Lean Startup

Post on 30-Nov-2014

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社内勉強会で使用した資料です。 Ash Maurya著の書籍『RUNNING LEAN』を中心に、最近参加したLUXrのJaniceさんのWSで学んだ内容も踏まえて、Lean Startupの実践方法についてまとめました。

Transcript of Lean Startup

Lean Startup

Agenda

0. What is the Lean Startup? !

1. プランAを文書化する

!

2. プランで最もリスクの高い部分を見つける

!

3. プランを体系的にテストする

0. What is the Lean Startup?

Lean Startupとは

・とてつもなく不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織のための手法 !・仮説を検証するための小さなプロダクトを作り、 顧客のフィードバックを取り入れて改善していくことによって無駄を削減する !・単位時間あたりの顧客に関する学習量を最大化する

構築-計測-学習のフィードバックループ ループに要するトータルの時間を最小にする

LEARN BUILD

MEASURE

DATA

IDEAS

PRODUCT

Product

Strategy

Vision

Optimization

Pivot

Change

・ピボット:うまくいくプランを探す (検証による学習) ・最適化:プランを加速する (改善による成長)

ピボット(方向転換)と最適化 ビジョンを実現するために製品と戦略を変化させていく

ex. Instagram

『現在地や写真を共有できる ソーシャルチェックインアプリ』

『写真の撮影と共有に特化した ソーシャルネットワーキングアプリ』

Before: After:

・複雑で特徴もなく、  何の新しさもなかった

・ユーザーは写真共有のために  アプリを活用していた

Pivot

参考書籍

Running Lean

これから以下の手順を実行して、 Lean Startupを体験してみましょう!

!

1. プランAを文書化する

2. プランで最もリスクの高い部分を見つける

3. プランを体系的にテストする

1. プランAを文書化する

最初のプラン(プランA)を文書化する

・テストしていない仮説に基づいて数十ページの事業計画書を時間をかけて書くなんてムダ !

・リーンキャンバス(1枚のビジネスモデル図)を書き出して、最低でも誰か1人と共有する

!

・プランAは役に立たない

⇒ 体系的なテストによりうまくいくプランに移行する

既存の代替品: アーリーアダプター:ハイレベルコンセプト:

上位3つの課題 上位3つの機能

計測する主要活動 顧客への経路

簡単にコピーや購入が できないもの

ターゲットにする顧客あなたの差別化要因と 注目に値する価値を 説明した単一で明確な 説得力のあるメッセージ

顧客獲得コスト 流通コスト ホスティングコスト 人件費など

収益モデル 顧客生涯価値 収益 粗利益

1 238

4

67

9

5

ex. Qiita http://qiita.com/suin/items/cbce828a9c750ab1a53a

WORK 1

リーンキャンバスを書いてみましょう!

2. プランで最もリスクの 高い部分を見つける

最も大きなリスクとは誰も欲しくないものを作ってしまうこと

スタートアップのリスク

・製品リスク(Product risk):正しい製品を作る

!・顧客リスク(Customer risk):顧客への経路を作る

!・市場リスク(Market risk):実現可能なビジネスを作る

!

リスクに優先順位を付けて体系的に解消していく

P

PP

PP M

M M

M

C

CC既存の代替品: アーリーアダプター:ハイレベルコンセプト:

WORK 2

WORK 1で書いたリーンキャンバスのうち 最もリスクの高い部分はどこでしょう? (その仮説が正しくなければサービスが破綻してしまう部分)

3. プランを体系的に テストする

体系的なテストの方法1. 課題を理解する 顧客インタビューや顧客観察を行って解決に値する課題かどうかを理解する。 誰が課題を持っているか?それはどんな課題か?現時点ではどのように解決されているか? !2. ソリューションを決定する ソリューションを決め、デモを作って顧客に見せてテストする。 ソリューションはうまくいきそうか?アーリーアダプタは誰か?価格モデルは大丈夫か? !3. 定性的に検証する MVPを作ってアーリーアダプタに見てもらう。 独自の価値提案に気付いてもらえるか?学習に必要なアーリーアダプタはどうやって探すか?お金を支払ってもらえるか? !4. 定量的に検証する 改良した製品をより多くの人たちに見てもらう。 誰かが欲しいと思うものを作ったか?どうやって広範囲の顧客に連絡するか?実現可能な ビジネスになるか?

MVP (Minimum Viable Product)・実用最小限の製品 ・ムダを省いて製品の本質だけに絞る ! ex. Groupon : クーポンのPDFを電子メールで送付

「建物の外に出よ」 − スティーブ・ブランク

答えは机上にはない顧客と話をすることで見つかる

実験には明確な結果が出ることが大事 ⇒ 反証可能な仮説を立てる

(具体的で反復可能な行動 → 期待する計測可能な成果)

ex. DOTA-SAN (StartupWeekendTokyo 優勝プロダクト)

ユーザーは本当にイベントにドタ参するのか? ⇒ ティザーサイトへの登録数で検証

!

http://dotasan.com/

WORK 3

WORK 2で出た最もリスクの高い部分 を検証する実験を考えてみましょう!

(2時間, 2日, 2週間でできる実験をそれぞれ考えてみてください)

ASSIGNMENT

WORK 3で出た3つの実験から適切なサイズ の実験を選んで実際に実践してみましょう!

思い込みは捨てて、 顧客から学ぼう!