筑波大学大学研究センター主催 平成 20 年度 第 2 回 Rcus...

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筑波大学大学研究センター主催 平成 20 年度 第 2 回 Rcus 大学マネジメントセミナー 山形大学SDと大地連携 ~若手職員発の大学改革の展開~. 山形大学マネージングプロフェッサー 教授 山崎 淳一郎 2008年10月23日. 2 ページ. 山崎プロフィール. 大阪大学 1980 . 4~1985 . 5 〔 5年2月 〕 工事経理/物品調達業務 文部省初等中等教育局職業教育課 1985 . 6~1987 . 2 〔 1年9月 〕 学習指導要領改訂 - PowerPoint PPT Presentation

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筑波大学大学研究センター主催平成 20 年度 第 2 回 Rcus 大学マネジメントセミ

ナー

山形大学SDと大地連携~若手職員発の大学改革の展開~~若手職員発の大学改革の展開~

山形大学マネージングプロフェッサー山形大学マネージングプロフェッサー教授 山崎 淳一郎教授 山崎 淳一郎

2008年10月23日2008年10月23日

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山崎プロフィール山崎プロフィール    大阪大学大阪大学  19801980 .. 4~19854~1985 .. 55〔〔5年2月5年2月〕〕工事経理/物品調達業務工事経理/物品調達業務              文部省初等中等教育局職業教育課文部省初等中等教育局職業教育課  19851985 .. 6~19876~1987 .. 22〔〔1年9月1年9月〕〕学習指導要領改学習指導要領改

訂訂文部省初等中等教育局高等学校課文部省初等中等教育局高等学校課  19871987 .. 2~19912~1991 .. 33〔〔4年1月4年1月〕〕             

                                  6年制中等学校・単位制高校制度/定時制・通信制高校修業年6年制中等学校・単位制高校制度/定時制・通信制高校修業年限弾力化/高校海外留学制度限弾力化/高校海外留学制度

放送大学学園放送大学学園  19911991 .. 4~19934~1993 .. 1212〔〔2年8月2年8月〕〕学生募集/入学手続/カリキュラム改革学生募集/入学手続/カリキュラム改革文部省大臣官房総務課文部省大臣官房総務課  19931993 .. 12~199512~1995 .. 99〔〔1年10月1年10月〕〕国会連絡調整/広報・広国会連絡調整/広報・広

聴聴文部省高等教育局医学教育課文部省高等教育局医学教育課  19951995 .. 10~200010~2000 .. 33〔〔4年6月4年6月〕〕                

    公立医科大学・看護大学経常費助成/看護系大学・大学院設置             保健師・公立医科大学・看護大学経常費助成/看護系大学・大学院設置             保健師・助産師・看護師学校養成所指定規則等改定助産師・看護師学校養成所指定規則等改定

山形大学総務課長山形大学総務課長 20002000 .. 4~20024~2002 .. 33〔〔2年2年〕〕工学部入試合否判定過誤問題/法人化対策工学部入試合否判定過誤問題/法人化対策東京大学学務課長 東京大学学務課長 20022002 .. 4~20044~2004 .. 33〔〔2年2年〕〕                              

    大学院制度/大学院入試/附属中等教育学校 担当大学院制度/大学院入試/附属中等教育学校 担当  特命:国立大学協会の社団法人化/海洋研 研究船・乗組員移管問題  特命:国立大学協会の社団法人化/海洋研 研究船・乗組員移管問題文科省研究振興局学術研究助成課学術団体専門官文科省研究振興局学術研究助成課学術団体専門官  20042004 .. 4~20064~2006 .. 33〔〔2年2年〕〕

                                        科研費の審査、不正対策、繰越、機関指定/学科研費の審査、不正対策、繰越、機関指定/学会法人・研究助成法人指導監督会法人・研究助成法人指導監督

山形大学教授山形大学教授 20062006 .. 4~現在4~現在〔〔2年6月2年6月〕〕                              科研費等外部資金の獲得/プロジェクト型共同研究のコーディネート/科研費等外部資金の獲得/プロジェクト型共同研究のコーディネート/

  研究マネジメントの企画立案等 担当  研究マネジメントの企画立案等 担当  山形大学版国際化推進プログラム(若手教員海外研修)制度化/競争的資金申請書ライター  山形大学版国際化推進プログラム(若手教員海外研修)制度化/競争的資金申請書ライター etc.etc.       

                                                                                                    

大阪大学大阪大学  19801980 .. 4~19854~1985 .. 55〔〔5年2月5年2月〕〕工事経理/物品調達業務工事経理/物品調達業務              文部省初等中等教育局職業教育課文部省初等中等教育局職業教育課  19851985 .. 6~19876~1987 .. 22〔〔1年9月1年9月〕〕学習指導要領改学習指導要領改

訂訂文部省初等中等教育局高等学校課文部省初等中等教育局高等学校課  19871987 .. 2~19912~1991 .. 33〔〔4年1月4年1月〕〕             

                                  6年制中等学校・単位制高校制度/定時制・通信制高校修業年6年制中等学校・単位制高校制度/定時制・通信制高校修業年限弾力化/高校海外留学制度限弾力化/高校海外留学制度

放送大学学園放送大学学園  19911991 .. 4~19934~1993 .. 1212〔〔2年8月2年8月〕〕学生募集/入学手続/カリキュラム改革学生募集/入学手続/カリキュラム改革文部省大臣官房総務課文部省大臣官房総務課  19931993 .. 12~199512~1995 .. 99〔〔1年10月1年10月〕〕国会連絡調整/広報・広国会連絡調整/広報・広

聴聴文部省高等教育局医学教育課文部省高等教育局医学教育課  19951995 .. 10~200010~2000 .. 33〔〔4年6月4年6月〕〕                

    公立医科大学・看護大学経常費助成/看護系大学・大学院設置             保健師・公立医科大学・看護大学経常費助成/看護系大学・大学院設置             保健師・助産師・看護師学校養成所指定規則等改定助産師・看護師学校養成所指定規則等改定

山形大学総務課長山形大学総務課長 20002000 .. 4~20024~2002 .. 33〔〔2年2年〕〕工学部入試合否判定過誤問題/法人化対策工学部入試合否判定過誤問題/法人化対策東京大学学務課長 東京大学学務課長 20022002 .. 4~20044~2004 .. 33〔〔2年2年〕〕                              

    大学院制度/大学院入試/附属中等教育学校 担当大学院制度/大学院入試/附属中等教育学校 担当  特命:国立大学協会の社団法人化/海洋研 研究船・乗組員移管問題  特命:国立大学協会の社団法人化/海洋研 研究船・乗組員移管問題文科省研究振興局学術研究助成課学術団体専門官文科省研究振興局学術研究助成課学術団体専門官  20042004 .. 4~20064~2006 .. 33〔〔2年2年〕〕

                                        科研費の審査、不正対策、繰越、機関指定/学科研費の審査、不正対策、繰越、機関指定/学会法人・研究助成法人指導監督会法人・研究助成法人指導監督

山形大学教授山形大学教授 20062006 .. 4~現在4~現在〔〔2年6月2年6月〕〕                              科研費等外部資金の獲得/プロジェクト型共同研究のコーディネート/科研費等外部資金の獲得/プロジェクト型共同研究のコーディネート/

  研究マネジメントの企画立案等 担当  研究マネジメントの企画立案等 担当  山形大学版国際化推進プログラム(若手教員海外研修)制度化/競争的資金申請書ライター  山形大学版国際化推進プログラム(若手教員海外研修)制度化/競争的資金申請書ライター etc.etc.       

                                                                                                    

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indexindex

ⅠⅠ 山形大学の概要等 山形大学の概要等ⅡⅡ 序説:山形大学SDを生んだもの 序説:山形大学SDを生んだものⅢⅢ  エリアキャンパスもがみ エリアキャンパスもがみⅣⅣ  山形大学SDの軌跡 山形大学SDの軌跡ⅤⅤ 工学部入試過誤 工学部入試過誤ⅣⅣ  法人化に向けての若い力の胎動 法人化に向けての若い力の胎動ⅦⅦ  教職協働から教職・学生協働へ 教職協働から教職・学生協働へ

ⅠⅠ 山形大学の概要等 山形大学の概要等ⅡⅡ 序説:山形大学SDを生んだもの 序説:山形大学SDを生んだものⅢⅢ  エリアキャンパスもがみ エリアキャンパスもがみⅣⅣ  山形大学SDの軌跡 山形大学SDの軌跡ⅤⅤ 工学部入試過誤 工学部入試過誤ⅣⅣ  法人化に向けての若い力の胎動 法人化に向けての若い力の胎動ⅦⅦ  教職協働から教職・学生協働へ 教職協働から教職・学生協働へ

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ⅠⅠ 山形大学の概要等 山形大学の概要等

基本方針基本方針

①①学生が主役となる大学創学生が主役となる大学創りり②②教養教育の充実教養教育の充実

ー結城プランー結城プラン 20082008 よりーよりー

基本方針基本方針

①①学生が主役となる大学創学生が主役となる大学創りり②②教養教育の充実教養教育の充実

ー結城プランー結城プラン 20082008 よりーよりー

似顔絵イラスト:似顔絵イラスト:地域教育文化学部地域教育文化学部 44 年生 小野としみ さん 作年生 小野としみ さん 作

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1.1. 山形大学の概要山形大学の概要1949.51949.5 設置*設置* 66 学部学部 55 研究科を擁する地方中規模総合大学研究科を擁する地方中規模総合大学

鶴岡キャンパス農学部

米沢キャンパス 工学部

50km50km

100km100km

○○学生数:学生数: 9,2849,284 人人=学部 =学部 7,9717,971 人、人、          大学院           大学院 1,3131,313 人人○○職員数:職員数: 1,8461,846 人人=教員=教員 853853 人、職員人、職員 993993 人人○○H20H20 収支予算 収支予算 330330 億円億円 教育研究診療等  教育研究診療等  285285 億円億円    うち授業料等収入 うち授業料等収入 5454 億円、億円、 附属病院収入附属病院収入 104104 億円、億円、     運営費交付金     運営費交付金 120120 億円億円 外部資金      外部資金     1313 億円億円 施設整備費補助金 施設整備費補助金 3232 億円億円○○科学研究費補助金  科学研究費補助金  44 億円(億円( 239239 件)件)

○○学生数:学生数: 9,2849,284 人人=学部 =学部 7,9717,971 人、人、          大学院           大学院 1,3131,313 人人○○職員数:職員数: 1,8461,846 人人=教員=教員 853853 人、職員人、職員 993993 人人○○H20H20 収支予算 収支予算 330330 億円億円 教育研究診療等  教育研究診療等  285285 億円億円    うち授業料等収入 うち授業料等収入 5454 億円、億円、 附属病院収入附属病院収入 104104 億円、億円、     運営費交付金     運営費交付金 120120 億円億円 外部資金      外部資金     1313 億円億円 施設整備費補助金 施設整備費補助金 3232 億円億円○○科学研究費補助金  科学研究費補助金  44 億円(億円( 239239 件)件)

○○21世紀テーマ:21世紀テーマ:自然と人間の共生自然と人間の共生○○Leading concept:Leading concept: 地域に根ざし、世界を目指す   地域に根ざし、世界を目指す  

○○21世紀テーマ:21世紀テーマ:自然と人間の共生自然と人間の共生○○Leading concept:Leading concept: 地域に根ざし、世界を目指す   地域に根ざし、世界を目指す  ○○経営の基本方針:経営の基本方針:   ◇◇学生が主役となる大学創り学生が主役となる大学創り   ◇◇教育、特に教養教育の充実  教育、特に教養教育の充実  

○○経営の基本方針:経営の基本方針:   ◇◇学生が主役となる大学創り学生が主役となる大学創り   ◇◇教育、特に教養教育の充実  教育、特に教養教育の充実  

小白川キャンパス人文学部地域教育文化学部理学部

飯田キャンパス 医学部

エリアキャンパスもがみ

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2.2. 教職協働の業務組織教職協働の業務組織2-1.2-1. エンロールメント・マネジメントエンロールメント・マネジメント

室室◇◇平成平成 1818 年7月年7月設置。設置。◇◇昨年7月に配置した専門教員1名と事務職員4名の昨年7月に配置した専門教員1名と事務職員4名の5名体制(専任)5名体制(専任)。。◇◇全国初の組織全国初の組織。。◇◇エンロールメント・マネジメント(EM)とは、エンロールメント・マネジメント(EM)とは、学生募集(入口管理)や学生募集(入口管理)や 就職指導(出口管理)だけでなく、その間の在学中の「学生満足」、 就職指導(出口管理)だけでなく、その間の在学中の「学生満足」、 卒業生の「社会満足」をいかに高くするかの、大学と学生・親、社会と 卒業生の「社会満足」をいかに高くするかの、大学と学生・親、社会と の一貫した関係づくりの「支援」 の一貫した関係づくりの「支援」。。◇◇主な業務                            主な業務                               ①①入試緊急対策の具体化・実践入試緊急対策の具体化・実践                                      オープンキャンパス、入試アドバイザー制度(高校訪問)        オープンキャンパス、入試アドバイザー制度(高校訪問)                           ②②山形大学ファクトブックの作成     山形大学ファクトブックの作成                                 学校基本調査、地域連携マッピング、外部資金・人事・財務・  学校基本調査、地域連携マッピング、外部資金・人事・財務・  学務・施設・附属図書館の各種データ                 学務・施設・附属図書館の各種データ                            ③③調査研究調査研究 学生のニーズ調査が基本の 学生のニーズ調査が基本の WGWG 設置           設置                                    ④④卒業生への対応卒業生への対応 各学部同窓会機能をサポート 各学部同窓会機能をサポート

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2-2.2-2. 研究プロジェクト戦略室研究プロジェクト戦略室科学研究費補助金等競争的資金獲得のための説明会の科学研究費補助金等競争的資金獲得のための説明会の開催、学部間共同研究のリエゾン等開催、学部間共同研究のリエゾン等

室長   :河田 純男(研究担当理事)室長   :河田 純男(研究担当理事)専任教授:山 淳一郎(マネージング・プロフェッサー)﨑専任教授:山 淳一郎(マネージング・プロフェッサー)﨑                                  小嶋典夫小嶋典夫事務局  :企画部研究支援ユニット(事務局  :企画部研究支援ユニット( 44名)           名)                                     ◇◇設置設置  平成18年4月  平成18年4月◇◇目的目的   本学の研究の活性化を図り,科学研究費補助金等の各種 研究費   本学の研究の活性化を図り,科学研究費補助金等の各種 研究費助助 成金,受託研究費,共同研究費等の 成金,受託研究費,共同研究費等の外部資金獲得額の拡充外部資金獲得額の拡充を図るたを図るため,め, 本学の 本学の研究プロジェクトの調整研究プロジェクトの調整及び及び国内外機関との共同研究国内外機関との共同研究を戦略を戦略的に的に 推進すること 推進すること◇◇業務内容業務内容   研究プロジェクトの全学的な調整,研究費助成金等の情報収集   研究プロジェクトの全学的な調整,研究費助成金等の情報収集・応募・応募 への支援等 への支援等

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2-3.2-3.評価分析室評価分析室中期目標、中期計画、年度計画及び各種大学評価について全学的中期目標、中期計画、年度計画及び各種大学評価について全学的観点からの取りまとめ観点からの取りまとめ

室長   :河田 純男(評価担当理事)室長   :河田 純男(評価担当理事)専任教員:山下泰弘准教授専任教員:山下泰弘准教授構成員  :各学部・病院の教員、附属学校園長、事務局各部長構成員  :各学部・病院の教員、附属学校園長、事務局各部長  事務局:企画部経営企画ユニット(  事務局:企画部経営企画ユニット( 44名)           名)                                     ◇◇設置設置  平成17年10月  平成17年10月◇◇業務内容業務内容    ①①中期目標、中期計画、年度計画、点検・評価のとりまとめ中期目標、中期計画、年度計画、点検・評価のとりまとめ    ②②中期目標に係る事業報告書、各事業年度に係る業務の中期目標に係る事業報告書、各事業年度に係る業務の   実績報告書の取りまとめ   実績報告書の取りまとめ    ③③認証評価に係る自己評価書の取りまとめ認証評価に係る自己評価書の取りまとめ    ④④認証評価に係る訪問調査対応 等認証評価に係る訪問調査対応 等

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ⅡⅡ 序説:山形大学SDを生んだも 序説:山形大学SDを生んだものの

山形大学SDは、   山形大学SDは、   大学遺伝子の多様化  大学遺伝子の多様化  ブルー・オーシャン戦ブルー・オーシャン戦略略からから

山形大学SDは、   山形大学SDは、   大学遺伝子の多様化  大学遺伝子の多様化  ブルー・オーシャン戦ブルー・オーシャン戦略略からから

仙道前学長仙道前学長

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JUDOJUDO 石井石井慧選手が金メダルを獲得した意味

日本柔道の真髄=投げ技一本勝ち日本柔道の真髄=投げ技一本勝ち

ところが!ところが!

世界世界 JUDOJUDO ==ポイント制する者ポイント制する者が勝者が勝者

  一本勝ちにこだわる日本柔道陣が惨敗一本勝ちにこだわる日本柔道陣が惨敗する中、いち早くこうした世界する中、いち早くこうした世界 JUDOJUDO のの勝負のあや(勝負のあや(環境変化環境変化)を読み取り、)を読み取り、ポイントを獲得するための試合運び、ポイントを獲得するための試合運び、逆転されないための精神力・スタミナ逆転されないための精神力・スタミナの強化に傾注した戦略によって、目標をの強化に傾注した戦略によって、目標を達成した達成した

1010 ページページ

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1.1.恐竜はなぜ絶滅したか?恐竜はなぜ絶滅したか?

資料:「コアコンピタンス経営 未来への競争戦略」 Gary Hamel,C.K.Prahalad著( 1995 年 3 月 日本経済新聞社)から引用

環境の変化に対応できず環境の変化に対応できず(突然変異による生物の進化は役に立たなかった)

環境の変化に対応できず環境の変化に対応できず(突然変異による生物の進化は役に立たなかった)

ではでは企業は?企業は?ではでは企業は?企業は? 会社の遺伝子情報をさまざまな方法で会社の遺伝子情報をさまざまな方法で変えることによって環境の変化に対応変えることによって環境の変化に対応会社の遺伝子情報をさまざまな方法で会社の遺伝子情報をさまざまな方法で変えることによって環境の変化に対応変えることによって環境の変化に対応存続存続

しかし!しかし!

会社の遺伝子情報遺伝子情報を定期的にリエンジニアリング(変革)しない会社は、恐竜同様激変する市場環境の餌食になる

恐竜絶滅恐竜絶滅恐竜絶滅恐竜絶滅

1111 ページページ

大学大学社会環境社会環境

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2.2.多様な遺伝子の必要性多様な遺伝子の必要性自分の遺伝子情報に縛られている会社は、自分の遺伝子情報に縛られている会社は、新たな市場機新たな市場機会会や、や、業界の慣習に染まらない新興会社業界の慣習に染まらない新興会社の挑戦に気づかの挑戦に気づかず、太刀打ちできなくなるず、太刀打ちできなくなる

自分の遺伝子情報に縛られている会社は、自分の遺伝子情報に縛られている会社は、新たな市場機新たな市場機会会や、や、業界の慣習に染まらない新興会社業界の慣習に染まらない新興会社の挑戦に気づかの挑戦に気づかず、太刀打ちできなくなるず、太刀打ちできなくなる

出遅れ企業出遅れ企業*経営幹部が価値が減り続ける知的財産を捨てきれず、*経営幹部が価値が減り続ける知的財産を捨てきれず、新しい知的財新しい知的財産の産の 構築に十分投資を行わない構築に十分投資を行わない会社会社*知っているのは過去の知識にもかかわらず、*知っているのは過去の知識にもかかわらず、実際以上に業界を熟知実際以上に業界を熟知して して いると経営幹部が思いこんでいるいると経営幹部が思いこんでいる会社会社

資料:「コアコンピタンス経営 未来への競争戦略」 Gary Hamel,C.K.Prahalad著( 1995 年 3 月 日本経済新聞社)から引用

その結果その結果  

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3.3.多様な遺伝子を生み出す方法多様な遺伝子を生み出す方法

【【突然変異突然変異】】1.自然発生的に生まれる1.自然発生的に生まれる隠密プロジェクト隠密プロジェクト、、社内企業家社内企業家制制  度度、、分社化分社化などのボトムアップ行動などのボトムアップ行動

会社に必要なのは、不規則・小規模な突然変異を会社に必要なのは、不規則・小規模な突然変異を待つことではなく、待つことではなく、会社の遺伝子を大胆にリエン会社の遺伝子を大胆にリエンジニアリングジニアリングすることすること

会社に必要なのは、不規則・小規模な突然変異を会社に必要なのは、不規則・小規模な突然変異を待つことではなく、待つことではなく、会社の遺伝子を大胆にリエン会社の遺伝子を大胆にリエンジニアリングジニアリングすることすること

資料:「コアコンピタンス経営 未来への競争戦略」 Gary Hamel,C.K.Prahalad著( 1995 年 3 月 日本経済新聞社)から引用

   →→会社の未来に即効性ある大きなインパクトを生む遺伝子は生まれ会社の未来に即効性ある大きなインパクトを生む遺伝子は生まれないない   →→こうした行動はいつしか挫折し、持続的なものとならないこうした行動はいつしか挫折し、持続的なものとならない

【【品種交配品種交配】】2.2.競合他社または異業種競合他社または異業種から役員を登用から役員を登用   →→リエンジニアリング(変革)のスピードは遅く、影響が及ぶのはリエンジニアリング(変革)のスピードは遅く、影響が及ぶのは狭い範囲狭い範囲   (特定の人の認識、思いこみ、偏見)に限られる   (特定の人の認識、思いこみ、偏見)に限られる

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4.4. 会社会社 (( 組織組織 ))遺伝子を変革する遺伝子を変革する官僚的体質が強いほど、遺伝子の多様性は減少する官僚的体質が強いほど、遺伝子の多様性は減少する

1.経営の枠組みのボルトを締め付けない1.経営の枠組みのボルトを締め付けない 組織の規則、運営手続に 組織の規則、運営手続に適度の余地適度の余地を残すを残す

2.社員教育の場で過去の成功話を教え込まない2.社員教育の場で過去の成功話を教え込まない  

3.経営者に似た人材を安易に採用・昇進させない3.経営者に似た人材を安易に採用・昇進させない 経営幹部の 経営幹部の思いこみや過去の知識思いこみや過去の知識を会社(組織)の管理運営システを会社(組織)の管理運営システムに持ち込まないムに持ち込まない

4.異なった遺伝子を持つ社員の声を会社経営に反映させ4.異なった遺伝子を持つ社員の声を会社経営に反映させるる 経営幹部は社内(組織内)の慣習に挑戦する社員を見つけ、評価す 経営幹部は社内(組織内)の慣習に挑戦する社員を見つけ、評価するる 役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既

存の事業体系と同じものばかりだ。私は存の事業体系と同じものばかりだ。私は従来の事従来の事業体系に当てはまらない業体系に当てはまらない新規プロジェクト新規プロジェクトや、や、従従来の事業体系を来の事業体系を変革してくれそうなプロジェクト変革してくれそうなプロジェクト

を探しているを探している

役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既存の事業体系と同じものばかりだ。私は存の事業体系と同じものばかりだ。私は従来の事従来の事業体系に当てはまらない業体系に当てはまらない新規プロジェクト新規プロジェクトや、や、従従来の事業体系を来の事業体系を変革してくれそうなプロジェクト変革してくれそうなプロジェクト

を探しているを探している

資料:「コアコンピタンス経営 未来への競争戦略」 Gary Hamel,C.K.Prahalad著( 1995 年 3 月 日本経済新聞社)から引用

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ⅢⅢ  エリアキャンパスもがみ エリアキャンパスもがみ  

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

似顔絵イラスト:似顔絵イラスト:地域教育文化学部地域教育文化学部 44 年生 小野としみ さん 作年生 小野としみ さん 作

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11.エリアキャンパスもがみと.エリアキャンパスもがみとは?は?◇◇大学固有の教育施設を持たずに、大学固有の教育施設を持たずに、最上地域の8市町村(新庄市・金最上地域の8市町村(新庄市・金

山山 町・最上町・舟形町・真室川町・大蔵村・鮭川村・戸沢村) 町・最上町・舟形町・真室川町・大蔵村・鮭川村・戸沢村)が持つが持つ 施設を活用し、 施設を活用し、出張大学祭出張大学祭、、自然塾自然塾、、タウンミーティングタウンミーティング等の種々等の種々のの 事業を展開する 事業を展開するソフト型キャンパスソフト型キャンパス。。◇◇平成17年3月平成17年3月、山形大学と最上地域の8市町村と、山形大学と最上地域の8市町村と包括的連携協定包括的連携協定をを締締 結、エリアキャンパスもがみの取組がスタート。 結、エリアキャンパスもがみの取組がスタート。◇◇地域とのダイナミックな双方向的連携地域とのダイナミックな双方向的連携により、により、「地域の活性化と人「地域の活性化と人材育成」材育成」 と と「学生の課題探求能力育成」「学生の課題探求能力育成」が目的。が目的。◇◇キャンパスは、キャンパス長と教員、現地スタッフ、それに「キャキャンパスは、キャンパス長と教員、現地スタッフ、それに「キャンパス生」ンパス生」 が在籍し、教職員・学生・地域住民からなる が在籍し、教職員・学生・地域住民からなる「キャンパス運営委員「キャンパス運営委員会会」」によっによっ て運営。 て運営。◇◇本取組は山形大学SD合宿研修における若手職員の企画提案がきっ本取組は山形大学SD合宿研修における若手職員の企画提案がきっかけ。かけ。◇◇平成19年2月平成19年2月、、日本計画行政学会 第11回計画賞最優秀賞日本計画行政学会 第11回計画賞最優秀賞を受賞を受賞。。

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2.2. 日本計画行政学会 第11回計画賞最優秀賞受賞日本計画行政学会 第11回計画賞最優秀賞受賞 この賞は,優れた計画を発掘し,これを表彰することで社会全体の計画 この賞は,優れた計画を発掘し,これを表彰することで社会全体の計画能力の革新的進歩に大きく寄与することを目的としたもので,新しい社会能力の革新的進歩に大きく寄与することを目的としたもので,新しい社会的ニーズにこたえる革新性と将来の社会的変化に適応する先見性,他の計的ニーズにこたえる革新性と将来の社会的変化に適応する先見性,他の計画策定への参考となるモデル性と新しい計画策定の道を切り開く発展性な画策定への参考となるモデル性と新しい計画策定の道を切り開く発展性などの視点から評価を受ける。どの視点から評価を受ける。 エリアキャンパスもがみの取組は, エリアキャンパスもがみの取組は,非常にユニークでかつ実効を伴って非常にユニークでかつ実効を伴っていること,いること,高等教育機関のない地域を大学のソフト型キャンパスと位置付高等教育機関のない地域を大学のソフト型キャンパスと位置付ける先進性ける先進性が評価された。特にややもすればが評価された。特にややもすれば旧弊にとらわれがちな国立大旧弊にとらわれがちな国立大学学にあって,多くの障害を乗り越え,現状を打破して,地域との連携を図にあって,多くの障害を乗り越え,現状を打破して,地域との連携を図っていこうとする大学の姿勢が最も大きく評価された。っていこうとする大学の姿勢が最も大きく評価された。

 この賞は,優れた計画を発掘し,これを表彰することで社会全体の計画 この賞は,優れた計画を発掘し,これを表彰することで社会全体の計画能力の革新的進歩に大きく寄与することを目的としたもので,新しい社会能力の革新的進歩に大きく寄与することを目的としたもので,新しい社会的ニーズにこたえる革新性と将来の社会的変化に適応する先見性,他の計的ニーズにこたえる革新性と将来の社会的変化に適応する先見性,他の計画策定への参考となるモデル性と新しい計画策定の道を切り開く発展性な画策定への参考となるモデル性と新しい計画策定の道を切り開く発展性などの視点から評価を受ける。どの視点から評価を受ける。 エリアキャンパスもがみの取組は, エリアキャンパスもがみの取組は,非常にユニークでかつ実効を伴って非常にユニークでかつ実効を伴っていること,いること,高等教育機関のない地域を大学のソフト型キャンパスと位置付高等教育機関のない地域を大学のソフト型キャンパスと位置付ける先進性ける先進性が評価された。特にややもすればが評価された。特にややもすれば旧弊にとらわれがちな国立大旧弊にとらわれがちな国立大学学にあって,多くの障害を乗り越え,現状を打破して,地域との連携を図にあって,多くの障害を乗り越え,現状を打破して,地域との連携を図っていこうとする大学の姿勢が最も大きく評価された。っていこうとする大学の姿勢が最も大きく評価された。

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3.3. エリアキャンパスもがみの運営体制エリアキャンパスもがみの運営体制

特徴特徴①①「エリアキャンパスもがみ」「エリアキャンパスもがみ」と  と   いう いう統一ブランド統一ブランドにより、一により、一体体 感を強め、 感を強め、継続性・発展性あ継続性・発展性あ る事業 る事業を展開を展開②②大学から地域への一方向の 大学から地域への一方向の  サービス提供ではなく、 サービス提供ではなく、大学大学 と地域が成果と負担を共有 と地域が成果と負担を共有すす る、 る、対等な連携対等な連携関係関係

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 山形大学  エリアキャンパスもがみエリアキャンパスもがみ

4.採択事業

○文部科学省

 ・平成 18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム 地域活性化への貢献(広域型)

  取組名称:エリアキャンパス未来遺産創造プロジェクト

 ・平成 19年度社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム

  事業名:里山保全と中山間地域活性化を相乗的に具現化する里地里山活動プラン

       ナーの実践的養成

 ・平成 18年度地域再生人材創出拠点形成事業(科学技術振興調整費)

  取組名称:『食農の匠』育成プログラム~最上地域再生プロジェクト~

 ・平成 19年度国際教育推進プラン事業(新庄市)

○文化庁

 ・平成 19年度「文化芸術による創造のまち支援事業」

  (大学と地域との交流・連携の促進事業)

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5.5. エリアキャンパスもがみの教育実践エリアキャンパスもがみの教育実践<現地体験型地域共育プログラム><現地体験型地域共育プログラム>平成平成 1818 年度~年度~

1.地域貢献効果1.地域貢献効果                                                              

①①初年次教育「フィールドワーク共生の森もがみ」初年次教育「フィールドワーク共生の森もがみ」①①初年次教育「フィールドワーク共生の森もがみ」初年次教育「フィールドワーク共生の森もがみ」

②②専門教育「もがみ専門科目」専門教育「もがみ専門科目」②②専門教育「もがみ専門科目」専門教育「もがみ専門科目」

人文学部 人文学部 地域づくり特別演習(金山町)地域づくり特別演習(金山町)地域教育文化学部地域教育文化学部 教育実習(新庄市)教育実践研究・総合的学習(戸沢村)             教育実習(新庄市)教育実践研究・総合的学習(戸沢村)                理学部 理学部 野外巡検(新庄市)野外巡検(新庄市)

2.寄付授業2.寄付授業

学生は最上広域圏に滞在し、自然や伝統文化を活かした学生は最上広域圏に滞在し、自然や伝統文化を活かした草の根の人材育成草の根の人材育成活動活動を実体験し、地域住民との交流を行う。を実体験し、地域住民との交流を行う。学生教育と地域の活性化学生教育と地域の活性化をとをともに体現するのがねらい。もに体現するのがねらい。

最上広域圏の各自治体・関係団体がプログラムを作成、人的・経費的支援最上広域圏の各自治体・関係団体がプログラムを作成、人的・経費的支援を行い、山形大を行い、山形大学に提供する「寄付授業」として実施。毎年継続して開講することにより、広域圏の大き学に提供する「寄付授業」として実施。毎年継続して開講することにより、広域圏の大きな財産に。な財産に。                                                

3.履修要件3.履修要件                                                          

◇◇前期・後期あわせて22プログラム開講。前期・後期あわせて22プログラム開講。◇◇一泊二日の授業を2回受講一泊二日の授業を2回受講……2単位2単位◇◇活動拠点=廃校となった小・中学校、利用頻度の低い公民館など活動拠点=廃校となった小・中学校、利用頻度の低い公民館など

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  事例1:事例1:「伝承 鮭川歌舞伎」~歴史を感じる~(鮭「伝承 鮭川歌舞伎」~歴史を感じる~(鮭川村)川村)

鮭川村に伝わる「鮭川歌舞伎」(平成18年山形県無形文化財指定)の歴鮭川村に伝わる「鮭川歌舞伎」(平成18年山形県無形文化財指定)の歴史的背景を学ぶとともに、衣装を身につけ、台詞や演技を習得する。最終史的背景を学ぶとともに、衣装を身につけ、台詞や演技を習得する。最終日には実際に舞台に立ち上演する。  日には実際に舞台に立ち上演する。  <講師> 佐藤雄昭 鮭川歌舞伎保<講師> 佐藤雄昭 鮭川歌舞伎保存会座長存会座長

鮭川村に伝わる「鮭川歌舞伎」(平成18年山形県無形文化財指定)の歴鮭川村に伝わる「鮭川歌舞伎」(平成18年山形県無形文化財指定)の歴史的背景を学ぶとともに、衣装を身につけ、台詞や演技を習得する。最終史的背景を学ぶとともに、衣装を身につけ、台詞や演技を習得する。最終日には実際に舞台に立ち上演する。  日には実際に舞台に立ち上演する。  <講師> 佐藤雄昭 鮭川歌舞伎保<講師> 佐藤雄昭 鮭川歌舞伎保存会座長存会座長

鮭川歌舞伎の実演。舞台に立つ学生たち鮭川歌舞伎の実演。舞台に立つ学生たち

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事例2:事例2:里の自然文化研究講座~里の自然文化研究講座~  冬の里山と郷土料理編~(戸沢村)  冬の里山と郷土料理編~(戸沢村)冬の里山の自然と文化は、複雑な里の生態系のバランスのもとで成り立っ冬の里山の自然と文化は、複雑な里の生態系のバランスのもとで成り立っている。それらを体験し学ぶことで、里に生きる知恵と技術にふれ、そのている。それらを体験し学ぶことで、里に生きる知恵と技術にふれ、そのライフスタイルの今後の可能性を探求する。 ライフスタイルの今後の可能性を探求する。   <講師> 斎藤久一 角川里の自然環境学校代表 ほか<講師> 斎藤久一 角川里の自然環境学校代表 ほか

冬の里山の自然と文化は、複雑な里の生態系のバランスのもとで成り立っ冬の里山の自然と文化は、複雑な里の生態系のバランスのもとで成り立っている。それらを体験し学ぶことで、里に生きる知恵と技術にふれ、そのている。それらを体験し学ぶことで、里に生きる知恵と技術にふれ、そのライフスタイルの今後の可能性を探求する。 ライフスタイルの今後の可能性を探求する。   <講師> 斎藤久一 角川里の自然環境学校代表 ほか<講師> 斎藤久一 角川里の自然環境学校代表 ほか

マタギ体験のためかんじきを履いて里山に向かう学生たちマタギ体験のためかんじきを履いて里山に向かう学生たち

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  事例3:事例3:山村活性化調査隊(真室川町)山村活性化調査隊(真室川町)過疎化が進む山村にあって、いかにすれば地域が元気になるのかを、実際過疎化が進む山村にあって、いかにすれば地域が元気になるのかを、実際の体験や地域住民との交流を通して考える。山村の魅力や今抱えている課の体験や地域住民との交流を通して考える。山村の魅力や今抱えている課題、住民の願いなどを感じ取るとともに、これからどんなことをしていけ題、住民の願いなどを感じ取るとともに、これからどんなことをしていけばいいのかを学生の視点で提言してほしい。ばいいのかを学生の視点で提言してほしい。  <講師> 佐藤忠男 小又地区公民館長 ほか<講師> 佐藤忠男 小又地区公民館長 ほか

過疎化が進む山村にあって、いかにすれば地域が元気になるのかを、実際過疎化が進む山村にあって、いかにすれば地域が元気になるのかを、実際の体験や地域住民との交流を通して考える。山村の魅力や今抱えている課の体験や地域住民との交流を通して考える。山村の魅力や今抱えている課題、住民の願いなどを感じ取るとともに、これからどんなことをしていけ題、住民の願いなどを感じ取るとともに、これからどんなことをしていけばいいのかを学生の視点で提言してほしい。ばいいのかを学生の視点で提言してほしい。  <講師> 佐藤忠男 小又地区公民館長 ほか<講師> 佐藤忠男 小又地区公民館長 ほか

みずを採集し、みずを使った郷土料理の下ごしらえをしている場面みずを採集し、みずを使った郷土料理の下ごしらえをしている場面

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◇◇エリアキャンパスもがみは、エリアキャンパスもがみは、若手職員の企画提案若手職員の企画提案がきがきっっ かけ かけ◇◇仙道前学長が主導した仙道前学長が主導した中堅事務職員研修中堅事務職員研修がはじまりがはじまり

◇◇エリアキャンパスもがみは、エリアキャンパスもがみは、若手職員の企画提案若手職員の企画提案がきがきっっ かけ かけ◇◇仙道前学長が主導した仙道前学長が主導した中堅事務職員研修中堅事務職員研修がはじまりがはじまり

6.6. エリアキャンパスもがみ誕生秘話エリアキャンパスもがみ誕生秘話

山形大学初山形大学初の新しい大学全体の取組を!の新しい大学全体の取組を!従来の(意思決定)方式でない従来の(意思決定)方式でないものを!ものを!学長裁量経費による学長裁量経費による新プロジェクトの募集新プロジェクトの募集

で! で! 

これが、山形大学的これが、山形大学的大学遺伝子の多様化        大学遺伝子の多様化           ブルーオーシャン戦略   ブルーオーシャン戦略のスタート!のスタート!

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ⅣⅣ  山形大学SDの軌跡 山形大学SDの軌跡  

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

似顔絵イラスト:似顔絵イラスト:地域教育文化学部地域教育文化学部 44 年生 小野としみ さん 作年生 小野としみ さん 作

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1.1. 山形大学SDのコンセプト山形大学SDのコンセプト

2.合宿セミナーによる議論及び教職員・市民対象の発表会を組み合わせた2.合宿セミナーによる議論及び教職員・市民対象の発表会を組み合わせた若手若手

  中堅事務職員の企画・運営・交渉・プレゼンテーション能力開発中堅事務職員の企画・運営・交渉・プレゼンテーション能力開発                              

1.教授会1.教授会→→評議会評議会→→役員会役員会 oror委員会委員会→→評議会評議会→→役員会という重厚な意思決定シ役員会という重厚な意思決定シ  ステムではない、学内ステムではない、学内 NGONGO 、、 NPONPO 的的事務職員参加による新たな意思決定システ事務職員参加による新たな意思決定システ  ムの構築ムの構築

ボトムアップに基づいたトップダウン:大学運営基本モデルボトムアップに基づいたトップダウン:大学運営基本モデル

3.PBL(3.PBL( Project Based LearningProject Based Learning )型能力開発)型能力開発

             Of the staff, by the staff, for the staff Of the staff, by the staff, for the staff  の実践の実践

☆☆提案されたプロジェクトは、提案されたプロジェクトは、大学の事業に発展大学の事業に発展する仕組みする仕組み

4.大地(大学と地域)連携4.大地(大学と地域)連携

☆☆プロジェクトリーダーは主に企画提案した事務職員プロジェクトリーダーは主に企画提案した事務職員

☆☆地域との結びつきを草の根(現場)レベルで展開地域との結びつきを草の根(現場)レベルで展開

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2.2. 中堅事務職員合宿セミナーのあゆみ中堅事務職員合宿セミナーのあゆみ

1515 年度年度1515 年度年度

第1回

第1回【【

大学改革

大学改革】】

30

30

名名〔〔

5班5班××

6名6名〕〕

  報告書「

山形大学創出プロジェクト

報告書「

山形大学創出プロジェクト」」

 

1616 年度年度1616 年度年度

第2回

第2回【【

社会貢献

社会貢献】】

24

24

名名〔〔

8班8班××

3名3名〕〕

報告書「

山形大学活性化プロジェクト

報告書「

山形大学活性化プロジェクト」」

 第3回

第3回【【社会貢献

社会貢献】】

18

18

名名〔〔

6班6班××

33

名名〕〕報告書「

SUCCESS

報告書「

SUCCESS」

* 

1717 年度年度1717 年度年度

第4回

第4回【【

SD研修の歩み出

SD研修の歩み出

版版】】1

71

7

名名

あっとおどろく大学事務改

あっとおどろく大学事務改

善善--

山形大学

山形大学

 

第4回FDより

 

第4回FDより-- 」

霞出版刊

霞出版刊

 

1818 ・・ 1919 年度年度1818 ・・ 1919 年度年度

1717事業事業 88事業事業 77事業事業

企画力運営力

力プレゼンテーション

企画力運営力

力プレゼンテーション

企画力 運営力 調査力交渉力  力 プレゼンテーション

大地連携(地域連携)=地元力

企画力 運営力 調査力交渉力  力 プレゼンテーション

大地連携(地域連携)=地元力

評価・点検文章力  評価・点検文章力  戦戦

略略戦戦略略

企 画企 画事業数事業数

企 画企 画事業数事業数

* SUCCESS:* SUCCESS: SSkill building, kill building, UUp to date, p to date, CChallenging, hallenging, CCreative andreative and EEncouraging ncouraging SStudy program for the YU tudy program for the YU SStafftaff

大 学 の 事 業 シ ー ズ 発 掘

2727 ページページ

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33..山形大学地域連携推進協議会主催シンポジウム山形大学地域連携推進協議会主催シンポジウム

「おらほと大学なじょすっぺ」「おらほと大学なじょすっぺ」開会の挨拶 開会の挨拶 仙道学長仙道学長 美しい自然に囲まれたこの山形で 美しい自然に囲まれたこの山形で……                        

基調講演基調講演首都圏私大O大学M副学長:首都圏私大O大学M副学長: さきほど学長は「美しい自然に囲まれた山形 さきほど学長は「美しい自然に囲まれた山形……」といったが、そんなものは日本国」といったが、そんなものは日本国中どこにでもあり、山形ブランドでもなんでもない中どこにでもあり、山形ブランドでもなんでもない……                        

  法人化を前に、法人化を前に、大学のシステムの中に、改革のための方策を樹立する大学のシステムの中に、改革のための方策を樹立するため努力すため努力することは、学長に要請される重要な課題の一つ。ることは、学長に要請される重要な課題の一つ。 法人化により学長権限が強化されると人は言うが、動脈硬化に陥った老人(学 法人化により学長権限が強化されると人は言うが、動脈硬化に陥った老人(学長)の思いつきで妙な案が出され、それが実行に移されるのでは大学の構成員はた長)の思いつきで妙な案が出され、それが実行に移されるのでは大学の構成員はたまったものではない。まったものではない。  大学の内在する問題点を見つけ出しそれを改良していくシステム大学の内在する問題点を見つけ出しそれを改良していくシステム、、時代を先取り時代を先取りするようなアイデアを考え出し、それを学長に提言していくシステムするようなアイデアを考え出し、それを学長に提言していくシステムなどの存在ななどの存在なしには、山形大学は基本的に変わらない。しには、山形大学は基本的に変わらない。(第1回山形大学中堅事務職員合宿セミナー説明会:学長趣旨説明より抜粋)(第1回山形大学中堅事務職員合宿セミナー説明会:学長趣旨説明より抜粋)

2828 ページページ

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8.8. 会社会社 (( 組織組織 ))遺伝子を変革する遺伝子を変革する(再(再掲)掲)官僚的体質が強いほど、遺伝子の多様性は減少する官僚的体質が強いほど、遺伝子の多様性は減少する

1.経営の枠組みのボルトを締め付けない1.経営の枠組みのボルトを締め付けない 組織の規則、運営手続に 組織の規則、運営手続に適度の余地適度の余地を残すを残す

2.社員教育の場で過去の成功話を教え込まない2.社員教育の場で過去の成功話を教え込まない  

3.経営者に似た人材を安易に採用・昇進させない3.経営者に似た人材を安易に採用・昇進させない 経営幹部の 経営幹部の思いこみや過去の知識思いこみや過去の知識を会社(組織)の管理運営システを会社(組織)の管理運営システムに持ち込まないムに持ち込まない

4.異なった遺伝子を持つ社員の声を会社経営に反映させ4.異なった遺伝子を持つ社員の声を会社経営に反映させるる 経営幹部は社内(組織内)の慣習に挑戦する社員を見つけ、評価す 経営幹部は社内(組織内)の慣習に挑戦する社員を見つけ、評価するる 役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既

存の事業体系と同じものばかりだ。私は存の事業体系と同じものばかりだ。私は従来の事従来の事業体系に当てはまらない業体系に当てはまらない新規プロジェクト新規プロジェクトや、や、従従来の事業体系を来の事業体系を変革してくれそうなプロジェクト変革してくれそうなプロジェクト

を探しているを探している

役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既役員会まで上がってくる懸案プロジェクトは、既存の事業体系と同じものばかりだ。私は存の事業体系と同じものばかりだ。私は従来の事従来の事業体系に当てはまらない業体系に当てはまらない新規プロジェクト新規プロジェクトや、や、従従来の事業体系を来の事業体系を変革してくれそうなプロジェクト変革してくれそうなプロジェクト

を探しているを探している

資料:「コアコンピタンス経営 未来への競争戦略」 Gary Hamel,C.K.Prahalad著( 1995 年 3 月 日本経済新聞社)から引用

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44.SD構想の検討.SD構想の検討15.2.1715.2.17   仙道学長から、若手職員に検討指令            仙道学長から、若手職員に検討指令            

*山形大学初の取組                       **山形大学初の取組                       *学長裁量経費による公募プロジェクトの構想づくり学長裁量経費による公募プロジェクトの構想づくり                              

15.2.2015.2.20 学長の私的懇談会発足  学長の私的懇談会発足 教員数名+若手事務職員若干名教員数名+若手事務職員若干名                          

◇◇教育学部(当時)小田教授の発案でSD構想まとまる教育学部(当時)小田教授の発案でSD構想まとまる15.3.1415.3.14 学長から、「学長裁量経費によるプランの募集案」提示                    学長から、「学長裁量経費によるプランの募集案」提示                   

*山形大学全体の発展のためのプロジェクト           *山形大学全体の発展のためのプロジェクト             *教員と職員の真の協力による、未来に羽ばたく山形大学の樹立  *教員と職員の真の協力による、未来に羽ばたく山形大学の樹立

15.3.2015.3.20  学長へ、SD構想提案 学長へ、SD構想提案→→SD始動SD始動

◇◇平成平成 1515 年度第年度第 11 回山形大学事務職員研修会「蔵王合宿セミナー」回山形大学事務職員研修会「蔵王合宿セミナー」 コンセプト=相互研鑽による新しい山形大学の創出 コンセプト=相互研鑽による新しい山形大学の創出 キャッチフレーズ=明るく、楽しく、そして誇り高く。 キャッチフレーズ=明るく、楽しく、そして誇り高く。         みんなで新生山形大学を創り上げよう!         みんなで新生山形大学を創り上げよう!

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55.合宿セミナーへの道.合宿セミナーへの道15.5.2915.5.29  第 第 11 回合宿セミナー研修生応募回合宿セミナー研修生応募

15.6.1815.6.18  研修生決定 30名 研修生決定 30名

15.6.2415.6.24  合宿セミナー事前説明会開催 合宿セミナー事前説明会開催

<目的><目的>  事務職員の交流事務職員の交流を図り、職務と組織の意義を再確認することで、事務職員がを図り、職務と組織の意義を再確認することで、事務職員が大学大学の認識を新たにするの認識を新たにするとともに、とともに、学長と意見交換学長と意見交換を行い、を行い、新しい山形大学を創るため新しい山形大学を創るためのシステムの構築のシステムの構築を目指すを目指す<対象>30~45歳の中堅事務職員 <対象>30~45歳の中堅事務職員  2020名程度名程度<場所>山形大学蔵王山寮 (1泊2日)<場所>山形大学蔵王山寮 (1泊2日)

  この合宿セミナーは、単に学長と中堅職員が蔵王に行って、酒を飲んで親しくなこの合宿セミナーは、単に学長と中堅職員が蔵王に行って、酒を飲んで親しくなることだけのために開催されるのではなく(これも大変大事と思うが)、ることだけのために開催されるのではなく(これも大変大事と思うが)、山大改革山大改革へ向けた一歩として位置付けへ向けた一歩として位置付けられるもの。られるもの。 具体的には、このセミナーの中で提出された 具体的には、このセミナーの中で提出されたプロジェクトが、山形大学改革に資プロジェクトが、山形大学改革に資するものであれば、それを学長の主導のもとに施行してみたいするものであれば、それを学長の主導のもとに施行してみたい。このセミナーを新。このセミナーを新生山形大学設立の第1ページにするために、諸君のこのセミナーに対する積極的な生山形大学設立の第1ページにするために、諸君のこのセミナーに対する積極的なコミットメントを強く期待する。コミットメントを強く期待する。(第1回山形大学中堅事務職員合宿セミナー説明会:学長趣旨説明より抜粋)(第1回山形大学中堅事務職員合宿セミナー説明会:学長趣旨説明より抜粋)

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66.第.第 11回合宿セミナー(回合宿セミナー( 1/21/2 ))

■■テーマ:大学改革テーマ:大学改革■■班編成:班編成: 11 組組 66 人人 ××5班 5班 ■■プログラム:プログラム: 44 部構成部構成 ⅠⅠ 山形大学:ニーズと課題   山形大学:ニーズと課題  Ⅱ Ⅱ 山形大学をどのような大学にするか山形大学をどのような大学にするか    Ⅲ Ⅲ 山形大学創出プロジェクト  山形大学創出プロジェクト  Ⅳ Ⅳ 全体討論:プロジェクトを具体化するために全体討論:プロジェクトを具体化するために

    ①①山形大学には何が求められているのか?山形大学には何が求められているのか?    ②②山形大学が置かれている状況分析山形大学が置かれている状況分析   長所/短所/その理由・原因   長所/短所/その理由・原因    ③③現実的な制約・問題点、改革の必要性現実的な制約・問題点、改革の必要性

ⅠⅠ・・ⅡⅡ・・ⅢⅢ部の構成(各90分)部の構成(各90分)◇◇講師によるプログラム説明(10分)講師によるプログラム説明(10分)◇◇班別討議(50分)班別討議(50分)司会者・記録者・発表者を分担司会者・記録者・発表者を分担◇◇各班発表(各班発表( 2020分 分  44分分×5 ×5 班)班)OHPによる発表OHPによる発表◇◇質疑応答(質疑応答( 1010分)分)

  プログラムプログラムⅠ Ⅰ 山形大学:ニーズと課題山形大学:ニーズと課題

■■日程:日程: 77 月月 1414 日~日~ 1515 日日

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66.第.第 11回合宿セミナー(回合宿セミナー( 2/22/2 ))  プログラムプログラムⅡⅡ 山形大学をどのような大学にするか 山形大学をどのような大学にするか

  プログラムプログラムⅣⅣ 全体討論:プロジェクトを具体化するために 全体討論:プロジェクトを具体化するために

    ①①山形大学の理念・目標山形大学の理念・目標   ・自覚的に個性的な校風を作り出していく   ・自覚的に個性的な校風を作り出していく   ・個性的な山形大学像(理念・目標、キャッチフレーズ)   ・個性的な山形大学像(理念・目標、キャッチフレーズ)    ②②方略(考えられるいくつかの方法、実現可能性)方略(考えられるいくつかの方法、実現可能性)    ③③いま事務職員に何ができるかいま事務職員に何ができるか

  プログラムプログラムⅢⅢ 山形大学創出プロジェクト 山形大学創出プロジェクト    ①①計画(主な活動、資源、時期、担当、責任、企画書など)計画(主な活動、資源、時期、担当、責任、企画書など)      ◇◇その宣伝・普及の方法 その宣伝・普及の方法 ◇◇15年度後期から何が着手できるか 15年度後期から何が着手できるか ◇◇組織組織論論    ②②評価 評価 ◇◇目標を達成できたかどうかを検証目標を達成できたかどうかを検証

  プロジェクトを具体化するための戦略などを検討  プロジェクトを具体化するための戦略などを検討      ◇◇プロジェクトの優先順位 プロジェクトの優先順位 ◇◇プロジェクトの合体などプロジェクトの合体など      ◇◇発表会の運営方法発表会の運営方法      ◇◇報告書作成責任者の決定報告書作成責任者の決定

15.7.2515.7.25  合宿セミナー報告会開催 合宿セミナー報告会開催15.9     15.9       合宿セミナー報告書作成 合宿セミナー報告書作成

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7.7. 山形大学創出プロジェクト山形大学創出プロジェクトプロジェク トをきっかけに始まった事業プロジェク トをきっかけに始まった事業

【【広報の改善充実広報の改善充実】】①①利用者にやさしいホームページ作成利用者にやさしいホームページ作成②②インターネット広告(バナー・HPへのリンク)インターネット広告(バナー・HPへのリンク)③③マスメディアを利用した本学の教育・研究活動のPRマスメディアを利用した本学の教育・研究活動のPR④④市街広告等による本学の教育・研究活動のPR市街広告等による本学の教育・研究活動のPR⑤⑤インフォーメーションセンターの設置インフォーメーションセンターの設置【【社会貢献への取組社会貢献への取組】】⑥⑥附属図書館所蔵中条家文書のレプリカ作成附属図書館所蔵中条家文書のレプリカ作成⑦⑦「山形大学ってこんなところ」「山形大学ってこんなところ」⑧⑧健康センターの設置健康センターの設置⑨⑨オープンキャンパスの実施オープンキャンパスの実施⑩⑩公開講座の充実公開講座の充実⑪⑪小中学生のためのオープンスクール小中学生のためのオープンスクール⑫⑫正門の整備正門の整備⑬⑬附属図書館の整備附属図書館の整備【【組織の改革組織の改革】】⑭⑭情報評価室「東京分室(仮称)」創設情報評価室「東京分室(仮称)」創設⑮⑮「ISO14001」の認証取得「ISO14001」の認証取得⑯⑯留学生センター「中国サテライト(仮称)」の創設留学生センター「中国サテライト(仮称)」の創設⑰⑰「YUSO(財団法人山形大学後援会)」の創設「YUSO(財団法人山形大学後援会)」の創設

【【広報の改善充実広報の改善充実】】①①利用者にやさしいホームページ作成利用者にやさしいホームページ作成②②インターネット広告(バナー・HPへのリンク)インターネット広告(バナー・HPへのリンク)③③マスメディアを利用した本学の教育・研究活動のPRマスメディアを利用した本学の教育・研究活動のPR④④市街広告等による本学の教育・研究活動のPR市街広告等による本学の教育・研究活動のPR⑤⑤インフォーメーションセンターの設置インフォーメーションセンターの設置【【社会貢献への取組社会貢献への取組】】⑥⑥附属図書館所蔵中条家文書のレプリカ作成附属図書館所蔵中条家文書のレプリカ作成⑦⑦「山形大学ってこんなところ」「山形大学ってこんなところ」⑧⑧健康センターの設置健康センターの設置⑨⑨オープンキャンパスの実施オープンキャンパスの実施⑩⑩公開講座の充実公開講座の充実⑪⑪小中学生のためのオープンスクール小中学生のためのオープンスクール⑫⑫正門の整備正門の整備⑬⑬附属図書館の整備附属図書館の整備【【組織の改革組織の改革】】⑭⑭情報評価室「東京分室(仮称)」創設情報評価室「東京分室(仮称)」創設⑮⑮「ISO14001」の認証取得「ISO14001」の認証取得⑯⑯留学生センター「中国サテライト(仮称)」の創設留学生センター「中国サテライト(仮称)」の創設⑰⑰「YUSO(財団法人山形大学後援会)」の創設「YUSO(財団法人山形大学後援会)」の創設

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8.8.第2回SD研修「活性化プロジェク第2回SD研修「活性化プロジェクト」ト」

平成16年度平成16年度は、職員が大学を出て県内の市町村役場に出向き、地域住民と共同は、職員が大学を出て県内の市町村役場に出向き、地域住民と共同でプロジェクトを作り上げるでプロジェクトを作り上げる「山形大学活性化プロジェクト」「山形大学活性化プロジェクト」として実施。として実施。

■■テーマ   社会貢献テーマ   社会貢献■■目的    目的    ①①山形大学事務職員の山形大学事務職員の企画・調査・交渉・プレゼンテー企画・調査・交渉・プレゼンテー        ション能力の開発        ション能力の開発              ②②山形大学と山形大学と県内市町村との連携強化県内市町村との連携強化              ③③市町村との連携プロジェクト市町村との連携プロジェクトの作成の作成■■研修対象者 中堅事務職員(研修対象者 中堅事務職員( 2525歳から歳から 4646歳まで歳まで))■■班構成    班構成     33名名×8 ×8 班(班(計計 2424名名))■■スケジュールスケジュール   77 月月 2727 日日     合宿セミナー事前説明会     合宿セミナー事前説明会   88 月~月~ 99 月月    研修期間    研修期間   99 月月 66 日日     中間報告会     中間報告会   1010 月月 44 日~日~ 55 日日  最終報告会(  最終報告会( 11泊泊 22 日合宿)日合宿)   1010 月月 2626 日日    発表会(山形大学職員、自治体関係者、市民)    発表会(山形大学職員、自治体関係者、市民)   1111 月月 3030 日日    報告書作成    報告書作成

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9.9.活性化プロジェクトのコンセプト活性化プロジェクトのコンセプト山形大学の地域連携は、山形大学の地域連携は、事務職員の力によって事務職員の力によって開拓開拓する。する。

1.事務職員の多くは山形県の出身者であること。1.事務職員の多くは山形県の出身者であること。2.山形県の2.山形県の様々な事情に精通様々な事情に精通し、子どものころから培っし、子どものころから培っ てきた地縁・血縁の てきた地縁・血縁の人脈が豊富人脈が豊富であること。であること。

3.そうした財産は3.そうした財産は教員にはない教員にはない。。4.地域連携を緒につけるためには、この資源を活用する4.地域連携を緒につけるためには、この資源を活用する ことが最適であること。 ことが最適であること。

これが、山形大学のこれが、山形大学の大地連携戦略大地連携戦略

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平成16 年7月28 日 山形新聞平成16 年7月28 日 山形新聞

事務職も地域の中へ-山形大プロジェクト2年目-事務職も地域の中へ-山形大プロジェクト2年目-

自治体と連携 共同事業も視野自治体と連携 共同事業も視野

「山形大学活性 化プロジェク ト-地域に飛び出してみよう」は「山形大学活性 化プロジェク ト-地域に飛び出してみよう」は 2727 日、プロジェク トに参加する同大日、プロジェク トに参加する同大職員を対象とした説明会を開き、スタートした。職員を対象とした説明会を開き、スタートした。……職員が実際に市町村に出向き、可能であれば自職員が実際に市町村に出向き、可能であれば自治体と同大の「共同事業」にまで発展させる。治体と同大の「共同事業」にまで発展させる。

   ……それぞれの班が興味を持った分野に積極的に取り組む自治体を実際に訪問し、生の声を聞いたそれぞれの班が興味を持った分野に積極的に取り組む自治体を実際に訪問し、生の声を聞いた上で、地域に貢献 するために大学としてできることを模索していく。必要に応じて、教授ら教員、上で、地域に貢献 するために大学としてできることを模索していく。必要に応じて、教授ら教員、学生の協力を得ながら、事業の企画・立案を進めていく。学生の協力を得ながら、事業の企画・立案を進めていく。……   ……仙道富士郎学長は「トップダウンではなく、下からの意見を重視するボトムアップ型の事業と仙道富士郎学長は「トップダウンではなく、下からの意見を重視するボトムアップ型の事業としたい」とあいさつした。したい」とあいさつした。                                                                              という内容という内容

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10.10.第2回SD研修「活性化プロジェク第2回SD研修「活性化プロジェクト」ト」鮭まつりにおける鮭まつりにおける

「山形大学触れ合「山形大学触れ合いコーナー」の設いコーナー」の設

置置

焼き畑農業、わさ焼き畑農業、わさび栽培実習:旧朝び栽培実習:旧朝

日村日村

県内移動オープン県内移動オープン・キャンパス・キャンパス「「 11 日山形大学」日山形大学」

大蔵村自然塾大蔵村自然塾-四季を楽しもう-四季を楽しもう

--

村山地場農産物を村山地場農産物を用いたヘルシーメ用いたヘルシーメニューコンテストニューコンテスト

学生主体の地域連携学生主体の地域連携授業「大石田町に出授業「大石田町に出かけよう!」の開講かけよう!」の開講

廃校利活用プロジ廃校利活用プロジェクトェクト inin朝日町朝日町

森の学校の開校:森の学校の開校:旧朝日村旧朝日村

平成 17年度大学事業採択

平成 17年度学部事業採択

平成 16年度大学事業採択

実施化検討

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11.11. エリアキャンパスもがみ誕生(エリアキャンパスもがみ誕生( 1/1/33 ))

県内移動オープン・キャンパス「一日山形大学」班の取組県内移動オープン・キャンパス「一日山形大学」班の取組

   77 月月 2727 日日    合宿セミナー事前説明会    合宿セミナー事前説明会  7月28日 7月28日    新庄市教育委員会管理課に事業趣旨説明   新庄市教育委員会管理課に事業趣旨説明

【【当初の提案内容(概要)当初の提案内容(概要)】】1 山形大学のキャンパスのない最上地域(新庄市)に1 山形大学のキャンパスのない最上地域(新庄市)に山形大学を創出山形大学を創出すするこるこ とが目的。 とが目的。2 新庄市での2 新庄市での「「 11 日山形大学(仮称)」の開催日山形大学(仮称)」の開催   ◇◇サッカー教室、人形劇団の公演等小学生向け事業サッカー教室、人形劇団の公演等小学生向け事業   ◇◇理科実験教室、ものづくり教室等中学生向け事業理科実験教室、ものづくり教室等中学生向け事業   ◇◇研究室紹介、模擬講義など高校生向け事業研究室紹介、模擬講義など高校生向け事業   ◇◇在学状況の報告等新庄市出身で本学在学者の父兄向け事業在学状況の報告等新庄市出身で本学在学者の父兄向け事業3 大学と地域の連携事業例をリストアップし、新庄市内の3 大学と地域の連携事業例をリストアップし、新庄市内の学校・企業・学校・企業・市民市民  に対するアンケートを実施に対するアンケートを実施。新庄市民のニーズに応える事業を実施する。新庄市民のニーズに応える事業を実施する。 。 

   88 月11日 月11日     新庄市役所訪問(第    新庄市役所訪問(第 11回目) 回目)   7月29日 7月29日    新庄市へ訪問日時アポ取り   新庄市へ訪問日時アポ取り

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11.11. エリアキャンパスもがみ誕生(エリアキャンパスもがみ誕生( 2/2/33 ))

県内移動オープン・キャンパス「一日山形大学」班の取組県内移動オープン・キャンパス「一日山形大学」班の取組

  8月20日  8月20日     新庄東高校、新庄神室産業高校、新庄南高校、   新庄東高校、新庄神室産業高校、新庄南高校、          新庄北高校、新庄市役所(第          新庄北高校、新庄市役所(第 22回目)、回目)、

最上広域教育研究センター訪問最上広域教育研究センター訪問

当班の認識当班の認識◇◇小中学校教員のための研修センター小中学校教員のための研修センター◇◇教育学部のリモート講義設備配置教育学部のリモート講義設備配置→→市民のための公開講座などを画策市民のための公開講座などを画策

センターからの逆提案!センターからの逆提案!  最上地区山形大学指首野川キャンパス(仮称)構想最上地区山形大学指首野川キャンパス(仮称)構想◇◇公開講座の開催、教職員研修の充実、リカレント教育の拡充など公開講座の開催、教職員研修の充実、リカレント教育の拡充など◇◇支援団体の組織化による運営支援団体の組織化による運営

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山形大学指野川キャンパス構想山形大学指野川キャンパス構想地域地域〔〔最上広域組合最上広域組合〕〕の大きな期待に溢れた逆提案の大きな期待に溢れた逆提案

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11.11. エリアキャンパスもがみ誕生(エリアキャンパスもがみ誕生( 3/3/33 ))

県内移動オープン・キャンパス「一日山形大学」班の取組県内移動オープン・キャンパス「一日山形大学」班の取組

 9月 9月 77 日日        最上広域教育研究センター訪問(第最上広域教育研究センター訪問(第 22回)回)

【【最上地区山形大学指首野川キャンパス(仮称)構想最上地区山形大学指首野川キャンパス(仮称)構想】】1 センターを教職員の研修のほか、地元企業から要望のあるリカレント1 センターを教職員の研修のほか、地元企業から要望のあるリカレント教育教育 のための利活用の場に見直し のための利活用の場に見直し2 地域の教育関係団体、山形大学同窓会、関連企業等で支援団体を組織2 地域の教育関係団体、山形大学同窓会、関連企業等で支援団体を組織し、し、 山形大学の財政支出は伴わないようにする。 山形大学の財政支出は伴わないようにする。3 支援団体から非常勤職員を配置する。 3 支援団体から非常勤職員を配置する。 

  学長に報告学長に報告→→「山形大学としてありがたい話なので今後も進めるように」「山形大学としてありがたい話なので今後も進めるように」

 9月8日 9月8日  本構想を検討するプロジェクトチーム発足  本構想を検討するプロジェクトチーム発足

4242 ページページ

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12.12.ブルーオーシャン戦略とはブルーオーシャン戦略とは……レッドオーシャン(既知の市場空間。限られたパイを求めて多くの企業が少ないシェアレッドオーシャン(既知の市場空間。限られたパイを求めて多くの企業が少ないシェア争いを展開するが、得られる利益や成長見通しは厳しい市場)を抜け出し、競争のない争いを展開するが、得られる利益や成長見通しは厳しい市場)を抜け出し、競争のない好業績を得られる市場=ブルーオーシャンを創造 しようという戦略 好業績を得られる市場=ブルーオーシャンを創造 しようという戦略 〔〔 2004.10 Harvard Business Review 2004.10 Harvard Business Review W・チャン・キム、レネ・モボルニュW・チャン・キム、レネ・モボルニュ〕〕

差別化戦略差別化戦略 コストリーダーコストリーダーシップ戦略シップ戦略    

集中戦略集中戦略〔〔差別化戦略差別化戦略 oror 戦略コストリーダーシップ戦略コストリーダーシップ 〕〕

顧客に価値ある差異顧客に価値ある差異を認めてもらうを認めてもらう 低価格の実現低価格の実現

【【戦略の優位性戦略の優位性】】

広範・

広範・

業界全

業界全

体体

特定・限

特定・限

定定的な範囲

的な範囲

【【

戦略ター

ゲッ

戦略ター

ゲッ

トト】】

両戦略を同時に実現両戦略を同時に実現

ブルー・オーシャン戦略ブルー・オーシャン戦略

マイケル・ポーター「成長の戦略」マイケル・ポーター「成長の戦略」

資料:「ビジネスプランニングの達人になる法」志村勉著( 2008 年 2 月 PHP研究所) から引用

4343 ページページ

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13.13.ブルーオーシャン戦略策定手法ブルーオーシャン戦略策定手法4つのアクショ ン4つのアクショ ン〔〔増やす・付け加える・取り除く・減らす増やす・付け加える・取り除く・減らす〕〕を駆使して価値最大化を駆使して価値最大化

増やす増やす業界標準と比べて大胆に業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か 増やすべき要素は何か 

増やす増やす業界標準と比べて大胆に業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か 増やすべき要素は何か 

4つのアクション4つのアクション

資料:「ビジネスプランニングの達人になる法」志村勉著( 2008 年 2 月 PHP研究所) から引用

付け加える付け加える業界でこれまで提供されてい業界でこれまで提供されていないが、今後加えるべき要素ないが、今後加えるべき要素は何か    は何か    

付け加える付け加える業界でこれまで提供されてい業界でこれまで提供されていないが、今後加えるべき要素ないが、今後加えるべき要素は何か    は何か    

減らす減らす業界標準と比べて思い切り業界標準と比べて思い切り減らすべき要素は何か  減らすべき要素は何か  

減らす減らす業界標準と比べて思い切り業界標準と比べて思い切り減らすべき要素は何か  減らすべき要素は何か  

取り除く取り除く業界常識として製品やサービ業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうちスに備わっている要素のうち取り除くべきものは何か  取り除くべきものは何か  

取り除く取り除く業界常識として製品やサービ業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうちスに備わっている要素のうち取り除くべきものは何か  取り除くべきものは何か  

競合他社よりコスト競合他社よりコスト面で優位に立つ面で優位に立つ競合他社よりコスト競合他社よりコスト面で優位に立つ面で優位に立つ

買い手にとっての買い手にとっての価値を高め、新た価値を高め、新たな需要を生み出すな需要を生み出す

買い手にとっての買い手にとっての価値を高め、新た価値を高め、新たな需要を生み出すな需要を生み出す

「取り除く」と「付け加える」は「取り除く」と「付け加える」は価値最大化価値最大化のチャンス!のチャンス!

新しい価値曲線新しい価値曲線新しい価値曲線新しい価値曲線

4444 ページページ

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14.14. 山形大学SDの 戦略分析ブルーオーシャン山形大学SDの 戦略分析ブルーオーシャン(1/2)(1/2)

山形大学SD のアクショ ン・マトリクス山形大学SD のアクショ ン・マトリクス取り除く取り除く

◇◇講義・講演型研修スタイル講義・講演型研修スタイル◇◇著名(高額)な講師陣 著名(高額)な講師陣

    

      

取り除く取り除く◇◇講義・講演型研修スタイル講義・講演型研修スタイル◇◇著名(高額)な講師陣 著名(高額)な講師陣

    

      

減らす減らす◇◇コスト         コスト         ◇◇特定分 野のスキル向上 特定分 野のスキル向上

減らす減らす◇◇コスト         コスト         ◇◇特定分 野のスキル向上 特定分 野のスキル向上

増やす増やす◇◇グループ討論・発表     グループ討論・発表     

      

増やす増やす◇◇グループ討論・発表     グループ討論・発表     

      

付け加える付け加える◇◇職員の企画・運営・調査・交渉・職員の企画・運営・調査・交渉・プレゼンテーション能力開発 プレゼンテーション能力開発 ◇◇大学事業シーズの発掘    大学事業シーズの発掘    ◇◇課題の明確化        課題の明確化        ◇◇大地連携           大地連携           ◇◇職員の参加意識、地元力   職員の参加意識、地元力   

付け加える付け加える◇◇職員の企画・運営・調査・交渉・職員の企画・運営・調査・交渉・プレゼンテーション能力開発 プレゼンテーション能力開発 ◇◇大学事業シーズの発掘    大学事業シーズの発掘    ◇◇課題の明確化        課題の明確化        ◇◇大地連携           大地連携           ◇◇職員の参加意識、地元力   職員の参加意識、地元力   

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14.14. 山形大学SDの 戦略分析ブルーオーシャン山形大学SDの 戦略分析ブルーオーシャン(2/2)(2/2)

山形大学SD の戦略キャンバス(イメージ)山形大学SD の戦略キャンバス(イメージ)

コスコス

トト 企画・運営

企画・運営

はは事務局

事務局

著名な講師

著名な講師

陣陣 講義・講演

講義・講演

型型 特定分野ス

特定分野ス

キキル向上

ル向上

グループ討

グループ討

論論 企画・運営

企画・運営

はは研修生

研修生

課題の明確

課題の明確

化化 企画力向

企画力向

上上 運営力向

運営力向

上上 調査力向

調査力向

上上 交渉力向

交渉力向

上上 プレゼンテ

プレゼンテ

ーー

ション力向

ション力向

上上 大学事業シ

大学事業シ

ーー

ズの発掘

ズの発掘

大地連

大地連

携携

バリュー・イノベーションの実現バリュー・イノベーションの実現

0

20

40

60

80

100

120

140

160

山大SD従来の研修

職員の参加

職員の参加

意識・地元

意識・地元

力力

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ⅤⅤ 工学部入試過誤 工学部入試過誤    

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

似顔絵イラスト:似顔絵イラスト:地域教育文化学部地域教育文化学部 44 年生 小野としみ さん 作年生 小野としみ さん 作

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11.工学部入試過誤とは.工学部入試過誤とは…… (1/2)(1/2)

~「あ、偶数じゃなくて奇数だ。」~~「あ、偶数じゃなくて奇数だ。」~    1.1.平成13年5月14日平成13年5月14日、平成13年度入試の受験生からの情、平成13年度入試の受験生からの情

報公開請求によって、報公開請求によって、平成13年度平成13年度の一般入試「国語」においの一般入試「国語」において合否判定過誤が判明。て合否判定過誤が判明。

2.大学入試センター試験の2.大学入試センター試験の「国語(近代以降の文)」の成績を「国語(近代以降の文)」の成績を22 倍して倍して 200200点満点に換算点満点に換算して判定すべきところ、して判定すべきところ、「国語「国語(近代以降の文章、古文、漢文)」の成績の合計点(素点)を(近代以降の文章、古文、漢文)」の成績の合計点(素点)を判定資料とした判定資料としたことによる過誤。ことによる過誤。

3.その結果、本来合格であるのに不合格とされた受験生が3.その結果、本来合格であるのに不合格とされた受験生が 9090名名、不合格であるのに合格となり学生となった者が、不合格であるのに合格となり学生となった者が93名93名いいることが判明。ることが判明。

4.過誤は、学習指導要領の改訂によるシステム変更を行った4.過誤は、学習指導要領の改訂によるシステム変更を行った平平成成 99 年度からの可能性年度からの可能性がが……

5.合否判定をやり直した結果、問い合わせた受験生の成績は、5.合否判定をやり直した結果、問い合わせた受験生の成績は、〔〔当初判定当初判定〕〕不合格不合格→→〔〔再判定再判定〕〕不合格不合格に。に。

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11.工学部入試過誤とは.工学部入試過誤とは…… (2/2)(2/2) ~初動対応がすべての鍵となる~~初動対応がすべての鍵となる~    

【【想定された選択肢想定された選択肢】】①①当該受験生に対して、合否判定をやり直した結果不合当該受験生に対して、合否判定をやり直した結果不合格格 と伝える。そのほかの対応は大学として行わない。 と伝える。そのほかの対応は大学として行わない。②②過誤の可能性のある平成過誤の可能性のある平成 99 年度から平成年度から平成 1212 年度につ年度についていて も、徹底的な調査を行う。調査判明後、当該受験生の も、徹底的な調査を行う。調査判明後、当該受験生の 対応と同時に、マスコミに公表、謝罪会見をする。 対応と同時に、マスコミに公表、謝罪会見をする。③②③② と同様平成9~12年度の調査は行うが、平成と同様平成9~12年度の調査は行うが、平成 1313年度の年度の 結果は、速やかにマスコミに公表、謝罪会見をする。 結果は、速やかにマスコミに公表、謝罪会見をする。④③④③は行うが、その前に被害を受けた受験生及び保護者は行うが、その前に被害を受けた受験生及び保護者 に対し、謝罪文の送達、電話・対面による謝罪開始。 に対し、謝罪文の送達、電話・対面による謝罪開始。  

4949 ページページ

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22.第.第 11回記者会会見回記者会会見  ~隠蔽はせず、すべて情報公開する方針に~  ~隠蔽はせず、すべて情報公開する方針に~  

平成13年5月18日平成13年5月18日  1.第1.第 11 次調査の結果が判明。次調査の結果が判明。 2.当日午後、NHK山形放送局から、本事案を本日夜の全国ニュースで報道する 2.当日午後、NHK山形放送局から、本事案を本日夜の全国ニュースで報道する旨予告。旨予告。

 3.いわゆる「御前会議」で、次のことを決めた。 3.いわゆる「御前会議」で、次のことを決めた。   ①①徹底的な調査、原因究明徹底的な調査、原因究明を行うこと、を行うこと、全てを情報公開全てを情報公開することすること   ②②当日、午後当日、午後 88 時に時に記者会見記者会見を行うことを行うこと   ③③ 55 月月 2121 日日に文科省に事案の報告に行くことに文科省に事案の報告に行くこと   ④④今後の対応策今後の対応策    ⅰⅰ 本来は不合格なのに誤って合格となった者93名は 本来は不合格なのに誤って合格となった者93名は改めて不合格としない改めて不合格としない。。    ⅱⅱ 誤って不合格とされた受験生90名は、事情を説明・謝罪した上で、入学  誤って不合格とされた受験生90名は、事情を説明・謝罪した上で、入学    意思の確認をし、   意思の確認をし、入学希望者は入学を受け入れる入学希望者は入学を受け入れる。その際、本人の不利益 。その際、本人の不利益    は、大学を挙げてその解消に努める。                     は、大学を挙げてその解消に努める。                  

        ⅲⅲ  平成平成 1212 年度以前の該当者も同様に対応年度以前の該当者も同様に対応する。する。   ⑤⑤事実関係の説明事実関係の説明   ⑥⑥今後の防止策今後の防止策

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33.事務局総務課長としての心構え.事務局総務課長としての心構え

1.対応を誤ると、国立大学とはいえ、1.対応を誤ると、国立大学とはいえ、大学消滅の危機大学消滅の危機に至るのでに至るのでは?は?

2.山形大学では、地震等自然災害を含めた2.山形大学では、地震等自然災害を含めた危機管理体制がなく危機管理体制がなくいかいかに対処するか処方箋がない!に対処するか処方箋がない!

3.担当する入試課長が発覚1週間で過労のためダウン。担当部署の3.担当する入試課長が発覚1週間で過労のためダウン。担当部署の学務部は機能停止の状態。学務部は機能停止の状態。

4.通常なら、総務課は広報担当としてマスコミ対応が主な仕事。し4.通常なら、総務課は広報担当としてマスコミ対応が主な仕事。しかし、かし、大学の存亡を左右する非常事態大学の存亡を左右する非常事態。。

5.総務課長がこの問題処理の5.総務課長がこの問題処理の司令塔の役割司令塔の役割を担い、その全責任を自を担い、その全責任を自ら負う決意で判断権限を集約・一元化。ら負う決意で判断権限を集約・一元化。

6.本部の事実上の指揮・監督は総務課長が担い、少数精鋭の課長補6.本部の事実上の指揮・監督は総務課長が担い、少数精鋭の課長補佐・係長でのプロジェクト型で問題処理に当たる。佐・係長でのプロジェクト型で問題処理に当たる。

7.大学存亡の危機ではあるが、これを起点として大学が大きく変え7.大学存亡の危機ではあるが、これを起点として大学が大きく変えるるチャンスに転換することができる!チャンスに転換することができる!

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44.. 2001.5.25 2001.5.25 記者会見記者会見 (1/3)(1/3)     

11.受入の基本方針.受入の基本方針①① 合格者が工学部に入学・転入学・編入学・学士入学を希望する場合、 合格者が工学部に入学・転入学・編入学・学士入学を希望する場合、文文 科省・現在所属の教育機関と協議の上、原則として受け入れる。 科省・現在所属の教育機関と協議の上、原則として受け入れる。②② 合格者の状況はそれぞれ異なることから、緊急性・必要性の高い順に 合格者の状況はそれぞれ異なることから、緊急性・必要性の高い順に対対 応し、受け入れる。一般的には、当該合格者のうち、特に緊急性・必要 応し、受け入れる。一般的には、当該合格者のうち、特に緊急性・必要性性 の高い者(例:大学進学のため勉学中の者)については、迅速な対応に の高い者(例:大学進学のため勉学中の者)については、迅速な対応に努努 める。 める。22.受入のための手続き上の基本方針.受入のための手続き上の基本方針①①合格者に対する謝罪文(詫び状)の送付合格者に対する謝罪文(詫び状)の送付 当該合格者に対し、学長名文書により謝罪する。 当該合格者に対し、学長名文書により謝罪する。②②合格通知書の送付合格通知書の送付 謝罪文の中で合格者であることを言及しているため、原則として合格通 謝罪文の中で合格者であることを言及しているため、原則として合格通知書は送付しない。ただし、大学側から当該合格者に合格通知書の要否を知書は送付しない。ただし、大学側から当該合格者に合格通知書の要否を確認の上、請求がある場合は合格通知書を送付する。確認の上、請求がある場合は合格通知書を送付する。③③受験生に対する入試情報の開示受験生に対する入試情報の開示 入試過誤に伴う受験生の動揺の防止、合格者に対する迅速な救済措置の 入試過誤に伴う受験生の動揺の防止、合格者に対する迅速な救済措置のため、平成ため、平成 99 年度以降の工学部受験生に対して、入試情報を工学部で開示年度以降の工学部受験生に対して、入試情報を工学部で開示する    する    

        

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44.. 2001.5.25 2001.5.25 記者会見記者会見 (2/3) (2/3)     

33.補償に対する基本方針.補償に対する基本方針①①入学希望者に対する経済的損失に関する補償入学希望者に対する経済的損失に関する補償 合格発表以降の追加費用(当時、本学に入学していればかからなかったで 合格発表以降の追加費用(当時、本学に入学していればかからなかったであろう費用)について、文科省と協議しながら、誠意を持って対応していあろう費用)について、文科省と協議しながら、誠意を持って対応していきたい。(例:受験料、入学料、授業料、移転料、家賃等)きたい。(例:受験料、入学料、授業料、移転料、家賃等)②②入学を希望しない者に対する経済的損失に関する補償入学を希望しない者に対する経済的損失に関する補償 今後、個々具体のケースに応じ、文科省と協議しながら、その対応につい 今後、個々具体のケースに応じ、文科省と協議しながら、その対応について検討していきたい。て検討していきたい。③③「支援基金」の創設「支援基金」の創設 当該合格者に対する経済的困難に対する支援を行うため、工学部教授会構 当該合格者に対する経済的困難に対する支援を行うため、工学部教授会構成員からの拠出金による「支援基金」を創設して合格者への見舞金、就学中成員からの拠出金による「支援基金」を創設して合格者への見舞金、就学中の教育面での支援(例:奨学金)を行う。の教育面での支援(例:奨学金)を行う。  

              

5353 ページページ

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44.. 2001.5.25 2001.5.25 記者会見記者会見 (3/3)(3/3)   

44.入学後の修学上・生活上の配慮に対する基本方針.入学後の修学上・生活上の配慮に対する基本方針【【修学上の配慮修学上の配慮】】○○平成平成 1313 年度前期入学者年度前期入学者   66 月末までに入学手続をし、月末までに入学手続をし、 77-- 88 月に特別クラス編成により授業を行う月に特別クラス編成により授業を行う。必要に応じて、。必要に応じて、 99 月初旬に補講を行う。月初旬に補講を行う。 1010 月から後期の授業開始。月から後期の授業開始。○○平成平成 1313 年度後期入学者年度後期入学者   77 月中旬に入学手続をし、月中旬に入学手続をし、 99 月下旬に入学式・ガイダンスを実施し、月下旬に入学式・ガイダンスを実施し、 1010月から後期の授業開始。月から後期の授業開始。○○平成平成 1414 年度前期入学者年度前期入学者   22 月中旬に入学手続をし、月中旬に入学手続をし、 44 月上旬に入学式・ガイダンスを実施し、前期月上旬に入学式・ガイダンスを実施し、前期の授業開始。の授業開始。【【生活上の配慮生活上の配慮】】○○下宿、アパート等の斡旋や学生相談室の充実による入学者の心のケアな下宿、アパート等の斡旋や学生相談室の充実による入学者の心のケアなどをどを 行う。    行う。   

              

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ⅥⅥ  法人化に向けての若い力の胎動 法人化に向けての若い力の胎動

~入試過誤・法人化による危機意識発現~~入試過誤・法人化による危機意識発現~  職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

似顔絵イラスト:似顔絵イラスト:地域教育文化学部地域教育文化学部 44 年生 小野としみ さん 作年生 小野としみ さん 作

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1.1. 大学大学 (( 国立大学国立大学 )) の構造改革の方針の構造改革の方針 平成平成 1313 年年 66 月月

-活力に富み国際競争力のある国公私立大学づくりの一環として--活力に富み国際競争力のある国公私立大学づくりの一環として-1.国立大学の再編・統合を大胆に進める。1.国立大学の再編・統合を大胆に進める。   ○○各大学や分野ごとの状況を踏まえ再編・統合各大学や分野ごとの状況を踏まえ再編・統合  ・教員養成系など  ・教員養成系など→→規模の縮小・再編(地方移管等も検討)規模の縮小・再編(地方移管等も検討)  ・単科大(医科大など)  ・単科大(医科大など)→→他大学との統合等(同上)他大学との統合等(同上)  ・県域を越えた大学・学部間の再編・統合 など  ・県域を越えた大学・学部間の再編・統合 など   ○○国立大学の数の大幅な削減を目指す国立大学の数の大幅な削減を目指す→→スクラップ・アンド・ビルドで活性化スクラップ・アンド・ビルドで活性化2.国立大学に民間的発想の経営手法を導入する。2.国立大学に民間的発想の経営手法を導入する。   ○○大学役員や経営組織に外部の専門家を登用大学役員や経営組織に外部の専門家を登用   ○○経営責任の明確化により経営責任の明確化により機動的・戦略的に大学を運営機動的・戦略的に大学を運営   ○○能力主義・業績主義に立った新しい人事システムを導入能力主義・業績主義に立った新しい人事システムを導入   ○○国立大学の機能の一部を分離・独立(独立採算制を導入)国立大学の機能の一部を分離・独立(独立採算制を導入)  ・附属学校、ビジネススクール等から対象を検討  ・附属学校、ビジネススクール等から対象を検討        →→新しい「国立大学法人」に早期移行新しい「国立大学法人」に早期移行3.大学に第三者評価による競争原理を導入する。3.大学に第三者評価による競争原理を導入する。   ○○専門家・民間人が参画する第三者評価システムを導入専門家・民間人が参画する第三者評価システムを導入  ・「大学評価・学位授与機構」等を活用  ・「大学評価・学位授与機構」等を活用   ○○評価結果を学生・企業・助成団体など国民、社会に全面公開評価結果を学生・企業・助成団体など国民、社会に全面公開   ○○評価結果に応じて資金を重点配分評価結果に応じて資金を重点配分   ○○国公私を通じた競争的資金を拡充国公私を通じた競争的資金を拡充→→国公私「トップ30」を世界最高水準に育成国公私「トップ30」を世界最高水準に育成

※※文部科学省公表資料文部科学省公表資料

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2.2. 国立大学法人化への対応国立大学法人化への対応

◇◇平成平成 1313 年年 77 月、「国立大学の独立行政法人化に関する月、「国立大学の独立行政法人化に関する調査研究協力者会議」の設置とともに、国立大学の法人調査研究協力者会議」の設置とともに、国立大学の法人化の議論が活発化化の議論が活発化

◇◇山形大学でも、文科省高等教育局担当官を招いて、オー山形大学でも、文科省高等教育局担当官を招いて、オーダーメイド独法化論の理解を伸長させる       ダーメイド独法化論の理解を伸長させる                                     

◇◇大学の統合問題をめぐって、自民党県連、山形県等への大学の統合問題をめぐって、自民党県連、山形県等への説明説明                                              教育学部教育学部→→福島大学・宮城教育大学と統合       福島大学・宮城教育大学と統合       工学部工学部→→福島大学と統合               福島大学と統合               農学部農学部→→新潟大学との統合 などの噂新潟大学との統合 などの噂

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33.若手職員「法人化改革レポー.若手職員「法人化改革レポート」ト」

◇◇30代前半の若手職員4名が勤務時間外に自己啓発のため、30代前半の若手職員4名が勤務時間外に自己啓発のため、自主的に、自主的に、法人化に向けた「山形大学の将来構想」案の策法人化に向けた「山形大学の将来構想」案の策定定を目指し、10月に勉強会を組織。を目指し、10月に勉強会を組織。1ヶ月1ヶ月の議論を経ての議論を経ての成果物がこのレポート。の成果物がこのレポート。◇◇「学生に魅力ある大学」「学生に魅力ある大学」、、「地域に大切にされる大学」「地域に大切にされる大学」、、「北東アジア地域との連携を重視する国際大学」「北東アジア地域との連携を重視する国際大学」など、将など、将来を見据えた山形大学が目指すビジョンとともに、来を見据えた山形大学が目指すビジョンとともに、事務職事務職員の能力開発員の能力開発方策を提言。タウンミーティング、エンロー方策を提言。タウンミーティング、エンロールメント・マーケティングや大学の営業マン的人材の育成ルメント・マーケティングや大学の営業マン的人材の育成など、など、現在の山形大学改革の源流現在の山形大学改革の源流がここに。      がここに。      

                      ◇◇このほか、このほか、南東北3大学の統合試案南東北3大学の統合試案が盛り込まれ、遠山プが盛り込まれ、遠山プ

ランを強く意識。                  ランを強く意識。                            

山形大学リニューアル・プランー今、山形大学がとるべき行動ー山形大学リニューアル・プランー今、山形大学がとるべき行動ー                     平成13 年11月19 日                     平成13 年11月19 日

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4.4. 学長と4人衆の出会い学長と4人衆の出会い◇◇冒頭、冒頭、「山形大学が無くなるかもしれない。」そんなことを考えたことが「山形大学が無くなるかもしれない。」そんなことを考えたことがあっただろうか?あっただろうか?で始まるレポート。で始まるレポート。

一般係員レベルで取りまとめた「将来構想(案)」がそのまま採択一般係員レベルで取りまとめた「将来構想(案)」がそのまま採択されることは全く想定していないが、希望することはただ一つ、早急されることは全く想定していないが、希望することはただ一つ、早急にアクションを起こしていただきたいにアクションを起こしていただきたい……本学がこのたびの変革期を乗本学がこのたびの変革期を乗り越え、り越え、この地に根ざして、更なる発展を進めていくこの地に根ざして、更なる発展を進めていくために、全学的ために、全学的な検討の開始を切に切望したい。な検討の開始を切に切望したい。◇◇30代前半の若手職員4名のこうした熱いメッセージをこのままに30代前半の若手職員4名のこうした熱いメッセージをこのままにしてはおけない。してはおけない。

◇◇総務課長(私)は、学長にこのレポートを伝え、彼らのことを話し総務課長(私)は、学長にこのレポートを伝え、彼らのことを話し た。学長はこのレポートに痛く感激し、彼らとの懇談が実現。   た。学長はこのレポートに痛く感激し、彼らとの懇談が実現。  

                              ◇◇この懇談会が全てのはじまり。その後、学長はこの懇談会が全てのはじまり。その後、学長は 44 人衆人衆(総務課長が(総務課長が

命名したことになっている。)を様々な企画立案に登用することと命名したことになっている。)を様々な企画立案に登用することとなっていく。なっていく。                                        

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44.SD構想の検討.SD構想の検討(再掲)(再掲)15.2.1715.2.17   仙道学長から、若手職員に検討指令            仙道学長から、若手職員に検討指令            

*山形大学初の取組                       **山形大学初の取組                       *学長裁量経費による公募プロジェクトの構想づくり学長裁量経費による公募プロジェクトの構想づくり                              

15.2.2015.2.20 学長の私的懇談会発足  学長の私的懇談会発足 教員数名+若手事務職員若干名教員数名+若手事務職員若干名                          

◇◇教育学部(当時)小田教授の発案でSD構想まとまる教育学部(当時)小田教授の発案でSD構想まとまる15.3.1415.3.14 学長から、「学長裁量経費によるプランの募集案」提示                    学長から、「学長裁量経費によるプランの募集案」提示                   

*山形大学全体の発展のためのプロジェクト           *山形大学全体の発展のためのプロジェクト             *教員と職員の真の協力による、未来に羽ばたく山形大学の樹立  *教員と職員の真の協力による、未来に羽ばたく山形大学の樹立

15.3.2015.3.20  学長へ、SD構想提案 学長へ、SD構想提案→→SD始動SD始動

◇◇平成平成 1515 年度第年度第 11 回山形大学事務職員研修会「蔵王合宿セミナー」回山形大学事務職員研修会「蔵王合宿セミナー」 コンセプト=相互研鑽による新しい山形大学の創出 コンセプト=相互研鑽による新しい山形大学の創出 キャッチフレーズ=明るく、楽しく、そして誇り高く。 キャッチフレーズ=明るく、楽しく、そして誇り高く。         みんなで新生山形大学を創り上げよう!         みんなで新生山形大学を創り上げよう!

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ⅦⅦ  教職協働から教職・学生協働へ 教職協働から教職・学生協働へ

  ~SD研修のマインドは進化する~  ~SD研修のマインドは進化する~  

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

職員育成職員育成

幅広い視野と専門的な能力幅広い視野と専門的な能力を備え、使命感と情熱に溢を備え、使命感と情熱に溢れるプロパー職員集団を育れるプロパー職員集団を育成する成する

ー結城プランー結城プラン 20082008よりーよりー

似顔絵イラスト:似顔絵イラスト:地域教育文化学部地域教育文化学部 44 年生 小野としみ さん 作年生 小野としみ さん 作

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若手職員提案の輪講会若手職員提案の輪講会◇◇もう一度「大学とは何か」を根本から考察するもう一度「大学とは何か」を根本から考察することを目的に就職して1 ことを目的に就職して1  ~10数年の若手・中堅職員と理事、高等教育企画センター、評価分 ~10数年の若手・中堅職員と理事、高等教育企画センター、評価分 析室、EM室等所属の専任教員がメンバーの勉強会。 析室、EM室等所属の専任教員がメンバーの勉強会。

◇◇「原点に立ち返っての大学改革」館昭桜美林大学教授・著「原点に立ち返っての大学改革」館昭桜美林大学教授・著をテキストをテキスト として、山形大学改革の懸案事項を絡ませまがら、 として、山形大学改革の懸案事項を絡ませまがら、週1回週1回のペースでのペースで 議論を展開。 議論を展開。

◇◇若手職員主導若手職員主導で企画し、全員がモデレーター、講師、受講者の役割で企画し、全員がモデレーター、講師、受講者の役割 を交代し、講義・ディスカッションを展開する を交代し、講義・ディスカッションを展開する全員参加型の円卓会議全員参加型の円卓会議 方式 方式。。

◇◇輪講会の「Web会議」サイトを設け、Webでも意見交換を進め、将輪講会の「Web会議」サイトを設け、Webでも意見交換を進め、将 来的には 来的には大学のシンクタンク機能へ発展大学のシンクタンク機能へ発展させようと志向。させようと志向。

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「原点に立ち返っての大学改革」「原点に立ち返っての大学改革」

1.リベラル・アーツと教養1.リベラル・アーツと教養2.プロフェッショナル・スクールと2.プロフェッショナル・スクールと

専門職大学院専門職大学院3.ディシプリンと専門3.ディシプリンと専門4.インターディシプリナリーと学際4.インターディシプリナリーと学際5.リサーチと研究5.リサーチと研究6.パブリック・サービスと社会貢献6.パブリック・サービスと社会貢献7.ディグリーと学位7.ディグリーと学位

1.リベラル・アーツと教養1.リベラル・アーツと教養2.プロフェッショナル・スクールと2.プロフェッショナル・スクールと

専門職大学院専門職大学院3.ディシプリンと専門3.ディシプリンと専門4.インターディシプリナリーと学際4.インターディシプリナリーと学際5.リサーチと研究5.リサーチと研究6.パブリック・サービスと社会貢献6.パブリック・サービスと社会貢献7.ディグリーと学位7.ディグリーと学位

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 「株式会社ヤマザワ」山澤進代表取締役会長様からの奨学金のお申し出により、平成19年度学部入学者から「山形俊才育成プロジェクト」がスタート。山形県の振興に資する優れた人材育成を目的。 今後20年間(平成19年度から平成38年度まで)、毎年度6人の学部入学者を対象。返還義務の無い給付奨学金に加え、本学の入学料・授業料全額免除。合計卒業までに、約480万円(医学部医学科学生は約710万円)の高額な援助が実現。他に類を見ない国立大学初の制度。

山形大学山澤進奨学金「山形俊才育成プロジェクト」山形大学山澤進奨学金「山形俊才育成プロジェクト」

教職協働から、教員・職員・学生協働の取組をめざ教職協働から、教員・職員・学生協働の取組をめざしてして

山澤奨学生との協山澤奨学生との協働働新入生対象のメール・サポート・サービス 新入生が先輩に聞いてみたい質問を電子メールで問い合わせ、奨学生が回答山形大学の学生サービス等諸教育サービスについて、奨学生がモニターとして意見

入試広報や大学イベントに関する奨学生の協力

分散キャンパスであるため分散キャンパスであるため SNSSNS を用いた戦略会議を用いた戦略会議を実施を実施

アドバイザー教員としてアドバイザー教員として EMEM室教授、サポートスタッフとして学務部学生支援ユニ室教授、サポートスタッフとして学務部学生支援ユニットが担当ットが担当

アドバイザー教員としてアドバイザー教員として EMEM室教授、サポートスタッフとして学務部学生支援ユニ室教授、サポートスタッフとして学務部学生支援ユニットが担当ットが担当

EMEM室教授担当「実践的キャリア教育学」室教授担当「実践的キャリア教育学」  本学卒業生の起業家、 NPO代表をゲスト講師に招いたプロジェクト実施型授業。高校生に本学の魅力を訴求するHPの作成、オープンキャンパスでの保護者対象イベントの企画・運営、地域商店街活性化のためのフリーペーパーの作成等を実施。

担当教員として担当教員として EMEM室教授、サポートスタッフとして就職支援ユニットが担室教授、サポートスタッフとして就職支援ユニットが担当当

キャリアサポーター(就活支援のための学生ボランティア団体)との協働でキャリアサポーター(就活支援のための学生ボランティア団体)との協働で実現実現

担当教員として担当教員として EMEM室教授、サポートスタッフとして就職支援ユニットが担室教授、サポートスタッフとして就職支援ユニットが担当当

キャリアサポーター(就活支援のための学生ボランティア団体)との協働でキャリアサポーター(就活支援のための学生ボランティア団体)との協働で実現実現

EMEM室教授担当プロデュース 私塾「社会人に学ぶ単位なき授業」室教授担当プロデュース 私塾「社会人に学ぶ単位なき授業」  授業に協力してくれたゲスト講師陣が、それぞれのテーマで、学生自身が自分のキャリアを深く考えるきっかけとなる講演やワークショップを 7回シリーズで行う。他大学の学生や社会人の参加とし、講師と学生らとの交流の場も提供する。

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教職協働から、教員・職員・学生協働の取組をめざ教職協働から、教員・職員・学生協働の取組をめざしてして

  88 月月 22 日山形大学オープンキャンパス日山形大学オープンキャンパス 20082008 にて、学生の視点で作った保護者にて、学生の視点で作った保護者向けイベントを実施。保護者のニーズ調査も実施した上で、満足度の高いイベン向けイベントを実施。保護者のニーズ調査も実施した上で、満足度の高いイベントを実現。トを実現。

アドバイザー教員としてアドバイザー教員として EMEM室教授、サポートスタッフとして室教授、サポートスタッフとして EMEM室が担当室が担当

アドバイザー教員としてアドバイザー教員として EMEM室教授、サポートスタッフとして室教授、サポートスタッフとして EMEM室が担当室が担当

オープンキャンパスにおける学生プロジオープンキャンパスにおける学生プロジェクトェクト

学長の大学方針説明学長の大学方針説明教員による大学魅力の紹介教員による大学魅力の紹介学生による大学生活の実態紹介学生による大学生活の実態紹介大学生協利用法大学生協利用法山形県の観光案内山形県の観光案内個別相談 等々個別相談 等々  保護者の知りたい、保護者の知りたい、   “本音の情報”を提供   “本音の情報”を提供

  (おみやげあり)  (おみやげあり)  「がくちょうせんべい」配  「がくちょうせんべい」配付付  山形名物「玉こんにゃく」  山形名物「玉こんにゃく」試食試食

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教職協働から、教員・職員・学生協働の取組をめざ教職協働から、教員・職員・学生協働の取組をめざしてして

山形大学の魅力を学生視点で、伝えるウエブサイト。山形大学の魅力を学生視点で、伝えるウエブサイト。 PRPR に特化したものではなに特化したものではなく、山大生が山大生に対する情報発信、山大生同士の情報交換等、そのままの姿く、山大生が山大生に対する情報発信、山大生同士の情報交換等、そのままの姿を高校生に見てもらうコンセプトで設計、更新中。を高校生に見てもらうコンセプトで設計、更新中。

アドバイザーとして、広報担当理事、アドバイザーとして、広報担当理事、 EMEM室教授、室教授、

サポートスタッフとして、総務部広報ユニット、サポートスタッフとして、総務部広報ユニット、 EMEM室が担当室が担当

アドバイザーとして、広報担当理事、アドバイザーとして、広報担当理事、 EMEM室教授、室教授、

サポートスタッフとして、総務部広報ユニット、サポートスタッフとして、総務部広報ユニット、 EMEM室が担当室が担当

学生広報部によるウエブサイト「学生広報部によるウエブサイト「山形大学情報マガジン山形大学情報マガジン」製作」製作

・ ボランティア学生の主体的な運営。・ ボランティア学生の主体的な運営。・ 学生の取材を中心とした構成。・ 学生の取材を中心とした構成。・ アップデートに関して、大学側は ・ アップデートに関して、大学側は     チェックをしない。  チェックをしない。・ 内容については、大学側の指示はし・ 内容については、大学側の指示はしない。ない。・ アクセス解析により、より興味を引・ アクセス解析により、より興味を引くく  コンテンツを強化。  コンテンツを強化。・ 見せたいものと同時に、視聴者が・ 見せたいものと同時に、視聴者が  見たいコンテンツを追求。  見たいコンテンツを追求。

・ ボランティア学生の主体的な運営。・ ボランティア学生の主体的な運営。・ 学生の取材を中心とした構成。・ 学生の取材を中心とした構成。・ アップデートに関して、大学側は ・ アップデートに関して、大学側は     チェックをしない。  チェックをしない。・ 内容については、大学側の指示はし・ 内容については、大学側の指示はしない。ない。・ アクセス解析により、より興味を引・ アクセス解析により、より興味を引くく  コンテンツを強化。  コンテンツを強化。・ 見せたいものと同時に、視聴者が・ 見せたいものと同時に、視聴者が  見たいコンテンツを追求。  見たいコンテンツを追求。

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米国大学の先進事例米国大学の先進事例 調調 査査 ・・ 研研 究究「「EMEM運営」運営」「学生(卒業生)が協働する学生支援システム」「学生(卒業生)が協働する学生支援システム」

「プロフェッショナル・スキルの高い職員「プロフェッショナル・スキルの高い職員のマネジメント力・リーダーシップ」のマネジメント力・リーダーシップ」

専門分野の教育力

教 員専門分野の教育力専門分野の教育力

教教 員員

人文学部地域教育文化学部

理学部・医学部工学部・農学部センター他

人文学部人文学部地域教育文化学部地域教育文化学部

理学部・医学部理学部・医学部工学部・農学部工学部・農学部センター他センター他

プロフェッショナルな

職 員プロフェッショナルなプロフェッショナルな

職職 員員

アドミッション修学・生活支援

大学寮就職支援卒業生支援

アドミッションアドミッション修学・生活支援修学・生活支援

大学寮大学寮就職支援就職支援卒業生支援卒業生支援

教員、職員、学生が協 働 する

山 形 大 学独自のアカデミック・コミュニティの

構 築

教員、職員、学生が教員、職員、学生が協協 働働 すするる

山山 形形 大大 学学 独独自自 ののアカデミック・コミュニティのアカデミック・コミュニティの

構構 築築

PPDDCCAA

教教 育育((学生支援システム学生支援システム))

改改 善善マネジメントマネジメント

サイクルサイクル

企画・立案

全学視点での全学視点での

とりまとめとりまとめ

EMEM室室

構築・提案プログラム

担当部署

学学 長長役員会役員会

教育研究評議会教育研究評議会経営協議会経営協議会

担当部署

実実 行行

評評 価価計計 画画評価分析室等

改善提案改善提案

EMEM室室調査チーム調査チーム

調査・研究

リーダーシップを持った

学生 (卒業生)リーダーシップを持ったリーダーシップを持った

学生学生 ((卒業生卒業生))教員、職員、学生が

協働する国際通用性の高い学生支援システム

教員、職員、学生が教員、職員、学生が協協 働働 するする

国際通用性の高い国際通用性の高い学生支援システム学生支援システム

平成平成 2020 年度文部科学省大学教育の国際化加速プログラム採択年度文部科学省大学教育の国際化加速プログラム採択    「協働する教育改善マネジメント・サイクル「協働する教育改善マネジメント・サイクル    -教員、職員、学生が協働する国際通用性の高い学生支援システムの実現-」    -教員、職員、学生が協働する国際通用性の高い学生支援システムの実現-」 学長、 EM担当理事はじめ EM室

教授、 EM室スタッフ、学生支援スタッフ、企画部スタッフによる米国大学先進事例調査研究。 教員、職員、学生が協働して創出する学生支援システムの構築を目的。  UCバークレー、ポートランド州立大学、ウエルズリー大学、ボストンカレッジ、ボストンユニバーシティ、ニューヨーク大学等を訪問し、 3者 +卒業生協働の学生支援システムを調査研究する取組。 国内でもシンポジウムを 2回開催予定。

派遣先一覧派遣先一覧派遣先一覧派遣先一覧

EMEM室教授が主担当で企画・申請、サポートスタッフ室教授が主担当で企画・申請、サポートスタッフとして国際交流ユニット、として国際交流ユニット、 EMEM室が担当室が担当

EMEM室教授が主担当で企画・申請、サポートスタッフ室教授が主担当で企画・申請、サポートスタッフとして国際交流ユニット、として国際交流ユニット、 EMEM室が担当室が担当

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ご静聴お疲れ様でした。ご静聴お疲れ様でした。山形大学研究プロジェクト戦略室 山崎 淳一郎山形大学研究プロジェクト戦略室 山崎 淳一郎   TEL.023-628-4838TEL.023-628-4838 FAX.023-628-4849FAX.023-628-4849   E-mail:[email protected]:[email protected]  「研究プロジェクト戦略室」HPアクセス方法「研究プロジェクト戦略室」HPアクセス方法山形大学山形大学 HP→HP→「研究案内」「研究案内」→→「研究助成金情報」「研究助成金情報」→→「研究プロジェクト戦略室」「研究プロジェクト戦略室」この中に研修会資料などが検索できます。この中に研修会資料などが検索できます。(トップページからアクセスできます。)(トップページからアクセスできます。)http://www.yamagata-u.ac.jp/kenkyu/kenindex.htmlhttp://www.yamagata-u.ac.jp/kenkyu/kenindex.html

ご静聴お疲れ様でした。ご静聴お疲れ様でした。山形大学研究プロジェクト戦略室 山崎 淳一郎山形大学研究プロジェクト戦略室 山崎 淳一郎   TEL.023-628-4838TEL.023-628-4838 FAX.023-628-4849FAX.023-628-4849   E-mail:[email protected]:[email protected]  「研究プロジェクト戦略室」HPアクセス方法「研究プロジェクト戦略室」HPアクセス方法山形大学山形大学 HP→HP→「研究案内」「研究案内」→→「研究助成金情報」「研究助成金情報」→→「研究プロジェクト戦略室」「研究プロジェクト戦略室」この中に研修会資料などが検索できます。この中に研修会資料などが検索できます。(トップページからアクセスできます。)(トップページからアクセスできます。)http://www.yamagata-u.ac.jp/kenkyu/kenindex.htmlhttp://www.yamagata-u.ac.jp/kenkyu/kenindex.html

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