Post on 09-Apr-2017
DBCJ Drupal Business Consortium in Japan
~自由な PaaS 環境を日本に~
2016.06.02.
池田 秀一 ikeda@lpi.or.jp
Drupal is a registered trademark of Dries Buytaert.
とは何か?
LEGO ブロックのように部品を組み合わせ、
企業の外部向け、内部向けサイト、情報系システムを
素早く、楽に作れる、システム構築での中核基盤です!
海外では数百以上の業務テンプレート提供も♪
3
レゴブロックのようにビジネスロジックを組み立てる
Drupal is Legos for Websiteshttp://el-studio.com/blog/drupal-is-legos-for-websites.html
”Working with Drupal is like building with Legos. Drupal and its modules provide the building blocks -- the basic rectangles, the windows. And someone with a bit of practice can do a very fine house.”
4
Drupal での選択肢の豊富さ
Module(Drupal Add-On)
Drupal
自社サーバ
Private Cloud
Hosting
IaaS/ OSS PaaS
AWS,Azure,SoftLayer
2万個以上の豊富なアドオン部品が流通している!200種類以上のテンプレートが流通している!
5
Drupal 基盤でのビジネス形態
Module(Drupal Add-On)
Drupal
自社サーバ
Private Cloud
Hosting
IaaS
Acquia
Cloud
(Drupal CORE)
新たなPaaS提供
SPARCPower8
新規のアドオン機能
業種ごとのテンプレート
の提供と保守
日本地域から世界へ発信
多言語対応で東京オリンピックに向けたサイトへ
6
World Wide Trend
Drupal
Joomla
WordPress
・Enterprise
Web Application Framwork
User count
・Small
Only CMS
7
2014年 DBCJ 設立から、2016年の今現在
• 実は、表に見える部分では、あまり変わっていない
• Drupal8 での日本語対応は進んだが、実システムは Drupal7 主体
• Drupal8 の周辺環境は、世界的にまだ整備が進まない
• 日本では• WordPress での無理な適用 ⇒ トラブル多発 ⇒ トラブル対応ソリューション!?
• 人件費が稼げる Java Application Severでの構築 ⇒ 高額、長期開発の課題
• 裏では、
• IaaS 上での Drupal事例が、増えている• 日本で事例公開する手間を掛ける企業や組織が、ほぼ存在しない
• 大手IT企業も、マトモな企業なら準備は進めている• 表に出た事例では、豆蔵HD社のアイキューム社の事例
PDF http://pdf.irpocket.com/C3756/VuON/Pv8L/lhz9.pdf
8
Drupal 8.1.1. 2016年5月5日に公開。 8.1.0 から半月での提供。
https://www.drupal.org/project/drupal/releases/8-1-1
Drupal 8.1.0 2016年4月20日に公開。 Beta-1 から1ヶ月半の短期間での公開。
https://www.drupal.org/blog/drupal-8-1-0
2016年3月3日に 8.1.0 Beta-1 公開開始。
https://www.drupal.org/node/2357303
英語が苦手な人なら、Wikipedia を見てると更新判りますよ♪https://ja.wikipedia.org/wiki/Drupal
Drupal 8.1.1 が公開済
9
DrupalGap
https://www.drupal.org/project/drupalgap
http://drupalgap.org/
他にも探すと、多種多様なプロジェクトが走ってます!
Drupal 派生プロジェクトも多種多様
10
DrupalCon は、世界で年に3回(2014年以前は年2回)
開催される Drupal 専門イベントです。
有償参加(数百ドル)にも関わらず、数千人規模の参加者。
年3回開催に: 北米と欧州+EMIA(中近東アジア)追加
https://www.drupal.org/drupalcon
直近は、New Orleans 開催
https://events.drupal.org/neworleans2016/
DrupalCon
11
DrupalCon は、参加レポートは、日本語だと少ないですね。
今回の 2016 NewOrleans @井村さんなど
http://knowledge.sakura.ad.jp/event-seminar/5059/
http://knowledge.sakura.ad.jp/event-seminar/5107/
http://shizuku.io/projects/drupalcon-2016May9-13News1
http://drupal-navi.jp/content/drupalcon-new-orleans-2016%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%81-%E5%88%9D%E6%97%A5
他の DrupalCon の日本語レポート: 日本語ページ限定で検索♪
DrupalCon 参加レポート:日本語版
12
Drupal 7以降の日本語書籍は、紙の書籍がない!!!※講師の程田さんの kindle 書籍はある
「はじめてのDrupal 7 入門編: Drupal 7 でWebサイトを作ってみよう! Kindle版」https://www.amazon.co.jp/dp/B01EFYRUAO
DBCJ としても、出版社などにコネを使って働き掛ける予定
みんなで情報を増やしましょう♪ (ネット上も含めて)
現状だと、ネットで探す! +英語の勉強しましょう♪
Drupalの歩き方 2015年12月07日 (※良記事、書いてる人誰だろ?)
http://scorpion1950.blog.jp/archives/49661007.html
動向を知るのならば、
Drupal 関連企業の北米の2強である Acquia社、Pantheon社の動きを追う、動画を見る
Drupal.org をチェックする
Facebook DBCJ グループページ https://www.facebook.com/groups/DrupalBCJ/
Drupal の学習方法:日本語版
14
海外市場と同等に、
日本で Drupal を企業システム構築に浸透させる為
大手SI企業から勧誘中
今後は多くの中堅SI企業や、ユーザー企業も勧誘予定
⇒ 「三方一両得」を目指しますSI企業、コミュニティ、ユーザー企業が良くなる方向へどの環境に居る【技術者】も楽しく♪
2014年9月2日付けで設立を広報済
Drupal Business Consortium in Japan
15
Drupal 関連広報• 2014年9月2日以降に3回
Drupal 説明会• 2014年9月9日、10月2日の DBCJ 説明会
Drupal ハンズオン勉強会• 2014年10月31日、IBM SoftLayer 上での Drupal8 Beta ハンズオン
• 2014年11月26日、Microsoft Azure 上での Drupal8 Beta ハンズオン in マイクロソフト社@品川
Drupal ビジネスコンソーシアム 実績
すいません m(_ _)m この1年ほどは、ほとんど動けてませんでした。 本業の人が居ない。。。
16
Oracle ライセンス勉強会
http://eventdots.jp/event/588730以下引用:従来、オラクル社は、“保守に入っているライセンス、入っていないライセンス”をお客様が混在して保有していることを認めていました。しか
し現在では『商用で使っている全てのライセンスについて保守に加入すること』を求めてきています。そして、1つでも保守に入ってもらえない場合、その法人の「全てのORACLE ライセンスの保守を引き受けない」、との方針を打ち出しています。
代理店の Oracleライセンス体系説明• http://www.fujitsu.com/jp/documents/products/software/partners/partners/oracle/catalog/oracle-notice.pdf
• http://jpn.nec.com/soft/oracle/support_buy_attention.html
Oracle 社のライセンス体系資料• http://www.oracle.com/jp/support/matching-service-level/index.html
• http://www.oracle.com/jp/support/library/software-technical-support-policies-079764-ja.pdf
Drupal も含めた OSS への追い風
Oracle 製品群のライセンス体系が、利用企業側には強烈なリスク。PostgreSQL の採用が中小規模で、急速に拡大しつつある。MySQL のリスクは??
17
1. 他者に使われる追加機能(Module)を提供し、有償サポート⇒ ISV企業向け
2. サイトのイメージに重要な Thema(背景画像集)を有償提供⇒ デザイン会社向け
Digital Marketing Tool に仕上げて SaaS 提供もあり!
3. 特定業種に特化した形(ディストリビューション)での提供⇒ SI企業向け
美味しい技術で稼ぐ方法?
18
他者に使われる追加機能(Module)を提供し、
有償サポート ⇒ ISV企業向け
追加機能(Module)が約2万個も既に流通しているが組み合わせ確認は必須
商用向けとして追加機能を有償で提供することも可能
無償で追加機能を提供し、サポートのみ有償
日本語環境などでの追加機能同士の組み合わせ、ストレステスト日本独自の商習慣、例えば「手形」や「印鑑」など
稼ぐ方法1 ISV企業
19
サイトのイメージに重要な Thema(背景画像集)を有償提供
⇒ デザイン会社向け
有償で提供する、企業や個人が(海外では)既に存在https://www.drupal.org/project/project_theme
デジタルマーケティングに必要な利用形態でSaaSで提供
⇒ マーケティング部門に対するサービス
稼ぐ方法2 デザイン会社
20
特定業種に特化した形(ディストリビューション)での提供
⇒ SI企業向け
業種やサービス形態ごとに得意とする企業が(海外では)既に存在
https://www.drupal.org/project/project_distribution
電子商取引: Commerce Kickstart
社内サイト用: Open Atrium
社外向けサイト: TB Sirate Starter
メディア企業用: OpenPublish
公共機関用: OpenPublic
農学機関向け(農学情報共有): AgriDrupal ※厳密にはアドオン
稼ぐ方法3 SI企業
21
海外で実績豊富な Web Application Platform であり、PaaS 中核となる
追加機能(Module)が約2万個も流通している
数百のテンプレート:ディストリビューション(業務、業種など)
100カ国以上の言語に対応(※180カ国との情報もあるが言語ごとの品質?)
Ruby on Rails からの置き換えや、PaaS 基盤での利用 単なるCMSでない
複数RDBMS に対応しており、企業システムへ容易な適用、強固なセキュリティ
PHP ベースの OSS Enterprise CMS としても、多くの Award 受賞
ウォルト・ディズニー(1億ページ以上!)、ホワイトハウス、NASA など多数実績あり
国内でも、インプレス、国立国会図書館など
ディストリビューション企業やサポート企業が多い
コアディストリビューターとして Acquia 社
http://www.acquia.com/
欧米や東南アジアでも、サポートする企業が多数展開https://www.drupal.org/drupal-services
美味しい技術「Drupal」?
22
1. 部品の豊富な開発環境 であり、PaaS 中核となる競合するのは Ruby on Rails や SFDC、kintone
こちらを主に DBCJ としては推進していく
Web Application Framework として大手SIへ
2. 多言語対応、大規模対応の Enterprise CMS(※従来から国内でも展開されていた市場分野):既存 Drupal 開発企業向け
競合するのは、数千万円、数億円規模の商用CMS
HP Autonomy、SiteCore、Adobe CQ、etc
美味しい技術「Drupal」?2つの顔
23
It's not enough to build a system of Japan?
短納期でのシステム構築
マイナンバー制度対応
消費税対応
東京オリンピック
多言語への対応
東京オリンピック
多国籍企業
ユーザービリティ強化は必須「WCAG 2.0 (Web Content Accessibility Guidelines 2.0)」 &「JIS X 8341-3:2010」
http://jis8341.net/minkyo.html
圧倒的な人手不足
流通する大量の部品の活用
世界で共同開発されたOSS
To be more specific,
OSS + Cloud Services : AWS、Azure、SoftLayer、etc
日本市場での切実な要求
24
1. 日本語対応が不十分で初心者泣かせDrupal version 7.x までは、インストール完了までは、英語のみ。
インストール完了後に日本語環境を設定する必要があった。
Drupal 8 からは、インストールの最初に日本語選択することで対応
Drupal 8では解決済み!
2. 日本国内のコミュニティでの過去の内部抗争での開発者離反Drupal version 6.x から version 7.x の頃(2011年前後)に、日本の開発コミュニティでの争いが顕著
であり、多くの開発技術者が、他の PHP ベースの CMS などに移行してしまった。
開発者の多くが離反した為に、それに伴う日本語での技術情報の少なさ。
時間が解決してきているのと、Drupal 8で敷居が低くなる期待
日本市場では浸透しない「Drupal」?2つの過去の要因
25
Drupal 基盤でのビジネス形態
Module(Drupal Add-On)
Drupal
自社サーバ
Private Cloud
Hosting
IaaS
Acquia
Cloud
(Drupal CORE)
新たなPaaS提供
SPARCPower8
新規のアドオン機能
業種ごとのテンプレート
の提供と保守
日本地域から世界へ発信
多言語対応で東京オリンピックに向けたサイトへ
29
選択肢としての PaaS
OSS PaaS
閉鎖的PaaS
SaaS
IaaS・定形業務サービス
・Cybozu Kintone
・SalesForce.com
・Acquia Cloud
・RH OpenShift
・Cloud Foundry
・IBM BlueMix
・AWS
・MS Azure
・Google CP
30
Drupal を中核とした PaaS (Acquia Cloud や Pantheon Cloud) は他の PaaS と競合するが、
Drupal 自体は、多様な IaaS / PaaS の上で活用可能
PaaS の中核として 『Drupal + アドオン』が生きる約2万個の外部モジュール群(アドオン)
豊富な業種ディストリビューション(テンプレート)
より具体的に言うと、
Cloud Foundry や BlueMix とは競合しません
OpenShift も競合しません
競合するのは、クローズな商用 PaaS(SFDC、kintone)
実は、OSS PaaS と競合しません!
31
IaaS /PaaS の日本の状況 by Ikeda主観 2016.06
国内実績 開発環境 OSS対応 国内SI対応 国内技術情報
Azure ○凄まじい追い上げ
◎Visual Studio
◎OSS専門子会社
◎IBM系を除いて
○
AWS ◎圧倒的に先行
○ △「Aurora」はクローズ
△SI企業と連携弱
◎書籍は多い
SoftLayer △ ○ ○ ○IBM系には強いSLA でも優位
△書籍無い
参考: 国内クラウド市場ユーザー利用動向調査 2014年度 vol.3
http://cloudsoken.jp/report/2014_vol3.html
35
大規模ほど Drupal が強い!1位 WordPress 、2位 Drupal 、3位 Joomla! 、
4位以下は非常にシェア低い(数%)ので誤差
WordPress の位置付けは、Enterprise ではない?!
http://trends.builtwith.com/cms/open-source
個人的な主観でのイメージですが、• Excel ≒ WordPress • MS-Access / FileMaker ≒ Joomla! • Oracle RDBMS / SQL Server ≒ Drupal
• 北米市場で強い Drupal • 欧州市場で強い Joomla!
World Wide Trend OSS CMS Market Share 2016
36
World Wide Trend OSS CMS Market Share
http://trends.builtwith.com/cms/open-source
2016.06.01. 時点での情報の画面ショット
37
Defact Standard
OEM Supply
Big Account User
Large SI’er
SOHO
SMB
Japan Drupal Market
Change
・Enterprise
Web Application Framework
・ Only CMS
Time
2014.09.
Start
2014.08.
2014.12. Drupal 8
ship.
2015.02.
DBCJ Start
46
小薗井 康志の経歴日本IBM社 在籍(2014年9月より)デル社(2014年8月末まで) 技術者向けコミュニテイ担当インテル社でのハードウェア技術者としてスタート。日本Linux協会理事、OSDL(現Linux foundation)立ち上げその後、2007年に OSS 関連企業を起業
http://blogs.itmedia.co.jp/osonoi/bprofile.html
DrupalサイトLinuxfoundation.jp, Moblin.jp, Meego.jpなど
Drupal japan コミュニティサイト オーガナイザーhttps://groups.drupal.org/japan
主催者紹介
47
池田秀一の経歴
本業はプロダクトマーケティングのコンサルタント
LPI-Japan(世界最大の Linux認定資格団体)の理事を14年http://www.lpi.or.jp/about_lpi/
日本オラクル社(11年)、NEC(8年)などでのマーケティング活動実績※日本で最初に Linux版Oracle DBMS の必要性を主張
ミラクル・リナック社の設立企画、創立者の1人
http://ascii.jp/elem/000/000/300/300902/
スタートは生産管理システム構築技術者、その後に RDBMS 技術者となり、より良い技術を伝える為にマーケッターとなる
http://blog.marketing.itmedia.co.jp/redcommet/profile.html
http://blog.marketing.itmedia.co.jp/redcommet/
主催者紹介