Post on 20-Apr-2018
TX テクノロジー・ショーケース in つくば 2010
■ 初めに
プログラミングをしないと重力すら無い世界になってし
まうコンピュータの中で、どうやって自然に物体が動いて
いるのか気になり、自分でプログラミングをしてそれを使っ
て具体的な物体の衝撃の強さを計ってみようと思った。
■ 研究内容
1.実験方法 剛体の運動を表現するのはとても大変なので、質点ごと
の運動を考えて表現することで簡易的な剛体運動をオブ
ジェクトにさせて、自分で計算して出した理論値とDirectXで出した数値にどのくらいの差があるのかを調べ、自分が
作ったプログラムがどのくらい正確なのかを調べる
2.物体の運動の観察 モデリングソフトMetasequoiaを使用してオブジェクトをモ
デリングし、DirectXにオブジェクトを移動させて運動させ
てパソコン内の物体の運動を観察する。
3.理論値との比較 質量mの物体を高さhから落としたとき、物体が地面と衝
突してから静止するまでの時間を⊿Tとすると物体の衝突
力Fは重力加速度をgとすると、F=m 2gh T/⊿ になり、
この計算で出た値とパソコンで出した値を比較する。
4.実験結果 今の段階ではオブジェクトに運動をさせることに成功し
ていない。ソースコードの解析をして、きちんとした実験結
果が出せるように努力していきたい。
■ まとめ・今後の予定
まずはオブジェクトを動かせるようにソースコードの解析
を進めていきたい。また、DirectXというソフトを使うのだが、
このソフトが衝突したときの物体の運動量などをどのように
計算しているのかを考えないと、理論値との比較ができな
いのでその点にも気をつけなければならない。⊿Tの数値
は物体の反発係数によって大きく変わるので、オブジェク
トにどのような条件を与えるかなども考えていきたいと思う。
このソフトでスポーツなどに使うボールの衝撃力を計ると
面白そうだと思ったので、そのような研究も進めていきた
い。
物理
コンピュータで計る物体の衝撃力
代表発表者 �市 ������� ����� 所 属 茨城県立日立第一高等学校 二年次 問合せ先 〒317-0063 茨城県日立市若葉町 3-15-1 TEL: 0294-22-6488, FAX: 0294-21-4490 hakua@hitachi1-h.ed.jp
■ キーワード: (1) 衝撃力 (2) シミュレーション (3) プログラム
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高P-3