LibreOffice Conference 2016 Brno 参加報告

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1LibreOffice Conference 2016 Brno 参加報告

LibreOffice Conference 2016 Brno 参加報告

榎真治 (LibreOffice 日本語チーム )2016-09-24第 13 回関西 LibreOffice 勉強会

2LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

自己紹介関西 LibreOffice 勉強会スタッフ (2008- 現在 )LibreOffice 日本語チームメンバー (2011- 現在 )The Document Foundation メンバー (2014/4- 現在 )フリーで LibreOffice のコンサル / サポート / トレーニングアイクラフト株式会社と組んで LibreOffice サポートビジネス( L2 サポートと Collabora の L3 サポートのリセール)

3LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

アジェンダカンファレンス参加報告 (30 分 )ちょっとだけ大変だったお話 (5 分 )今回の旅について (10 分 )質疑 (10 分 )

4LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

カンファレンス概要年 1 回、 LibreOffice コミュニティのメンバが集まる国際会議参加者 100 名以上 ( 去年の約 150 名よりは少なかった感じ )

日程コミュニティ・ミーティング: 9 月 6 日 ( 火 )

カンファレンス: 9 月 7 日(水) - 9 日(土)の 3 日間会場

チェコ・ブルノBrno University of Technology ( ブルノ工科大学 )

Faculty of Information Technology (IT 学科? )

5LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

プログラム( 85 セッション)1 日目( 18 セッション)

State of the Project :この 1 年の全体スポンサー・キーノート: 3 つ( 1 枠とカウント)

2 日目( 3 トラック、 36 セッション)13+11+12Engineering Steering Committee

ワークショップも3 日目( 3 トラック、 31 セッション)

14+12+5

私や田﨑さんの発表も http://libocon.org/2016/the-program/

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ブルノについて

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ブルノについて2チェコ共和国、第2の都市

チェコ南東部のモラヴィア地方の中心人口約37万人(都市圏としては約80万人)

スヴィタヴァ川とスヴラトゥカ川の合流点かつては城郭都市だったようだ

https://ja.wikipedia.org/wiki/ブルノhttps://ja.wikipedia.org/wiki/モラヴィア

8LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

ブルノの歴史12 世紀末よりモラヴィア辺境伯領(ボヘミア公国、ボヘミア王国の独立した地域)の中心地1526 年のモハーチの戦いでハンガリー=ボヘミア王ラヨシュ2 世(ルドヴィーク)が敗死した後、モラヴィアもハプスブルク家の支配下に1839 年にウィーンと鉄道輸送開始。 19 世紀繊維産業が発展第1次世界大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国が解体されてチェコスロバキアにドイツ人が多数派だったが、第2時世界大戦後に追放された

9LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

今年のカンファレンスの特徴イタリア勢が元気。マイグレーション系で大量に発表台湾から3名の参加Collabora, Redhat, CIB などフルタイマー勢も多くが参加去年見かけたメンバで逆に来てない人も ...

ローカルのオープンソース・コミュニティがホストRedhat の大きなオフィスがあるのが大きいBrno で LibreOffice に関わっている人はあまりいない模様

Redhat の開発者 David Tardonくらい?

10LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

コミュニティミーティング (9/6)

11LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告TDF 公式 Twitter から

12LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

コミュニティミーティング参加者は 26 名くらい全員自己紹介からスタートディスカッション翻訳ワークフローについてフィードバックを求めていたPootle の機能について新機能紹介ビデオを翻訳をどうする?マーケティングの議論へマーケティングで出したものを各言語に翻訳する話ミーティングの時間帯について

13LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

集合写真

TDF 公式写真

14LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告TDF 公式写真

Florian Effenberger

Tor Lillqvist

Andreas Mantke

Tor Lillqvist

Caolán McNamara

Miklos Vajna

Olivier HallotAndras Timar

Michael Meeks

Thorsten Behrens

Sophie Gautier

Jan “Kendy” Holešovský

Italo Vignoli

15LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

開発系の話LibreOffice kit / LibreOffice Online系のセッションVCL OpenGL のパフォーマンス向上OpenCL

etc..(あまり聞けておらず )

16LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

QA

Hack Night で QA ミーティングがあった情報を見逃していて不参加昨年 TDF のスタッフだったロビンソンは別の仕事についていて、いまはボランティアに戻ったTDF の QA スタッフになったばかりの Xisco Fauli も来ていた

日本ではバグハンティングセッションのオフラインイベントをやってるよ、という話をしたが伝わったか自信なし

17LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

TDF の QA スタッフ Xisco (シスコ、左)とアルノ−(右)

18LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

メンタリングの次の一手的な話Jan Iversen

開発のアクティビティを計測しばらく活動してない人にサジェスト (連絡 ) してみる、などのアイデア?新人向け Hackfest は地元の大学を使って、学生や学部に連絡

ブログや SNS で拡散メールや SNS でフォローアップ

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20LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

UX

最近は UX の改善が活発Draw の UX についてのセッションGSoC でも UX の発表

21LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

マイグレーションイタリア国防省の移行の続報

8000台を移行した。トレーニングなど行っているマイグレーションプロコトルの解説セッションも

イタリア国防省はこれにそって実施中https://www.documentfoundation.org/assets/Certification/tdf-migrationprotocol.pdfナント・メトロポール &ナント市のマイグレーションチェンジマネジメントの観点を強調していた台湾での ODFへのマイグレーションの話も

22LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

イタリア国防省を支援するなど活発な LibreItalia のメンバー

23LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

変化をマネジメントせよと熱く語る Eric Ficheux

24LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

L10N

TDF のインフラ担当スタッフ Christian Lohmaier が Pootle についてフィードバックを受けるセッションヴェネト語(イタリアのヴェネツィアなどで使われる)のローカライズについてのセッションも

25LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

Alessandro Mocellin によるヴェネト語の話

26LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

MSO との相互運用性: Miloš Šrámek

ずれを大量のサンプルでテスト

https://is.gd/yociwe

27LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

ODF ファイルのテスト:Jos Van den Oever

LibreOffice, MSO, Google Drive などをレンダリング結果を並べて表示できる作者の Jos に、1日目ランチの時に教えてもらって試した

フォントがなくて豆腐になったり ...

翌日か翌々日に直したよ!と言われたhttps://beta.opendocumentformat.org/

28LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

ファイルをアップしてテストしてみたところ

左側Windows 8.1

PowerPoint2013

右側Debian8.5

LibreOffice 5.1.2

29LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

榎の発表:日本での LibreOffice

イベントについて

撮影 Lenny

30LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

榎の発表:日本での LibreOffice

イベントについて 2

前半少し日本語コミュニティの状況を紹介LibreOffice のどんなイベントをどれくらいやっているか、狙いを含めて紹介

StudyParty

OfflineMeeting HackFest

OSS Events

LibreOffice day

Miniconf / etc

合計

2011 1 3 4

2012 3 1 11 15

2013 13 5 1 11 2 32

2014 7 10 5 12 11 1 46

2015 5 2 10 15 12 2 46

2016 3 10 9 8 2 32

name change

mini confstart

31LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

榎の発表:やってみてやっぱりギリギリまで資料作ってた←進歩してない3 回目でも、やっぱり緊張した(以前ほどではないかも)原稿読み上げ作戦。うまく読めてないところも多い。写真中心多めなので、雰囲気は伝わったと思う2011 年 OSC京都ブースの写真で笑いが ...

今回、小笠原さんの助けを借りられなかったのでピンチだったアイクラフトの英語が得意なアルバイトに、ざっくり翻訳してもらって、田﨑さんにちょっとだけチェックしてもらった時計を見ながらやったので、時間だけは狙い通り

32LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

榎の発表:受けた質問翻訳は何人くらいでやっているか? (UI/Help の質問だと思った )

よくわからない。提案は誰でもできる、査読権限者 ( レビューア ) は 10 名くらい?。ただしアクティブなのはたぶん数名

イベントはどこで告知しているの?Connpass という日本でポピュラーなサイトでやっている

(Meetupみたいなやつ、と言えばよかった)SNS は使ってないの?

日本語チームの公式 Twitter アカウントでもツイートするFacebook イベント使っているよ

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笑いの出た写真

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田﨑さん発表:一応榎と連名日本語環境でのよくあるバグ

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田﨑さん発表について日本のよくあるバグについては、以前から発表を狙っていた

去年の小笠原さんの発表でも一部行われていた最悪自分で発表するつもりで、田﨑さんを誘って連名で申込ネタと方向性のみ榎が出して、調査と資料作成、発表を田﨑さん(結局全部やってくれた)小笠原さんからもアドバイスをもらう

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田﨑さんの発表:質疑など興味を持ってくれて行くよ!と言ってくれた人も枠が移動になったわりに聞きに来てくれた発表自体が 12 分くらいと早くおわったが 10 分くらい質疑していた台湾の開発者 Mark Hung(CJK バグの修正パッチなどを書いている人 ) がコメントをくれたり、他の質問者と議論していた

ビデオ(発表): https://youtu.be/BePAn2mRSvc

ビデオ(質疑): https://youtu.be/Akw7R5umN3w

37LibreOfce Conference 2016 Brno 参加報告

来年はみなさんもよろしけば発表を英語は無理ですが、それ以外は私がサポートできます

ネタの提供、アイデア出し発表の申込(連名で出すなら)カンファレンスで他のメンバを紹介とか

発表すれば、 TDF から交通費の補助の可能性もあり

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クロージング : Board of Directors Q & A

来年カンファレンスはローマ!

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お昼ごはん例年よりお昼ごはんがよかった

ハンバーガーくらいしか出ないイメージだったのにお昼どき以外にも、ずっとおやつ類が出ていた

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パーティ9/6( 火 ) Welcome party

大学のカフェで軽食 + ドリンク(無料券 2枚もらって)9/7( 水 ) HackNight

Redhat のオフィスでハッカソンジュース +ピザ

9/8(木 ) パーティ貸切でバイキング

9/9(金 ) Guided Tour

中心部をガイドさんに説明してもらいながら歩く

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Welcome party :小笠原さんと Michael Stahl (Redhat)

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HackNight: 会場の Redhat のオフィス

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HackNight: わりとガチに hack

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こっちをハックしている人も

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9/8 のパーティ:TDF インフラ担当の Cloph

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9/8 パーティ

撮影 Lenny

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9/9 ガイドツアー

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ちょっとだけ大変だった話

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小笠原さん入院詳しくは小笠原さんのブログで

http://naruoga.hatenablog.com/entry/2016/09/19/120349

バクテリアが足に入って腫れてしまって入院メチャメチャ腫れていたどんどん傷みが激しくなったらしい

カンファレンスの現地スタッフが助けてくれたソフィーが逐一情報を伝えてくれたので、状況はおおよそ把握できた残念ながら私はなにもできなかった

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保険はけっこう大事かもチェコは安めだったけど、国によっては行く前に保険をかけておくべき私はクレジットカードの利用付帯保険のみ。連絡先メモも持って行ってはいるが、、カバーできる範囲は限られてる言葉が通じないと医療では大変小笠原さんは英語はわりと出来る人だったのでドクターと意思疎通できたけど、私なら怪しかったドクター以外はチェコ語しかしゃべらないとかやばい逆に日本に来ている外国人も同じ課題がある

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小笠原さんの病院まで連れていってもらうところ

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ここから先はロックされたゾーン

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おまけ:今回の旅について

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今回の遠征9/4( 日 )-9/16(金 ) : 10泊 13 日安いチケットを探していたら、少し帰りが長くなった

ウィーンまでフライトエア・チャイナで、北京トランジット関空 -北京:約 4時間(運行は深セン航空)北京 - ウィーン:行き約 9時間半、帰り約 9時間

ウィーン - ブルノは列車で往復1時間半。ウィーンはチェコに近い

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ブルノ (Brno): 宿まで道を迷ってFreeWifi を頼りに探す

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ウィーン (Vienna): シェーンブルン宮殿

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宿の中庭で

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北京

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今回のかかったコスト135,000円程度交通費:約 94,500円航空チケット: 84,274円列車 ウィーン - ブルノ往復: 4,524円関空まで往復: 3,080円ウィーン 3 日間チケット: 1,920円宿泊費: 17,721円

ブルノ 6泊(朝食付): 8,760円ウィーン 4泊: 8,961円食費: 13,000円弱

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まとめLibreOffice は今までと変わらないペースで進んでいるようだおなじみのメンバが多かっが、名前だけ知っている人ともお話できてよかった発表できてよかったが、クオリティと英語をもう少しなんとかしたいBrno は綺麗な町だった

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