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5歳児指導計画(4月)
幼
児
の
姿
○年長組になった喜びが大きく、新入園児の世話を
通して、少しずつ年長児としての自覚をもち始め
る。 ○気の合う友達と好きな遊びに一緒に取り組むこと
で、安定している様子が見られる。反面、新しい
担任や友達にまだ親しめず、戸惑いの様子を見せ
る子どももいる。 ○草花や飼育動物に関心をもち、進んで世話をしよ
うとする。
ね
ら
い
と
内
容
○年長になったことに喜びや自覚
をもち、友達や教師と園生活を
楽しむ。 ・新入園児を迎え、一緒に遊ん
だり、世話をしたりする。 ・新しいクラスの友達や教師に
親しみをもつ。 ○戸外でのびのびと遊び、春の自
然に親しむ。 ○基本的生活習慣を再確認し、身
につける。
環 境 幼 児 の 生 活
○園生活が楽しくなるような温かい雰囲気を作
る。 (保育室の壁面、園庭の草花、遊具など) ○いろいろな遊びに取り組みやすいように、場
や遊具を整える。 ・遊具・用具の点検を十分にして、安全に留
意する。 ・遊びに使うものは決まった場所に、取りや
すく、片付けやすいように置く。 ・砂場を掘り起こし、砂を柔らかくしておく。 ・こいのぼりを揚げる。 ・楽しみながら工夫して作ることができるよ
うな材料・用具を用意する。 ・季節の歌や楽しめる曲を用意する。
○園庭の自然を豊かにする。 ・草花に親しめるよう、栽培場所を工夫し、
用具を整える。 ・飼育動物の世話をする用具は、安全で、扱
いやすいものを用意する。 ○国旗・園旗を揚げる。
○始業式に参加する。 ・新しい組の教師や友達を知る。 ○新しい友達を迎える。 ・入園式に参加し、お祝いの言葉や歌で迎え
る。 ・新入園児の世話をしたり、一緒に遊んだり
する。 ○好きな遊びを友達と一緒に楽しむ。 ・砂や土で遊ぶ。 (山、団子、さら砂作りなど) ・ままごとをする。 ・固定遊具で遊ぶ。 ・ボールや一輪車、スケーターなどで遊ぶ。 ・虫探しや草花摘みをする。 ・こいのぼりを揚げたり、作ったりする。 ○いろいろな運動遊びをしたり集会(ダンス、
体操、仲良し遊び)に参加したりする。 ・新入園児や異年齢児を誘って一緒にする。 〇草花の水やりや飼育動物の世話をする。 ○園外保育に参加する。 ○発育測定を受ける。 ○誕生会に参加する。 ・プレゼントを作ったり司会や準備を手伝う。 ○国旗・園旗に親しむ。 ○祝日を知る。「昭和の日」
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行
事
・始業式 ・入園式 ・弁当始め ・保育参観 ・園外保育 ・発育測定 ・家庭訪問(個人懇談会) ・誕生会 ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○規則正しい生活について ○進級後の園や家庭での様子について ○安全について ・登降園の仕方 ・安全な生活の仕方
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○健康生活の習慣を身につける。 ・手洗い、うがい、歯みがき、食事の仕方や
トイレの使い方などを再確認する。 ○園生活の約束やきまりを再確認する。 ・あいさつをする。 ・片付けをする。 ・持ち物や衣服の始末をする。 ○遊具の安全な使い方を再確認する。 ○交通のルールを守って登降園する。
参 考 資 料
○年長児になった喜びを感じ、これからの生活に
期待がもてるように、温かく見守る。 ○年長組の自覚が高まるように、新入園児の世話
をしたり、優しく接したりしている姿を認め
る。 ○園庭の遊具、室内の遊具、用具の安全な使用法
を再確認する。 ○一人一人が好きな遊びを十分楽しめるよう、温
かく見守る。 ○新しい担任や友達に親しみがもてるような雰
囲気作りをする。 ○体を動かす楽しさが味わえるように活動内容
を工夫する。 ○新しい用具の安全な使い方や片付け方などを
具体的に知らせる。 ○春の自然にふれ、匂いや美しさ、色、形などに
興味や関心をもつようにする。 ○園外保育での約束を再確認する。 ○自分の体の成長に関心をもつようにする。 ○成長を喜び合い、祝う気持ちがもてるように会
のもち方を工夫する。
<絵本・童話> ・ぐりとぐら ・キャベツくん ・そらまめくんのベッド ・きいろいのはちょうちょ ・はるだはるだよ10ぴきのかえる <歌> ・園歌 ・きょうからお友だち ・こいのぼり ・たんじょうびのうた <仲よし遊び・体操> ・ともだちできたら ・なべなべそこぬけ ・体操「つくしのぼうや」
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5歳児指導計画(5月)
幼
児
の
姿
○環境の変化に慣れ、生活リズムを取り戻して活発
に遊び始める反面、いざこざも多くなってくる。 ○戸外での遊びを好み、体を動かして夢中になって
遊ぶ。 ○3・4歳児の世話を進んでしたり、一緒に遊んだ
りする姿が見られる。 ○草花や虫や飼育動物に興味関心をもち、進んで世
話をしたり観察したりする。
ね
ら
い
と
内
容
○自分なりの目的をもって試した
り、友達とかかわって遊んだり
する。 ・いろいろな遊びに取り組み、
試しながら遊ぶ。 ○戸外で十分体を動かして遊ぶ。 ○身近な自然に親しむ。
環 境 幼 児 の 生 活
○遊びに取り組みやすく、発展しやすい環境を
整える。 ・必要に応じて使えるような材料、用具を準
備しておく。 ・遊びやすく片付けやすい場作りをしておく。 ・十分に体を動かして遊べるように遊び場の 広さや安全面に配慮する。 ○リズミカルな曲、親しみのある曲を用意する。 ○製作意欲が高まるような形や色彩の美しい材
料を用意する。 ○身近な自然物とふれあう環境を工夫する。 ○自然の中で存分に遊べるような目的地を選
ぶ。 ○進んで検診が受けられる雰囲気作りをする。
○戸外で遊ぶ。 ・砂や土、粘土で遊ぶ。 ・草花でごちそう作りをする。
・いろいろな遊具を使って遊ぶ。 ・集会に参加したり、音楽に合わせて動いた
り、体操をしたりする。 ・かけっこや鬼遊びなどをする。 ・こいのぼりを揚げたり、こいのぼりを使っ
て遊んだりする。 ○歌ったり手遊びをしたり、楽器で遊んだり踊っ
たりする。 ○いろいろなものを使って、かいたり作ったりす
る。 ○動植物の世話をする。 ・土作り、種まき、苗植えをする。 ・土の中や花壇の虫探しをする。 ・収穫をする(イチゴ・エンドウなど)。 ・草花の水やりや小動物の世話をする。 ○自分の思ったことを気軽に友達に言い、相手の 考えや意見などを聞く。 ○いろいろなお話や絵本を楽しむ。 ○園外保育に参加する。 ・3・4歳児と手をつないで歩く。 ○交通安全指導に参加する。 ○定期健康診断を受ける。 ○祝日を知る。 「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」
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行
事
・こどもの日の集い ・体重測定 ・交通安全指導 ・尿・ぎょう虫卵検査 ・保育参加 ・定期健康診断 ・保育参観 (内科・眼科・歯科 ・園外保育 耳鼻咽喉科) ・誕生会 ・視力検査 ・避難訓練 ・聴力検査
家
庭
と
の
連
携
○着替えについて ○安全について ・交通安全 ・遊具の使い方
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○健康生活の習慣を身につける。 ・遊んだ後は進んで手洗い、うがいをする。 ・汗の始末や衣服の調節をする。 ○気持ちよくあいさつを交わす。 ○園外保育の約束を守る。 ・交通ルールを守る。 ・車内では、他の人に迷惑をかけないように
する。 ・きまりを守って安全に行動する。 ○使ったものを元の場所に戻す。
参 考 資 料
○楽しんで戸外でのいろいろな遊びに取り組め
るように、一人一人の遊びの様子を十分に認め
意欲が増すようにする。 ・砂、土、粘土などの特質に気付きながら感触
を楽しめるようにする。 ・遊びに取り入れられるように、使ってもよい
草花を分かりやすく知らせる。 ・機会をとらえ遊具や用具の安全な使い方を知
らせていく。 ○一緒に遊びながら、音色、リズムの軽快さ、楽
しさを共感する。 ○遊びが深まるように工夫したことや困ったこ
となどを全体の場で伝え合い、話し合う場をも
つ。 ○土作り、水やりなどの世話、虫探しなどを通し
て、気付いたことに共感したり草花の生長を喜
んだりする。 ○様々な思いが味わえるようなお話や絵本を選
び継続して読み聞かせる。 ○新緑の美しさや、風のさわやかさを感じるよう
な活動を取り入れる。 ○交通ルールを再確認する。 ○検診を通して体に関心をもち、健康な生活を心
がけるようにさせる。
<絵本・童話> ・そらいろのたね ・いちごばたけのちいさなおばあさん ・ぴかくんめをまわす ・ジャックと豆の木 ・みつばちマーヤの冒険 <歌> ・ちいさなたね ・さんぽ ・おかあさん ・小川をわたろう ・はたけのポルカ <仲良し遊び・体操> ・ゆうえんち体操 ・げんきっき体操 ・たけのこ体操 ・エスカレーター ・ぴったんこ ・ともだちできたら
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5歳児指導計画(6月)
幼
児
の
姿
○年長児としての生活に慣れ、落ち着いて遊びを広
げる。 ○友達と思いを出し合いながら遊びを進める。 ○梅雨期の小動物・植物・自然事象などに関心をも
ち、気付いたことを、友達や教師に伝えようとす
る。 ○園生活の約束がおろそかになる子どもも見られる
が、いろいろな活動に自信をもって取り組む。
ね
ら
い
と
内
容
○友達と思いを伝え合いながら遊
ぶ。 ・試したり工夫したりする中で、
発見や考えを伝え合う。 ○梅雨期の小動物や植物、自然事
象に興味や関心をもつ。 ○梅雨期を健康で安全に過ごす。
環 境 幼 児 の 生 活
○身近な自然とふれあう環境を整える。 ・観察しやすい場作りをする。 (虫メガネ、図鑑、霧吹き、掃除用具など) ・じょうろや支柱、肥料などを用意する。 ○雨の日に、室内、テラスなどで安全に活動で
きるように場を整える。 ・イメージを広げて遊べるような場を整える。 (積み木、功技台、ごっこ遊び、土粘土、 ペープサート、舞台、絵画製作など) ・身近な素材や材料を組み合わせ、遊びに必 要なものが作れるように環境を整える。 ○涼しい場所で落ち着いて遊べるようにする。 ・木陰やテラス、パラソルなどを活用する。 ○水遊びやプールでの遊びに使う遊具作りには 安全な材料用具を用意する。 (スチロール板、ペットボトル、牛乳パック、 油性ペン、接着用テープなど) ○園内を清潔にし、弁当の保管に気をつける。
○動植物の特徴や変化などに気付き、興味や関
心をもつ。 ・小動物や栽培物の世話や観察をし、調べた
り、気付いたことを話したりする。 ○雨の日を楽しく過ごす。 ・雨の降る様子、空模様、音などに関心をも
って見たり聞いたり表現遊びをしたりす
る。 ・運動遊具を使って遊ぶ。 ・いろいろな材料を使って、遊びに必要なも
のを作る。 ・友達との遊びや、雨の日の安全な過ごし方
について話し合う ○晴天の日は、進んで戸外で遊ぶ。 ・砂場や土山で遊ぶ。 ・水遊びをする (色水・ジュース作りなど) ○プール遊びをする。 ・プール開きに参加する。 ・遊びに必要なものを作る。 ○歯みがき指導を受ける。
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行
事
・衣替え ・歯みがき指導 ・体重測定 ・誕生会 ・園外保育 ・保育参観 ・プール開き ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○衣替えの用意について ○歯の大切さについて 〇食中毒について ・手洗い、うがいの励行 ・弁当作りの注意 ○梅雨期の安全な生活について ・登降園の仕方 ・雨傘の扱い方
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○梅雨期の健康な生活習慣を身につける。 ・汗の始末をしたり、濡れたりしたときは着
替える。 ○歯・口の健康についての関心を高め、歯を大
切にする。 ○雨の日の安全について再確認し、気をつけ
る。
参 考 資 料
○飼育栽培を子どもと一緒にしながら命に関心
をもつようにする。 ○子どもの発見や気付きを大切に受け止め、共感
する。 ・他の子どもに知らせ、広めていく。
○雨の降る様子を一緒に見たり聞いたりして、子
どもの発見や驚きを受け止める。 ○いざこざが起きたときは、相手に思いを伝え、
自分たちで解決しようとする姿を認め、見守
る。 ○遊びの中で、試したり工夫したりするなど、友
達と協力して遊ぶ姿を認め、他児にも広げる。 ○大型遊具や用具の安全な使い方や、保管につい
て知らせたり、みんなで考えたりする。 ○晴れ間には、できるだけ戸外で遊ぶように声を
かける。 ○試したり工夫したりして水遊びを楽しんでい
る姿を認める。 ○プール遊びの約束を再確認し安全に遊べるよ
うに援助する。 ○機会をとらえ、梅雨期の健康で安全な生活習慣
について知らせ、関心をもつようにする。 ○歯の大切さに気付き、歯みがきが習慣付くよう
に知らせる。
<絵本・童話> ・かえるのエルタ ・かえるとえびがに ・ももいろのきりん ・ゆかいなかえる ・はははのはなし ・せんたくかあちゃん ・もりのはいしゃさん・6さいきゅうし ・しずくのぼうけん ・10ぴきのかえる ・999ひきのかえる ・せかいいちおおきなおうち <歌> ・あめふりくまのこ ・おたまじゃくしは ・とけいのうた ・水遊び ・プールのなかで ・はをみがきましょう <仲良し遊び・体操> ・スキップジャンケン ・ロンドン ブリッジ ・ディズニー体操 ・かえるの体操 ・ポテトチップス体操
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5歳児指導計画(7月)
幼
児
の
姿
○生活全般に積極的に取り組む姿が見られ、友達と
一緒に試しながら継続して遊ぶようになる。 ○水遊び、プール遊びへの期待が高まり、目標をも
って積極的に挑戦しようとする姿が見られる。 ○自己を表出し、友達と一緒に意欲的に取り組み、
遊びを広げていく子どもが多くなる。 ○動植物の世話をするなかで、命に関心をもち、生
き物に対し優しくかかわる姿や、野菜や草花の生
長を楽しむ姿が見られる。
ね
ら
い
と
内
容
○夏の遊びを存分に楽しむ。 ・水遊びやプール遊びを友達と一
緒に存分に楽しむ。 ・自分なりの力を発揮して、友達
と遊びを広げていく。 ・七夕の遊びをする。 ○夏の自然に興味や関心をもつ。 ・草花や野菜を継続して育て、
開花や収穫を喜ぶ。 ○夏を健康に過ごす。
環 境 幼 児 の 生 活 ○夏の気候に合わせた環境を整える。 ・涼しく過ごせるように保育室や廊下の風通しをよくする。 ・日陰を作り、遊びやすくする。 (テント、パラソル、よしず、すだれなど) ○素足でも遊べるように環境を整える。 ○水遊びが存分に楽しめる準備をする。 ・テラスの整備 ・清潔で安全な水遊びの用具 ○プールサイドやプールの中を点検し、安全で清潔な環境を整える。
○プール遊びに必要な遊具や用具を整える。 ○伝統的な行事に関心をもって楽しめる雰囲気 作りを工夫する。 ・飾り作りが楽しめる材料を用意する。 ・星や宇宙の絵本や図鑑を整える。 ・雰囲気が出るような音楽や視聴覚機器(O HP、ブラックライトなど)を用意する。
○夏野菜の収穫が進んでできるような用具を準備する。 ○夏場の飼育環境を工夫し、継続して観察や世話ができる場を整える。
○いろいろな水遊びをする。 (シャボン玉、色水、水鉄砲、洗濯など) ・舟やシャワーなどを作る。 ・模様遊びをする。 (染め紙、吹き絵、マーブリングなど) ○プール遊びをする。 ・進んでプール遊びの約束を守って遊ぶ。 ・全身で水の感触や抵抗、浮力などを楽しみながら取り組む。
・ゲーム遊びや遊具での遊びをする。 ○七夕の遊びをする。 ・夏の空に関心をもち、観察する。 (夕立ち、雷、星、虹、入道雲など) ・星の童話や伝説を聞く。 ・工夫して笹飾りを作る。 ・収穫した野菜を飾る。 ・イメージを広げ、言葉や身振り、楽器や造
形などの表現活動をする。 ○草花や野菜の世話をする。 ・進んで夏野菜や草花の世話をする。 ・草花の開花や野菜の収穫を楽しむ。 (キュウリ、トマト、トウモロコシ、アサガ オ、ヒマワリ、フウセンカズラなど)
○飼育動物の世話をする。 ○夏休みを迎える準備をする。 ・園内の清掃や持ち物、遊具の整理をする。 ・夏休みの生活について話し合う。 (規則正しい生活、安全な生活の送り方など) ○終業式に参加する。 ○祝日を知る。「海の日」
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行
事
・体重測定 ・避難訓練 ・七夕の集い ・交通安全指導 ・園外保育 ・防犯指導 ・保育参観(プール) ・終業式 ・短縮保育 ・夏季開放保育 ・夏まつり (プール開放など)
・懇談会 ・誕生会
家
庭
と
の
連
携
○夏の健康生活について ・汗の始末 ・帽子の着用 ・食中毒 ○プール遊びについて ○幼稚園での様子や成長の姿について (懇談会、保護者会) ○夏休みの過ごし方について
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○夏の健康な生活習慣を身につける。 ・休息、水分補給、汗の始末や衣服の調節な
どを進んでする。 ○進んでプール遊びの約束やきまりを守る。 ○水遊びの用具の使い方などの約束を守る。 ○夏休みを健康で安全に過ごす。
参 考 資 料
○水遊びに適した素材や材料の特質、接着方法などに気付くようにする。 ・材料、用具を工夫して使っている様子や試した り、協力したりしている姿などを認め励ます。
・偶然にできた色や形の美しさに気付くように する。
○水の流れや感触を存分に楽しみながら、挑戦し たり、互いに励まし合ったりして意欲的に取り組むように認め励ます。 ・遊具や用具の安全な使い方について、一緒に考え安全に活動する意識をもつようにする。
○見学の子どもも楽しく遊べるよう配慮する。 ○プール遊びの後は休息をかね、言葉遊びなどを楽しませ、進んで休息をとらせる。 ○七夕への夢やあこがれを抱いたり、夏の空への 関心が高まるような活動内容を工夫する。 ・色の組合せや形、大きさ、長さに関心をもち、友達と一緒に笹飾りを楽しむようにする。
・折る、切る、貼る、結ぶなど一人一人の実態 に応じて指導する。 ・一人一人の思いに共感しイメージをふくらませて表現する楽しさが味わえるようにする。
○栽培の楽しさや充実感が味わえるよう、草花や
野菜の開花、収穫を共に喜ぶ。 ・栽培を通して感じたことや収穫の喜びなどの 思いに共感し、受け止める。 ・形状などにも関心をもつようにする。 ・思いや感動が表現出来る機会やいろいろな場を整える。
○小動物の世話を続けるなかで、思いやりやいたわりの気持ちが育つようにする。 ○健康で楽しい夏休みが過ごせるように話し合う。 ・自分たちの身の回りを整理する意識をもったり、きれいに整えた心地よさを味わえるようにする。
・進んで規則正しい生活ができるよう励ます。
<絵本・童話> ・たなばた ・スイミー ・うみべのハリー ・なつのあさ ・七つ星 ・なつのペンギン ・わにのバンポ ・いたずらラッコのおはなし ・にじいろのさかな ・はじめてのキャンプ <歌> ・たなばたさま ・お星さま ・たなばたまつり ・みずでっぽう ・なみとかいがら ・せみ ・しゃぼん玉 ・星空カーニバル ・海のそこにはあおいうち ・ヤッホッホなつやすみ <仲良し遊び・体操> ・夏だよプールだよ ・キッズ体操 ・おふろやさんにいこう
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5歳児指導計画(9月)
幼
児
の
姿
○幼稚園生活のリズムを取り戻して落ち着いて遊ぶ。 ○夏休みのいろいろな経験を教師や友達と伝え合い、喜んで活動する姿が見られる。 ○進んで体を動かして遊ぶようになり、自分で目標
を決めて挑戦する姿が見られる。 ○友達とのかかわりが深まり、自分たちで遊びを広げて活動する姿が見られる。 ○いざこざが起こったときには、自分たちの力で解決しようとする姿が見られる。 ○バッタやトンボの様子に気付くなど、初秋の自然
に関心をもつようになる。
ね
ら
い
と
内
容
○戸外で十分に体を動かし、意欲 的に運動遊びに取り組む。 ・自分なりの課題をもち、やり遂げようとする。
○共通の目的をもって、友達と活 動する喜びを味わう。 ・友達と気持ちを合わせて活動
する。 ○初秋の自然に興味や関心をもつ。
○基本的生活習慣を再確認し、生
活のリズムを取り戻す。
環 境 幼 児 の 生 活
○園庭の整備や遊具・用具の安全点検をする。 ○いろいろな遊びに取り組みやすいように場や
遊具を整える。 ・運動遊びに必要な遊具を扱いやすい所に置
き、競技するスペースを十分に確保する。 (綱、玉入れ用具、バトンなど) ○遊びに必要な物がいつでも作れるように、い
ろいろな素材を準備しておく。 ○身近な自然に親しめるような場や物を整え
る。 ・種や実を集める容器を準備し、集めた物を
観察できる場を作っておく。 ・虫とりに必要な用具を用意する。 ・図鑑や絵本を用意する。 ○お年寄りとのふれあいが楽しめる昔遊びの遊
具を用意する。 (こま、あやとり、けん玉、折り紙、お手玉
など)
○始業式に参加する。 ○戸外で友達と一緒に十分体を動かしたり、好
きな遊びをしたりする。 ・ルールのある遊びをする。 (鬼遊び、しっぽとり、リレー、玉入れ、
綱引きなど) ・曲に合わせて体を動かしたり、歌ったりす
る。 (体操、ダンス、運動会の歌など) ・運動遊具を使って遊ぶ。 (一輪車、一本歯下駄、縄など) ○遊びに必要なものを作ったり、使って遊んだ
りする。 ○身近な自然にふれて遊ぶ。 ・園庭の草花の種を見つけ、集めたり、分け
たり比べたりする。 ・虫とりをしたり、飼育したりする。 ○自然事象に関心をもつ。 (秋の空、秋風、台風、月の変化など) ○敬老の日の集いに参加する。 ○祝日を知る。 「敬老の日」「秋分の日」
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行
事
・始業式 ・敬老の日の集い ・交通安全指導 ・お月見会 ・園外保育 ・誕生会 ・避難訓練 ・発育測定
家
庭
と
の
連
携
○夏休みの子どもの様子について ○安全指導について ・交通安全 ・避難訓練
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○生活のリズムを取り戻すようにする。 ・早寝早起きをする。 ・朝食を食べる。 ・登園時間を守る。 ○健康生活の習慣を身につける。 (手洗い、うがい、歯みがき、食事、用便、
持ち物の始末など) ・汗の始末や水分補給をする。 ○交通のルールを再確認し、守る。
参 考 資 料
○夏休み中の経験を話し合う中で、友達とのかか
わりを取り戻していけるようにする。 ○友達と力を合わせる喜びが味わえるような活
動を取り入れる。 ○1学期から積み重ねてきたものを競技、リズム
遊びに生かし、自信がもてるようにしていく。 ○機会をとらえてルールや約束について話し合
い、遊びが発展していくようにかかわる。 ○頑張って挑戦していることを認め、他の子ども
たちに知らせ、友達と認め合っていくようにす
る。 ○子どもたちから出た発想や工夫を大切に受け
止めて遊びながら、さらに一緒に考えていく。 ○適切な接着の方法を機会をとらえて知らせて
いく。 ○自然に親しんで遊ぶ中で、不思議心や命の大切
さを感じとらせる。 ○分からないことを知らせ合ったり、調べたりし
て自然への関心を深めていく。 ○お年寄りとのふれあいを通して親しみをもつ
と共に伝統的な遊びを知る機会にする。
<絵本・童話> ・14ひきのおつきみ ・すすきとお月さま ・パパお月さまとって ・とべバッタ ・お月さまってどんなあじ? ・とんぼのうんどうかい ・ぴかくんめをまわす ・だんまりこおろぎ
<歌> ・おそらはきらきら ・ゆうやけこやけ ・こおろぎ ・虫のこえ ・はしるのだいすき ・100さいのうた ・つき ・とんぼのめがね ・うんどうかい <仲良し遊び・体操> ・ディズニー体操 ・かいぞく体操 ・エビカニクス ・虫さん音頭
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5歳児指導計画(10月)
幼
児
の
姿
○いろいろな運動遊具を使い、友達と協力したり、
競い合ったりするようになる。 ○運動会で使うものを作ったり、話し合いをしたり
して、運動会に向けての準備をする。 ○友達と協力しながらルールや遊び方を話し合った
り、繰り返し競技をして、おもしろさが分かるよ
うになる。 ○秋の自然に関心が高まり、自然物を使っての遊び
が多くなってくる。
ね
ら
い
と
内
容
○友達と一緒にルールを守って、
運動遊びを楽しむ。 ・友達と力を合わせる楽しさを
味わう。 ○運動会に向かって、友達と一緒
に考えを出し合い、遊びを工夫
する。 ・運動会をやり遂げた喜びを味
わう。 ○身近な秋の自然に関心をもつ。
環 境 幼 児 の 生 活
○安全に遊べるように、園庭や遊具を点検して
おく。 ○運動会への興味、関心、意欲が高まるように
環境を用意する。 ・いろいろな運動遊具をそろえる。 (短縄、ボールなど) ・準備や片付けがしやすいように用具を整え
る。 ・リズミカルな曲や楽しく踊れる曲などの音
楽を用意する。 ・活動に必要なものを考え、自由にかいたり、
作ったりできるように素材を用意する。 ・自分たちで作った旗を飾って、運動会の雰
囲気作りをする。 ○秋の自然に興味をもち、親しめるような環境
を整える。 ・収穫物、自然物をよく見たり、ふれたりで
きるようにする。 ・自然物を使って遊べるように、いろいろな
素材を用意する。 ・図鑑や絵本を用意し、興味をもったり、調
べたりできるようにする。 ○国旗・園旗を揚げる。
○いろいろな運動遊びをする。 ・ルールのある遊びをする。 (リレー、綱引き、玉入れ、しっぽとりなど) ・曲に合わせて動いたり、ダンスをしたりす
る。 ・運動遊具を使って遊ぶ。 (一輪車、竹馬、鉄棒、縄遊びなど) ○運動会に参加する。 ・いろいろな演技や競技をする。 ・いろいろな人とふれあう。 (未就園児、お年寄り、小学生など) ・運動会に必要なものをかいたり、作ったり
する。 (看板、万国旗、運動遊具など) ○運動会後、進んで友達と工夫して遊ぶ。 ・ルールを変えたり、用具の組み合わせを考
えたりして遊ぶ。 ・3・4歳児の友達と一緒に遊ぶ。 ○秋の自然にふれて遊ぶ。 ・収穫をする。 (サツマイモ、ミカン、カキ、ザクロ、クリ
など) ・球根植えをする。 (チューリップ、ヒヤシンスなど) ・秋の空や雲を見る。 (雲、夕焼け、風など) ○歌を歌ったり、楽器遊びをしたりする。 ・大勢の友達と一緒に歌う。 ・曲のフレーズを感じて弾き方を工夫する。 ○国旗・園旗に親しむ。 ○祝日を知る。「体育の日」
- 68 -
行
事
・運動会 ・園外保育 ・誕生会 ・イモ掘り ・体重測定 ・視力検査 ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○運動会に向けて ・子どもへの励ましや援助 ○気候の変化に対する体調管理について
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○運動会前後の健康生活に気をつける。 ・運動の後に手洗い、うがいをする。 ・汗の始末や着替えをする。 ・運動の後は休息をとり、水分補給をする。 ・爪を短くし、けがのないようにする。 ○遊具や用具を大切にし、安全に使う。 ○園外保育の約束を守る。 ・公共のマナーを守る。
参 考 資 料
○運動遊びに意欲をもって取り組めるように援
助する。 ・力いっぱい頑張った満足感や楽しさを味わわ
せ、意欲的に取り組んでいる姿を認める。 ・子どもの発想を大切にしながら、遊びのルー
ルを一緒に作っていく。 ・根気よく挑戦している姿を認め、励ます。 ・安全に遊べるように、機会をとらえてルール
や用具の扱い方などを再確認する。 ○子どもたちから出た意見や工夫を認め、友達同
士で考えを出し合っていけるように話し合い
の活動を十分にとり、支える。 ○意欲的に取り組んでいる姿を認め、周りの子ど
もたちにも伝え、お互いに刺激となるようにす
る。 ○友達と協力してやり遂げた満足感を受け止め、
自信へとつなげる。 ○子どもたちの言葉を受け止めたり、気持ちに共
感したりし、収穫を一緒に喜ぶ。 ・自然物を生活の中に取り入れて遊ぶ楽しさを
味わうようにする。 ○遊びを通して、数えたり、比べたりして色・形・
大きさ・数量に関心がもてるようにする。 ○ピアノの音色や友達の歌声をよく聴いて歌う
ようにする。 ○弾き方を工夫できるように、フレーズがわかり
やすい曲を選ぶ。
<絵本・童話> ・むしたちのうんどうかい ・とんぼのうんどうかい ・うんどうかいがはじまった ・ばったのぴょんこちゃん ・よーいどん! ・はしる ・さつまのおいも <歌> ・はしるのだいすき ・りんごとみかん ・やきいもグーチーパー ・いがぐりぼうや ・あき ・くりくりくり ・うんどうかいのうた ・くだもの列車 <仲良し遊び・体操> ・元気いちばんばん体操 ・げんきっき体操 ・どんぐり体操 ・おいもの体操 ・あるこう体操 ・うんどうかいごっこ
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5歳児指導計画(11月)
幼
児
の
姿
○友達と遊びを工夫し発展させ、継続的に取り組む
ようになる。 ○友達と遊ぶ中で自分の意見を通そうと衝突も多く
なるが、自分たちで解決しようとする。 ○落ち着いて活動や製作に取り組むようになり、一
人で工夫したり、友達同士で教え合ったりするこ
とができる。 ○秋から冬へ移り変わる自然の様子に心を動かし、
自らかかわり楽しむようになる。
ね
ら
い
と
内
容
○友達と考えを出し合ったり、役
割を分担したりして課題をもっ
て遊びに取り組む。 ・ルールを考えたり、力を合わ
せたりして遊びを進める。 ○友達と遊ぶ中でイメージを広
げ、表現活動を楽しむ。 ○晩秋の自然に親しむ。
環 境 幼 児 の 生 活
○戸外遊びが十分できる場を用意する。 ○かいたり作ったりする場を整える。 ・いろいろな材料や用具を使いやすいように
準備する。 ・興味や関心がもてるような環境を用意する。 ・作ってみたいという気持ちが高まるような
材料を出しておく。 ・作る場、作って遊べる場を子どもと一緒に
整える。 ・目的に応じて材料を分類・整理できるよう
な場を整える。 ○作った物を大切にできるような場を用意す
る。 ○自然物を身近に置き、さらに興味が広がるよ
うに図鑑や絵本を準備する。
○友達と一緒に体を十分に動かして遊ぶ。 ・自分たちで簡単なルールを作って遊ぶ。 ・目標をもって繰り返し遊ぶ。 (一輪車、竹馬、縄遊び・ボール遊びなど)
○自分の思いをかいたり、作ったりして表現す る。 ・いろいろな素材、用具を使って工夫して作
る。 ・友達と相談したり、協力したりして作って
遊ぶ。 ・材料や用具類を安全に使う。 ・材料や用具を分類・整理し、片付ける。 ○作品展をする。 ・自分たちで展示したり、友達と作品を見た
りする。 ○晩秋の自然にふれて遊ぶ。 ・木の葉や木の実を見たり集めたり、遊びに
使ったりする。 ○水耕栽培をする(ヒヤシンス、クロッカスな
ど)。 ○祝日を知る。「文化の日」「勤労感謝の日」
- 70 -
行
事
・体重測定 ・園外保育 ・尿・ぎょう虫卵検査 ・誕生会 ・保育参観 ・作品展 ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○風邪の予防について ・手洗い、うがいの励行 ・換気と加湿 ・栄養バランスを考えた食生活 ・規則正しい生活リズム ・薄着の習慣 ○家庭からの素材集めについて
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣 ○風邪の予防をする。 ・手洗い、うがいを丁寧にする。 ・薄着の習慣を身につける。 ・睡眠や食事に気をつける。 ○共同の遊具、用具、材料などを大切にする。 ○姿勢に気をつける。 ・背筋を伸ばす。 ・ポケットに手を入れない。 ○片付けの習慣を身につける。 ○交通のきまりを守る。 ・飛び出しをしない。 ・道路で遊ばない。
参 考 資 料
○気温や活動量に合わせ、衣服の調節をするよう
に促す。 ○子どもの発想を大切にしながら、遊びのルール や約束を一緒に作っていく。 ○いざこざが起きたときは十分話し合い、互いが
納得出来る解決方法を一緒に考えていく。 ○繰り返し挑戦する姿を認め支える。 ○作品の中に表現された子どもたちの思いを、十 分受け止め、自信がもてるよう認め励ます。 ○イメージを広げ、表現活動が楽しめるように助
言する。 ○材料の組み合わせや表現方法の工夫など一人
一人の取り組みを認める。 ○適切な接着の仕方を考えられるよう援助する。 ○かいたり、作ったりする中で、色・形・大きさ・
数量に関心がもてるようにする。 ○教師自身が自然の変化に敏感に気付いて感動
し、子どもたちへ働きかけていく。 ○身近な自然から、一人一人が感じたことを遊び の中でのびのびと表現できるようにする。
○機会をとらえ身近に働く人々に関心がもてる
ようにし、感謝の気持ちをもつようにする。
<絵本・童話> ・かしのきホテル ・じごくのそうべえ ・かにむかし ・かもとりごんべえ ・エルマーのぼうけん ・ぞうのたまごのたまごやき ・おんがくねずみジェラルディン ・あっちゃんあがつく たべものあいうえお <歌> ・まっかな秋 ・やまびこごっこ ・いちょうのはっぱ ・きのこ ・山の音楽家 ・森のくまさん ・ふしぎなポケット ・むしのこえ ・はっぱのことり ・森のオルゴール ・ドングリ坂のドングリ ・森のファミリーレストラン <仲良し遊び・体操> ・ホルディリア クック ・スポーツ体操 ・くりのきやまのきつね
- 71 -
5歳児指導計画(12月)
幼
児
の
姿
○友達関係が深まり、自分の意見をはっきり言える
ようになり、相手の思いを分かろうとする。 ○友達とルールを考えて遊んだり、いざこざが起き
た時は自分たちで解決しようとしたりする。 ○自分の目標を決めて意欲的に遊びに取り組もうと
する。 ○数や文字への関心が高まり、遊びに取り入れよう
とする。 ○町の様子を見たり、行事に参加したりして、年末
年始の地域の様子に興味や関心をもつ。
ね
ら
い
と
内
容
○自分で目標をもって遊んだり、
友達と協力したり工夫したりし
て遊びを進める。 ○寒さに負けず、戸外で元気に遊
ぶ。 ○初冬の自然に興味や関心をも
つ。 ○年末の行事を楽しみながら新年
を迎える。
環 境 幼 児 の 生 活
○用具の安全を確かめておき、自分たちで遊び
が進められるように使いやすく置いておく。 (縄、ボール、竹馬、ゴールなど) ○イメージを広げながら遊べるように材料や用
具を用意する。 ・子どもと話し合いながら遊びの場を一緒に
準備する。 ○モミの木を飾ったり、リズミカルな曲をかけ
たりして楽しい雰囲気を作る。 ・イメージが広がるような絵本を用意する。
○新年に期待をもつようにカレンダーや正月の
遊び道具、年賀状などを用意する。 ○自分たちで遊びを進められるように材料や用
具を使いやすく用意する。 ○初冬の自然に関する絵本や図鑑を用意して興
味をもったことを調べたり、動植物の冬越し
の準備を一緒にしたりする。 ○冬休みのたよりを見せて関心をもたせる。
○戸外で十分に体を動かして遊ぶ。 ・いろいろな運動遊びに挑戦する。 (縄遊び、竹馬、駆け足など) ・ルールのある遊びをする。 (サッカー、ドッジボール、鬼遊びなど) ○ごっこ遊びをする。 ・絵本やお話に興味をもち、対話や動きを楽
しむ。 ・遊びに必要なものをかいたり作ったりする。 ・役割を交代して遊ぶ。 ○お楽しみ会に参加する ・楽器遊びをしたり、ごっこ遊びをしたりし
て遊ぶ。 ・お話や絵本を見たり聞いたりして夢や憧れ
の気持ちをもつ。 ○年の暮れや新年を迎える準備をする。 ・持ち物や、共有の遊具を片付ける。 ・正月について話し合う。 ○冬の遊びをする。 (たこあげ、こままわし、編み物など) ○初冬の自然に興味や関心をもつ。 (北風、落葉樹、日なたと日陰、動植物の様
子、冬ごもりなど) ○終業式に参加する。 ・冬休みの過ごし方を知る。 ○祝日を知る。 「天皇誕生日」
- 72 -
行
事
・体重測定 ・避難訓練 ・園外保育 ・懇談会 ・誕生会 ・お楽しみ会 ・終業式
家
庭
と
の
連
携
○風邪の予防について ・手洗い、うがい、休息、薄着の習慣
○懇談会の内容について ・一人一人の成長の様子など ○冬休みの生活について ・生活リズム、安全、手伝いなど
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣 ○冬の健康生活習慣を身につける。 ・手洗い、うがいを進んで行う。 ・気温や体調に合わせて衣服の調節をする。 ○暖房器具使用時の約束を守る。 ○冬休みを健康で安全に過ごす。
参 考 資 料
○寒さに負けずに遊べるように、戸外での運動遊
びの機会をつくると共に、根気よく取り組んで
いる姿を認め、励ます。 ○友達と考えを十分出し合い、自分たちでルール
を作ったり守ったり出来るよう見守る。 ○いざこざが子ども同士で解決できないときは、
一緒に考え、互いの気持ちが伝え合えるように
する。 ○子どもの思いを受け止め、実現できるように一
緒に考えたり準備をしたりする。 ○楽しい行事を通して、夢が広がるように事前・
事後の活動を工夫する。 ○年末年始の伝統行事について話し合い、社会に
関心をもつようにする。 ○繰り返し取り組んでいる姿を認め、遊びが発展
するように知らせ合う場を作る。 ○木々の変化や風の冷たさ、生き物の様子など気
付いたことを友達同士で伝え合う機会をもつ。 ○冬休みについて話し合いをし、健康で安全な生
活が送れるように言葉かけをする。
<絵本・童話> ・こうさぎましろのおはなし ・さむがりやのサンタ ・サンタクロースってほんとにいるの ・きつねいろのくつした ・あのね、サンタのくにではね ・サンタさんからきたてがみ ・かさじぞう <歌> ・ジングルベル ・赤鼻のトナカイ ・あわてんぼうのサンタクロース ・ヤッター!サンタがやってくる ・たきび ・おもちつき ・お正月 ・たこあげ ・うさぎのはらのクリスマス <仲よし遊び・体操> ・ジングルベル ・おんぶサンタ
- 73 -
5歳児指導計画(1月)
幼
児
の
姿
○冬休みに体験したことを、進んで友達や教師に話
す。 ○正月の遊びをする中で、文字や数量、図形に興味
をもつ。 ○工夫したり、友達の考えを受け入れたりしながら
遊ぶ。 ○寒さに負けず、進んで戸外で体を動かして遊ぶ。 ○冬の自然や自然事象に興味をもち、見たりふれた
りする。
ね
ら
い
と
内
容
○友達と共通の目的をもち、考え
を出し合って遊ぶ。 ・いろいろな遊びを自分たちで
進める。 ○お話や生活経験から、友達とイ
メージを共有して遊ぶ。 ○寒さに負けず、友達と一緒に体
を動かして遊ぶ。 ○冬の自然事象に気付き、取り入
れて遊ぶ。 環 境 幼 児 の 生 活
○正月の雰囲気を感じ、遊びを楽しめる環境を
整える。 (正月飾り、カレンダー、年賀状など) ・子どもたちが使いやすいように遊具の整備
をする。 ○様々に表現して遊べる場所や材料、機器を整
える。 OHP、OHC、スクリーン 友達と遊びを見せ合える場など ○体を存分に動かし安全に遊べる遊具精選し、
場作りをする。 ○冬の季節に関する図鑑を用意する。 ○室内の温度、湿度、換気、清潔などに注意す
る。
○始業式に参加する。 ・教師や友達と新年のあいさつをする。 ○正月のいろいろな遊びをする。 (かるた、トランプ、はねつき、こままわし、
たこあげ、すごろくなど) ・ルールや遊び方を工夫する。 ・自分たちで作ったもので遊ぶ。 ○お話や経験からいろいろな表現を楽しむ。 (劇遊び、OHP、ペープサート、影絵、人形劇など)
○曲に合わせて動いたり、楽器遊びを楽しんだ
りする。 ○寒さに負けず戸外で十分に体を動かして遊
ぶ。 ・挑戦したり目標をもったりして遊びに取り
組む。 (縄遊び、竹馬、マラソンごっこなど) ・ルールのある遊びをする。 (鬼遊び、ボール遊びなど) ○冬の自然に興味や関心をもち、取り入れて遊 ぶ。 ・水や風の冷たさ、日なたと日陰の違い、白
い息に気付く。 ・水耕栽培や鉢植え球根の生長に関心をもつ。 ・小動物の冬ごもりの様子を見る。 ・雪や氷、霜などを見たり、さわったり、作
ったりする。 ○発育測定を受け、成長を喜ぶ。 ○祝日を知る。 「元日」「成人の日」
- 74 -
行
事
・始業式 ・発育測定 ・園外保育 ・誕生会 ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○冬の健康生活について ・登園時間を守る ・手洗い、うがいの励行 ・衣服の調節、薄着の習慣
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○生活リズムを整える。 ・早寝・早起きをする。 ・朝食を食べる。 ・登園時間を守る。 ○冬の健康生活の習慣を身につける。 ○安全に気をつけて、冬の遊びをする。 ・遊び方や場所を工夫する。 ・暖房器具に注意して遊ぶ。
参 考 資 料
○休み中の経験を受け止め、新しい年が始まった
喜びや期待がもてるようにする。 ○正月の遊びを通して文字、数量、図形に興味や
関心をもてるようにする。 ○子どもの思いを受け止め、イメージが豊かに広
がるようにすると共に、友達とイメージを共有
して表現を楽しめるようにする。 ○その子どもなりの目標をもてるようにする。 ○一人一人の目標に対して、頑張りを認め、やり
遂げた喜びを共感する。 ○集団での遊びがより楽しくなるように、ルール
作りやチーム作りについて支援する。 ○機会を逃さず冬の自然事象を知らせ、関心をも
って見たり調べたりできるようにする。
<絵本・童話> ・十二支のはなし ・じゅげむ ・十二支のお節料理 ・モチモチの木 ・たこあそび ・てぶくろをかいに ・フレデリック ・こぎつねコンとこだぬきポン ・おしいれのぼうけん ・ごんぎつね <歌> ・おおさむこさむ ・ゆげの朝 ・たこのうた ・風も雪もともだちだ ・カレンダーマーチ ・子どもは風の子 <仲良し遊び・体操> ・こすれこすれ ・お正月あそびうた ・おしくらまんじゅう ・プスプスハフハフ ・おでんぐつぐつ体操
- 75 -
5歳児指導計画(2月)
幼
児
の
姿
○いろいろな遊びを通して、友達の思いを聞いたり
認めたりできるようになる。 ○目標に向かって、クラス全員が考えを出し合って
取り組み、表現することを楽しむと共に仲間意識
の高まりが見られる。 ○寒さに負けず戸外で元気に遊び、チームで競い合
うことを楽しむ姿が見られる。 ○春の訪れの近いことに気付いたり教え合ったり
する。
ね ら い と 内 容
○友達と共通の目標に向かって取
り組み、協力したり工夫したり
して遊びを進める。 ○寒さに負けず戸外で存分に体を
動かして遊ぶ。 ○自然の移り変わりに興味や関心
をもって生活する。
環 境 幼 児 の 生 活
○自分なりの目標が達成しやすいよう、回数や
距離、点数などが目で見て分かるような表示
の仕方を工夫する。 ○自分たちで遊びを計画し、発展できる場を子
どもと共に用意する。 ○子どもたち自身が楽器遊びや劇遊びができる
ように環境を整える。 ・イメージが広がるような材料や用具を用意
する。 ・いろいろな曲を録音し、自由に動いたり合
奏したり出来るような場を用意しておく。 ・いろいろな楽器を使い易いように用意して
おく。
○行事に合わせて、かいたり作ったりできるよ
うな材料、用具を準備しておく。 ○調べたり試したりできるようなものを準備し
ておく。 (図鑑、絵本、虫眼鏡など) ・気温や気候をとらえ、氷作りが楽しめるよ
う、いろいろな形・材質の容器を用意する。
○寒さに負けず、戸外で存分に体を動かして遊 ぶ。 ・いろいろな運動遊びに取り組む。 (鬼遊び、縄遊び、竹馬、一輪車、サッカー、
ドッジボールなど) ○友達と考えたり、相談したりしながら遊ぶ。 (劇遊び、ペープサート、影絵、OHP、人
形劇、大型絵本、合奏など) ・感じたこと思ったことを言葉や動きで表現
する。 ・イメージをふくらませて表現を工夫する。 ・美しい音色や曲の感じをとらえ表現する。 ・友達と協力し役割を分担する。 ・自信をもって発表したり、友達の演技を見
たりする。 ・遊びに必要なものを工夫して作ったり、修
理したりする。 ○生活発表会に参加する。 ○節分遊びを楽しむ。 ○自然の移り変わりに興味や関心をもつ。 (雪、氷、木の芽のふくらみ、草花の芽生え など) ・栽培物の生長や開花に興味や関心をもち、 世話をする。 ○園外保育に参加する。 ○小学校を見学する。 (授業参観、給食参観、学芸会、施設見学など)
○祝日を知る。「建国記念の日」
- 76 -
行
事
・節分遊び ・体重測定 ・生活発表会 ・お別れ園外保育 ・小学校見学 ・誕生会 ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○生活発表会に向けて ○進学に向けて ・基本的生活習慣の再確認と励まし
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○冬の健康生活の習慣を身につける。 ・手洗い、うがいをし、風邪の予防をする。 ・咳やくしゃみをするときは、手を口にあて
る。 ・進んで衣服の調節をする。 ○姿勢に気をつける。 ・背筋を伸ばし、ポケットに手を入れないよ
うにする。 ○暖房器具に注意して遊ぶ。 ○安全に注意して登降園する。
参 考 資 料
○友達といろいろな遊び方を工夫したり、競い合
ったりして遊べるよう援助する。 ○それぞれの子どもたちが味わっている充実感
を大切に受け止める。 ○自分の考えを出し、友達の考えを聞いて遊びを
進められるようにする。 ○子どもの発想を大切に取り入れる。 ○文字や言葉、数字など、関心をもったことを受
け止め、知らせていく。 ○生活発表会などで、役割分担や準備、道具の出
し入れなどを相談し、クラス全体で協力しなが
ら進められるよう支えていく。 ○自信をもって取り組めるよう、子どもを励ま
し、やり遂げた喜びを味わえるようにする。 ○美しい音色や曲の感じをとらえて歌ったり合
奏したりできるようにする。 ○伝統的な行事や由来について話し合い、親しみ
がもてるようにする。 ○子どもの気付いた季節の変化を大切に受け止
め、クラス全体で共有していく。 ○子どもの驚きや喜びに共感し、みんなに伝え、
興味をもつようにする。 ○小学校の見学などを通して、進学を楽しみに待
つようにする。 ・小学校への行き帰りでは、交通ルールを守っ
てしっかり歩くよう意識させる。
<絵本・童話> ・さむがりやのねこ ・ゆきのゆうびんやさん ・ないたあかおに ・ねずみのさかなつり ・14ひきのさむいふゆ ・だいくとおにろく ・ながいながいぺんぎんのはなし <歌> ・まめまき ・カレンダーマーチ ・風も雪もともだちだ ・はるがくる ・ゆきってながぐつすきだって <仲良し遊び・体操> ・おにのパンツ ・マラソンゆきだるま
- 77 -
5歳児指導計画(3月)
幼
児
の
姿
○もうすぐ1年生になるという自覚が芽生え、自信
のある行動が見られるようになる。 ○困難なことにも挑戦し、できるようになるまで頑
張ろうとする。 ○風のやわらぎや日差しの暖かさなどから、春が来
たことに気付き、友達に伝えたり、確かめ合った
りする。 ○修了や進学を楽しみに待つ。
ね
ら
い
と
内
容
○園生活を存分に楽しむ。 ・自分の力を十分に発揮し、友
達と遊びを進める。 ・異年齢児との交流を楽しむ。 ○1年生になる喜びや期待をも
って行動する。 ○春の訪れに気付き、自然の変化
に興味や関心をもつ。
環 境 幼 児 の 生 活
○今まで経験してきた遊びができるように必要
な遊具や用具を用意しておく。 ○友達との遊びが十分楽しめるように、時間や 場をゆったりと確保する。 ○異年齢児と交流して楽しく遊ぶ場を工夫する。
○ひな人形を飾ったり作ったりして、ひなまつ
りの行事を楽しめるようにする。 ○草花の鉢を日当たりのよい場所に並べ、生長 や変化が感じとれるようにする。 ○保育室やロッカー、用具などを片付けたり、
壁面を飾ったりして、修了への期待がふくら
むようにする。 ○園全体で子どもたちの成長を祝う雰囲気を作
る。 ○国旗・園旗を揚げる。
○園生活を存分に楽しむ。 ・暖かい日差しの中で存分に遊ぶ。 (ドッジボール、サッカー、鬼遊び、
縄遊び、一輪車、泥団子作りなど) ・ルールのある遊びを楽しむ。 ・異年齢児と一緒に動植物の世話をする。 ・思い出を話し合ったり、思い出の歌を歌っ
たりする。 ・ひなまつりをする。 ・お別れ会をする。 ○春の訪れに気付く。 ・日だまりを見つけて遊ぶ。 ・草花の開花や樹木の新芽を見る。 ○修了に向けて準備をする。 ・修了の記念になるものを、かいたり作ったり
する。 ・作品の整理をする。 ・園生活の思い出や夢、希望などを話す。 ・保育室や遊具の整理や清掃をする。 ○保育修了式に参加する。 ・お世話になった人々に、感謝の気持ちを込め
てお礼を言う。 ・進学への期待をもつ。 ○国旗・園旗に親しむ。 ○祝日を知る。「春分の日」
- 78 -
行
事
・ひなまつり ・体重測定 ・誕生会 ・お別れ会 ・交通安全指導 ・保育修了式 ・避難訓練
家
庭
と
の
連
携
○修了・進学に向けて ・修了をひかえ、子どもの成長を伝え
進学への期待につなげる。 ○通学路の安全の確認について ○春休みの安全な過ごし方について
教 師 の 援 助 基 本 的 生 活 習 慣
○健康生活の習慣が身についているか確認し、
進学への期待をもつ。 (手洗い、うがい、歯みがき、食事、用便、 持ち物の始末など)
○進学に向け、安全について再確認する。 ・交通ルールを再確認する。 ・危険な遊びはしない。 ・自分の身を守る方法を再確認する。 ○春休みを健康で安全に過ごす。
参 考 資 料
○一人一人の子どもが充実した園生活を送れる
よう、それぞれの遊びを見守り、声をかけてい
く。 ○友達とルールを伝え合いながら、遊びを進めて
いる姿を見守る。 ○異年齢児とのかかわりの中で、飼育動物の世
話を頼んだり教え合ったりしながら、交流を深
めるようにする。 ○気温の変化や草花の様子を見たり感じたりし
て、春の訪れを喜び合うようにする。 ○一人一人の発見を大切に受け止め、周りの子ど
もたちにも伝え、広める。 ○修了に向けての準備を子どもと共に進めるよ
うにする。 ○園生活を振り返る中で、修了への気持ちを高
め、成長の喜びに共感していく。 ○お世話になった人々に感謝の気持ちがもてる
よう話し合ったり一緒に言葉を考えたりする。
<絵本・童話> ・ふらいぱんじいさん ・スーホの白い馬 ・かたあしダチョウのエルフ ・もうじきいちねんせい ・おおきくなるっていうことは <歌> ・うれしいひなまつり ・はじめのいっぽ ・おもいでのアルバム ・1年生になったら ・みんなともだち ・ドキドキドン 1年生 ・さよならぼくたちのようちえん ・おわかれかいのうた <仲良し遊び・体操> ・お誕生月なかま ・だれにだって誕生日 ・ロボット機関車