横浜アートLODプロジェクト

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横浜LODプロジェクトの紹介スライド。公益財団法人横浜市芸術文化振興財団は2010年からLODに取り組んでいる。Yokohama Art Foundation with LOD

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Scholex co., ltd.有限会社 スコレックス

Yokohama Art Foundation with LOD @iwao 2012/05/09

第27回セマンティックウェブとオントロジー研究会 特別企画「LODチャレンジ・After&Next Day」

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小林 巌生

• (有)スコレックス 代表取締役

• 特定非営利活動法人リンクト・オープンデータ・イニシアティブ(申請中)

• 横浜LODプロジェクト

• デザイナー、コンセプター、情報アーキテクト、地域情報コンサルタント

• LOD、ウェブサイト製作、福祉系アプリ開発

• twitter:@iwao

Scholex co., ltd.有限会社 スコレックス

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ヨコハマLOD・プロジェクト

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Yokohama LOD Project

• 地域情報をLOD化する

• 地域情報LODを使ったサービスやアプリを開発する

• こららを支援する

地域情報資源に着目してその利活用を推進します。

個人、市民活動グループ、企業、行政、地域のあらゆる主体が発信する情報を地域資源と捉え、それぞれの主

体と協力しながら、情報の公開、共有、活用を推進していきます。

また、情報を発信したい主体が、その効果を最大化するための場や仕組みの開発、提供を行います。

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ヨコハマ・アートLOD・プロジェクト

Scholex co., ltd.有限会社 スコレックス

Yokohama LOD Project

メンバー

小林巌生(有限会社スコレックス代表)

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

LOD.AC(国立情報学研究所 LOD研究グループ)

芸術文化情報のオープンデータを推進します

ヨコハマ・アート・LOD プロジェクトでは横浜市内の芸術・文化情報をLOD化し、広くその利活用を推進し

ていきます。

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目標

Scholex co., ltd.有限会社 スコレックス

Yokohama LOD Project

1. 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が持つデータリソースをLOD化し、組織内のデータを横断的に操作できるようにする。また、将来的にアーカイブの基盤として活用したい。

2. LOD化を行うプロセスを通じて、技術情報の調査、プノウハウを蓄積する。

3. 一般の市民がLODによるメリットを感じられるような活用方法について検討し、できれば実装まで行う。

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Yokohama LOD Project

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ワークフロー1

1. リソースの調査

2. リソース間のリンク構造の検討(LOD化の対象を決定)

3. 各リソースごとにRDFモデリング

4. データ作成方法について検討

5. 実装

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イベント情報

施設情報

アーティスト情報

動画コンテンツ

データリソース

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収蔵品情報

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が持つデータリソースの中からLOD化する対象を検討した。

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Yokohama LOD Project

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リソース詳細

収蔵品情報

呼称 収蔵品情報

情報量 約7万点

状況

大佛次郎記念館の収蔵品のDBを新たに構築する予定。原稿、書簡、日記・所有する美術品、図書、遺品・写真などがある。目録、台帳で管理されている。約7万件、うちエクセルデータは7千件。

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イベント情報

呼称 イベント情報

情報量 市内イベント情報(月400件)過去分まで含めると約1万9千件

状況アートナビというウェブサイトを公開している。CSVデータをMySQL

サーバーに定期的にインポート、Web公開するシステム

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リソース詳細

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施設情報

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リソース詳細

呼称 施設データ

情報量 横浜芸術文化振興財団の運営する施設(17件)

状況

財団ウェブサイト内施設紹介一覧ページから、各施設のウェブサイト

へリンクしている。

個別にウェブサイトを持たない施設もある。

基本情報も整備されていない。

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アーティスト情報

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リソース詳細

呼称 アーティスト情報

情報量 約100件

状況

ACYアートデータバンクに登録されているデータが約100件

他、横浜市民ギャラリーあざみ野でも随時アーティストデータを蓄積

していく予定

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動画コンテンツ

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リソース詳細

呼称 動画コンテンツ

情報量 数十件

状況アートナビ、横浜市民ギャラリーあざみ野がアーティストのインタ

ビュー動画を作成している。

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ワークフロー2

1. リソースの調査

2. リソース間のリンク構造の検討(LOD化の対象を決定)

3. 各リソースごとにRDFモデリング

4. データ作成方法について検討

5. 実装

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イベント情報

施設情報

アーティスト情報

動画コンテンツ

イベント情報を中心に各情報をリンクしていくモデルを検討した。

その中から、イベント情報、施設情報、アーティスト情報についてLOD化に着手した。

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リソース間のリンク構造

収蔵品情報

出演者、出展者は?

どんなイベントがあるか?

どこで?

どんな収蔵品があるか?

どこに収められているか。

どんなイベント関わったか?

作品情報

作家情報

関連する作家

関連動画

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ワークフロー3

1. リソースの調査

2. リソース間のリンク構造の検討(LOD化の対象を決定)

3. 各リソースごとにRDFモデリング

4. データ作成方法について検討

5. 実装

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RDFモデリング

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1. イベント情報、アーティスト情報は既存のRDBがあったので、各フィールドの意味や用途を把握するところからはじめ、RDFではどのように扱うかを検討した

2. 施設情報は最低限必要なプロパティを検討した

3. 既存のRDFの語彙を都度調査しなが各フィールドと対応させて行った

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ワークフロー4

1. リソースの調査

2. リソース間のリンク構造の検討(LOD化の対象を決定)

3. 各リソースごとにRDFモデリング

4. データ作成方法について検討

5. 実装

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データ作成方法について検討1

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1. イベント情報、アーティスト情報は既存のRDB(MySQL)があったので、そこからRDFのテンプレートにデータを流し込んだ

2. 施設情報はデータから書き起こした(表形式からGoogleRefine使用)

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MySQL

アートナビ(アートカレンダー)

データ作成方法について検討2

Filemaker

約400件/月

RDFのテンプレートにMySQLからデータを直接流し込んでRDFを出力した。

RDF出力

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ワークフロー5

1. リソースの調査

2. リソース間のリンク構造の検討(LOD化の対象を決定)

3. 各リソースごとにRDFモデリング

4. データ作成方法について検討

5. 実装

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RDF Storeについて1

1. RDF Store(ARC2)を用意した

2. イベント情報、施設情報、アーティスト情報を串刺しして検索できることが確認できた=>目的の一つ

3. SPARQL Endpointとして一般に開放中

出力した各データセットはRDF Storeに格納した。

LODチャレンジに向けて、SPARQL Endpointとして一般に公開した。

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RDF Storeについて2

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Yokohama LOD Project

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2011年度への積み残し課題

• データモデルの改善

• データのメンテナンス性についての検討

• RDF Storeの動的アップデートについての検討

• イベントジャンルのURI化を検討

• イベント情報に他リソースへのリンクを埋め込む方法を検討

• 外部リソースへのリンクについて検討

• データの活用方法について検討

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2011年度やったこと

• データモデルの改善Typeの追加、言語の記述方法の変更、データ型についての記述方法など

• データのメンテナンス性についての検討WordPressを導入し、本来必要とされる頻度での情報更新が可能になった

• RDF Storeの動的アップデートについての検討RDF Store側でクローラーを実装した

• イベントジャンルのURI化を検討URI化した

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WordPress

WordPressはオープンソースのCMSとして世界中で利用されている。

入力項目を柔軟に変更できるカスタムフィールド機能を利用して、入力項目をRDFの各プロパ

ティに対応させる。さらに、HTMLのテンプレートと別に、RDF用のテンプレートを定義して

おけば、コンテンツの編集時に自動的にRDFも追加変更できる。

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RDFクローリング

Wordpress

RDFStoreアートサーチ

1.RSS取り込み

4.必要なイベント情報RDF取り込み

2.各イベント情報のステータスを確認

3.更新、無効となっているRDFデータがRDF

Store内にある場合は削除

WordPressからは過去2ヶ月分のデータの更新情報(追加、変更、無効)一覧をRSS出力し

た。クローラーはRSSから各イベント情報のステータスを確認し処理を行う。

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現在進行形でやってること、、

• イベント情報に他リソースへのリンクを埋め込む方法を検討イベントの開催場所のシソーラスを作成し、RDF出力時にURIにマッピングする予定

• 外部リソースへのリンクについて検討上記シソーラスからdbpediaなどにリンクする予定

• データの活用方法について検討ウェブやスマホアプリでの活用の他、デジタルサイネージやエリアワンセグでの活用も検討中

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他、やりたいこと

• 地域の場所情報(POI)のIDがない。芸文振のイベント情報1万9千件をクリーニングしたら600件程度の場所情報が抽出できた。芸文振の管理施設以外、駅、飲食店、エリアなどを指示しているケースなど多様。すべては不要だと思うが、ある程度は必要。POIにIDを発行してそこにdbpediaやチェックインサービスのURLなどを束ねておくと利便性が高そう。

• そのうえで、観光情報等POIと公共交通等情報とつなぎたいだれか一緒にやりませんか?

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