140116_長野県生涯学習推進センター レジュメ

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■10年後、あなたのまちに"図書館"はありますか?

情報の姿が変わる→いかに知るかが変わる ◆情報化社会:知る自由の今 -Digital情報 : 大量に、いつでも、どこでも、入手できる一般情報 -ICT: ソクラテス 対話→ グーテンベルグ 印刷 → もしかしたら... -知る自由は:書籍の担う情報量・質の相対的低下      遅い社会制度整備・市場にゆだねられる「知る」

■"デジタル"だからできることを考える

デジタル情報が"活用"されるシーン(情景)をイメージしよう◆いったいどこから手をつければいいのか? -だれに・なにを・いかに・だれが?

L ibraryIna Public

い・な・としょかん

本・ことば・コミュニケーション ■たとえばどんなふうに考えてきた?:『明日をひらく図書館 長野の実践と挑戦』(共著)青弓社,2013.「地方小都市にある「フツーな図書館」の今」『社会教育』773:2010年. 「地域の自然・環境・暮らしに学び「懐かしい未来」の生活文化を創造する-変革期の事業企画とは?」 『社会教育』784:2011年.「"スロー"ラーニングのススメ」『社会教育』800:2013年. 「幻の「伊那町南停留所」-デジタル・コモンズがひらく新しい地域知の世界」『伊那路』57(4), 2013年.【政策研究大学院大学シンポジウム:市民協働と地方の時代の教育】    http://www3.grips.ac.jp/~education/research/symposiumSeminar/seminar02_04/index.html「月刊 NIRA政策研究」2004.11-2006.3特集(特集巻頭言)  www.nira.or.jp/past/pubj/seiken/index.html

平賀 研也(ひらが・けんや) 伊那市立伊那図書館館長1959年仙台生まれ東京育ち。法務・経営企画マネージャーとして企業に勤務。その間、米国イリノイ州にくらし、経営学を学ぶ。2002年伊那に移住。公共政策シンクタンクの研究広報誌編集主幹を経て、07年4月より図書館長。実感ある知の獲得と世界の再発見、情報リテラシー向上に寄り添える地域情報のハブとしての図書館を目指す。e-mail: k_hiraga@i.softbank.jpFacebook: www.facebook.com/kenya.hiraga

わたしたちは今 なぜ知るか、いかに知るか信州伊那谷発、新しい時代の「地域を知る」を楽しむ ― デジタルコモンズの構築と活用 ―

2014.1.16 長野県生涯学習推進センター図書館の電子情報サービスの今とこれから

■「知る」のエンパワーメントは地域から ◆ 新しい"知"の基盤:「地域知のコモンズ」(地域情報資産の共有地) -「本」だけでなく「人・もの・こと・場」

・地域情報のハブ/ポータル(Digital Archives/Digital Commons)・レフェラル・サービス(多様な情報源をつなぐ)の担い手

◆"実感ある知"獲得のちから:「情報リテラシー」は地域で -「自ら気づく」「学び合う」「共創」の場のデザイン

・自ら情報を獲得し、編集・表現するたのしさ( Education → Learning)・参加型の学びの場をデザインする ・実感ある知の獲得(Slow learning)・地域「価値創造」営為としての学び

 - IT機器を使う技能ではない(パソコンおたくの時代は終わった) ◆地域の"新しい公共空間"が支える「知」 -図書館だけががんばってもしょうがない -図書館だけじゃ実現できない

たくさんの人が活用限られた人が活用

グローバル

ローカル まちの地域資料

県地域資料

一般書籍行政資料

?

◆デジタル情報電子書籍データベース国会図書館デジタル資料信州デジタル資料デジタル教科書古文書地図町史・市史写真映像

・・

提供するのはだれ?

現在

MEMO

L ibraryIna Public

い・な・としょかん

本・ことば・コミュニケーション

わたしたちは今 なぜ知るか、いかに知るか信州伊那谷発、新しい時代の「地域を知る」を楽しむ ― デジタルコモンズの構築と活用 ―

2014.1.16 長野県生涯学習推進センター図書館の電子情報サービスの今とこれから

■「としょかん」は「いま」だからすごくオモシロイ◆"事業ドメイン(領域)":それぞれの図書館にそれぞれのありかたがなければオカシイ  それぞれにユニークな人・場・情報="なぜ知るか、いかに知るか"が決める◆"としょかん"へ:図書館は「図書」「館」からもっと自由に。社会教育を意識しよう◆"Public":元来、無目的に、無料で、好きなことしてていい場所って他にある?     :地域の人々と共に試行錯誤しつつ成功体験をかさねよう

■Case: 「高遠ぶらり」プロジェクト 伊那谷の"屋根のない博物館"の"屋根のある広場" へ

◆"地域の自然とくらし"に学ぶ:いまこそ実感ある知を 地域公共図書館の強み: 

- 地域に「ユニーク」な情報資産-地域に学ぶ「場」に存在すること-「地域」は「世界」への入口・「図書館」は「世界」への入口

◆"情報と情報、情報と人、人と人をつなぎなおす":新しいパブリック-地域のデジタルアーカイブ/コモンズの構築-地域知を俯瞰するデジタル「ツール」をデザインする-地域の教材化

◆"共に学び共に創る場":新しいパブリック/情報リテラシー-知る楽しみの「場」をデザインする:参加型講座Workshop-Win-Win+Winのプログラムデザイン-Digital   Real

デジタルにしたら現場にもどす:発見・実感ある知の獲得Real vs. Digtital / On-site vs. Off-site / 実感 vs. 情報 / Micro vs. Macro つなぐ場・プロセス

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★高遠ぶらりとは? http://takato-burari.info/ www.facebook.com/takatoburari

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