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Webが変わる??!!Webが変わる??!!
2011年2月22日
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50Mbps~1Gbps (※1)程度の超高速大容量通信を実現する、第4世代移動通信システム(4G) (※2)の実用化が間近に
なり、日本でもその前段階である3.9G (※3)の実運用が2009年より始っています。
モバイルWiMAXやLTEと言った企画がこれにあたり、具体的に言うと2009年7月からUQコミュニケーションズ
によってサービスが開始された「UQWiMAX」や、2010年12月よりNTTドコモがサービスを開始したLTE方式
通信サービス「 Xi(クロッシィ) 」などが有料サービス化しています。
3.9G-4Gへの流れは、インターネットのモバイル化を決定付けるもので、何処にいてもノートPC、スマート
フォン、タブレットあるいは携帯ゲーム端末等で現在の光通信以上の高速通信が可能になり、従来容量的に不
可能だったモバイル端末での動画配信やインタラクティブコンテンツが難なく利用できるようになります。
この事は、WEBを活用したマーケティングやECにも大きな影響を及ぼし、所謂「リッチコンテンツ」 (※4)等を
活用したアピールやユーザー導線が必須となる日は近いと言えます。
※1:現状の一般的な光通信サービスの場合30Mbps~100Mbps
※2:大容量なだけではなくIPv6に対応し、固定通信とシームレスに利用が可能となる
※3:日本独自の表現。国際的にはPre-4Gとか3G Evolutionと称され4Gへの移行を鑑みた3Gの発展系で
下り50Mbps以上、上り25Mbps以上の通信速度がある
※4:動画や音声、そして3Dなどを利用した大容量コンテンツ
モバイル高速通信の進歩
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モバイル高速通信の進歩
インターネットユーザーが利用するインターネット
端末に関しては、携帯電話、デスクトップPCが減
少傾向にあり、代わってノートPC、スマートフォ
ンが増加傾向(2010年から2011年にかけては600%
を超える増加率となっています)にあります。
また、特筆すべきはWii、ニンテンドーDSなどの
ゲーム機器のシェアが増加傾向にある事です。
出典:インターネット白書2010
WEBは完全にメディアとしての地位を確立し、他メディアには無いスピードでインフラ、デバイス、コンテンツ技術の
進化を続けています。
技術の進化と共に、ユーザーのニーズも考えられないほどのスピードで変遷を遂げ、多様化と高品質志向が見て
取れますが、多くのユーザーに共通しているのは「知る為のメディア」「調べる為のメディア」という意識であり、
検索というインターネット独自の入り口(ポータル)は益々重要度を高めてきています。
そして、その検索を支えるエンジンはほぼGoogleの独占状態となり、検索アルゴリズムは一本化されました。
また、ユーザーの生活内において他メディアとの関係もある程度棲み分けされ、○○派などと言われた一昔前と
違い、ケースによっての使い分けが無意識のうちになされるようになったものと考えられます。
例えば、テレビを見ていて「ふと興味を引いたり」「疑問を持ったり」、もしくは「思い出せなかったり」した
場合、手元の携帯電話やPCを使って検索してみるといった行動が“自然なもの”となってきています。
マーケティングを考える場合、こういった行動への対応は避けて通れません。
さらに、検索への需要の高まりと多様化に伴い検索エンジンのアルゴリズムも大幅に進化し続け(今現在も)、
ユーザーのニーズを人間的に解析する能力が進化し、「目が疲れて困っています 解決方法」「綺麗になりたい」
等、会話的な検索が増えた事でもわかるよう、ユーザーの目的を絞り込む能力も数段向上しています。
一部では「-」検索(検索結果からこのワードを含む結果を省く)や「””」(このワードを含む結果しか表示しない)
検索なども上手に使われだしており一般化するのもそう遠くないと思われます。
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変化し続ける検索サイト
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検索動機(Webとの接点)
出典:インターネット白書2010
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変化するWeb広告
Retargeting
行動ターゲティング
コンテンツ・マッチ
バナー広告以上に
認知広告としても有効
Web媒体の存在価値
再構築が始っている
これからのWebマーケティング
<作るのではなく活用する>Googleが「クラウドコンピューティング」という表現を用いだしてから、Webの環境は大きく変化し始めています。
従来からあった「saas」(※1)利用だけではなく、それを実行するプラットホームやデータベースまでインターネット
越しに利用しようという考え方です。
当然、上手く活用すればWebに対する投資は圧倒的に節約できるだけでなく、すでに多くのユーザーが存在するプラット
ホーム(※2)等によりマーケティングも劇的に変化して行くと思われます。
Webを活用したbuzz(口コミ)マーケティングが今まで以上に活発になり、BtoC中心であったマーケティングは、口コミを
活用したBtoCtoCへと急速に変化して行くものと思われます。
つまり、単体で存在する大規模サイト構築に専念するより、多数のユーザーが活用するプラットホームサイトとの連携を考
えながらの俯瞰的導線設計が重要と言えるでしょう。
<作るのではなく運用する>
従来からそうではありましたが、Webサイトの特徴として「随時更新が可能」という他の媒体にはない強みがあります。
特に上記のようなCGMプラットホームを活用し始めると、「更新」が何より重要なファクターとなります。
勿論、重要な作業ですし、スピードや情報に対しての知識と理解が必要な場合も多く、出来れば企業内で更新作業を実施
するのが理想ですが、残念ながら大企業の場合、担当者の考え方によりこの重要なファクターが上手く機能しない事があります。
その場合、多くの理由として「忙しさ」や「Web知識」などが問題になるのですが、例えば中小企業の場合そういった理由すら
贅沢な場合も多く、頑張る担当者や頑張る経営層が必死で運営を続けるサイトも少なくありません。
Webサイトでは、ほとんどの場合、ユーザーはサイト価値を企業規模や売上規模より情報の信頼性や活発な更新性(これも
信頼に繋がります)で判断します。
勝てるWebマーケティングの展開には、「攻撃的なサイト運用」は今後益々重要となってきます。
※1: 「Software as a Service」の略。インターネット越しのソフトウェアサービス。(ASPと同義語)
※2:YouTube、Twitter、facebookなどのほか、画像共有サービスflickrやGoogle map、Okwave、価格コムなど数多くのCGMプラットホームが存在します。
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キーワード
•YouTube
coordinate俯瞰的視野
決断力
実行力
同化力
今後WEBマーケティングのキーワードは・・・・・