Post on 22-Jul-2015
四国遍路とマッピングの可能性
近藤 昌貴 (@Masa_B_Kondo ) January 25th, 2014
南無大師遍照金剛
自己紹介
● LibreOfficeとか東海道らぐあたりで活動してます
● 岐阜県各務原市在住(もうすぐ一年)
– 旧宅はなぜかまだ引き払っておらず(^^;
● 向日市と私の関係 is 何?
– 激辛は、「嫌いじゃないです」(好きだとは怖くて...
– かつてロードで「朝練」をしてた頃の通り道
– 「鉄」になり損ねた私のかつての憧れ
– 2年前まで隣の市で仕事してました
隣の市
A Road to お遍路 … !?
● 会社をやめることになりました
● 自由にはなったものの好きなことばかりはできないよね
● そうだ、「悟り」を開くべきではないか
– 両親が愛媛出身なのでおおまかなことは解ります
– 本来は定年になってから...の予定だったんですが orz● 計画は在職中(残り期間2ヶ月程度 : だいたい今頃)に立案
● ただし、なかなか実行には移せず、3週間程度サボる
どんな進め方だったのですか?
● 「結願するまで帰らねぇ」というのは現実として難しい
– 都市部をエントリーポイントとした区切り打ちに分割
– ただし歩いた道途りはかならずつながるようにする● 記録として残すためにスマートフォンのGPS援用
– Androidの「山旅ロガー」を利用してました
– kmzに変換してGoogle Earthとかで利用
– 歩数計も併用 : データとしての正確さは...?
1st Attack2012.4.18 – 4.20
まずは「様子見」で
● 1番から9番までは過去に歩いたことがあります
● 翌日いきなり最難関「焼山寺(12番)」がある訳ですが
● 徳島市から前日入りし、徳島市に戻ったところ(17番)で帰還
● 初日の宿の予約を間違え仕方なしに10番を飛ばす羽目に
● 最難関の「遍路ころがし」は3時間55分でクリア
● 10番は3日め、17番まで済ませた後に打ち直し
2nd Attack2012.4.28 – 5.2
まさしく正念場
格好もそれっぽくしよう
人生初のスキンヘッド
「野宿上等!」本気で行くので夜露死苦(←死語
● 世間一般はゴールデンウィークに突入
● 最悪の事態に備えての現場入り
● 寝袋も野宿も、コッヘルその他を使うのもすべて初・め・て
● 第二の難関「鶴・龍」が待ち構えている
● 野宿は星空がとってもきれいで感動的というか
● 寝袋だけだったら寒ぃよ!! → 緊急用の銀シートを展開
● 室戸岬への道中が連日大雨
● 人間は大丈夫だったが先にカメラ(OM-D E-M5)が故障
中断する理由を探してたのかも...
3rd Attack2012.5.12 – 5.24
前回の反省を踏まえた上で...
● 荷物の軽量化(寝袋、所持品の制限)に着手
● なぜか新兵器としてMacbook Airが... ;-p
● 雨対策 : とにかく「保護する」のが第一
● 高知をエントリーポイントとして展開
● 松山まで行くことを目標として進める
● 自炊をやめることで荷物を減らす
● 足摺岬、久万高原の二大難所もなんとかクリア
● 何回かは野宿を覚悟するが最小限に抑える
奈半利〜高知〜足摺岬〜宇和島〜久万高原〜松山-北条
成果としては最大
個人的な満足(慢心!?)
ご神託(!?)を受ける
夢のなかでお告げ「さっさと終わらせろ」
そういう訳でさらに後日、北条〜観音寺観音寺〜大窪寺→徳島
で無事結願達成
4th / 5th Attack2012.6.2 – 6.5
2012.6.9 – 6.12
写真はおいしいところだけ
感動を忘れないうちに高野山にもお礼参りに
行きました(写真略
そろそろOSMの話につなげましょう
GPSのログは取ったものの...
● Google Earth以外での応用ができていない
● 歩いた距離などを計測したいと常々思っていた
● 当時からOpenStreetMapは存じておりましたが....
● 今後進めていきたいこと
– 古いログなので再度歩いて行きたい
– いろいろな情報を追加して位置情報を追加
– まずはGPSBabelを入手するところから...?● 前回やり残したことを補っていく
「歩く」上で重要な情報
● 本気で命に関わる...とか物騒なことは申しませんが
● 給水ポイントやトイレ、コンビニなどライフラインの確保
● コカコーラの自動販売機にも何度か助けられました(苦笑
● 歩道の幅が狭い、などトンネルは冗談抜きで怖い
● 宮崎地図に掲載してる遍路宿がいつのまにか廃業してるとか
● 逆に、「善根宿」は掲載すべきではないのかな?
● 海外から歩きに来ている方はもっとライフラインが緊張
もちろん、車やバイクでもキツいのは当然
● 離合困難な道がそこかしこにある
● いわゆる「酷道」の存在
● そもそも徒歩遍路とはルートが異なってくる
● 横峯寺のように登山ルートが限定される等
● GSの場所や営業時間等 : 徒歩では確認しづらい
● 車窓から見る景色にも違った良さがあると思える
● 海沿いは「国定公園」なので下手にテントを張れませんよ!!
次に回るときにはこうしたい : 個人的希望
● 徒歩手段と自転車手段を並行して進める?
● FlashAir®をメディアにしたDSCを準備済(情報の即時性)
– だが、そもそも携帯がつながらない場所がありますので...● 勤行集(お経など)はKOBOに入れて持ち歩く...!?
● Polar S720i (気圧センサー内蔵) でもログを取る
– 自転車と徒歩手段では標高の情報も重要
– そのログをダウンロードするためのPCどうしよう
– 候補として有力だった工人舎PMはしまだ氏に寄贈済● その他小型PCの有力情報求む
「最大の敵」 = 「自己」?
#チガイマス
最大の敵はバスツアー遍路!!
それでも僕らが四国を目指す理由
● 遍路依存の重篤性
● 自立して、続けていくことの誇りとか
● 多種多様な本尊仏 : 数えたら15種類ありました
● 写し遍路(知多四国とか)では満足できない身体に...– 「禅」宗の寺ばっかりだしなぁ...
– 難所をクリアすることの達成感、得られる視覚的感動
– 晴天よし、悪天候なおよし(!?)● 積雪の焼山寺や横峯寺はいつか踏破してみたいと思っています
● 自分で考えて、自立的(自律的)に動ける人が増えて欲しいな
– 別の趣味「エアショー」でも基本的には同じ考え(!?)
「回向文」〜抜粋 :妙法蓮華経化城喩品第七
皆 我 普 願共 等 及 以成 与 於 此仏 衆 一 功道 生 切 徳
ご清聴ありがとうございました