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The Racing Rules of Sailing 2013-2016
Basic Separation Rules
Howard Elliott IJ AUS
基本となる航路権規則
山岡 閃 : 訳March 2009 1Basic Separation Rules - Howard Elliott
transl. Sen Yamaoka
Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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主題基本規則 ( 規則 1,2,3,4,5)接触の回避 ( 規則 14)基本となる航路権規則 ( 規則
10,11,12,13)航路権規則の制限 ( 規則 15,16,17)マークおよび障害物 ( 規則
18,19,20,21)その他の規則 ( 規則 28,44)
<RRS2013-2016 の改定箇所は黄色で示す >
March 2009
Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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基本規則規則 1.1 - 危険な状態にあるものを助けること 規則 1.2 - 適切な救命具規則 2 - 公正な帆走規則 3 - 規則を受け入れること規則 4 - レースをすることの決定規則 5 - アンチドーピング
March 2009
Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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衝突の回避規則 14– 常識的に可能な場合には、衝突を回避しなけ
ればならない– プロテスト委員会はしばしば両艇を失格とす
る– 航路権艇は損傷または障害がなければ、ペナ
ルティーを課せられることはない
衝突があったならば、両艇は衝突を回避する努力をしたことを、プロテスト委員会に立証する必要がある
March 2009
基本となる航路権規則
March 2009 5Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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基本となる航路権規則定義
– 避けている– ルーム
規則 10 – ポート スターボード規則 11 – 風上 風下規則 12 – クリア・アスターン クリア・アヘ
ッド規則 13 – タッキング
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Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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キイとなる定義避けている
– 航路権艇が、回避行動をとる必要なく自らのコースを帆走することができる
– 艇がオーバーラップしているときに、航路権が直ちに接触することなく、いずれの方向にもコースを変更できる
ルーム– 速やかに操船している– シーマンらしいやり方
March 2009
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規則 10
ブームが左側にある場合、航路権があるブームが右側にある場合、航路権はない
スターボード・タック
ポート・タック
March 2009
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規則 11
風上
風下
風上
風下
March 2009
同一のタック + オーバーラップした
=風上艇が避けていなければならない
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同一のタック + オーバーラップしていない = クリア・アヘッド / クリア・アスターン
オーバーラップしている ?
規則 12
クリア・アヘッド
クリア・アスターンMarch 2009
Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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オーバーラップしているか ?キイとなる定義が新ルールにおいて変更された艇体および正常な位置にある装備の最後部から引い
た線いずれの艇もクリア・アスターンでない場合、両艇
はオーバーラップしている間にいる艇同一タックの艇には常に適用する反対タックの艇には、次のいずれかの場合を除き、
適用しない- 規則 18 を適用する場合;または- 両艇が真の風向に対し 90 度を超えた方向に帆走し
ている場合March 2009
March 2009 Basic Separation Rules - Howard Elliott 12
A
B
CD
E
Blue と Yellow はオーバーラップしている ?
E
A
March 2009 Basic Separation Rules - Howard Elliott 13
Blue と Yellow はオーバーラップしている ?
A
B
D
C
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タッキング中は避けていなければならない
規則 13
タッキング ? タッキング
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すでにタックしたか ?WIND
Close Hauled
Luffing
Head to Wind
Tacking
Sails Set ?
Clo
se H
aule
d
タッキング中スターボード・タック
ポート・タック
March 2009
ポート・タック
セールの位置は関係しない、艇のコースがクロースホールドになればタッキングが完了
航路権規則の制限以下の規則は航路権艇を制限している規則 15 – 航路権の取得規則 16 – コース変更規則 17 – 同一タックでのプロパー・コース
規則 18 – マークルーム 規則 19 – 障害物の通過 規則 20 – 障害物においてタックするためのルー
ム
March 2009 16Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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17
規則 15 航路権の取得艇が航路権を取得
する場合、初めに相手艇に避けているためのルームを与えなければならない
March 2009
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規則 16 コース変更航路権艇は、相
手艇が避けているのを妨害するようなコース変更はできない
スターボードタックはポートタックを
“ハント”できない
スターボード
われわれはすれ違っているよ
君はハントしたよ
March 2009
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19
規則 16 コース変更
March 2009
規則16.1
規則 16.2
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規則 17 プロパー・コース
No proper course before the start
• クリア・アスターンから• オーバーラップし• 風下に、 2 艇身以内に• 同一タックで
March 2009
スタート前にはプロパー・コースはない
マークおよび障害物
規則 18, 19, 20, 21
March 2009 21Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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マークおよび障害物規則 18 – マークの回航および通過規則 19 – 障害物を通過するためのルーム規則 20 – 障害物においてタックするためのルー
ム
これらはスタートマークにおいては適用しない
A 節および B 節の規則に優先する適用はない - マークルーム 対 避けている
March 2009
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定義マークルーム
– プロパー・コースで、マークへ帆走するためのルーム
かつ– コースの帆走に必要なだけマークを回航する
ためのルーム避けている
航路権艇は、多くの場合、避けている艇にマークルームを与える義務がある
March 2009
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規則 18 マークルーム18.1 規則 18 を適用する場合
– 同一の側で通過すること– ゾーンに入っていなければならない
March 2009
– ゾーン とは ?マークに近い方の艇の3艇身
– ゾーンに入っている ?艇体の一部がゾーンに入っている
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規則 18 マークルーム18.1 規則 18 を適用する場合
– 同一の側で通過すること– ゾーンに入っていなければならない
適用しない– 風上に向かうビートで反対タック– 反対タック、しかし一方がタックしなければな
らない– マークに向っている艇と離れている艇– 連続した障害物
March 2009
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規則 18.2 マークルームを与えること
外側
内側
March 2009
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ルームとは ?
March 2009
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ルームとは ?
マークルーム– プロパー・コースで、マークへ帆走するため
のルーム かつ
– コースの帆走に必要なだけマークを回航するためのルーム
March 2009
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ルームとは ?
March 2009
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規則 18.2(a) オーバーラップしている
外側
内側
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規則 18.2(a) オーバーラップしている
March 2009
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継続する義務ゾーンでオーバーラップしていた場合
– 外側艇は、マークルームを与え続ける
ゾーンでクリア・アヘッド であった場合– クリア・アスターン艇は、マークルームを与え
続ける
オーバーラップが解けた場合– (外側艇は)マークルームを与え続ける
ゾーン内で新しく(内側に)オーバーラップした場合– クリア・アスターンであった艇はマークルーム
を与え続けるMarch 2009
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規則 18.2(b) の制限
March 2009
適用の停止: 規則 18.2(c)– マークルームを与えられた艇が風位を越えた
か、 ゾーンを離れた場合、規則 18.2(b) は終了
疑いがあった場合– なかったと推定 規則 18.2(d)
ルームを与えることができない場合 規則18.2(e)
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規則 18.2(b) の停止
March 2009
GRAY
マークルームを与えられた艇が風位を越えたか、ゾーンから離れた場合、規則 18.2(b) の適用は停止
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規則 18.3 マークに近づく場合のタッキング
グレイを回避するためにクロースホールドより風上にラフ
クロースホールドで、マークをフェッチング中
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規則 18.4 ジャイビングマークを通り過ぎ
て帆走することはできない
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規則 21 免罪 資格のある艇が、ルームまたはマークルーム
を帆走している場合、相手艇とインシデントにおいて、次の場合は免罪される。
(a)A 節の規則または規則 15 に違反した場合。
(b) 規則 31 に違反せざるを得なかった場合。
March 2009
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規則 19 障害物の通過この規則を適用する場合
– 障害物において– 艇が同一の側で通過することを求められてい
るマークは除く– 連続した障害物においては常に適用される
March 2009
March 2009 Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
障害物とは?
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コースの大幅な変更それから 1 艇身に帆走しているとき
一方の側しか安全に通過することのできない
帆走指示書により指定された区域
障害物ではないのは ?避けていたり回避しなくてもよい、またはマークルームを与えなくてもよいレース中の艇レース中の艇を含む航行中の船舶は、連続した障害物ではない
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規則 19.2 障害物においてルームを与えること
航路権艇はどちら側も通過することができる外側艇は内側艇にルームを与える
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規則 19.2 障害物においてルームを与えること
March 2009
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規則 20 障害物においてタックするためのルーム
(2) できるだけ早くタックする
(3) できるだけ早くタックする
(1) ルーム・ツー・タック/ウオーター
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規則 20 障害物においてタックするためのルーム
(3) できるだけ早くタックする
(1) ルーム・ツー・タック/ウオーター
(2) ユータック
March 2009
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規則 20.1 声をかけてはならない
場合コースの大幅な変更をせずに、安全に障害物
を回避することができる場合
クロースホールドより風下を帆走している場合
障害物がマークであり、かつそれをフェッチングしている艇が、声をかけに応じたり、コース変更を求められることになる場合
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その他の規則
規則 28 コースの帆走規則 44 ペナルティー
March 2009 45Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka
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規則 28 コースの帆走スタートすべてのマークを帆走指示書で定められたコー
スを帆走糸の規則
March 2009
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青色艇はスタートしたか ?
Yes -
しかしながら規則 28 に従っていない
潮流
March 2009
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青色艇はフィニッシュしたか ?
Yes -定義:フィニッ
シュ コースサイドから
March 2009
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規則 44 ペナルティー1 件のインシデントで1つかそれ以上の第 2 章
の規則に違反
規則に違反したとき– 2回転 – 1回のタックと1回のジャイブを2度
マークに接触した場合– 1回転 – 1回のタックと1回のジャイブ
十分離れ、早く回転
March 2009
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March 2009
質問と討議
資料は下記から入手できる
http://www.elliotts.com.au/knowledge-base/doc_download/10-basic-separation-rules.html
March 2009 51Basic Separation Rules - Howard Elliott transl. Sen Yamaoka