑
光門洪
貫
宮
詞、倦
劇
歸
來
更
漏
永、一簾
秋
水
浸・桃
笙嚇
梧
窓
詩
話、卷
二
應
に譯を累ぬべ
し、衡陽北望盡く同文、方に思ふ坐臥三
日を觀る、叉見る紆廻五窶を作すこと、一々總て龍
鳳の
質を成す、容易に鵝羣に換
へしむ可けんや、し又、。翩
々パ翩
塞煙を破る、初月纖
々列宿連る、雨後糢糊たり
濃淡墨、風
前繼績す
短長篇、綵霞淨く拭
ふ紅絲硯、銀漢李π鋪く白
地牋、結繩を罷めしより書契起る、憐む君が長く網羅の
邊に在るぞ、」其他.蘆洲掩映飛白を成し、竹塢廻翔殺露円せ
んと欲す、」「影は李嶂を過ぎて書壁の如し、聲は前汀に落
ちて印泥に似たり、」.室裡書を作る皆咄々、日來多暇匆
々
ならす」「元常法備りて皆三折、阿買詩成りて八分を寫す」
の如き、皆警句と謂ふ可し。
朱之才が詩に丐葵島風未だ來らす、桃笙汗初て浹す、」劉勲
が秋凉詩に、.桃笙勢に乘じて微凉を撃
、紋島功無くし
て暑光を逡る、」洪貫が宮詞に↓倦劇歸り來りて更漏永し、
一簾
の秋水桃笙を浸す、』猗覺寮雜記に云ふ、劉夢得が詩
一一
㎜澄
日本
詩話
叢書
猗
覺
寮
雜
記
云、劉
夢
得
詩、盛
時
一失
難昌再
得嚇
桃
笙
葵
勗
安
可γ常、東
坡
云、揚
雄
方
言
以"箪
爲
ソ笙.則知
桃
笙
桃
竹ロ箪
也.南
史
憲
之
傳、疾v疫
死
者、裹
以昌笙
席蓋
知
笙
帥
箪
也。
退
之
詩、誰
謂
故
人
知昌我
意嚇卷
逡
八
尺
含
風
游、
日昌竹
箪一名
含̀
風
潴h後
人
多
用レ之、范
成
大
詩、一
磬
霜
曉
謾
吹v愁、八
尺
風
潴
不γ耐v秋、陸
游
詩、初
卷
含
風
八
尺
游、井
桐
巳
復
不レ禁レ吹、八
尺
風
潴
午
枕
涼風
潴
乍
展
北
憲
涼、罕副展
風
游」可昌一牀嚇
李
清
臣
詩、八
尺
方
牀
織昌白
藤n含
風
游
裏
睡
昏
騰、皆
濫引觴
於
退
之葡
叉
有墜別
日唱含
風
游黄
山
谷
以驫團
茶
挑
州
緑
石
研鱠
盤無
咎
文
潛一詩
云、張
交
潛
鱠y君
挑
州
緑
石
含
風
潴.能
淬"筆
鋒一利
如
錐講
書巴元
紡̀一開嘔皇
極哂第
入鼻思
齊
訪
落
詩噸乃
知
ノ
一二
に、盛時
一失再び得難し、桃笙葵扇安ぞ當にす可ん、L東坡
が云ふ、揚雄方言に簟を以て
笙
と爲す、則知る桃笙は桃
竹簟なり南史憲之俾に、疫を疾んで死する者は、裹むに
笙席を以てす、と、蓋知る笙は鄒ち簟なり。
退之が詩に、「誰か謂ふ故人我意を知る、卷き逡る八尺の
含風騎」と、竹簟を日て含風潴と名く、後人多く之を用ふ、
范成大が詩にコ
磬霜曉謾に愁を吹く、八尺の風游秋に
耐
へす、」陸游が詩
に「初て卷く含風八尺の潴、井桐己に復
た吹くに禁
へす、」「八尺の風満午枕凉し、風騎乍ち
展ぶ北
窓の凉、』圃潴を李展して
一牀
に可なり、」李清崑が詩に、「八
尺方牀白藤を織る、含凧潴裏睡昏縢る、」皆退之に漂觴す
叉別に含厭游と口ふ有り、黄山谷團茶挑洲緑石研を以て
無咎文潛
に鱠る詩に云ふ、「張交潛君に膾ス挑洲の線石
の含風潴、能く筆鋒を淬て
利きこと錐
の如し、請
ふ元黏
を書して皇極を開寮、第.思齊
訪落の詩に人れよ、」と乃知
る石研も亦名けて含風満と爲すなり。
10踟
石
研
亦
名
爲隣含
風
游"也。
楊
萬
里
詩.千
尺
霜
松
爽離道
周嚇國
初
涼
繖
至v今
留、自
注、路
人
號昌夾
遘
松一爲"涼
傘
樹嚇本
邦
官
道
亦
有昌涼
傘
樹{而
詩
入
未γ道副及
于
此嚇可レ見
古
人
詩
眼
不γ遺"一物↓
風
花
謂邑花
隨γ風
而
飛,也、杜
子
美
寒
食
江
村
路、
風
花
高
下
飛、東
坡
交
游
雖伊似藁罍柏
堅「聚
散
行
作母風
花
瞥葡
陸
游
詩、風
花
忽
起
又
遮v山、自
注、
風
欲γ作、則
大
霧
充
塞、謂"之
風
花剛
武
帝
興昌麗
娟着
〃花
時、薔
薇
始
開、態
若v含γ笑、帝
日、此
花
絶
勝"佳
人
笑一也、麗
娟
戯
日、笑
可γ買
乎、
帝
日、両、麗
娟
邃
奉黄
金
百
片嚇爲"買
笑
錢
薔
薇
名廳賣
笑
花h自麗
娟聯始。
琉
球
國
史
略
載.萩
花嚇詳
言昌其
品
歌{枝
條
纎
溺
梧窓
詩
話卷
二
楊萬里が詩
に、ギ
尺の霜松道周を爽む、國初の凉繖今に
至て留む、」自注に、路人、夾窺松を號して凉傘樹と爲すと、
本邦官逍亦凉傘樹有り、而して
詩人未だ
此に道ひ及ば
す、見る可し古人の詩眠
嚇物を遺さざるを。
風花は花の風に隨つて飛ぶを
謂
ふなり、杜子美が「寒食
江村の路、風花高下に飛ぶ、」東坡
が「交游霾柏の堅に似た
りと難も、聚散行.風花の暼を作す、」陸游が詩に、「風花忽
起て叉山を遮る、」自注に、風作
らんと欲すれば則大霧充
塞す、之を風花と謂ふ。
武帝黶娼と娼を看る時、薔薇始めて開く、態、笑を含むが
若し、帝曰く、此花絶だ佳人の笑
ふに勝少、麗娟戯れて
曰
く、笑ぴ買ふ可きか、帝曰く、可なり、麗娟遂に黄金百片を
奉じて買笑錢と爲す、薔微を賣笑花と名つくるは麗娟よ
り始まる、
疏球國史略に萩花を載す、詳に其品歉を
言ふ、枝條纎弱
囀三
姻10
日本
詩話
叢
書
如y柳、小
葉
如v楡、亦
作昌品
字「九
月
開γ花、葉
聞
遍
滿、紫
艷
如β匳
豆
花
形叫和
歌
者
流
多
用謹萩
字門而
詩
賦
中:禾膳曾
見面用
者「改
名
爲昌天
竺
花n蓋
以離萩
字
不昼本
葬
之
故、余
謂
一經"華
人
之
旦
則
用
入驫
佳
語赤
何
妨、
秋
海棠
一名己斷腸
花嚇昔
婦入
思レ所レ歡
不v見、輙涕
泣、恆灑串涙
於
北牆
之
下嚇後灑處生γ草、其花
甚
媚、
色
如昌婦
面嚇其
葉
正
緑
反
紅、秋
開.名
日儒斷
腸
花「
即
今
秋
海
棠
也.出昌螂
鐶
記嚇秋
海
棠
亦
單
日昌海
棠ハ范
成大
秋
晩
詩
有b小
春
鷹τ爲昌海
棠"來出之
句。。
胡
嫡
詩、餅
裡
數
枝
婪
尾
春、桑
維
翰
日、唐
末
文
人
有.謂薗苟
藥爲
昌婪
尾
春,者拍婪
尾
酒、乃
最
後
之
盃、芍
藥
殿v春、亦
是
爲ゼ名。
胡
嚆
飛
龍
躙
飮γ茶
詩
云、沾レ牙
奮
姓
餘
甘
氏破
一四
にして柳の如く、小葉.楡の如し、亦品字を作丁、九月花を
開く、葉聞遍滿して、紫鬣、隔豆花
の形の如し、和歌者流多
く萩の字を用ふ、而して詩賦中、未だ曾て用ふる者を見
す、改め名けて天竺花と爲す、蓋
萩の字は本義
ならざる
を以ての故なり、余
謂ふ
一び華
人のロを經ぱ
則用て住
語に入る、亦何ぞ妨ん、
秋海棠、一に斷膓花と名つく、昔、婦人、歡する所を
思て
見えす、輙涕泣す、恆に涙
を北牆の下に灑ぐ、後、灑虜に草
を生す、其花甚媚ぶ、色、婦面の如し、其葉正線反紅、秋開
く、名けて斷膓花と日ふ、帥今の
秋海棠なりと、郷鐶記に
出づ、秋海棠亦單に海棠と日ふ、范
成大が秋晩の詩に、「小
春應に海棠の爲に來るべし」の句有り。
胡幅が詩に、「餅裡の數枝婪尾
の春、」桑維翰曰く、唐
の末文
人芍藥を謂つて婪尾春と爲す者
有り、婪尾酒は乃ち最後
の盃、芍藥は春に殿す、亦是れを名
と爲す。
胡嶋飛龍礪に茶を飮む詩
に云ふ、牙を沾す舊姓は餘甘
鎗蝦
γ睡當v封"不
夜
侯三
句
新
奇
甚
矣。
中
酒
字、詩
中
多
用、而
王
阮
亭一詳
詭5中
字
血具中
酒
始
見8徐
邂
櫨圦中昌聖
入門義
如晶中
著
之
中叫而
音
反
從邑李
聲曲樊
櫓
陣.項
朋
既
饗"軍
士嚇中ぴ酒、注
云、
飮
酒
之
中
也
不μ醉
不v醒、故
謂乏
中晒義
宜v從"亭
聲「而
音
乃
竹
仲
切.何
也
.然
古
人
詩
如下氣
味
如篇
中
酒乏
類い皆
從昌奉
聲
無祷
仲
一讀
嚇叉
宋
王
觀
國
學
林
云、老
杜
漢
家
新
數
中
興
年、百
年
垂v死
中
興
時、中
竝
、去
聲、烝
民
詩
序
日、任"賢
使v能、周
室
中
興
焉
,陸
徳
明
昔
義
日、中、丁
仲
反、觀
國
按、
中
字
有驫鐘
衆
二
昔嚇音
鐘
者、當亀二
者
之
中鞘首
尾
均
也、音
衆
者
、首
尾
不鱈必
均「但
在
三
者
之
間
"爾.
此
中
興
之
中、所椙以
音
衆
嚇楊
伸
宏
詩、一代
入
才
頗
中
衰、竝
去
聲、概
無昌李
聲
h姚
顧
云、申
酒
作鑓去
梧
窓
詩
話
卷
二
氏、睡を破て當に不夜侯に封ぜらるべし」、二句新奇甚し。
中酒の字、詩中多く用ふ、王院亭
詳に中の宇の晋を読く.
中酒は始て徐遡傅に見
ゆ、聖人に中らる.義、中著の中の
如し、而して曾反て李聲に從ふ、樊唸傳に、項筋既に軍士
を饗して、酒に中す、注に云ふ、飮
酒の中なり、醉はず醒め
す、故に之を中と謂ふ、義宜く甼聲に從ふべし、而して音、
乃、竹仲の切は何ぞや、然
に古人
の詩
に。「氣味中酒の如し、
の類の如碧「皆李聲に從
ふ、竹仲
の
一讙無し、叉宋の王觀
國が學林に云ふ、老杜が「漢冢薪に數ふ中興の年.㌧百年死
に垂んとす中興の蒔、」中、竝に去聲、烝民の詩の序に日ふ、
賢
に任じ能を使ふ、周室中興す、陣徳明音義に円く.中は
丁伸の反、觀爾按するに.中の字
に鐘衆のこ膏有b'、音鐘
ぱ、二者
の申に當る、首尾均なり.霄衆は首尾必すしも均
から・ず、但こ瀞渉聞に在るのみ.此れ中興の中、音衆なる
所以、楊仲宏
の詩ご
代人才頗る申衰す、』竝に去聲、檗し
て平聲無し、姚幅云ふ、中酒は去聲と作す、義
に於て長と
爲す、蓋中傷の義有り、余按する
に巾酒、當に姚詮に從て
是と爲すべし、詩中に用ゆる者、竝に未だ顏注に從て義
を爲すを見す、韋莊が「近來酒に申れて起る左常に遲し、
臥して南山を看て舊詩を吟すe暢萬里が「花は中酒の如
一五
蟷10
日
本
詩
話
叢
書
鯉嚇於γ義
爲
"長、蓋
有
中̀
傷
之
蒜隔余
按.中
酒
常
γ從菖
姚
設
一爲"是、詩
中
用
者、竝
未v見卞從5顏
注
一爲φ義、韋
莊
近
來
中v酒
起
常
遲、臥
看"南
山一吟ゴ奮
詩「楊
萬
里
花
如轟申
酒騨不露惶
鬆嚇叉
宋入句、中y酒病
風流、郭
銓
中
v酒
心
情
厭嵩日
長嚇俔
贋
春
與昌繁
花
一倶
欲レ謝、
愁
如
中̀
酒
不γ能v醒、族
思
悽
悽
如唱中
酒
X
情
落
落
似
殘
棋嚇朋
王
弼
詩、昨
夜
追レ歡
一閧
堂、醉
蹄
山
月
巳
無v光、朝
來
中v酒
無昌人
闇「臥
聽"春
糞
不
「下レ牀、此數
句
皆
中
傷
之
義、而
多
從纏去
聲嚇唐
人
氣
味
如昌中
酒嚇亦
當
v爲昌中
傷
之
義嚇若
爲"中
孚
之
中嚇則
句
意
不v解、面
從昌李
聲
艦者、可v疑、宋
臼
暖
臼
只
添
中
酒
睡
亦
誤
爲。雫
聾翼
不V可"據
證閏也、叉
中
"聖
人
"之
申、中
當
之
義、反
多
從驫李
慇嚇李
白
醉
γ月頻
申ド聖
、迷γ糀
不y事伊君、東
坡
公
特
末γ知瓢其
趣髄
一六
く猩鬆ならす、」又、宋人の句に「酒に中られて病風流
」郭銓
が.酒に中られ心情日の長きを厭ふ、し倪讃が「春は繁花と
倶
に謝せんと欲す、愁は中酒の如く醒ること能はすミ族
思悽
々として中酒の如し、入情落々と
し
で殘棋に似
次
り、」明の王弼か詩
に.昨夜歡を追
ふて
剛閧堂す、醉讎山月
己に光無し、朝來酒に中られて
人
の問ふ無し、臥して春
鶯を聽いて牀を下らす、」此數句皆中傷の義なり、而して
多く去聲に從ふ、膺人の「氣味申酒
の如し、』亦當に中傷の
義と爲す
べし、若し中坐・の中と爲さば
則句意解せす、而
して挙聲に從ふ者は、疑ふ可し、宋白が「暖日右ミ添ふ中酒
の睡、」亦誤て準聲と爲す、共に擴證す可らす、叉聖人に中
らるの中は、中當の義、反て多く
準聲に從ふ、李白が「月に
醉ふて頻りに聖に中り、花に迷
ふ
て
君に事
へす、」東竣が
「公特に未だ其趣を知らざ
るのみ、臣今時に復た
一び之
に中らる、」苑成大が「浮世の功名酒
一中∂宋旡が「春牟園
林酒旺に中すい皆證す可し、叉林鴻が「臘に泛ぶ酒香して
頻に聖に中らる、流年花發く總て愁に關る、」雲聲に從ふ
者は、但.批れのみ.
10蝉
耳、臣
今
時
復
一中"之、范
成
大
淨
世
功
名
酒
一
申、宋
旡
春
孚
園
林
酒
正
中、皆
可v證、又
林
鴻
泛
v臘酒
香
頻
中レ聖、流
年
花
發
總
關v愁、從竭去
聲一者、
但
此
而
己。
馬
行
誤い路、謂昌之
誤
馬「陸
游
詩、新
粧
裹v幕
全
身
見、誤
馬
隨v車
}笑
画、叉
明
況
徳
符
題"朱
倩
新
居騨詩
云、樓
徒.全
家勢
囗燕
子↓門
停誕
馬尸吠昌狷
見嚇
正
是
新
居
之
實
事、誤
馬
字
用
得
甚
好。
端
午
日昌端
陽り叉
日昌重
午嚇王
紋
詩、葵
榴
花
開
蒲
艾
香、都
城
佳
節
蓬昌端
陽n蔡
勿
五
月
詩、佳
期
正
與昌端
陽韓近、莫v怪
榴
花
別
隷
紅、莊
泉
端
午
賜v粽
詩、千
宮
磽
綴
紫
震
班、拜
向露彫
舞
賀昌重
午竃
雜
鰓
云、古
入
午
五
二
字
慂
駕、端、始
也、蟷
午.蠶レ言恥
初
五也
、然
燐
靈
午
即
重
五
也.叉
楊
萬
璽
端
午
梧
窓
蠶
話卷
二
馬行いて路を誤る、之を誤馬と謂ふ、陸游が詩に魂新粧幕
を裹げて全身見はる、誤馬車
に髓
ふ卍、一笑して回る,レ叉
明の沈徳符の朱倩が新居に題する
詩
に云ふ、、樓は全家
を徙して燕子勞し、門は誤馬を停て猾兒映ふe正に是れ
新居の實事、誤馬の字用ひ得て甚だ好し。
端午を端陽と臼ふ叉重午と日ふ、王紋
が詩に、「葵榴花開
いて蒲艾香し、都城
の佳節端陽
に逢ふ∂蔡筋が五月の詩
に、「佳期正に端陽と近し、怪
む
る
こと
莫
れ
榴
花別樣
に紅なり、」莊泉が端午粽を賜ふ詩に、「千官曉に綴る紫宸
の斑、拜して形舞に向つて重午を賀す∂五雜爼に愛ふ、古
入午五二字題翔す、蠕は始めな蟄、端午拡獪、勧五と言ふ
がごと嚢なゆ然らば期ち璽午は邸ち璽 血な夢、叉揚萬黶
端牛筆を試る詩に、病較逢ふことを
歎ぶ五々の辰、富衣
"七
蝿田
{{
践本
詩話叢
書
試7筆
詩、病
較
欣レ逢
五
五
辰、宮
衣
忽
憶
拜唱天
恩嚇
五
五
辰
帥
日鷆重
五嚇重
九
亦
可レ日唱九
九
辰刈
俗
語
以γ物
迭レ人、名
日v途昌人
事嚇叉
日レ作昌人
情「人
事
字
見属晉
書嚇武
帝
班"五
條「詔副書
於
郡
國嚇其
條
中
有下去昌人
事』
條ハ方
知
此
語
晉
時
已
有、又
韓
交
公
集
中
、有
冒謝v許v受轟王
用
男
人
事
物
歌
・奏昌韓
弘
人
事
物表
二篇昂按、王
用
憲
宗
之
舅
男
名
沼、
請鵬昌
黎
'爲島王
用'作昌岬
道
碑『迭
有昌馬
一匹
竝
鞍
銜
自
玉
腰
帶
一條「昌
黎
未齢敢
受嚇具
状
奏
聞、憲
宗
令呂昌
黎
領
受嚇故
歌
内
有卞令軍臣
受副領
人
事
物鱒
等
之
語ハ又
表
語
云、韓
弘
寄轟絹
五
百
匹h與
v臣
充昌
人
禀h可γ知
人
事
是
總
名、古
叉
謂昌之
意
氣一虞
嘯
父
爲隠晉
孝
武
侍
中n帝
日、卿
在
昌門
下一初
不v聞γ有"
獻
替ハ虞
家
.富
春
一近γ海、謂
・帝
望昌其
蹴恩氣噛對
日、天
一八
忽ち憶ふ天恩を拜するを」と、五五の辰は邸ち
重五㌘日
ふ、重九も亦九九の辰と日ふ可し。
俗語に物を以て人に逡
る、名けて人事を逡ると
日ふ、又
人情を作すと日ふ、人事の宇晉書に見ゆ、武帝五條を班
ち、郡國に詔書す、其條中に、人事を去る
一條有り、方に知
る此語晉時巳に有るを、叉韓文公集中、王用が男の入事
物を受るを許すを謝する歌、韓弘が人戛物を奏する表二
篇有り、按するに、王用は憲宗
の舅、男の名は沼、昌黎
に請
て王用が爲に紳道の碑を作り、途るに馬
}匹竝に鞍街白
玉腰帶
一條有り、昌黎未だ敢て受けす、具欣奏聞す、憲(示
昌黎をして領受しむ、故に歌内、臣をして人事物を受領せ
しむ等の語あり、夊表語に云ふ、韓弘、絹五百匹を
寄ぜ臣
に與
へ、人事忙充つと、知る可し人事
は是總名、古叉之を
意氣と謂ふ、虞嘯父、晉の孝武が侍中と爲る.帝曰く、卿、門
下に在り、初、獻替あるを聞かすと、虞、富春に家し海に近
し、誚
へらく帝、其意氣を望むと、謝て曰く、天時術暖なり、
製…魚蝦鯑、未だ致す可からす、尋で當
にヒ獻…する所有る
べしと、帝大に笑ふ、意氣は即ち謂ゆる人情是
なり、王符
の愛日篇
に朝餔
に、非れば通す
ることを得す、意氣に非れ
10鵬
時
侮
暖、鰡
魚
蝦
鱶、未y可レ致、尋
當レ有ゾ所昌上
獻ハ帝
大
笑、意
氣
帥
所v謂
人
情
是
也、王
符
愛
日
篇、非昌
朝
餔
一不レ得v逋、非昌意
氣
脚不v得μ見、伸
長
統
法
誡
篇
、
請
託
不v行、意
氣
不v満
、立
能
陥
人
於
不
測
之
蝸h
是
皆
謂昌苞
苴
之
類
一也
、宣
帝
詔v吏、或
飾μ厨.傳路稱
使
馨
h以
取轟名
譽
h韋
昭
注
、修副飾
意
氣h以
稱
鳳過
容
一
而
巳。
詩
用
昌家
山
字嚇又
有γ言昌家
林ハ任
原
詩、客蕗
驚v心
孤
鷹
影、家
林
入レ夢
斷
猿
聲、丁
起
濬
詩、首
塗
才
此
夕、忽
謾
話昌家
林刈
陸
游
詩、愛噂百
衲
摩陶常
鎖レ匣
、買亀雙
鈎
帖
鴫不v論レ錢、
集
己衆
好
木
片嚇漆
膠
以
造γ之、謂
昌之
百
衲
琴嚇廣
川
書
跋
云、蔡
君
謨
妙y得昌古
人
書
法「其
書駆晝
錦
堂鞠
侮y宇
作6一紙ハ擇智共
不レ失昌法
度
一者ハ裁
截
布
列、蓮
梧
窓
詩
話
卷
二
ば見ることを得ず、仲長統法誡篇に請託行はれす.意氣
滿たすんば立ちどころに人を不測の醐
に陥いると、是れ
皆苞苴
の類を謂ふなり、宣帝、吏
に詔し或は
厨を飾り、使
客
に傳稱
して
以て名譽を取る、韋昭注に、意氣を
修飾し
て、以て過客に稱ふのみと。
詩に家山の字を用ふ、叉家林と嘗ふ有り、任原が詩に、「客
路心を驚かす孤鴈の影湘家林夢
に入る噺猿
の聲、」丁起濬
が詩に、「首塗才に此夕、忽謾に家林を話す。」
陸游の詩に「百衲琴を愛して常
に匣を鎮す、雙鈎帖を買
ふて錢を論ぜす、」衆好木片を集め、漆膠以て之を造る、之
を百衲…琴と謂ふ、廣川書…跋に云ふ、蔡君謨、古人の書法を
得るに妙なり、其寶錦堂を書す
るや、字毎に
}紙を作O.
其法度を失はざる者を擇び、裁
截布列し、蓮ねて碑形を
一九
臼
本
詩
話
叢
書
嫻
成轟碑
財∴當
蒋
講厨之
百
納
本曳
墨
池
編
爲脇百
衲
10
聾臈
膊、難
撃γ勿
聲
也、古
詩
云、臈
臈
膊
膊
難
初
鳴、
落
落
磊
蕩
向v曙
星、韓
丈
公
鬪
難
聯
句、脂
膊
戰
聲
喧、陸
游
用V之、言呂碁
石
之
鑿
閉V戸
碁
聲
聞昌臈
膊冠く嬾γ陪
陌
上
雍
容
騎、且
對
閑
窗
膈
膊
碁、范
成
大
節
物
詩、撚γ粉
團
欒
章、熬レ桴
胝
膊
聲、轉
用
尤
奇。
詩
或
用目破
字肉義
獪レ過
也、杜
子
美
二
月
已
破
三
月
來、況
詮
期
別
離
頻
破γ月、李
商
隱
新
正
未v破
剪
刀
閑、陵
游
免v蹄
叉
破
六
年
聞、北
齋
孤
坐
破昌
へ
三
更n萬
里
安
西
無昌夢
到門却
尋蹟僧
話一破轟年
光「韓
奕
春
事
夢
中
三
月
破
皆
是
也、杜
詩
讀レ書
破
萬̀
卷n亦
獪v言賂讀
書
過囃萬
卷一耳、張
遠
説
爲レ識副破
萬
二〇
戝す.當時之を百勅本謂ふ、又墨池編に百納碑と爲す。
臨隲牌は難
の薊を撃つ聲なり、古詩に云ふ、、騙々騰鞠々
難初
めて鳴く、落
々磊
々曙に向ふ星、」韓文公が鬪難聯句に、『膰
膊戰聲喧なりe陸游、之を用ひて碁石の聲を冒ふ、「戸を閉
ぢて碁聾臈膊を聞く、」叉、「陪するに嬾し陌王雍容の騎、且
つ對す閑憲膈膊の碁、」范蔵大
か節物の詩に、「粉靴撚す團
欒
の意、秤を敖"す膈賻
の聲、」轉用尤奇なり。
詩に或は破の字を用ゆ、義、獪ほ過のごときなウ、杜子筴
が「二月己に破ぎて三月來る、』沈栓■期が「別離頻りに月を
破ぎ、」李商隱が「新正未だ破ぎす剪刀閑なり、」陸游が勹歸を
琵て夂破ぐ六年
の闘、北齋孤坐三更を破ぐ、」「萬里安西夢
の到る無く、却て櫓話を尋て年光を破ぐ、」韓奕が春事夢
中三月破ぐ、」皆是れなり、杜詩
に『書を讀で萬卷に破ぐ赤
獪ぼ讀馨萬卷に過ぐと言ふがご時のみ、張遠は説いて萬
卷
の理を識破すと爲す、仇滄
注に謂ふ、獪、韋編三絶
のこ
,
憩朔
卷
之
理「仇
膾
注
謂
獪8韋
編
三
繕門蓋
熟
讀
財
卷
易レ磨
也、爾
説
共
渉昌于
鑿↓
余
始
以雄取
次騨爲"次
第
之
義嚇而
見昌古
入
所ワ用、有"
苟
且
隨
硬
二
義一耳、杜
子
美
取
家
莫v論財兵、東
坡
人
生
此
樂
須"天
賦h莫財遣皃
曹
取
次
知嚇陸
游
小
草
清
詩
取
次
成、袖v手
哦レ詩
取
次
成、皆
苟
且
之
義
也皎
然
取
弐
閑
既
有韓
味嚇善
來
意
舞
佯
歌
取
次
行
就
允
明
亭
角
縷
窗
取
家
憑、是
隨
便
之
鸚、唯
范
油
聡主
日
常一詩、一月
留F君
興
未レ闘、酒
杯
無v限
費昌春
寒醸
棠
欲レ卸
辛
夷
盡取
次
看〃花
到戯牡
丹門乃
知
以繊取
弐一爲昌次
第嚇亦
一義。
范
石
湖
詩、趣レ慮
漁
子
晨
爭レ渡、饗v廟
商
入
晩
醉
歸、李
好
復
詩、落
日
趣レ盧
人
巳
散、自
鷺
飛
上
渡
頭
船、碧
溪
詩
話
云、凡
聚
落
相
近、期昌某
旦「集
交
梧
窓
詩
話
餐
二
し.蓋熟讀せば姻、卷、磨し易きなゆ、爾読共に鑿に渉る。
余始め取次を以て次第の義と爲
す、囎して古人の用ふる
駈を見るに、苟既鼈便の二縫有
るのみ、杜争美が「取次に
兵を論・ずる莫れ、』東披が「人生此樂須らく天賦なるべし、
兒曹をして取次に知らしむる莫
れ、」陸溝が「小尊瀋詩取
次に成る、」「手を袖にし詩を哦して取次=に成る、」皆苟且の
義なの、皎然が「取次に閑眠禪味あり、」善來が「意舞佯歌取
次に行く、」靦允明が「亭角構憲
取次に憑る、」是れ隨便の
義、唯.范淌が王日常に鱠る詩に、「一月君を留めて興未だ
闌
ならす、酒杯限り無く
春寒を費す、海棠卸さんと欲し
て辛夷整く、取次に花を看て牡丹に劉る、』乃知る、取次=を
以て次第と爲
アも亦
一義なり。
范石湖が詩に「虚を趣
ふ漁子晨
に渡を争ふ、廟を賽する
商人晩に醇歸す、」李好復が詩に、「落日虚を趣
ふ人己に散
じ、自鷺
飛び上ろ港頭の船、し碧溪詩話に去ふ、凡そ聚落相
近し、某旦を期
して、集りて交易して閧然たり、其名を虚
二
蝿"
日
本
詩
話
叢
書
易
閧
然、其
名
爲レ盧、柳
子
厚
詩、緑
荷
包飯
趣γ虚
人、臨
川
詩、花
間
人
語
趣軸朝
虐「山
谷
詩、筍
葉
裹
レ鹽
同
趨レ盧、叉
人
集
春
蔬
好
趣v盧.按、嶺
南
志、荊
呉
俗、取昌寅
申
巳
亥
日一集轟于
市一日昌亥
市嚇叉
南
部
薪
講、端
州
以
南
三
日
一市、謂鵬之
趣
鹿h獪誣今
之
日昌三
日
市
四
日
市n是
也。
司
馬
温
公
日、衣
冠
所軸以
爲昌客
觀
一也
.稱レ體
斯
美
矣
、世
人
捨昌其
所"稱、聞5人
所7両
而
慕v之、豈
非昌以
γ耳
親
老'乎、飮
食
塀朗以
爲》味
也.適
v口
斯
善
矣、世
入
取轟果
餌
h而
刻昌鏤
之h朱昌緑
之嚇以
爲
伊盤
案
之
玩「
豈
非昼以γ目
食
者
一乎
.耳
覗
目
食
字
奇
、叉
有6眼
語
B
笑「五
代
史
云、昭
宗
擧v酒
矚瓢朱
温
與儲韓
建嚇次
何
皇
后
擧v觴.建
躡"朱
温
足嚇乃
陽
醉
去、建
出
謂轟
朱
い肇
日、天
子
輿驫宮
人
一眼
語、幕
下
有儡兵
仗
聾嚇恐
ニニ
と爲す、柳子厚が詩に、「緑荷飯を含む虚を趣
ふ人e臨川の
詩
に「花聞の
人語朝虚を趣
ふ、」山谷が詩
に「筍葉鹽を裹
んで
同じく虚を趣ふ、」又「人集て春蔬好し虚を趣
ふ、」按
するに、嶺南志
に荊呉の俗、寅申己亥の日を取て市に集
る、亥市と日ふ、叉南部新書に、端州以南三日
一市、之を趣
盧と謂ふ、獪ほ今
の三旧市
四日市
と
日ふがごとしと是
れなり。
司馬温公曰く、衣冠は容
の觀を爲す
所以なり、禮に稱へ
ば斯に美なり、世入、其稱ふ所を捨てゝ、人の徇ぶ所を聞
て之を慕ふ、豈、耳を以て観る者
に非すや、飮食は咲を爲
す所以なり、ロに適すれば斯に善し、世人、果餌を取り、而
して之を刻鏤し、之を朱緑にし.以て盤案の玩と爲す、豈、
目を以て食ふ者に非すやと、耳靦目食の字奇なり、叉眼
語目笑有り、五代史に云ふ、昭宗酒を擧げて
朱温と韓建
とに属す、次に何皇后觴を擧ぐ、建、朱澀が足キ躡み、乃陽
り醉ふて去る、建出て朱温に謂て曰く、天子、宮人と眼語
す幕下に兵仗の聲有り、恐く、ば
公免れすと、目笑は李原
君傳に掛づ、叉劉孝威、婦に寄する詩あり、窗疎にして
眉
10……… '
公
不v免
也、目
笑
出昌李
原
君
傳門又
劉
孝
威
有"寄
v婦
詩叫窗
踈
眉
語
度、紗
輕
眼
笑
來、更
覺}斬
新司
張
耒
儀
寄表
曲
云、家
機
織
得
流
黄
素、首
尾
量
來
寛昌尺
度門象
牀
玉
手
熨
帖
李、綾
剪
輕
裁
燭
花
暮、含y情
暗
忖
今
痩
肥、著
處
難〃知
宜
不
宜、再副拜
征
人一寄
將
去、邊
城
寒
早
莫v敏γ遲、歸
掩昌雙
扉
一室
涙
落、舊
繍
遮v身
曉
塞
簿、良
人
早
得昌封
侯一蹄、妾
身
何
愁
少表
著n陳
簡
齋
叢
設、載卞裴
読
寄邊
衣鞠
詩ハ日
深
閨
乍
冷
開昌香
篋主
笏
微
微
濕昌紅
類コ
陳
霜
風
殺コ柳
條嚇濃
烟
牛
夜
成昌黄
葉「重
重
臼
練
明
如レ雪、獨
下"閑
階一轉
淒
切、祗
知
抱v杵
濤"秋
砧↓
不y覺
高
褸.巳
無γ月、時
聞
塞
鴻
盤
相
喚、紗
窗
只
有昌燈
相
弾h幾
展驫齊
紋一父
懶v裁、離
腸
恐
逐昌盆
刀一
斷、細
聲儀
形一郵芽
尺画
y刀
剪
破
澄
江
色、愁
捻篇
梧窓
詩
話
卷
二
語度る、紗輕して眼笑來る.」更に斬新を覺ふ.
張耒儀の衣を寄する曲に云ふ、「家機織り得たり流黄素、
首尾量り來らば尺度寛し、象牀
玉手熨帖夲なり、綾く剪
り輕く裁
す燭花
の暮、情を含で暗に忖る今の痩肥、著く
る處知り
難し
宜と不宜と、征人を再拜して寄せ將ち去
る邊城塞早し遲から
しむること莫れ、歸り
て雙扉を
掩ふて塞く涙落
つ、舊繍身を遮りて曉寒薄し.良人早く
封侯を得て歸らば、妾が身何ぞ
愁ん衣著少きを」、と陳簡
齋叢説
に、裴読が邊衣を寄する詩を載す.曰く「深閨乍ち
冷
にして香篋を開く、玉筋微々紅頬を濕す、一陳の
霜風
柳條を殺す、濃烟牛夜黄藁を成
ず、重丸たる白練明、雪の
如し、獨、閑階を下て轉.凄切、祗
、、知る杵を抱て秋砧を濤
く.押
へす高鑽己に月無きを、時に聞く塞.鴻の聲相喚ぶ
を、紗窗ロバ、、燈の相俘ふ有り、幾
びか齊紋を展て叉裁する
に懶し、離腸恕くは金刀を逐
て斷ん、細に儀形を想ふて
牙尺を執る、刀を回して剪破で澄江の色、愁て銀針を捻
て手に信せて縫ふ、惆恨す人の寛窄を試むる無し、時
々
手を擧て殘涙を勾づ、紅牋漫に千行の字有り.書申盡さ
す心中の事、一孚
一一三
瓣10
黶
本
詩
話
叢
書
銀
針
信
v手
縫
、惆
悵
無琶人
試
鐸寛
窄「時
時
舉
ぴ手
勾"
殘
涙粕紅
牋
漫
有欟い千
行
字嚇書
中
不v毳
心
中
事、一
孚
盤
懃
託昌邊
使嚇此
二
詩
風
情
U軌、紬
釋
如"璽、
綺
麗
如v織
、流
調
渾
然、託
筆
如γ話、可y謂昌佳
作嚇雖嫡
唐
人輌未y及昌于
典
面
襲
詩
則
語
優
而
情
有
レ餘、張
則
省
隔備一闘
明
張
愈
光
句
云、銷
骨
驚昌花
箭一離
腸
泥昌酒
無嚇花
箭
字
原
出譌于
寒
山
詩嚇云
玉
堂
掛斟朱
簾「中
有昌蠏
娟
子h其
貌
勝"紳
仙蓉
華
若秘
李ハ東
家
春
霧
合、
西
舎
秋
風
起、更
過
三
千
年、還
成
骨
蔗
滓、人
言
是
牡
丹、佛
説
是
花
箭射
入昌人
骨
髓h死
面
不『知
γ愁、是極
設箪女
色
害"於
人嚇花
箭
字
甚
奇。
詩
雖昌一字
肉不v可昌苟
下=
字
不レエ、全
作
喪レ佳
、弘
仁
帝
謂臣小
野
篁
一日、遊昌河
陽
館「得=
聯百
閉ゲ閣
二殴
窗慇勲に邊使に託す」と.此
の二詩風情
一軌、紬繹璽の如
し、縞麗織るが如し、流調渾然、託筆話するが如し、佳作と
謂ふ可し、唐人と雖も
未だ此
に及ぱす、而して嚢が詩は
則語優にして葡
して惜…餘り有り、張は購徇
一關を隔つ。
明の張愈光が句に云ふ、「鎮骨、花箭
に驚き、離腸酒船に泥
む」と、花箭の字、原と寒山の詩
に出づ、云ふ、「玉堂、朱簾を
掛く、中に嬋娟子有り、其貌、聯仙
に勝れり、容叢桃李の若
し、東家暮霧合し、西舍秋風起る、更に過ぐ三千年、還て域
す督蕪の滓、人は言ふ是れ牡丹と、佛は読く是れ
花箭と、
射て入の骨髓に入る、死して愁を知らす」と、是れ極
めて
女色の人に害あるを説く、花箭
の字甚だ奇なり。
詩
は
一宇
と雖
も、苟
も
下す
可
らす
.}字
工
なら
ざ
れ
ば、全
作
佳
を
喪
ふ、弘
仁帝
、小
野
の篁
に謂
て臼、河
陽
館
に遊
び、一
聯
を…得たり
、曰く、「閤
を
閉
ぢ
て唯
、、聞
く郎
暮
の鼓、樓
に登
-o
唯
聞
朝
暮
鼓、登v樓
遙
望
徃
來
船、篁
日、御
製
大
佳、唯
改γ邁
作昌筌
字一則
可、上
日、是
自
居
易
詩、作
γ空、今
特
換=
字以
試v汝、因
謂
麓
堂
詩
話
駈炉轂、
任
翻
題.台
州
寺
壁
日、前
峯
月
照
一江
水.僭
在
昌
翠
微
軻開
一一竹
房
嚇既
去
、有
轟觀
者
一取
レ筆
改
昌一
堂∴作・昌孕
宇h翻
行
數
十
里、乃
得唱中
字嚇亟
回、欲v易v之、則
見
γ所"改
云、乃
傭L
字
之
工、才
力
自
有
昌長
短
髄也橘
直
幹
遊"石
山
寺ハ有昌蒼
波
路
遠
雲
千
里、自
霧
山
深
鳥
一聲
之
句h僭
育
然
入v宋、雲
爲v霞、鳥
爲ぴ蟲、
以
爲
譜己
所
7作
,宋
人
見
v之
日
、霞
改
レ雲
、蟲
改
γ鳥
.則
佳
也、甚
矣
喬
然
詩
才
卑
拙、量
敢
得v偸於
具
眼一
耶、内
省
而
可一脅
恥
矣、姦
俗
造
一僞
金
一岩、鑿
眞
金
換
以銅
鋒琺の之、以
欲v騙v入、詩
人
如昌奮
然著
、輿賢
姐
造臨僞
金著
n其
罪
何
異。
梧
窓
詩
話
卷
二
り
て遙
に望
む
往
楽
の船』と、篁
臼く、御
製
大
に佳
な
夢、唯
聖
遙
を
改
め
て室
の字
に作
ら
ば
則
可
な
ら
ん
と、上
曰
く、是
れ
白
居
易
の詩
にし
て、室
に作
れ
り、今、特
に
一字
を
換
へ、以
て
汝
を
試
み
た
り
と、因
て謂
ふ
に、麓
堂
詩
話
に載
す
る
所
の任
翻
が
台
州
寺
の壁
に題
す
る
に曰
く、「前峰
月
は
照
す
一江
の
、
水
、僭
は翠
微
に在
り
て竹
房
を開
く」と、既
に
去
る、觀
者
あり
筆
を
取
り
て
一の字を
改
め
て、牛
の字
に
作
る、翻
行く
こと
數
十
里
に
し
て、乃
、牛
の字
た得
た
り
、噌騒に回
塾、之
を易
へん
と
欲
せ
ぱ、則
ち
改
むる
所
を
見
る
と
云
ふ、乃
ち
一字
の工
は、
才力
自
ら
長
短
有
る
を
知
るな
P、橘
の直
幹
、石
山寺
に
遊
ぶ
に、「蒼
波
路
遠
し
雲
千里
、白
霧
山
深
し
鳥
}聲
」の句
有
り、倹
鳶
撚
、宋
に入
妙、雲
を霞
と爲
し
、鳥
を
蟲
と爲
し、以
て
己
が作
る
所
と爲
す、宋
八之
を見
て曰
く、霞
を雲
に改
め、蟲
を鳥
に改
めば
則
佳
な
の
と、甚
し
いか
た
黄
然
が詩
才、卑
拙
な
る、豈
に
敢
て
具
眼を
倫
む
ことを
得
ん
や、内
に省
み
て
自
ら
恥づ
可
し、姦
俗
の僞
金を
造
る者、眞
金
》
鑿
り、換
ふ
る
に銅
鈴
を
以
てし
て之
に嗔
し
、以
て
入
ル騙
む
か
ん
と
欲す
、詩
人鷺
然
の
如
き奢
は、僞
金
を
造
る者
と、蕊、罪
何ぞ
異
な
ら
ん。
二五
齪10
同
本
詩
話
叢
書
本
邦
古
昔
詩
人、聞
有島佳
句h江
朝
綱
暮
春
詩、落
花
狼
藉
風
狂
後、啼
鳥
龍
鍾
雨
打
時、藤
公
任
詩
荒
村
日
落
烟
獪
細、遠
岫
雲
幽
鳥
獨
歸、與粂
人
句
尊可鵬竝
誦「
余
不レ愛
於
用7才、而
愛昌於
用
τ思、長"於
用Ψ才
者、落
筆
成v章、雖昌常
攬
先
取
ツ勝、其
詩
多
粗
醜
率
易、唯
可運以
瞞
二兒
曹
「而
具
眼
一見、疵
瑕
百
出、長ロ於
用
ツ
思
者、沈
著
融
渾、而
錬
磨
成v句、威
是
無
瑕
美
玉
也
、趙
叔
鳴
論v詩
日、此
道
不v宜レ淺、淺
則
庸
茸
下
矣
。
畫
爲昌西
施嚇美
而
不v可v悦、刻
作
r桃
李h似
而
不v可
γ食
也、墓副倣
唐
詩
著
、書
西
施
刻
桃
李
也、
東
坡
日、昔
之
爲ジ文
者、非
能
爲
之
爲7工、乃
不v能
シ不『爲
之
爲γ工
也、古
人
詩
文
能
至昌于
妙
處
一者、要
二六
本邦古昔の詩人、間、、佳句あり、江の朝綱が暮春の詩に・
「溽花狼藉たり風狂の後、啼鳥龍鍾だり雨
の打
つ時』と.藤
の公任が詩に、「荒村日落ちて烟獪細く、遠岫雲幽にして
鳥獨歸
る」と、宋人の句と竝ぺ誦
す可し。
余才を用ふるを愛せすして、思を用ふるを愛す、才を用
ふるに長する者は、落筆章を
成す、常に擁
先して勝を取
ぐ
ると雖も、其詩多くは粗醜率易、唯以て兒曹を瞞ず可く、
而して、具眼
一見、疵瑕百出す、思を用ゆるに長する者は、
沈著融渾.而して錬磨句を成す、成く是れ無瑕の美玉な
り.趙叔鳴、詩を論じて日、此道宜く淺くすべからす、淺け
れば則ち庸茸にして下なりと。
盡いて西施を爲せば、美なるも而も
悦ぶべからす、刻し
て桃李を作る、似たるも而も食
ふべからす、唐詩を
墓倣.
する者は、書西施・刻桃李なり。
東竣曰く、昔の文を爲る者は、能く爲すを之れ工と爲す
に非す、乃ち爲さゞる能はざるを之れ工と爲すなり、古
人の詩文、能く妙處に至る者は、要するに其自然を
以て
以"其
自
然馳
。
10
詩
遘
之
本
事、直
吐引出
性
幡酬而
巳、性
情
極
不γ凡、
而
其
語
自
精
妙、如7尋
常
拘
攣
一生
隨昌前
人
脚
跟
脚者い非γ所能
及一也、源
西
山
公
有下宴昌花
下』
篇い
其
詩
云、有γ箱
有膨酒
兩
相
宜、酒
巳
闌
時
花
亦
奇、
此
日
看v花
添昌酒
興
「今
春
啣v酒
問昌花
期「花
如レ珠
也
酒
如y蜜、酒
入γ杯
兮
花
入y詩
、】世
愛レ花
邃
愛
γ酒、花
之
與v酒
我
生
涯、如昌此
篇嚇意
象
之
超
越、語
氣
之
慷
慨、婉
曲
流
調、何
等
手
段、雖昌作
家
肉未v多昌
如γ此
者n威
鳳
之
】朋、足冨以
驗昌全
徳肖公
長昌於
干
戈
之
闇晶文
武
雙
有、當
時
諸
侯
無昌與v之
比
肩n而
其
言
如膨此、今
世
郷
曲
學
究、或
不v能軍自
下=
字崩
而
觀E他
人
作昌詩
賦冖必
非γ之
日、嘲レ風
弄v月、於轟道
姻
義脚何
釜、況
ヌ
好
爲"花
酒
耽
樂
之
語嚇吾
有轟葱
徳n
梧
窓詩
話巻
二
な
り
。
詩道
の本事は、直ちに性情を
吐出するのみ、性情極めて
凡ならすして、而して其語自ら精妙、尋常拘攣して、一生.
前人の脚跟に隨ふ者の如きは、能く及ぶ所に非るなり、
源西山公、花下に宴する
一篇
あり、其詩に云、『花あり酒あ
り兩ながら相宜し、酒巳に闌
なる時花も
亦奇なり、此の
日花を看て酒興を添ふ、今蘇酒を啣んで花期を問ふ、花
は珠の如きなり、酒は蜜の如し、酒は杯に入り
花は詩
に
入る、】世花を愛して還た酒を愛す、花と酒とは我が
生
涯」と此篇
の如き、血息象の超越、語氣の慷慨、婉曲流駟、佝等
の手段ぞ、作家と雖も、未だ此
の如きもの多からす威
鳳̀
の
一殖、以て全徳を驗するに足れり、公は干戈の間に長
じ、文武雙有、當時の諸侯、之れと比肩するなし、而して共
言此の如し、今世郷曲
の學筅.或は自ら
一字を
下すこと
能はす、而して他人の詩賦を作るを
觀て、必之れを非と
して曰く、風を嘲り月を弄ぶ、道義に於て何の釜あらん.
況や叉好で花酒耽樂の語を爲
ず、吾れ慙徳有り、故に爲
さざるなりと、此れ固に腐頭巾の呆語にして、詩道を解
せざる者なり、實に大嗾
す可し、蓋、渠れ爲さざるには非
す、能はざるなり、故に自ら其言を矯飾して、以て姑く己
二七
姐P
・
ロ
本
詩
話
叢
書
故
不v爲
也、此
固
腐
頭
巾
呆
語、不v解詩
遘
着
、實
可昌大
據n蓋
渠
非レ不v爲、不γ能
也、故
膚
矯副飾
其
言嚇
以
姑
蔽昌巳
拙
」而
巳、且
夫
苟
如レ渠、不v蓮"意
所7在、
唯
以昌辭
而
巳n則
如昌西
山
公
此
篇n其
謂昌之
何「豈
爲昌俣
紅
倚
翠
之
人
一而
可
耶、癡
人
前
不γ可γ読γ夢、
古
今
之
確
言。
詩
人
之
言、未鵬必
無。其
威
觸
之
所。由
來一也、徒
有畠
羨v魚
情
肉戒昌貪
欲
之隆伎
倆一也、隔v水
問驫樵
夫嚇講'與昌
世
入髄路
異亠也
、仙
客
好昌樓
居門誚v卓一出
于
塵
表
鴫也、
長
信
宮
中
草、小
人
滋
蔓
茅副塞
賢
路
乏
甜、渉v江
采.芙
蓉
癡
γ蓮
無
道
而
爲麝重
華
之
民亠之
謂
也、如
y此之
類、不γ可驫放
舉ハ見
者
推己一隅肉而
其
餘
可γ知
矣。梧
窓
詩
話
卷
二
絡
二八
が拙を蔽
ふのみ、且つ夫れ苟.渠れの如き、意の在る所を
逆
へすして、唯.辭のみを以てせぱ、則西山公の此篇の如
き、其れ之を
何と謂はん、豈に恨紅倚翠の人と爲して可
ならんや、癡人の前には夢を
読くべからすとは、古今の
確言なり'。
詩人の言、未だ必しも其感觸の由て來る所無くんぱあら
す'、徒に魚を羨むの情ありとは、貪欲の伎倆を戒むるな
り、水を隔て丶樵夫に問ふとは、世人と路異なるを
謂ふ
なり、仙客、樓居を好むとは、塵表
に卓出ずるを
謂ふなり、
長信宮中の草とは、小八滋蔓して賢路を茅塞すろを之れ
謂ふ、江を渉りて芙蓉を釆るとは.無道存遯れて軍華
の
民と爲らん事を擬するを
之れ謂ふなり、此の如きの類、
枚擧すべからす、見る
者
一隅を推して、湎して其餘は知
る可し。
