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UNIX または Linuxドキュメントバージョン 1.0
このガイドについて
このガイドでは、1台の UNIX コンピュータで次の操作を行う方法について説明します。
� Sophos Anti-Virus をインストールする
� 最新のウイルス定義ファイルを追加する
� コンピュータをウイルス検索する
� ウイルスを除去する
� Sophos Anti-Virus をアップデートする
� Sophos Anti-Virus をアンインストールする
また、次の操作方法についても説明します。
� Sophos Anti-Virus を複数の UNIX コンピュータにインストールする
� UNIX 以外のクライアントマシン用のセントラルレポート機能を設定する
� デフォルト以外のインストール用のオプションを指定する
その他の環境設定オプションの全容は、「Sophos Anti-Virus UNIX ユーザーマニュアル」をご覧ください。
EM Library を使用して Sophos Anti-Virus を自動的にインストール/アップデートするには、Sophos Anti-Virus Network Install CD(ネットワークインストール CD)にある「Sophos Anti-Virus スタートアップガイド」をご覧ください。
ソフォスドキュメントは、www.sophos.co.jp/support/docs/ または Sophos CD より入手可能です。
Sophos Anti-Virus UNIX または Linux スタートアップガイド
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目次
1 Sophos Anti-Virus をインストールする 3
2 最新のウイルス定義ファイル(IDE ファイル)を追加する 7
3 コンピュータをウイルス検索する 9
4 ウイルスを除去する 10
5 Sophos Anti-Virus を最新に保つ 11
6 Sophos Anti-Virus をアンインストールする 14
補足
補足1 複数の UNIX コンピュータにインストールする 16
補足2 セントラルレポート機能をインストールする 17
補足3 デフォルト以外のインストール用のオプションを指定する 18
Sophos Anti-Virus UNIX または Linux スタートアップガイド
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1 Sophos Anti-Virus をインストールする
各コンピュータにてインストールを個別に行うのでなく、複数のネットワーク上の UNIX コンピュータに、セントラルディレクトリから Sophos Anti-Virus をインストール/アップデートする場合は、補足1をご覧ください。
InterCheck サーバーは UNIX サーバーで稼動するデーモンで、Windows、Macintosh および OS/2 クライアントマシンから送信されるウイルス警告を処理します。Sophos Anti-Virus の実行・アップデートにあたり、この機能は任意です。使用するには、デーモン用のユーザーおよびグループを設定し、共有ディレクトリでパーミッションを設定することが必要です。補足2をご覧ください。
Sophos Anti-Virus インストールには、次の3つのステップがあります。
� インストールファイルの展開(1.1項)
� Sophos Anti-Virus のインストール(1.2項)
� システム設定の確認(1.3項)
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1.1 インストールファイルの展開
Sophos Anti-Virus Supplementary CD(補足 CD)から次のようにしてインストールファイルを展開してください。
1. ルートユーザーの権限を使用して、あるいはスーパーユーザーとしてコンピュータにログオンし、Sophos Anti-Virus Supplementary CD(補足 CD)を挿入します。
2. Sophos Anti-Virus Supplementary CD(補足 CD)をマウントして、unix サブディレクトリの内容を表示します。
3. ご使用の UNIX プラットフォーム用のアーカイブファイルを選択します。
Linux(Intel)をご使用の場合:
RedHat 7 以降など、最新の libc6 システム(glibc 2.2 以降)がある場合は、次のファイルを選択してください。
linux.intel.libc6.glibc.2.2.tar
RedHat 6、SUSE 6、Slackware 7 など、旧バージョンの libc6 システムがある場合は、次のファイルを選択してください。
linux.intel.libc6.tar
libc6 システムがない場合は、システムがない場合は、システムがない場合は、システムがない場合は、システムがない場合は、次のファイルを選択してください。
linux.intel.libc5.tar
システムの種類を調べるにはディレクトリ /lib に、libc.so.6 といったファイルやリンクがあれば、libc6 システムであることがわかります。
Linux(Alpha)をご使用の場合:
次のファイルが必要となります。
linux.alpha.tar
4. 適切なアーカイブファイルを /tmp ディレクトリにコピーします。
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5. 次のようにして、アーカイブファイルを /tmp に tar で展開します。
cd /tmp
tar xvf linux.intel.libc6.glibc.2.2.tar
または
cd /tmp
tar xvf linux.intel.libc6.tar
または
cd /tmp
tar xvf linux.intel.libc5.tar
または
cd /tmp
tar xvf linux.alpha.tar
インストールファイルは、/tmp ディレクトリに新しく作成されるディレクトリsav-install に展開されます。
次に Sophos Anti-Virus をインストールしてください。(1.2項)
1.2 Sophos Anti-Virus のインストール
Sophos Anti-Virus を InterCheck サーバーなしでなしでなしでなしでなしでインストールするには(推奨)、インストールスクリプトを次のように実行してください。
cd sav-install
./install.sh
Sophos Anti-Virus を InterCheck サーバーと共に共に共に共に共にインストールするには、オプション‘-i’を使用してインストールスクリプトを実行してください。(既に補足2.1
にある操作を実行していることが必要です。)
cd sav-install
./install.sh -i
インストールスクリプトを実行する際に指定できるオプションの全容は、補足3
をご覧ください。
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ここで、MANPATH 環境変数に関する警告メッセージが表示されることがありますが、インストールは正しく行われます。
インストールスクリプトは、次の操作を行います。
� バイナリファイルを /usr/local/bin にインストールする
� 共有ライブラリを /usr/local/lib にインストールする
� ウイルスデータを /usr/local/sav にインストールする
� マニュアルページを /usr/local/man にインストールする
次にシステム設定を確認してください。(1.3項)
1.3 システム設定の確認
ログインスクリプトやプロファイル内の環境変数に、Sophos Anti-Virus が使用する次のディレクトリが含まれていることを確認してください。
PATH に /usr/local/bin が含まれている
MANPATH に /usr/local/man が含まれている
いずれかの設定が含まれていない場合は、以下の例のように、それを各環境変数に追加してください。なお、既存の設定には変更を加えないようにしてください。
sh シェル、シェル、シェル、シェル、シェル、ksh シェル、またはシェル、またはシェル、またはシェル、またはシェル、または bash シェルを実行している場合シェルを実行している場合シェルを実行している場合シェルを実行している場合シェルを実行している場合は、以下を入力します。
PATH=$PATH:/usr/local/bin
export PATH
csh シェルやシェルやシェルやシェルやシェルや tcsh シェルを実行している場合シェルを実行している場合シェルを実行している場合シェルを実行している場合シェルを実行している場合は、以下を入力します。
setenv PATH <値>:/usr/local/bin
ここで <値> は既存の設定値です。
Sophos Anti-Virus を複数のユーザーが実行する場合は、/etc/login や/etc/profile を変更して、これらの変数の値をシステム全体に反映させてください。
ログインスクリプトがない場合は、コンピュータを再起動するたびに各値を再指ログインスクリプトがない場合は、コンピュータを再起動するたびに各値を再指ログインスクリプトがない場合は、コンピュータを再起動するたびに各値を再指ログインスクリプトがない場合は、コンピュータを再起動するたびに各値を再指ログインスクリプトがない場合は、コンピュータを再起動するたびに各値を再指
定する必要があります。定する必要があります。定する必要があります。定する必要があります。定する必要があります。
次に、このコンピュータに最新のウイルス定義ファイル(IDEファイル)を追加してください。(2項)
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2 最新のウイルス定義ファイル(IDE ファイル)を追加する
ウイルス定義ファイル(ウイルス定義ファイル(ウイルス定義ファイル(ウイルス定義ファイル(ウイルス定義ファイル(IDE ファイル)ファイル)ファイル)ファイル)ファイル)は、ウイルス検出のために Sophos Anti-Virus
が使用するファイルです。使用中のバージョンの Sophos Anti-Virus コンパイル後に発見されたウイルスからコンピュータを保護するため IDEファイルが必要となります。
1. ソフォス web サイトの IDE ダウンロードページ(www.sophos.co.jp/downloads/ide)を表示します。
2. ご使用の Sophos Anti-Virus バージョン用の圧縮 IDE ファイルをダウンロードします。
3. IDE ファイルを usr/local/sav ディレクトリに解凍します。
または web ページをスクロールダウンして、上記ディレクトリに IDE ファイルを1つずつダウンロードしてください。
ソフォスのサポートデータベース文章(www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/
article/970.html)に、IDE ファイルのダウンロードに関する説明があります。また、Internet Explorer 5.0 を使用している場合、ダウンロードの際になぜファイル拡張子が追加されることがあるかについてもお読みください(www.sophos.co.jp/
support/knowledgebase/article/961.html)。
IDE ファイルのダウンロードに関してご不明の点がある場合は、ソフォステクニカルサポートにお問い合わせください。
これで、このコンピュータに Sophos Anti-Virus がインストールされ、最新のウイルス保護が提供されるようになりました。
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Sophos Anti-Virus をセントラルレポート機能と共にインストールインストールインストールインストールインストールする場合は、次にInterCheck サーバーをアクティブにしてください(補足2.2)。Sophos Anti-Virus
をセントラルレポート機能と共にアップデートアップデートアップデートアップデートアップデートする場合は、これでアップデート操作は完了です。
詳細は、このガイドの次の項目をご覧ください。
� 3項 - コンピュータのウイルス検索方法
� 4項 - ウイルスの除去方法
� 5項 - Sophos Anti-Virus のアップデート方法
� 6項 - Sophos Anti-Virus のアンインストール方法
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3 コンピュータをウイルス検索する
ローカルマシンをウイルス検索する場合ローカルマシンをウイルス検索する場合ローカルマシンをウイルス検索する場合ローカルマシンをウイルス検索する場合ローカルマシンをウイルス検索する場合は、次のように入力してください。
sweep /
特定のディレクトリやファイルをウイルス検索する場合特定のディレクトリやファイルをウイルス検索する場合特定のディレクトリやファイルをウイルス検索する場合特定のディレクトリやファイルをウイルス検索する場合特定のディレクトリやファイルをウイルス検索する場合は、検索するアイテムへのパスを指定してください。例:
sweep /usr/mydirectory/myfile
検索終了後、次のようなメッセージが表示されます。
ウイルスが発見された場合ウイルスが発見された場合ウイルスが発見された場合ウイルスが発見された場合ウイルスが発見された場合は、>>> に続いて Virus や Virus Fragment と表示された行にウイルスが報告されます。
SWEEP virus detection utilityVersion 3.90.0 [Linux/Intel]Virus data version 3.90, February 2005Includes detection for 99603 viruses, trojans and wormsCopyright (c) 1989-2005 Sophos Plc, www.sophos.com
System time 09:35:55, System date 16 February 2005
Quick Sweeping
>>> Virus 'EICAR-AV-Test' found in file /home/source/eicar.src
33 files swept in 2 seconds.1 virus was discovered.1 file out of 33 was infected.Please send infected samples to Sophos for analysis.For advice consult www.sophos.com, email support@sophos.comor telephone +44 1235 559933End of Sweep.
Sophos Anti-Virus の使用に関するヘルプヘルプヘルプヘルプヘルプを表示する場合は、次のように入力してください。
sweep -h
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4 ウイルスを除去する
Sophos Anti-Virus を使ってウイルスを除去する方法は、感染アイテムが、文書ファイルやスプレッドシートなどのデータファイルか、プログラムかによって異なります。
4.1 データファイル内のウイルスの駆除
特定のデータファイルからウイルスを駆除するには、次のように入力します。
sweep <オブジェクト> -di
ここで <オブジェクト> は、その感染データファイルへのパスです。
一方、コンピュータにある全データファイル内のウイルスを検出し、駆除するには、次のように入力します。
sweep / -di
いずれの場合も、ウイルス駆除前に確認メッセージが表示されます。
駆除後は、データファイルの内容を注意深く確認してください。駆除後は、データファイルの内容を注意深く確認してください。駆除後は、データファイルの内容を注意深く確認してください。駆除後は、データファイルの内容を注意深く確認してください。駆除後は、データファイルの内容を注意深く確認してください。Sophos Anti-Virus
はウイルスを駆除できますが、副作用を元に戻すことはできません。詳細情報はウイルスを駆除できますが、副作用を元に戻すことはできません。詳細情報はウイルスを駆除できますが、副作用を元に戻すことはできません。詳細情報はウイルスを駆除できますが、副作用を元に戻すことはできません。詳細情報はウイルスを駆除できますが、副作用を元に戻すことはできません。詳細情報
は、ソフォスは、ソフォスは、ソフォスは、ソフォスは、ソフォス web サイトにあるウイルス解析情報をご覧ください。サイトにあるウイルス解析情報をご覧ください。サイトにあるウイルス解析情報をご覧ください。サイトにあるウイルス解析情報をご覧ください。サイトにあるウイルス解析情報をご覧ください。
4.2 プログラム内のウイルスの削除
プログラム内のウイルスを削除する場合は、そのプログラムを削除し、バックアップやオリジナルディスクより元のプログラムと置き換えてください。
特定の感染プログラムを削除するには、次のように入力します。
sweep <オブジェクト> -remove
ここで <オブジェクト> は、感染プログラム名です。
また、システム上の感染プログラム全てを検出し、削除するには、次のように入力します。
sweep / -remove
いずれの場合も、プログラムを削除する前に確認メッセージが表示されます。
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5 Sophos Anti-Virus を最新に保つ
最新ウイルス全てを検出できるよう、Sophos Anti-Virus を次のように定期的にアップデートする必要があります。
� 毎月、最新版の Sophos Anti-Virus リリース直後(5.1項)
� 新種ウイルスが広範囲に拡散し、感染被害の恐れがある時(5.2項)
5.1 Sophos Anti-Virus の月次アップデート
毎月、新しいバージョンの Sophos Anti-Virus がリリースされます。リリース予定日は、ソフォス web サイトの Sophos Anti-Virus リリース予定日ページ(www.sophos.co.jp/downloads/release_dates/)をご覧ください。
新しいバージョンを入手後、直ちに次の操作を行ってください。
� インストールファイルのダウンロード、展開(5.1.1項)
� Sophos Anti-Virus のアップデート(5.1.2項)
� 最新の圧縮 IDE ファイルのダウンロード(2項)
5.1.1 インストールファイルのダウンロード、展開
次のようにして、ソフォス web サイトよりインストールファイルをダウンロードし、展開します。
1. /usr/local/sav にある全ての *.ide ファイルを削除します。
2. ルート権限を使用して、またはスーパーユーザーとしてコンピュータにログオンします。
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3. ソフォス web サイトの製品ダウンロードページ(www.sophos.co.jp/support/updates)を表示します。ご使用の UNIX プラットフォーム用のアーカイブファイルを /tmpディレクトリに保存します。
Linux(Intel)をご使用の場合:
RedHat 7 以降など、最新の libc6 システム(glibc 2.2 以降)がある場合は、次のファイルを選択してください。
Linux(Intel, libc6, glibc2.2)
RedHat 6、SUSE 6、Slackware 7 など、旧バージョンの旧バージョンの旧バージョンの旧バージョンの旧バージョンの libc6 システムがある場システムがある場システムがある場システムがある場システムがある場合合合合合は、次のファイルを選択してください。
Linux(Intel, libc6)
libc6 システムがない場合は、システムがない場合は、システムがない場合は、システムがない場合は、システムがない場合は、次のファイルを選択してください。
Linux(Intel, libc5)
システムの種類を調べるにはディレクトリ /lib に、libc.so.6 といったファイルやリンクがあれば、libc6 システムであることがわかります。
Linux(Alpha)をご使用の場合:
次のファイルが必要となります。
Linux(Alpha)
4. 次のようにして、アーカイブファイルを /tmp に解凍し、tar で展開します。
cd /tmp
uncompress linux.intel.libc6.glibc.2.2.tar.Z
tar xvf linux.intel.libc6.glibc.2.2.tar
または
cd /tmp
uncompress linux.intel.libc6.tar.Z
tar xvf linux.intel.libc6.tar
または
cd /tmp
uncompress linux.intel.libc5.tar.Z
tar xvf linux.intel.libc5.tar
または
cd /tmp
uncompress linux.alpha.tar.Z
tar xvf linux.alpha.tar
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インストールファイルは、/tmp ディレクトリに新しく作成されるディレクトリsav-install に展開されます。
次に Sophos Anti-Virus をアップデートしてください。(5.1.2項)
5.1.2 Sophos Anti-Virus のアップデート
Sophos Anti-Virus を InterCheck サーバーなしでなしでなしでなしでなしでアップデートするには(推奨)、インストールスクリプトを次のように実行してください。
cd sav-install
./install.sh
Sophos Anti-Virus を InterCheck サーバーと共に共に共に共に共にアップデートするには、オプション‘-i’を使用してインストールスクリプトを実行してください。
cd sav-install
./install.sh -i
インストールスクリプトを実行する際に指定できるオプションの全容は、補足3
をご覧ください。
ここで、MANPATH 環境変数に関する警告メッセージが表示されることがありますが、アップデートは正しく行われます。
インストールスクリプトは、次の操作を行います。
� バイナリファイルを /usr/local/bin にインストールする
� 共有ライブラリを /usr/local/lib にインストールする
� ウイルスデータを /usr/local/sav にインストールする
� マニュアルページを /usr/local/man にインストールする
次に、最新の圧縮 IDE ファイルをダウンロードしてください(2項)。これによって、最新の Sophos Anti-Virus リリース後に発見されたウイルスからコンピュータを保護することができます。
5.2 新種ウイルス発見時のアップデート
このアップデート操作は、毎月行う Sophos Anti-Virus のアップデート時以外に行います。
ご使用のコンピュータに感染の恐れがある、大規模感染が発生した際には、ソフォス web サイトの IDE ダウンロードページ(www.sophos.co.jp/downloads/ide)より、そのウイルス検出用の IDE ファイルを usr/local/sav にダウンロードしてください。
新種ウイルス定義ファイルや他の警告に関する通知を受信するメールサービスは、www.sophos.co.jp/virusinfo/notifications にて登録できます。
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6 Sophos Anti-Virus をアンインストールする
1. プログラム sweep を /usr/local/bin より削除します。
2. 全ての Sophos Anti-Virus ライブラリ(libsavi.*)を /usr/local/lib より削除します。
3. Sophos Anti-Virus データディレクトリ /usr/local/sav とその内容を削除します。
4. 環境設定ファイル /etc/sav.conf を削除します。
5. マニュアルページ /usr/local/man/man1/sweep.1 を削除します。
これで Sophos Anti-Virus は、コンピュータよりアンインストールされました。
補足
複数の UNIX コンピュータにインストールする
セントラルレポート機能をインストールする
デフォルト以外のインストール用のオプションを指定する
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補足1 複数の UNIX コンピュータにインストールする
ネットワークに UNIX コンピュータが複数ある場合は、各コンピュータにてインストールを個別に行うのでなく、セントラルディレクトリから Sophos Anti-Virus
をインストール/アップデートすることも可能です。
この操作を行うには、コンピュータ間に信頼関係があることが必要です。
1. 1台の UNIX コンピュータにて、他のコンピュータ全てがアクセスできる共有エリアを設定します。
2. この共有エリアに、Sophos Anti-Virus for UNIX 配布アーカイブファイルを tar で展開します。
Linux および FreeBSD など、複数の UNIX プラットフォームを稼動しているコンピュータがネットワーク上にある場合は、各配布アーカイブファイルをそれぞれ別のディレクトリに tar で展開してください。
3. 共有エリアから ssh を使用して、接続している全ての UNIX コンピュータでinstall.sh スクリプトを実行してください。例えば、次のように入力します。
ssh -l [ユーザー名] [ホスト名] / .install.sh
ここで、[ユーザー名] はユーザー ID で、[ホスト名] は Sophos Anti-Virus をインストールするコンピュータです。
いずれの場合も、各コンピュータのプラットフォーム用の正しい配布ファイルから install.sh を実行していることを確認してください。
旧バージョンの UNIX コンピュータでは、ssh が使用できないことがあります。この場合、rsh を使用できますが、セキュリティレベルは低下します。
ステップ3は、いずれかの UNIX コンピュータからスクリプトを使って実行することができます。
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補足2 セントラルレポート機能をインストールする
InterCheck サーバーは UNIX サーバーで稼動するデーモンで、Windows、Macintosh および OS/2 クライアントマシンから送信されるウイルス警告を処理します。使用するには、デーモン用のユーザーおよびグループを設定し、共有ディレクトリでパーミッションを設定することが必要です。
InterCheck サーバーと共に Sophos Anti-Virus をインストールには、次の6つのステップがあります。
� インストールの準備(補足2.1)
� インストールファイルの展開(1.1項)
� Sophos Anti-Virus のインストール(1.2項)
� システム設定の確認(1.3項)
� 最新のウイルス定義ファイルの追加(2項)
� セントラルレポート機能をアクティブにする(補足2.2)
補足2.1 インストールの準備
Sophos Anti-Virus for UNIX をインストールする前に、次の操作を行ってください。
� ‘sweep’というユーザーグループを作成する
� ‘sweep’というユーザーを作成する。このユーザーのプライマリグループは‘sweep’ で、ターミナルからはログインできないようにしてください。シェルは /bin/false に指定することもできます。操作方法の詳細は、UNIX ドキュメントをご覧ください。
次にインストールファイルを展開してください。(1.1項)
補足2.2 セントラルレポート機能をアクティブにする
InterCheck サーバーを使用するには、次の操作を行ってください。
1. /var/spool/intercheck ディレクトリをエクスポートして、 UNIX 以外のクライアントマシンで表示されるようにします。
2. 次のように入力して、InterCheck サーバーを開始します。
icheckd
セントラルレポート機能の制御・設定に関する詳細は、「Sophos Anti-Virus UNIX
ユーザーマニュアル」をご覧ください。
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補足3 デフォルト以外のインストール用のオプションを指定する
インストールする Sophos Anti-Virus ファイルやそのインストール先ディレクトリを指定することができます。
デフォルト以外のインストールを行う場合は、次のオプションを指定してインストールスクリプト install.sh を実行してください。
-d [パスパスパスパスパス]
プログラム、ライブラリ、ウイルスデータおよびマニュアルページを、それぞれ[パス]/bin、[パス]/lib、[パス]/sav および [パス]/man にインストールします。
これらのファイル全てを同じディレクトリにインストールする必要はありません。オプション‘-b’、‘-l’、‘-m’および‘-s’をご覧ください。
-b [ディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリ]
[ディレクトリ] にウイルス検索プログラムをインストールします。
他のファイルは、オプション‘-l’、‘-m’または‘-s’で指定しない限り、デフォルトディレクトリにインストールされます。
-l [ディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリ]
[ディレクトリ] に Sophos Anti-Virus ライブラリをインストールします。
他のファイルは、オプション‘-b’、‘-m’または‘-s’で指定しない限り、デフォルトディレクトリにインストールされます。
-m [ディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリ]
[ディレクトリ] に man ページをインストールします。
他のファイルは、オプション‘-b’、‘-l’または‘-s’で指定しない限り、デフォルトディレクトリにインストールされます。
-s [ディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリ]
[ディレクトリ] にウイルスデータをインストールします。
他のファイルは、オプション‘-b’、‘-l’または‘-m’で指定しない限り、デフォルトディレクトリにインストールされます。
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-i [ディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリディレクトリ]
[ディレクトリ] に InterCheck サーバー用のファイルをインストールします。ディレクトリが指定されない場合、/etc/icheckd.conf にある値、またはデフォルト /var/spool/intercheck が使用されます。icheckd バイナリぺージおよびマニュアルページもインストールされます。
-ni
InterCheck サーバーをインストールしません。
-ssi
インストール後、InterCheck サーバーを停止し、開始します。(デフォルト設定を使用。オプション‘-i’と同じ操作が行われます。)
-nssi
インストール後、InterCheck サーバーを停止し、開始しません。
-h
ヘルプを印刷します。
-v
詳細な情報。インストールされるたびに各ファイルのインストール先を表示します。
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テクニカルサポート
テクニカルサポートに関する情報は、次の URL をご覧ください。
www.sophos.co.jp/support
テクニカルサポートにご連絡される場合は、ソフォス製品のバージョン番号、OS
環境、適用パッチレベル、エラーメッセージの正確な内容など、なるべく多くの情報をご提供いただきますようお願い申し上げます。
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