Post on 05-Aug-2015
whoami齊藤 秀喜(さいとう ひでき) / TwitterID: @saito_hideki
日本OpenStackユーザ会 株式会社インターネットイニシアティブ
著書 OpenStackクラウドインテグレーション ISBN: 9784798141251
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OpenStack Summit Vancouver開催地: バンクーバー@カナダ 開催期間:2015/05/17-22 参加人数: 過去最多となる約6,000名/106の企業・団体 • 2014秋(パリ)の参加者: 約4,700名 • 2014春(アトランタ)の参加者: 約4,500名 • 2013秋(香港)の参加者: 約3,000名
本セッションでは、Vancouver Summitのセッションの中で、独断と偏見で選んだ分野の、おすすめ4セッションを紹介します。
期待したこと• 本気で構築・運用されているOpenStack環境の話
• プロダクション環境でのシステム構成事例
• コントロールプレーンの高可用性を確保する手法
• コンポーネントや機能ごとのHA構成ノウハウ
• 冗長化された複雑なシステムの構築・運用技術
HA関連セッションHA関連のセッションは、どれも満員状態。関心の高さが感じられた。 1. ★Deep Dive Into a Highly Available OpenStack Architecture(これは必見!)
• Video: https://goo.gl/2EsZVt • Slide: http://goo.gl/BZwWh1
2. High Availability and Resiliency Testing Strategies for OpenStack Clouds • Video: https://goo.gl/qOqtHP • Github: https://goo.gl/61gboU
3. Pacemaker: OpenStack’s PID 1 • Video: https://goo.gl/pH7Wmy • Slide: http://goo.gl/o4FGQK
4. MariaDB Galera cluster : Best practices • Video: https://goo.gl/ENf5lY
Controller#2
Controller#1
いくつかのセッションで 紹介されていた冗長化構成例
VIP
HAProxy HAProxy HAProxy
Pacemaker Pacemaker Pacemaker
Keystone Keystone Keystone
Nova Nova Nova
Neutron Neutron Neutron
Glance Glance Glance
Cinder Cinder Cinder
RabbitMQのクラスタ機能を利用する
MySQL/MariaDBはGalera Clusterで冗長化
Controller#0
各コンポーネントは機能毎に、Pacemakerを利用して A/A,A/Pで構成する。
Pacemakerは、systemdを 利用して各サービスを管理 する。
セッションで紹介されていた HA構成のための要素技術
• Pacemaker/HAProxyを利用したサービス冗長化技術
• Galera Clusterを利用したDBの冗長化技術
• Ansible/Chef/PuppetなどのCMT
• Jenkinsを利用したCIシステム
まとめOpenStackは、「POC」から「内部利用」を経て、「プロダクション環境」での本格利用が進んでいる。それに伴って、参加者の関心も、新機能や新コンポーネントだけでなく、今回紹介した可用性の確保や運用技術にまで広がってきた。 • OSSを利用して構築した実例が紹介されていて非常に参考になった
• HA構成は、コンポーネントや役割毎にノウハウがあり、一筋縄ではいかない
• 構築だけでなくテストやバージョンアップなどの仕組みにも工夫が必要
• すでにベストプラクティス的な構成が確立されているものと、そうでないものがある
Summitに参加すれば、このような トレンドやノウハウを効率的に集められる