第 5 回 定 期 研 究 会 - 東海構造研究グループ¹³成21年12月11日...
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第 5 回 定 期 研 究 会
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平成 21年度 SGST第5回定期研究会 議事録 日時 :平成 21年 12月 11日(金) 16:00~18:00 場所 :愛知工業大学 本山キャンパス 2階多目的室 出席者:後藤,小畑,奥村,海老澤(名工大),山田,館石,北根(名大),梶川,前川(金沢大),
木下(岐阜大),近藤,小塩,渡辺(名城大),青木,鈴木(愛工大),酒造(大同大),中野(愛
知県),野田(中日本HW.E),安藤(富士 E),鷲見(八千代 C),大内(オリC),泉野,牧野,原田(玉野C),片山,園部(JIP),藤澤(新三重C),加藤,佐藤(中日本C),佐藤(片平 E),坂井田(大日 C),杉森,神頭(日車),尾関,織田,中川,森田,松村(瀧上),他 3名
41名(敬称略) 2.定期研究会(永田担当幹事)
講演者:16:00~17:30 中島威夫氏( 日本橋梁建設協会 副会長兼専務理事) 講演項目:「社会資本をめぐる議論」 講演内容 講演「社会資本をめぐる議論」: 最近の社会資本をめぐる議論についてご説明を頂いた。近年の欧州、アジアの大きなプロジェ
クト事例や予算規模、米国の政策についてご紹介頂いた。さらに、社会資本整備に関する我が国
の世論調査結果と予算の現状および日本橋梁建設協会の取り組みのご説明を頂いた。また、ニー
ズに対応した保全事業をご紹介頂いた。 本発表については参加者の関心も高く、活発な質疑応答が行われた。
以上//
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平成 21年 12 月 11 日 SGST 第 5回定期研究会
講演題目:「社会資本をめぐる議論」
講演者: 社団法人 日本橋梁建設協会 副会長 兼 専務理事 中島 威夫 氏
講演要旨: 我が国の国土は、律令時代以来幾世紀にもわたり先人達が築きあげ、豊かさを実感で
きるまでになってきた。しかし、現代においても、脆弱な国土、厳しい自然条件の上で、
日々の努力により、1億2千万人の人が暮らしている事には変わりはない。今、この国
土の手入れを怠れば、国は瞬く間に衰退するであろう。これを取り返すことは並大抵の
ことではすまない。人間の文明社会は、装置群(社会資本)と制度群(法制度や経済シ
ステム)から成り立つものであり、社会にあった社会資本を疎かにした国はその回復に
多大の労力を必要とする。1970年代以降のアメリカやイギリスを見ても明らかであ
る。
我が国では、「コンクリートから人に」というスローガンが掲げられ、公共事業依存
型からの脱却を勇ましく掲げている。人口減少、少子高齢化、財政逼迫の中では、今ま
でのように公共投資をするわけには行かないという。しかし、このような政策の元で、
本当に安心して子育てができる社会を実現することができるのだろうか。豊かさを実感
できる老後が待っているのであろうか。どのような社会を目指しているのかは全く見え
てこない
リーマンショックに端を発した世界不況に対して、各国が協調して経済対策を進める
ことが求められている中で、アメリカのオバマ政権をはじめ諸外国は道路や橋への投資
を着実に伸ばし、雇用確保をしようとしている。EU は基本的には各国内問題であると
しながらも、欧州経済回復計画の中で成長と雇用のためのインフラ整備を加速し、
TEN’s の前倒しを掲げている。
安全で安心な国民生活、高齢者も元気に暮らせる元気な社会を支える上でも、社会資
本の必要性は論を待たないところであるが、社会はこれをどう見ているのだろうか。世
論調査からは、多くの国民が生活環境に満足しており、食や住に不満を持っている人は
極めて少ない。これまでは生活水準を上げるために社会資本整備をすることに国民の目
線があったが、今のような満足感がある程度達成された社会では、我々の視点を変える
ことが必要ではないだろうか。すなわち、もうすでに存在する築かれた社会を、どのよ
うに運営していくのかを考える時期にきたことを、土木技術者として感じなければなら
ないのではないだろうか。
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• 930 20830
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1657 3
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European Economic Recovery plan
Lisbon Strategy
2000 3 EU
2010
2005
2010 EU
10
R&D
50
TEN-T
EIB
60
A European Economic Recovery Plan
The trans-European trans network 2005
19km
7.5km
3.3km
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2000 EU GDP 1.5%1700
300 EU
€
€EBRD
€EIB
€
EU EU 2009
€
€
€
€CAP
€
CCS €
€
€€
€ESF)
3,300m(1,991m)
382.6m(343m)
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20092015
720 1380 5,000
29.6km 6.8km
2008 12 2008 20202009 32009
No.
2009
2009
2009
2011
2010
2011
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
2012
2015
2014
2016
2015
2015
2,500 3
The American Recovery and Reinvestment Act of 2009 (ARRA) The American Recovery and Reinvestment Act of 2009 (ARRA)
U.S. Department of Transportation Federal Highway Administration (FHWA)
2009/1/20
…
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$787070
$481$275 2.5
$84$80$13$15
$1=¥90
$275 2.5
TIFIA
100%
(The Transportation Infrastructure Finance and Innovation Act
$275 $266
.
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ISTEAISTEA
TEA-21TEA-21
SAFETEA- LU*
SAFETEA- LU*
W
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8
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…
21 6
21 6 21 1
21 1 21 6
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21 20 21
H3 H12 H7 H19H14.1
2009 10
91306,18835.1%-1.0%107,40035.4%-22.0%108,500
96279,19553.1%7.6%148,20049.3%-13.6%137,700
95351,98645.6%-13.6%160,40052.8%6.8%185,700
92839,70849.5%-3.7%416,00051.4%-8.6%431,900
%2010
%2009
2009 10
2009 43.2 51.4%2010 41.6 49.5%
2009 10
2010-13.6%
-3.7% -5.9
324,382
21 11 19
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IMF World Economic Outlook Apr. 2009
GDP
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2008
GDP 1%GDP 1%
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12.5661,67020.7-12
558,16019.7-12
%
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)
2
1,510m1,090m39m 8
200
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2009
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